ゾンビが支配しようとしている世界、引きこもり青年とタフガイそして詐欺師姉妹の戦いを描く痛快ホラー・コメディ。 監督ルーベン・フライシャー、主演ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーン、アンバー・ハード、ビル・マーレイ他共演。 |
・コメディ
・エマ・ストーン / Emma Stone / Pinterest
・アンバー・ハード / Amber Heard / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ルーベン・フライシャー
製作総指揮
ライアン・カヴァノー
レット・リース
エズラ・スワードロウ
ポール・ワーニック
製作:ギャヴィン・ポローン
脚本
レット・リース
ポール・ワーニック
撮影:マイケル・ボンヴィレイン
編集:アラン・ボームガーテン
音楽:デヴィッド・サーディ
出演
タラハシー:ウディ・ハレルソン
コロンバス:ジェシー・アイゼンバーグ
リトルロック:アビゲイル・ブレスリン
ウィチタ:エマ・ストーン
406:アンバー・ハード
ガソリンスタンドのオーナー:マイク・ホワイト
本人:ビル・マーレイ
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2009年製作 88分
公開
北米:2009年10月2日
日本:2010年7月24日
製作費 $23,600,000
北米興行収入 $75,590,290
世界 $102,391,540
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
新型ウィルスの感染により、世界中にゾンビが出現して大混乱となる。
テキサス州、ガーランド。
人付き合いもない学生のコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、生き残るために独自で考えた”32のルール”従い、ゾンビの襲撃を何とか逃れていた。
その後、コロンバスはオハイオ州コロンバスの両親の元に帰ることを考える。
そこに、ゾンビ退治を楽しむ屈強な男タラハシー(ウディ・ハレルソン)が現れ、コロンバスは彼の車に便乗することになる。
タラハシーは柄に似合わず、好物の”トゥインキー”を探し求めていたが、あるマーケットでゾンビ達に襲われ、それを簡単に倒していく。
そこで二人は、姉妹のウィチタ(エマ・ストーン)とリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)に出会う。 リトルロックが、ゾンビに噛まれたという芝居をして、姉妹は、タラハシーとコロンバスの銃と車を奪い逃走する。 その後、タラハシーとコロンバスは、銃器を積んでいた”ハマー”を手に入れて先を急ぐ。 二人は、車が壊れ立ち往生していた姉妹に、またしても騙され、4人は行動を共にすることになる。 詐欺師だった姉妹は、ゾンビがいないはずの、アミューズメントパーク”パシフィック・プレイランド”に向かおうとしていた。 そして、旅を続けるうちに打ち解けた4人は、ハリウッドに向かい、ビバリーヒルズのビル・マーレイの邸宅を訪れる。 タラハシーは、ゾンビのメイクをして襲撃を避けていた、ビル・マーレイに会えて感激する。 しかし、コロンバスがビル・マーレイを本物のゾンビと思い銃撃してしまう。 息を引き取ったビル・マーレイを葬った4人は、豪邸での生活を楽しむが、タラハシーが息子を失った悲しい過去なども分かる。 その後、コロンバスとウィチタはいいムードになるが、もう少しのところでタラハシーに邪魔されてしまう。 ウィチタとリトルロックは、”パシフィック・プレイランド”に向かい、無人のパークのアトラクションを稼動させる。 それに気づいた周辺のゾンビ達が、大挙してパークに侵入して二人を襲う。 その頃、ウィチタを追おうとしたコロンバスに、タラハシーも同行しパークに向かう。 ウィチタとリトルロックは、”ドロップ・タワー・ライド”に乗りゾンビ達から逃れる。 そこに、タラハシーとコロンバスが現れ、二手に分かれてゾンビ退治を始める。 タラハシーは存分にゾンビを殺し、コロンバスはウィチタとリトルロックを助けようとする。 しかし、コロンバスの前には苦手なピエロのゾンビが現れ、さらに、”ヒーローになるな”というルールを破らずにいられなくなる。 コロンバスはピエロを倒し、ウィチタとリトルロックを救い出し、ウィチタは彼に感謝して二人はキスをする。 ”トゥインキー”を探していたタラハシーだったが、そこに現れたコロンバスが、それをショットガンで撃ってしまう。 車で立ち去ろうとした姉妹は、リトルロックが持っていた”トゥインキー”をタラハシーに投げ渡し、彼はようやくそれを食べれたために満足する。 そして、コロンバスは、タラハシーやウィチタとリトルロックが家族だと思いながら、彼らと”ゾンビランド”を去って行く。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
謎の新型ウィルスの感染によって、人類の大半がゾンビ化そてしまう。
独自に考案したルールを守り、ゾンビから身を守り生き抜いた気弱な青年コロンバスは、実家に帰る途中、ゾンビ退治を趣味にしているタフガイ、タラハシーに出会う。
二人は行動を共にすることになるのだが、ウィチタとリトルロックの詐欺師姉妹に銃と車を奪われてしまう。
その後、姉妹に追いつくものの、再び騙された二人は、彼女らと共にロサンゼルスに向かうことになる。
ゾンビがいないと言われる”パシフィック・プレイランド”に向かうという姉妹だったが、4人は、タラハシーの憧れのスター、ビル・マーレイの邸宅に立ち寄る。
襲われないように、ゾンビに扮していたビル・マーレイだったが、コロンバスが誤って彼を射殺してしまう。
その後、姉妹はパークに向かうものの、そこに周辺のゾンビが大挙して集まってくる。
姉妹は必死に抵抗し、後を追ったタラハシーは存分にゾンビ退治を、そしてコロンバスは、心を寄せるウィチタとリトルロックを助けようとする・・・。
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多くの企業のテレビCMを手がけたルーベン・フライシャーの、長編デビュー作品。
B級イメージのあるゾンビ映画ではあるが、大物スターや実力派が出演し、その個性が生かされた、なかなか楽しめる作品。
ゾンビの造形や、戦いの描写はかなりおぞましいのだが、その仕上がりに手抜きがなく、コメディではあるが、ホラーとしての質もかなり高い作品。
自分本位な登場人物達が、行動を共にするに連れて絆を深め、擬似的な”家族”として主人公達を描いているところも面白い。
北米興行成績は約7600万ドル、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。
野獣のような登場シーンから、時間の経過と共に人間味を感じさせる男ゾンビ・キラーのウディ・ハレルソン、彼のキャラクターそのままという感じの気弱な引きこもり青年ジェシー・アイゼンバーグ、詐欺師姉妹のおしゃまな妹役で、演技派のアビゲイル・ブレスリン、その姉のエマ・ストーン、コロンバス(J・アイゼンバーグ)と同じアパートの美女アンバー・ハード、ガソリンスタンド、オーナーのマイク・ホワイト、そしてビル・マーレイが本人役で登場している。