ウィーン、パリ、ロンドン、コロラドなどを舞台に繰り広げられる複数の男女の関係を描く、主演アンソニー・ホプキンス、ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、ベン・フォスター共演、フェルナンド・メイレレス監督による群像劇。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:フェルナンド・メイレレス
製作
アンドリュー・イートン
クリス・ハンリー
ダニー・クラウス他
脚本:ピーター・モーガン
撮影:アドリアーノ・ゴールドマン
編集:ダニエル・レゼンデ
出演
ジョン:アンソニー・ホプキンス
マイケル・デイリー:ジュード・ロウ
ローズ・デイリー:レイチェル・ワイズ
ローラ:マリア・フロール
タイラー・マクレガー:ベン・フォスター
ミルカ:ルチア・シポシーヴァ
アンナ:ガブリエラ・マルチンコワ
ロッコ:ヨハネス・クリシュ
ピーター:モーリッツ・ブライブトロイ
アルジェリア人の男性/歯科医:ジャメル・ドゥブーズ
ルイ:ジュリアーノ・カザヘー
ヴァレンティーナ:ディナーラ・ドルカーロワ
セルゲイ:ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ
ボス:マーク・イヴァニール
イギリス/オーストリア/フランス/ブラジル 映画
配給 Revolution Films
2011年製作 110分
公開
イギリス:2012年8月10日
フランス:2012年7月25日
ブラジル:2012年8月17日
北米:2012年8月3日
日本:未公開
北米興行収入 $100,340
世界 $1,663,930
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
”ウィーン”
アンナ(ガブリエラ・マルチンコワ)は、姉ミルカ(ルチア・シポシーヴァ)が、ロッコ(ヨハネス・クリシュ)にヌード写真を撮られる場に付き添っていた。
ミルカは、いくら稼げるのかをロッコに聞き、”ブランカ”が1日でリッチになったと知り彼女は期待に胸を膨らませる。
名前を変えるようロッコに提案されたミルカは、それを”ブランカ”に決める。
撮影は終わり、写真を早くサイト上に載せたいミルカはロッコの求めに応じる。
スロバキア、ブラチスラヴァ。
自宅に戻っていたミルカは、オートショーに来る会社役員から、指名が入ったことをロッコから知らされる。
ウィーン。
アンナと別れたミルカは、ロッコからの連絡でホテルのバーでマイケル・デイリー(ジュード・ロウ)という男性に会うことになる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
世界の各地で、様々な人生が始まる・・・
ウィーン。
平凡な女性ミルカがエスコートクラブに入り、ロンドンから来たビジネスマンのマイケルが、彼女との予約を入れるものの、それを果たせない。
パリ。
ある女性を愛してしまったアルジェリア人男性は、既婚者への愛を諦める・・・
ロンドン。
若い写真家ルイと浮気をするローズは、彼と別れる決意をして、出張から戻ったマイケルを迎える。
ルイは、恋人ローラの元に戻るが、浮気が知られて、彼女はブラジルに戻ってしまう・・・
コロラド。
性犯罪者のタイラーは、6年の刑を終えて出所するが、ブラジルに向かう途中のローラと空港で出会う。
タイラーはローラに誘われるが、自分の気持ちを何とか抑える。
ローラと機内で一緒になったジョンは、行方不明になった娘を捜していたのだが、ローラが、行きずりの男と行動を共にしたと知り不安が募る・・・。
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何の変哲もなく始まる複数の物語が、複雑に絡み合いながら、微妙なつながりを見せて行くという、オートショーのビジネスマン役で出演もしているピーター・モーガンの巧みな脚本と、鬼才フェルナンド・メイレレスの流れるような演出手腕が注目の作品。
アンソニー・ホプキンス、ジュード・ロウ、そしてレイチェル・ワイズなどのビッグ・ネームの競演も豪華で、国際色豊かな出演陣が脇を固める。
レイチェル・ワイズは、フェルナンド・メイレレスの「ナイロビの蜂」(2005)でアカデミー助演賞を受賞している。
作品の評価も低く、商業映画としても扱われず、北米では公開されたと言えない程度で、当然、日本では劇場未公開に終わった。
消息不明の娘を捜すアンソニー・ホプキンス、ウィーンに出張するビジネスマン、ジュード・ロウ、その妻レイチェル・ワイズ、恋人ジュリアーノ・カザヘーに裏切られるマリア・フロール、性犯罪者ベン・フォスター、エスコートクラブに入り大金を手に入れようとするルチア・シポシーヴァ、その妹ガブリエラ・マルチンコワ、エスコートクラブを仕切る男のヨハネス・クリシュ、ドイツ人ビジネスマンのモーリッツ・ブライブトロイ、アルジェリア人の男性/歯科医ジャメル・ドゥブーズ、彼に愛されて惹かれるものの結局、結ばれることのない女性ディナーラ・ドルカーロワ、その夫ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ、そのボス、マーク・イヴァニールなどが共演している。