 |
火災現場で唯一の生存者となった降下消防隊隊長の苦悩を描く、監督ジョセフ・Ｍ・ニューマン、主演リチャード・ウィドマーク、コンスタンス・スミス、ジェフリー・ハンター、リチャード・ブーン他共演のアクション・アドベンチャー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ジョセフ・Ｍ・ニューマン
製作：サミュエル・Ｇ・エンゲル
原作：ジョージ・R・スチュワート”Fire”
原案：アート・コーン
脚本：ハリー・クライナー
撮影：チャールズ・Ｇ・クラーク
編集：ウィリアム・レイノルズ
音楽：ソル・カプラン
出演
クリフ・メイスン：リチャード・ウィドマーク
ペグ・メイスン：コンスタンス・スミス
エドワード”エド”ミラー：ジェフリー・ハンター
リチャード”ディック”ドライヤー：リチャード・ブーン
スティーヴ・バージェス：ウォーレン・スティーヴンス
ボイジー・ピーターソン：ジェームズ・グリフィス
R・A”ポップ”・ミラー：ジョー・ソイヤー
ノクソン：リチャード・クレンナ
ネフ：チャールズ・ブロンソン
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1952年製作 99分
公開
北米：1952年1月20日
日本：1959年1月14日
■ ストーリー ■
森林警備隊にビューグル山での山火事の連絡が入り、地上からは現場に向かえないために、モンタナ州ミズーラの降下消防隊が出動することになる。
隊長のクリフ・メイスン（リチャード・ウィドマーク）は、出発前に妻のペグ（コンスタンス・スミス）に電話をする。
ベテランの隊員R・A”ポップ”・ミラー（ジョー・ソイヤー）は、同じ隊員で現場から戻った息子のエドワード”エド”（ジェフリー・ハンター）と話し、飛行機に乗り出発する。
現場付近に到着したクリフらは、パラシュート降下する。
数時間後、基地では、監督官のリチャード”ディック”ドライヤー（リチャード・ブーン）が、クリフとの連絡がとれないことを心配する。
その後、クリフらの背後で新たな火災が発生し、一大事になる可能性があるため、ディックはヘリコプターで現場に向かい、鎮火した場所に着陸する。
隊員の装備品などと共に、3人の焼死体が見つかり、ディックは足跡を確認する。
現場をさ迷うクリフが発見され、ディックは、ショックを受けて取り乱す彼を落ち着かせる。
ヘリで基地に運ばれたクリフは、駆け付けていたペグと共に病院に搬送される。
父のことを心配するエドだったが、3人の遺体の他、2人が見つかっていないことをディックから知らされる。
ディックは、ボイシ・ピーターソン（ジェームズ・グリフィス）やスティーヴ・バージェス（ウォーレン・スティーヴンス）らに、現場の捜索の準備をさせる。
治療を受けたクリフは、ペグと共に面会したディックから、他の隊員が全員犠牲になったことを知らされるものの、当時のことは何も覚えていなかった。
エドは、未だに父の安否が確認されていないことをディックから知らされ、生存の可能性はないために悲しむ。
回復して退院したクリフは、自宅で待っていたエドに迎えられ、現場の状況やポップのことなどを訊かれるものの、記憶がないと答える。
クリフを気遣うエドだったが、仲間の死の責任が彼にあるのではないかと疑問視する・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1948年に発表された、ジョージ・R・スチュワートの小説”Fire”を基に製作された作品。
短編映画も多く手がけたジョセフ・Ｍ・ニューマンが監督し、主演はリチャード・ウィドマーク、コンスタンス・スミス、ジェフリー・ハンター、リチャード・ブーンなどが共演した作品。
火災現場で唯一の生存者となった降下消防隊隊長の苦悩を描くドラマ。
本作は、1949年8月に実際に起きた”マンガルチ火災”を題材にして製作された作品で、アメリカ森林局全面協力による、山火事を再現した映像などは迫力がある。
主演のリチャード・ウィドマークは、火災現場の唯一の生存者として、記憶を失ったまま苦悩する主人公を好演している。
主人公の妻コンスタンス・スミス、隊員であり、主人公と共に現場に向かった父（ジョー・ソイヤー）や隊員の死の真相を知ろうとするジェフリー・ハンター、部隊の監督官リチャード・ブーン、隊員のウォーレン・スティーヴンス、ジェームズ・グリフィス、リチャード・クレンナ、チャールズ・ブロンソンなどが共演している。
