職を失い兄を頼る旅に出た夫婦がひょんなことから立ち寄ったヒッピーのコミューンで巻き起こす騒動を描く、主演ポール・ラッド、ジェニファー・アニストン、ジャスティン・セロー、マリン・アッカーマン、レイ・リオッタ他共演、製作、監督、脚本デヴィッド・ウェインによるコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・ウェイン
製作総指揮:リチャード・ヴェイン
製作
ジャド・アパトー
ケン・マリーノ
ポール・ラッド
デヴィッド・ウェイン
脚本
デヴィッド・ウェイン
ケン・マリーノ
撮影:マイケル・ボンヴィレイン
編集
デヴィッド・モリッツ
ロバート・ナッソー
音楽:クレイグ・ウェドレン
出演
ジョージ・ジャーゲンブラット:ポール・ラッド
リンダ・ジャーゲンブラット:ジェニファー・アニストン
セス:ジャスティン・セロー
カーヴィン・ウィギンズ:アラン・アルダ
エヴァ:マリン・アッカーマン
カレン:キャスリン・ハーン
キャシー:ケリー・ケニー=シルヴァー
ウェイン・デヴィッドソン:ジョー・ロー・トゥルグリオ
リック・ジャーゲンブラット:ケン・マリーノ
マリサ・ジャーゲンブラット:ミカエラ・ワトキンス
ロドニー・ウィルソン:ジョーダン・ピール
アルマンド・コヘン:ローレン・アンブローズ
本人:レイ・リオッタ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2012年製作 98分
公開
北米:2012年2月24日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $17,115,700
世界 $21,612,730
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
ジョージ・ジャーゲンブラット(ポール・ラッド)と妻のリンダ(ジェニファー・アニストン)は、夢であったマンハッタンで暮らすためマイクロ・ロフトを購入する。
翌日、”HBO”に向かったリンダは、ドキュメンタリー作品の売り込みに失敗する。
ジョージは、FBIの捜査を受けた会社が倒産してしまい、当然、解雇される。
二人は部屋を維持できなくなり、売却して、ジョージの兄リック(ケン・マリーノ)を頼り、アトランタに向かうことになる。
長旅を続けてようやくジョージア州に入ったは、ベッドと朝食付きのホテル”エリジウム”に向かう。
現れたヌーディストのウェイン・デヴィッドソン(ジョー・ロー・トゥルグリオ)に驚いた二人は、逃げようとして慌てたため車を横転させてしまう。 とりあえずホテルに向かい、対応したキャシー(ケリー・ケニー=シルヴァー)に歓迎された二人は、夜中に物音に気づき、そこがヒッピーのコミューンだと知る。 先導者セス(ジャスティン・セロー)やエリジウムのオーナー、カーヴィン・ウィギンズ(アラン・アルダ)、ニューヨークから来たエヴァ(マリン・アッカーマン)と出会い、二人は楽しい夜を過ごす。 翌日、ジョージとリンダは、友好的に過ごせたことで宿泊代も請求されず、セスに引き止められながらも旅立つ。 リックの家に着いた二人は、冗談ばかり言う彼とマリサに歓迎される。 ジョージは、工事用簡易トイレのレンタル業を営むリックの職場で働くことになるが、早速、職探しを始める。 意味不明の説教ばかりして苛立つリックに、我慢の限界に達したジョージはキレてしまい、リンダと共にその場を去りエリジウムに戻る。 セスらに迎えられ、先日とはやや違う待遇などに戸惑いながらも、二人はその場の雰囲気に馴染もうとする。 森の中でセスらに囲まれ、飲み物を渡されたジョージは遠慮するが、リンダはそれを口にする。 自分がしたいことが分からず、何一つやり遂げられないことを悲観するリンダは、幻覚を見てしまい騒ぎとなる。 翌日、町に向かいたかったジョージは、車が湖に落ちたことを知り落胆し、ここではフリーセックスだと言ってエヴァに誘われ戸惑ってしまう。 セスがそれを話したために、ジョージは、そのことをリンダに知られてしまい焦る。 そんな時、コミューンから人々を立ち退かせてカジノを建てようとする業者が現れ、カーヴィンとセスは彼らを追い払う。 カーヴィンは、土地の権利書を置いた場所を忘れてしまい、食事の席では、カレン(キャスリン・ハーン)がハエを殺してしまったことから大袈裟な話に展開して騒ぎとなる。 その後、業者がテレビ・カメラを前に強引にカジノ建設を始めようとしたため、エリジウムの者達は抗議を始める。 憤慨したリンダが、カメラの前でトップレスになってしまい、他の女性達も続き混乱する中、業者は引き上げる。 ジョージには、ニューヨークから仕事があるという連絡が届くが、リンダはエリジウムでの生活で自分を再発見できたと言って、彼を留まるよう説得してしまう。 そしてリンダは、セスと愛し合ってしまい、ジョージが言い出したことだと、彼をエヴァの元に向かわせる。 ジョージは、エヴァの前で卑猥な言葉を連発し、その気が失せてしまった彼女はカレンと交代するのだが、ジョージはそれを遠慮する。 ポーチに座っていた、アルマンド・コヘン(ローレン・アンブローズ)と話したジョージだったが、彼女はその場でロドニー・ウィルソン(ジョーダン・ピール)との子供を産んでしまう。 翌朝、苛立つジョージは、リンダを残してその場を去るが、ニューヨークには仕事がないことも分かる。 その頃セスは、土地の権利書を見つけて仲間達を裏切り、業者に渡して金を受取る。 リックの家に向かったジョージは、自分の助言で書き直したというウェインの小説の原稿を受け取り、それが気に入る。 セスは、マイアミに買った家に住むことをリンダに提案するが、彼女がそれに同意するはずもなかった。 リックとマリサが揉める姿を見て、妻リンダを見捨てたことを後悔したジョージは、彼女の元に向かう。 リンダは、エリジウムでは肉を食べられないため、町に向かいステーキを食べるが、カーヴィンがその場にいたので驚いてしまう。 ジョージはコミューンに着くが、セスの抵抗に遭い、リックの車は湖に突っ込んでしまう。 セスを担いで湖から出たジョージは、ウェインに原稿が素晴らしいことを伝える。 意識の戻ったセスはジョージに襲い掛かり、リンダが彼を助ける。 リンダはセスの裏切りを皆に伝え、それを正当化しようとする彼をジョージが殴り倒す。 ジョージとリンダは謝罪し合い、お互いの愛を確かめる。 1年後。 カーヴィンは、共同創設者が権利書のコピーを持っていたために所有権を奪い返す。 ウェインが作家になれたのは、ブルックリンの、ジョージとリンダの小さな出版社”Wanderlust Press”のお陰で、二人は、カーヴィンや、リックと離婚したマリサなど、知人達の物語を次々と出版した。
...全てを見る(結末あり)
ウェインはベストセラー作家となり、エリジウムでの生活は映画化され、彼と裸の付き合いがあるレイ・リオッタが主演予定となる。
*(簡略ストー リー)
ジョージ・ジャーゲンブラットと妻のリンダは、夢だったマンハッタンでの生活を始めるが職を失ってしまう。
ジョージの兄リックを頼りアトランタに向かった二人は、途中、ヒッピーの集うのコミューン”エリジウム”に立ち寄る。
二人は、先導者セスらと楽しい夜を過ごして、翌日、リックの家に向かう。
一応、リックの元で働いたジョージだったが、あれこれ喧しい兄にキレてしまい、リンダと共にエリジウムに戻る。
その場に着いた二人は、セスらの怪しげなの雰囲気に馴染もうとするのだが・・・。
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なかなか魅力的なキャストではあるが、何の変哲もないドタバタ・コメディであり、その内容よりも、本作をきっかけに、大物ジェニファー・アニストンとジャスティン・セローが婚約したことが大いに話題になった。
作品自体は鳴り物入りで公開されるものの、全世界の興行収入を合わせても約2200万ドルに終わり、製作費3500万ドルを回収することもできなかった。
*日本では劇場未公開。
普通の青年風から、終盤は体を張った演技で奮闘するポール・ラッド、自分自信の探求に日々を過ごすその妻役を、彼女らしさを出して熱演しているジェニファー・アニストン、コミューンの先導者ではあるが、仲間達を裏切るジャスティン・セロー、創設者のアラン・アルダ、住人達マリン・アッカーマン、キャスリン・ハーン、ケリー・ケニー=シルヴァー、ベストセラー作家になるジョー・ロー・トゥルグリオ、ジョーダン・ピール、ローレン・アンブローズ、主人公の兄夫婦役のケン・マリーノとミカエラ・ワトキンス、そして、本人役でレイ・リオッタが登場する。