人気レストランのスタッフらが巻き起こす騒動を描く、監督、脚本ロブ・マッキトリック、主演ライアン・レイノルズ、ジャスティン・ロング、アンナ・ファリス、デヴィッド・ケックナー、ルイス・ガスマン、チ・マクブライド、ジョン・フランシス・デイリー、ケイトリン・ダブルレイ他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロブ・マッキトリック
製作
ロバート・O・グリーン
ジェフ・ベイリス
ジェイ・リフキン
脚本:ロブ・マッキトリック
撮影:マシュー・アーヴィング
編集
アンディ・ブルーメンソール
デイヴィッド・フィンファー
音楽:アダム・ゴルゴーニ
出演
モンティ・クック:ライアン・レイノルズ
ディーン・サンダース:ジャスティン・ロング
セレーナ・ヴォウルズ:アンナ・ファリス
ダニエル・クリストファー・プラット:デヴィッド・ケックナー
ラディマス・ロペス:ルイス・ガスマン
ビショップ・コールマン:チ・マクブライド
ミッチ・ハイム:ジョン・フランシス・デイリー
エイミー・プレスリー:ケイトリン・ダブルレイ
カルヴィン・コスタンザ:ロバート・パトリック・ベネディクト
ナオミ:アラナ・ユーバック
ナターシャ・ウィレット:ヴァネッサ・レンギーズ
T-ドッグ:マックス・カーシュ
ニック:アンディ・ミロナキス
フロイド・ビッグス:デイン・クック
ダニエール:ジョーダン・ラッド
タイラ:エマニュエル・シュリーキー
クック夫人:ウェンディー・マリック
コック:スカイラー・ストーン
チェット・ミラー:トラヴィス・レソー
アメリカ 映画
配給 Lionsgate
2005年製作 94分
公開
北米:2005年10月7日
日本:未公開
製作費 $3,000,000
北米興行収入 $16,124,540
世界 $18,637,700
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
レストラン”シェナニガンズ”でウェイターをしているディーン・サンダース(ジャスティン・ロング)は、ルームメイトの同僚モンティ・クック(ライアン・レイノルズ)らとパーティーを楽しむ。
翌朝ディーンは、母からのランチの誘いの電話で目覚め、恋人で同僚ウェイトレスのエイミー・プレスリー(ケイトリン・ダブルレイ)がベッドにいることに気づく。
ディーンは、高校を卒業してから4年間、コミュニティ・カレッジに通いながらも学位を取得できずウェイターをしていた。
店に着いたモンティは、受付の高校生ナターシャ・ウィレット(ヴァネッサ・レンギーズ)に声をかける。
モンティは、支配人のダニエル・クリストファー・プラット(デヴィッド・ケックナー)から新人のミッチ・ハイム(ジョン・フランシス・デイリー)を紹介されて、仕事を教えることになる。 モンティは、男の下半身を見ることに抵抗ないことをミッチに確認し、従業員がハマっている性器を見せ合うゲームの話をする。 見たものは”ゲイ”と呼ばれて尻を蹴られるゲームの内容を、モンティはミッチに真面目に説明する。 実家で母とランチを食べるディーンは、高校の同級生だったチェット・ミラー(トラヴィス・レソー)が、大学で電気工学の学士号を取得した話しを聞き、方向性のない自分の人生を考え直すようになる。 一方、レストランのウェイター一筋だと決めていたモンティは、ミッチを連れて店内を回りゲームの解説を続ける。 店に着いたディーンは、モンティの元恋人で同僚ウェイトレスのセレーナ・ヴォウルズ(アンナ・ファリス)とエイミーと共にシフトに入る。 ディーンは、モンティに”教育”されて動揺するミッチを励ます。 モンティは、物思いに耽る哲学的な皿洗いのビショップ・コールマン(チ・マクブライド)をミッチに紹介する。 その後モンティは、いつも苛立っているウェイトレスのナオミ(アラナ・ユーバック)の愚痴を聞き、ミッチに彼女のことを話す。 シェフのラディマス・ロペス(ルイス・ガスマン)は、バックヤードでバーテンダーの恋人ダニエール(ジョーダン・ラッド)と話をする。 その場にミッチを連れて行ったモンティは、サボりたい時に来る場所だと説明する。 ギャングを気取る皿洗いのT-ドッグ(マックス・カーシュ)とニック(アンディ・ミロナキス)には近づくなとミッチに助言したモンティは、ダニエールと別れそうな雰囲気のラディマスのことを心配する。 モンティは、ラディマスにゲームの詳しい説明を頼み、ミッチのことを任せる。 モンティは、ディーンと話していたレズビアンのバーテンダーのタイラ(エマニュエル・シュリーキー)に声をかける。 モンティは元気のないディーンの様子が気になり、母親から将来有望なチェットの話を聞き、悩んでいることを知る。 ミッチに厨房を案内するラディマスは、シェフのフロイド・ビッグス(デイン・クック)に声をかける。 ウェイターのカルヴィン・コスタンザ(ロバート・パトリック・ベネディクト)は、惹かれているクリスティに電話をするものの誘うことができず、ダブルシフトで働くことにする。 ラディマスは、チキン・レッグを使い、ミッチにゲームの詳しい説明をする。 母との会話を気にするミッチを励まそうとするモンティは、自分の母親(ウェンディー・マリック)のことを考える。 スタッフを集めて気合を入れたダニエルは、ディーンをオフィスに呼ぶ。 ダニエルから、副支配人に推薦したいと言われたディーンは驚き、ナオミはその話を立ち聞きする。 ナオミはそれを皆に話し、戻ったディーンは何も語らない。 その後、接客を始めたスタッフは、担当のテーブルに向かいオーダーを聞く。 カルヴィンは、トイレで用が足せないために悩んでいた。 タイラは、カウンターの女性客が気になる。 セリーナは男性二人客に気に入られるが、エイミーは、女性客のクレーム攻撃に遭い苛立つ。 いつまでもチェットのことで悩むディーンに呆れたモンティは、副支配人のことを尋ねる。 そのことを知られていたことに驚くたディーンは、待遇や給料も上がることなどをモンティに話すものの、ダニエルのようになるのも問題だと考える。 ダニエルは、店の駐車場に勝手に車を停める男を目撃して、レッカー車を呼ぶ。 担当する嫌味な女性客に手を焼くエイミーから担当を代わったモンティは、復讐を開始する。 バックヤードでサボっているT-ドックとニックを注意したダニエルは、到着したレッカー車に牽引を指示する。 モンティは、フロイドやコック(スカイラー・ストーン)らが細工をした料理を女性客に運び、彼に付き添うミッチは驚く。 ビショップと話しをしたカルヴィンは、3か月前にトイレで男に性器を見つめられ、それ以来、用を足せなくなったことを伝える。 モンティは、痴ほう症の老人の接客をして、最高の客だとミッチに伝える。 担当した客”貧困者”のチップが、わずか1ドル91セントだったことに腹を立てたディーンは、”今のあなたには必要だと”皮肉を言ってそれを彼に返す。 憤慨した客は支配人を呼び、苦情を受け入れ謝罪したダニエルは、住所をナターシャに確認させて粗品を送ることを伝える。 激怒するダニエルに非難されたディーンは、彼もコミュニティ・カレッジを卒業していることを知りショックを受ける。 その後、ナターシャと話したダニエルは、彼女が年上の男性に興味があることを知り、彼女を食事に誘う。 カルヴィンは、女性との関係のことで、ディーンとモンティにからかわれる。 ダニエールは、ラディマスに自分を大切にしてほいと伝える。 カルヴィンは、モンティが呼んだセレーナとエイミーの助言を聞く。 モンティを悪い男の例としてあげるセレーナは、彼から自分と寝たことを追及されるものの、その時のことを話して侮辱する。 どちらが捨てたかでセレーナと口論になったモンティは、彼女に言い負ける。 二人の争いを楽しんだミッチは、倉庫でシェナニガンズの教育ビデを見ることを指示される。 ディナータイムとなり、ダニエルは厨房スタッフにも気合を入れる。 支配人になる考えもちらつくディーンは、忙しい合間を縫って一休みすし、ナオミからは支配人は最低であり、エイミーからはウェイトレスと付き合えなくなると言われて戸惑う。 ナターシャに呼ばれたディーンはビジネスマンを、エイミーは英語が通じない外国人を、モンティは女子大生らしき4人を、ナオミは中年女性の接客をする。 ラディマスはビデオを見ているミッチの横で性器を出し、誰かが入ってくるのを待ち構えるものの、諦めた瞬間にカルヴィンが現れたために悔しがる。 ビジネスマンから接客態度と優秀さを褒められたディーンは、彼に気に入られる。 食材倉庫でサボるT-ドッグとニックは、ラリって眠ってしまう。 ラディマスは、仕事が終わったダニエールと車で愛し合おうとするものの、ダニエルが駐車場にレッカー車を呼んでいることに気づく。 食材倉庫に向かったラディマスは、T-ドッグとニックがラリっていたために驚く。 ディーンは、職を探していたら連絡するようにと言うビジネスマンから名刺を渡されるものの、彼がステーキハウスのオーナーであることを知り、名刺を捨てる。 誕生日の子供のためにケーキをサービスしたディーンらだったが、スタッフに歌ってもらった子供は驚き泣いてしまう。 トイレで愛し合うことにしたラディマスは、嫌がるダニエールを説得する。 接客に戻ったモンティは、女の子たちが女子高生だったために驚く。 悩むディーンはビショップに相談しようとするが、3年前に最悪だった店の売り上げが、ラディマスが始めた例の”ゲーム”のおかげで雰囲気が一変し、売る上げも伸びたことを知らされる。 ビショップは、自分なりの”ゲーム”を作ることだとディーンに助言し、それが副支配人になることかと尋ねる彼に、自分で考えさせる。 トイレに行ったカルヴィンは、となりの個室で誰かが愛し合っていることに気づき用を足せない。 T-ドッグとニックは、ラディマスとダニエールが愛し合っている様子を写真に撮る。 閉店時間が近づき、ナターシャを誘うダニエルはパーティーがあることを知り、場所が決まったら教えると言われて喜ぶ。 モンティらはチップをチェックし合い、ラディマスは性器を皆に見せる。 ばかげたゲームをセレーナに非難されたモンティは、女性も参加するルールを適用すると言いだす。 ナオミが下半身を見せたために驚くモンティらは、負けを認めて尻を蹴られる。 皆とパーティーに向かうモンティは、ナターシャを誘う。 閉店間近に現れた客がチェットだと知ったディーンは驚き、帰れなくなった厨房のラディマスらは悔しがる。 チェットと話したディーンは年俸の話などをされて驚き、副支配人になるかもしれないと言いながらも引け目を感じる。 思わせぶりな態度でダニエルと話をするナターシャは、パーティーの場所の住所を渡す。 31ドルの会計で100ドル札を渡されたディーンは、チェットを呼び止めてそれを返そうとするものの、”今の君には必要だと思ったと・・・言われて戸惑い、ダニエルのオフィスに向かう。 パーティーを楽しんでいたモンティは、戻って来たディーンから、店を辞めたためにダニエルに罵倒されたことを知る。 カルヴィンは、ビショップからイメージトレーニングで問題を解決しろと言われ、気が楽になり女子高生をナンパしようとする。 モンティは、ナターシャを誘って愛し合おうとする。 エイミーと話していたディーンは、現れたビショップに自分の”ゲーム”が見つかったと伝える。 それが店を辞めたことだと気づいていたビショップに、ディーンは驚く。 ソファに座り女子高生と話していたカルヴィンは、放尿してしまったために焦る。 モンティは、来週18歳になるナターシャと愛し合うのを思い留まり、その場を去る。 ビショップから初日の感想を訊かれたミッチは、自分に一言も話をさせなかったスタッフの前で怒りを爆発させ、モンティらを罵倒して、性器を見せて出て行く。 ミッチが気に入ったモンティは、彼を引き留めて謝罪し納得させる。 モンティは、ディーンに後釜ができたと言いながらミッチと共にパーティーに戻り楽しむ。 ナターシャから教えられた場所に向かったダニエルは、それが”貧困者”の家だったために驚き、粗品などを持ってこなかったので追い払われる。 ダニエルを騙したことをナターシャから知らされたモンティは、彼女が益々、気に入るものの、あと1週間、我慢することにする。
(その後ミッチは、殆どの場面で発言できない。)
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
人気レストラン”シェナニガンズ”のウェイター、モンティ・クックは、将来に不安を感じ始めて気落ちする同僚のディーンを励ます。
支配人のダニエルに気合を入れられ、シフトに入り接客を始めたモンティらは、店の名に恥じないように丁寧に対応するのだが、わがままなジュレーム客には容赦なく復讐する・・・。
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1990年代に複数のレストランで働いていたロブ・マッキトリックが、その経験を活かして脚本を兼ねて監督した作品。
人気レストランのスタッフらが巻き起こす騒動を描く爆笑コメディなのだが、飲食業界の内情などが結構、細やかに描かれ、他の作品とは一風変わった雰囲気がある作品。
また、様々なタイプのスタッフのキャラクターが、実に興味深く描かれている。
ウェイター一筋の人生だと決めているものの、女好きでいい加減な男を演ずるライアン・レイノルズ、その同僚で、将来に不安を感じながら日々を過ごすジャスティン・ロング、主人公と付き合っていたウェイトレスのアンナ・ファリス、支配人を愉快に演ずるデヴィッド・ケックナー、性器を見せるゲームの考案者であるシェフのルイス・ガスマン、単なる皿洗いであるにも拘わらず哲学的な思想の持主のチ・マクブライド、新人の研修生ジョン・フランシス・デイリー、ディーン(ジャスティン・ロング)と付き合うウェイトレスのケイトリン・ダブルレイ、トイレ恐怖症のウェイター、ロバート・パトリック・ベネディクト、常に苛立つウェイトレスのアラナ・ユーバック、受付係の高校生ヴァネッサ・レンギーズ、ギャング気取りの皿洗いマックス・カーシュとアンディ・ミロナキス、いい加減なシェフのデイン・クック、ラディマス(ルイス・ガスマン)の恋人でバーテンダーのジョーダン・ラッド、同じくバーテンダーでレズのエマニュエル・シュリーキー、主人公の母親ウェンディー・マリック、コックのスカイラー・ストーン、将来有望なディーンの同級生トラヴィス・レソーなどが共演している。