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恋のロンドン狂騒曲 You Will Meet a Tall Dark Stranger (2010)

新たな人生を歩み始めようとする2世代の夫婦が巻き起こす騒動を描く、監督、脚本ウディ・アレン、出演アンソニー・ホプキンスジェマ・ジョーンズナオミ・ワッツジョシュ・ブローリンアントニオ・バンデラスフリーダ・ピントー他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

ウディ・アレン / Woody Allen 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ウディ・アレン

製作
レッティ・アロンソン

スティーヴン・テネンバウム
ジャウマ・ロウレス
製作総指揮:ハビエル・メンデス
脚本:ウディ・アレン
撮影:ヴィルモス・スィグモンド
編集:アリサ・レプセルター

出演
アルフィ・シュプリッジ:アンソニー・ホプキンス

ヘレナ・シュプリッジ:ジェマ・ジョーンズ
サリー・チャニング:ナオミ・ワッツ
ロイ・チャニング:ジョシュ・ブローリン
グレッグ・クレメンテ:アントニオ・バンデラス
シャーメイン:ルーシー・パンチ
ディア:フリーダ・ピントー
ジョナサン・ワンチ:ロジャー・アシュトン=グリフィス
ヘンリー・ストタングラー:ユエン・ブレムナー
アレン:ニール・ジャクソン
イニード・ウィクロウ:セリア・イムリー
クリスタル:ポーリーン・コリンズ
アイリス:アンナ・フリエル
ディアの母:ミーラ・サイアル
ディアの父:アヌパム・カー
アレンの姉:ナタリー・ウォルター
ポーカー仲間:クリスチャン・マッケイ
ポーカー仲間:フィリップ・グレニスター
レイ:テオ・ジェームズ

アメリカ/スペイン 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス

2010年製作 98分
公開
スペイン:2010年8月27日
北米:2010年9月23日
日本:2012年12月1日
製作費 $22,000,000
北米興行収入 $3,247,820
世界 $34,275,990


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロンドン
ヘレナ・シュプリッジ(ジェマ・ジョーンズ)は、40年間連れ添った末に別れた夫アルフィ(アンソニー・ホプキンス)のことを、占い師のクリスタル(ポーリーン・コリンズ)に話す。

アルフィはある夜、恐怖にうなされ、それ以来、ジョギングや健康食に目覚め、若さを取り戻すことを考えて毎日を過ごす。

それを理解しないヘレナを捨てたアルフィは、自由と若さを求め続ける。

その後ヘレナは、神経を病み睡眠薬を大量に飲み、娘サリー・チャニング(ナオミ・ワッツ)の気苦労は絶えない。

サリーの夫ロイは、医学を部は出たものの売れない作家で、ヘレナが二人の世話をしている状況だった。

仕方なくサリーは市内のギャラリーで働くことになり、ロイは、向かいに住む女性ディア(フリーダ・ピントー)が気になる存在になる。

そんな時ロイは、友人であるヘンリー・ストタングラー(ユエン・ブレムナー)から、小説を読んでほしいと頼まれる。
...全てを見る(結末あり)

ロイは、内容の良さに感心したことをヘンリーに伝え、自分の作品が日の目を見る日を夢見るのだが、ディアが恋人といる姿を見て気落ちする。

アルフィは、思い描いていたような若年期の生活は送れなかったものの、”女優”だというシャーメイン(ルーシー・パンチ)という女性と付き合っていることをヘレナとサリーに伝える。

ショックを受けたヘレナは、それをクリスタルに知らせるが、素敵な出会いがあるという予言で励まされる。

サリーは、ギャラリーのオーナーで既婚のグレッグ・クレメンテ(アントニオ・バンデラス)と外出し、彼が妻に贈る宝石選びを手伝う。

その後、家に現れたヘレナから、クリスタルの話を聞かされたサリーは、ロイと共にアルフィとシャーメインとの食事に向かう。

自分よりも若いシャーメインに驚くサリーは、女優だという父親の結婚相手の話を聞く。

実はシャーメインは、アルフィが呼んだコールガールだった。

アルフィはシャーメインが気に入り、その後も彼女と会い続けるが、サリーは騙されるのが落ちだと言って父の行動を心配する。

その後アルフィは、ヘレナに何かをさせようとして、旧友とその妻イニード・ウィクロウ(セリア・イムリー)に頼み、彼女を服装アドバイザーとして雇ってもらう。

ヘレナはその場で、妻を亡くしたオカルト・ブック・ショップのオーナーであるジョナサン・ワンチ(ロジャー・アシュトン=グリフィス)と出会う。

出版社からは一向に返事がなく、ロイは、気晴らしにディアをランチに誘う。

音楽の博士号を取ろうとしているディアの話を聞いたロイは、自分が見た男性がフィアンセのアレン(ニール・ジャクソン)だと知らされる。

ロイは別れ際に、再びランチに付き合って欲しいことをディアに伝える。

サリーは、旧友で画家のアイリス(アンナ・フリエル)をグレッグに紹介する。

グレッグは、オペラに行く予定が妻の都合が悪くなり、チケットを譲るのでロイと行くようにとサリーにそれを渡そうとする。

ロイはポーカーをするために行けないことを伝えたサリーは、グレッグ誘われて劇場に向かう。

サリーを家に送ったグレッグは、妻との間が冷め切っていることを話し、それに気づいていたというサリーは、彼に惹かれている自分に気づく。

出版社から全く連絡がないまま、ロイがディアと過ごす時間は長くなる。

ディアは、結婚を前に既婚者に惹かれ始めていることをロイに伝える。

アイリスにグレッグのことを話そうとしたサリーは、彼の妻に選んだイヤリングをアイリスが付けていることに気づく。

サリーは、グレッグとアイリスが深い関係であることを知り、ショックを受けて帰宅する。

苛立つサリーを落ち着かせようとしていたロイは、出版社からの連絡で、今回は出版を見合わせることになったと言われる。

そこにヘレナが現れ、二人の状況を知らない彼女はクリスタルの話を始める。

グレッグは、前世の話をするヘレナに我慢できずに家を飛び出し、ディアのことを考える。

ディアがアレンと出かけるのを目撃したロイは、彼女が結婚しなかったとしても、自分が幸せにできる自信もないと考える。

そこに、ヘンリーが事故死したという連絡が入り、ロイはあることを考える。

ヘンリーの小説のことを思い出したロイは、その存在を誰も知らないことに気づき、彼の家に侵入して原稿やパソコンを持ち去る。

アルフィはシャーメインと新居に引っ越すが、彼女と生活感などで溝が生じ始める。

ヘレナは、ジョナサンとの親交を深め、彼の店を手伝い始める。

ロイは、離婚してギャラリーを開くことを決意したサリーに関心がなく、ディアの愛を手に入れる。

アルフィは、投資の失敗と浪費で借金まみれの状況だった。

ディアは婚約解消を両親(アヌパム・カー/アンナ・フリエル)に伝え、アレンや彼の家族と揉めてしまう。

ギャラリーを辞めることになったサリーは、グレッグからアイリスとの関係について聞かされる。

サリーは、離婚することになった夫とはうまくいっていなかったことを伝え、意思を示せば付き合えたかをグレッグに問う。

グレッグは、自分達は仕事上の関係だったと答え、それを聞いたサリーはショックを受ける。

シャーメインは、ジムのトレーナーのレイ(テオ・ジェームズ)と付き合い始め、アルフィは、ホテルから彼女が出てくるのを目撃して追及する。

ジムにいたためにレイに聞いてみるようにとシャーメインに言われたアルフィは、ホテルの前で出くわした彼が相手だと気づく。

ロイとディアは同居することになるが、ロイは、向かいのディアが住んでいた部屋に魅力的な女性が越してきたことを知る。

その後、ロイの持ち込んだ原稿は出版社を納得させて、彼は人気作家になれることを確信する。

ヘレナに会ったアルフィは、やり直すことを提案するものの、彼女はジョナサンと付き合っていることを伝える。

それでも戻ってきてほしいことを伝えたアルフィだったが、ヘレナはそれを拒む。

帰宅したアルフィは、シャーメインがレイと愛し合っていることに気づく。

レイに襲い掛かったアルフィだったが、彼に叩きのめされてしまう。

亡くなった妻の霊と話したジョナサンが、今でも彼女を愛していること知ったヘレナはその場を去る。

ポーカー仲間(クリスチャン・マッケイ/フィリップ・グレニスター)らとパブで会ったロイは、ヘンリーが亡くなったのは間違いで、昏睡状態であり回復の見込みもあると知り驚く。

シャーメインに介抱されたアルフィは、今日のことは忘れるべきだという彼女から、妊娠したことを知らされる。

子供が自分の子か疑うアルフィは、かつて男の子を亡くしたことがあるとシャーメインに語る。

アルフィは男の子を望みながら、DNA鑑定で自分の子か調べることを決める。

ヘレナを訪ねたサリーは、ジョナサンの心は、亡くなった妻にあると母から聞かされる。

サリーは、ギャラリー開業のための資金援助をヘレナに求める。

しかしヘレナは、天体の相を見たクリスタルに、金銭の取引は控えるよう言われたと伝える。

驚くサリーは、クリスタルはペテン師だと言い張るが、ヘレナはあくまで援助を断る。

仲間達とヘンリーの様子を見に行ったロイは、意識のない彼に話しかけた後その場を立ち去る。

ジョナサンは、妻が結婚を許してくれたことをヘレナに伝え、二人は、霊とクリスタルの予言を信じ愛を確かめる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
40年間連れ添った老人アルフィ・シュプリッジと妻ヘレナは離婚する。
夜中に恐怖に襲われたアルフィは、突然、健康志向に目覚め若さを取り戻そうとする。
ヘレナは占い師の予言を頼っていたが神経を病み、娘のサリーはそれを気にする。
サリーの夫ロイは売れない作家で、ヘレナの援助がなければ生活できない状況だった。
その後、サリーはギャラリーで働くことになり、結婚生活もしっくりいっていなかった彼女は、オーナーのグレッグに惹かれ、ロイは向かいに住む女性ディアが気になる存在になる。
そんな時アルフィが、自称女優のコールガール、シャーメインとの結婚を決意する・・・。
__________

世代の違う親子、各夫婦に起きる騒動をユニークに描いてはいるが、ドタバタ・コメディでないところがポイントで、結構、切実な人間模様として、身近に感じられる内容が興味深い。

自分の考えを理解しない妻を見捨ててしまう暴走老人は結局は元の生活に戻ることもできず、上司に恋心を抱いた妻は独立開業の先も見えない。
隣人女性の心を射止めるものの不安を抱えたまま物語を終えるその夫の表情も複雑・・・。
娘にペテンと言われながらも、占い師の予言を信じ前に進むことを考えた妻、母親が、幸せをつかみかけて終わるウディ・アレンらしい皮肉なラストが洒落ている。

主演級の実力派スターの競演は注目。
騒動の発端となる、周囲には理解できない行動をとるアンソニー・ホプキンス、占いに従うその妻役ジェマ・ジョーンズ、その娘で、両親、夫、仕事で悩むナオミ・ワッツ、かなり身勝手な振る舞いが墓穴を掘ることになりそうなその夫ジョシュ・ブローリン、ギャラリーのオーナーを魅力的に演ずるアントニオ・バンデラス、主人公と結婚するコールガール役のルーシー・パンチ、フィアンセ(ニール・ジャクソン)を捨てて隣人との恋に落ちる女性フリーダ・ピントー、その両親アヌパム・カーミーラ・サイアル、ヘレナ(G・ジョーンズ)と親交を深めるオカルト・ブック店の主人ロジャー・アシュトン=グリフィス、作家の才能があるポーカー仲間ユエン・ブレムナー、ヘレナの知人ジェマ・ジョーンズ、占い師ポーリーン・コリンズ、画家アンナ・フリエル、ポーカー仲間のクリスチャン・マッケイフィリップ・グレニスター、ジムのトレーナーのテオ・ジェームズなどが共演している。


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