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キャプテン・ズーム Zoom (2006)

迫る危機から地球を守ろうとするかつてのスーパーヒーローが特殊能力を持つ少年少女の教育係となり戦いに挑む姿を描く、監督ピーター・ヒューイット、主演ティム・アレンコートニー・コックスチェビー・チェイスリップ・トーンケイト・マーラ他共演のコメディ・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:ピーター・ヒューイット
製作
トッド・ガーナー
ジェニファー・トッド
スザンヌ・トッド
製作総指揮
トレヴァー・エンゲルソン
ニール・A・マクリス
ニック・オズボーン
原作:ジェイソン・レスコー”Amazing Adventures from Zoom’s Academy”
脚本
アダム・リフキン
デヴィッド・バレンバウム
撮影:デヴィッド・タッターサル
編集:ローレンス・ジョーダン
音楽:クリストフ・ベック

出演
ジャック・シェパード/キャプテン・ズーム:ティム・アレン
マーシャ・ホロウェイ博士:コートニー・コックス
エド・グラント博士:チェビー・チェイス
タッカー・ウィリアムズ/メガ・ボーイ:スペンサー・ブレスリン
ララビー将軍:リップ・トーン
サマー・ジョーンズ/ワンダー:ケイト・マーラ
シンディ・コリンズ/プリンセス:ライアン・ニューマン
ディラン・ウエスト/フーディーニ:マイケル・キャシディ
コナー・シェパード/コンカッション:ケヴィン・ゼガーズ
エース:アレクシス・ブレデル
ダラヴィア:デヴォン青木
マークスマン:ウィルマー・バルデラマ
教師:トーマス・F・ウィルソン
ウェンディーズの店員:デビッド・ランダー
コリンズ夫人:コーネリア・ゲスト
イジメっ子:リッジ・カニペ/ダニー・マッカーシー

アメリカ 映画
配給 Sony Pictures Releasing
2006年製作 88分
公開
北米:2006年8月11日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $11,989,330
世界 $12,506,360


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
30年前、5人のスーパーヒーロー・チーム”ゼニス”は、ジャック・シェパード(キャプテン・ズーム)と兄のコナー・シェパード(コンカッション)をリーダーとして、エド・グラント博士と共に悪から世界を守るために戦っていた。

チーム強化のため、政府は放射能”ガンマ13”を照射し、ズームの能力は向上するものの、コンカッションは悪に変身してチームの敵となり、仲間のエース、ダラヴィア、マークスマンを殺害した。

そしてズームは、パワーも兄も失ってしまった。

30年後、”エリア52”。
グラント博士(チェビー・チェイス)は、何かが異次元から近づいていることを司令官のララビー将軍(リップ・トーン)に伝える。

それがコンカッション(ケヴィン・ゼガーズ)であることを知ったララビーは、12日で地球に到着することを確認して、ゼニス計画を復活させる。

子供たちを集めるよう指示されたグラントは、ララビーから教育係をズーム/ジャックにすると言われて戸惑う。

自動車修理工場を経営していたジャック(ティム・アレン)は、通りにいた女性(コートニー・コックス)が気になり、暴走車の前で倒れた彼女を助ける。
...全てを見る(結末あり)

そこにグラントが現れ、ジャックは、心理学者だったマーシャ・ホロウェイ博士が、30年ぶりに再会したグラントの部下だと知る。

協力を求められたジャックは、眠らされてエリア52に連れて行かれる。

6歳のシンディ・コリンズ(ライアン・ニューマン)は怪力だった。

16歳のサマー・ジョーンズ(ケイト・マーラ)は、念力を使う能力を秘めていた。

17歳のディラン・ウエスト(マイケル・キャシディ)は、透明になる能力を持っていた。

12歳のタッカー・ウィリアムズ(スペンサー・ブレスリン)は、体を膨らませることができた。

目覚めたジャックは、グラントの協力要請を拒むものの、50万ドルの報酬に目がくらみ、それを引き受ける。

魅力的なマーシャが超人能力の研究者だと知ったジャックは、彼女がヒーローとしてコミックにもなった自分のファンだと知る。

10人の子供たちが最終選考に残り、ジャックが彼らを審査することになる。

グラントとマーシャと共に審査を始めたジャックは、エディ、シンディ、サマー、タッカーを選ぶ。

自分の過去を思い出したくないジャックは、選ばれた4人の前で暴言を吐き、マーシャがそれを制止して意見する。

その様子を監視していたララビーは、コンカッションを倒すためにジャックを利用できればいいとグラントに伝える。

子供たちにガンマ13を照射すればいいだけだと考えるジャックは、グラントから、ロッカールームの特殊スーツを見せられる。

ジャックについては、コミック化されたヒーローのズームしか知らないマーシャは、それを子供たちに話す。

気が進まないまま、ジャックは子供たちの訓練を始め、透明になれるディランは逃げることばかり考える。

この4人ではチームを作れないとボヤくばかりで、やる気のないジャックに腹を立てたマーシャは、コミックは政府が作り上げたことだと言われるものの、自分には真実だと彼に伝える。

コンカッションが地球に到着するまで5日となり、ジャックは、コミックのヒーローとしか自分を見ないマーシャに苛立つ。

マーシャは、まともに子供たちと接しないジャックの態度に憤慨する。

子供たちに保管されているUFOを見せたジャックは、彼らをそれに乗せて飛び立つ。

町にUFOが出現したことをニュースで知ったマーシャは、戻って来たジャックを非難する。

その後子供たちは戦闘訓練などを受けさせられ、サマーは、教育せずに放ったらかしのジャックに不満を訴える。

隔離室にいたディランと話したジャックは、グラントに頼み彼を解放してもらう。

タッカーとシンディと共にある部屋に向かったサマーは、超能力を使いグラントにイタズラする。

ディランをトレーニングするジャックは、サマーに惹かれている彼に、心で彼女を見つけるよう指示する。

部屋にいたサマーが見えたディランは、ジャックからリーダーになれると言われて自信を持つ。

かつてのチームのことを語るジャックは、それを滅ぼした兄コナー/コンカッションは軍が変えてしまったとディランに話す。

マーシャは、二人の会話を聞いていた。

ジャックは、かつての仲間コナー、恋人だったエース(アレクシス・ブレデル)、ダラヴィア(デヴォン青木)、マークスマンのことを考える。

トレーニングを続けたジャックは、子供たちを本物のチームにしようとする。

グラントの説明でコンカッションの到着地点を視察したララビーは、彼を捕える方法を知らされる。

サマーは、マーシャからデート用の洋服を借りる。

基地内でパーティーが開催され、サマーとディランは楽しい時を過ごす。

それに刺激されたジャックとマーシャもダンスを楽しむ。

そこにララビーが現れ、パーティーを中止させて解散するよう指示し、ガンマ13の準備をする。

夜中に子供たちを起こしたジャックは、サマー、ディラン、タッカー、シンディに、それぞれワンダー、フーディーニ、メガ・ボーイ、プリンセスというニックネームをつけて脱出しようとする。

ディランは制御室で行われていることが見えてしまい、コナー/コンカッションが生きていて地球に接近中であることをジャックに伝える。

マーシャが自分を騙したと考えるジャックは、彼女を非難して制御室に向かう。

グラントと話したジャックは、コンカッションの生存を隠していたことを追及する。

焦ったグラントはその場を去り、ジャックは、子供たちを戦わせるだけだと言うララビーに、コンカッションには勝てないと意見する。

コンカッションの到着まで1時間となり、ララビーはジャックを拘束する。

ガンマ13の準備は完了し、それを知ったディランらは、強力な息を吹き出せる能力があるマーシャと共に警備員を叩きのめし、ジャックの居場所を確認して彼を助ける。

ジャックは、マーシャも人と違うパワーがあったために連れて来られたことを知り、皆と共にUFOに乗って脱出する。

コンカッションが到着するまで10分と迫り、その場に向かったジャックは、一人だけ地上に降りる。

到着したコナー/コンカッションと話したジャックは、叩きのめされる。

グラントと共にその様子を監視するララビーは、超音波ネットの準備をする。

そこにマーシャらが現れ、発射された超音波ネットが近づき、危険を感じたジャックは、高速移動の能力を使いシンディを助ける。

ジャックはパワーが戻ったことをマーシャらと共に喜び、反撃し始めたコナーに対抗しようとして基地に向かう。

特殊スーツを着て戻ったジャックは、マーシャらと共にコンカッションと戦う。

竜巻のパワーでコンカッションはコナーに戻り、彼と抱きあったジャックは、チームのメンバーを紹介する。

ララビーに呼ばれたジャックは今後のことを訊かれ、世界を救うヒーローとなると答える。

3か月後。
シンディは、学芸会で主役のプリンセスを演ずる。

タッカーは、サッカーの試合でゴールキーパーをつとめ、完璧に守り英雄になる。

サマーはチアリーダーになり、ディランとの愛を確かめる。

ジャックら復活したチーム”ゼニス”は、地球を守るための戦いを続ける。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
30年前に5人のスーパーヒーロー・チーム”ゼニス”のリーダーだったジャック・シェパード/キャプテン・ズームは、かつて共に戦ったグラント博士から地球に危機が迫っていることを知らされ、軍の秘密基地”エリア52”に向かう。
超人能力の研究者である心理学者のマーシャと共に、特殊能力を持つ子供たちを集めたジャックは、ヒーロー・チームの教育係となるのだが・・・。
__________

ジェイソン・レスコーの児童書”Amazing Adventures from Zoom’s Academy”を基に製作された作品。

迫る危機から地球を守ろうとするかつてのスーパーヒーローが、特殊能力を持つ少年少女の教育係となり戦いに挑む姿を描くコメディ・アクション。

どこにでもある複数のアクションとキッズ・ムービーをかけ合わせたような内容に新鮮味はなく、個性派を集めた魅力的なキャストも活かしきれないピーター・ヒューイットの演出はパンチに欠け、批評家、一般から酷評されてしまった作品。

そのため興行成績も振るわず、3500万ドルの製作費を回収できない結果に終わった。

北米興行収入 $11,989,330
世界 $12,506,360

かつてスーパーヒーローとして活躍し、地球の危機のために新編成された子供たちのチームの教育係となるティム・アレン、彼に協力し惹かれ合う仲になる心理学者のコートニー・コックス、主人公とは旧知の仲である科学者を愉快に演ずるチェビー・チェイス、作戦の司令官である将軍リップ・トーン、体を膨らませることができる少年スペンサー・ブレスリン、(アビゲイル・ブレスリンの兄)念力が仕える少女ケイト・マーラ、彼女と恋が芽生える透明になれる少年マイケル・キャシディ、怪力の少女ライアン・ニューマン、その母親コーネリア・ゲスト、悪の道に走った主人公の兄ケヴィン・ゼガーズ、彼に殺されたチームのメンバー、アレクシス・ブレデルデヴォン青木ウィルマー・バルデラマ、教師のトーマス・F・ウィルソンウェンディーズの店員デビッド・ランダー、イジメっ子のリッジ・カニペダニー・マッカーシーなどが共演している。


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