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大山脈の西 West of the Divide (1934)

父親を殺した男と行方不明になった弟を捜そうとする青年の活躍を描く、監督ロバート・N・ブラッドベリー、主演ジョン・ウェインヴァージニア・ブラウン・フェアジョージ”ギャビー”ヘイズロイド・ウィットロックヤキマ・カナット他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ロバート・N・ブラッドベリー
製作:ポール・マルヴァーン
脚本
ロバート・N・ブラッドベリー
オリヴァー・ドレイク
撮影:アーチー・スタウト
編集:カール・ピアソン

出演
テッド・ヘイデン/ギャット・ガンズに扮する:ジョン・ウェイン
フェイ・ウィンターズ:ヴァージニア・ブラウン・フェア
“ダスティ”ローズ:ジョージ”ギャビー”ヘイズ
ジェントリー:ロイド・ウィットロック
ハンク:ヤキマ・カナット
フレッド・ウィンターズ:レイフ・マッキー
スパッド/ジム・ヘイデン:ビリー・オブライエン
ジョー:ディック・ディキンソン
保安官:アール・ドワイヤー

アメリカ 映画
配給 Monogram Pictures
1934年製作 54分
公開
北米:1934年2月15日
日本:未公開


ストーリー
テッド・ヘイデン(ジョン・ウェイン)は、子供時代から世話になっている”ダスティ”ローズ(ジョージ”ギャビー”ヘイズ)と旅を続けていた。
テッドは、父親を殺した男と、行方不明の弟ジムを捜していた。
テッドとダスティは、毒水を飲み、よろめきながら倒れて死んだ男が持っていた手紙の内容を確認する。
その内容は、ジェントリー(ロイド・ウィットロック)という男に宛てたもので、死んだ男は、殺人犯でお尋ね者のギャット・ガンズだということが分かる。
ジェントリーという名前が気になったテッドは、ギャットに扮して彼に近づこうとする。
牧場主のフレッド・ウィンターズ(レイフ・マッキー)は、牧場を買いたいと言うジェントリーの申し出を断る。
フレッドの娘フェイ(ヴァージニア・ブラウン・フェア)と話をしたジェントリーは、牧場を売却してくれないは残念だと伝えてその場を去る。
手下のハンクらの元に向かったジェントリーは、フレッドらが大金を手に入れたことを伝えて、それを奪おうとする。
現金を預けるために町に向かおうとするフェイを追ったハンクとジョー(ディック・ディキンソン)だったが、彼女を捕えることはできなかった。
落馬して廃屋の納屋に隠れたフェイは、発砲したジョーの弾丸を受けてしまう。
そこに通りがかったテッドとダスティは、納屋で怪我をして意識を失っているフェイを見つけて、町に運びシスビー医師の治療を受けさせる。
テッドとダスティは、フェイが持っていた3000ドルを銀行に預ける。
シスビー医師は、フレッドに電話してフェイが事故に遭ったことを知らせ、彼女から3000ドルをなくしたことを知らされる。
テッドは、ジェントリーの元に向かい手配書を見せて、信用した彼に雇われる。
ダスティと共にハンクらを紹介されたテッドは、ギャットに扮してジェントリーに探りを入れようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

まだ20代の若きジョン・ウェイン主演で1933年から16作製作された、”Lone Star Western”の4作目。

監督はシリーズの殆どの作品を手がけるロバート・N・ブラッドベリー、主演はジョン・ウェインヴァージニア・ブラウン・フェアジョージ”ギャビー”ヘイズロイド・ウィットロックヤキマ・カナットなどが共演した作品。

父親を殺した男と行方不明になった弟を捜そうとする青年の活躍を描く西部劇。

主人公が、親の仇を捜すために殺人犯に扮して怪しい男に接近する展開や、行方不明になっていた弟との再会など、ヒューマンタッチの内容もなかなかいい。

20世紀初頭が舞台と思われる内容で、電話や懐中電灯が登場するシーンも興味深い。

主演のジョン・ウェインは、好青年であり腕っぷしも強く、お馴染みのアクションなども見応え十分で、B級作品にも拘らず手抜きをしないプロ意識が、後の成功につながったのだろう。

主人公に救われる牧場主の娘ヴァージニア・ブラウン・フェア、主人公を子供時代から世話しながら行動を共にするジョージ”ギャビー”ヘイズ、ヒロインの牧場を奪おうとする男で主人公の父親の仇だったロイド・ウィットロック、その手下ヤキマ・カナットディック・ディキンソン、牧場主のレイフ・マッキー、主人公の弟だった少年ビリー・オブライエン、シリーズの常連で保安官役のアール・ドワイヤーなどが共演している。


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