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アンフレンデッド Unfriended (2014)

ネット上にアップロードされた映像を苦にして自殺した友人にSNSの中で脅されて殺害されていく高校生達に襲いかかる恐怖を描く、監督レヴァン・ガブリアーゼ、主演シェリー・ヘニッヒ、モーゼス・ストーム、レニー・オルステッドウィル・ペルツジェイコブ・ワイソッキ、他共演による、パソコン上のSNS画面だけで進行する異色のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:レヴァン・ガブリアーゼ

製作
ティムール・ベクマンベトフ
ネルソン・グリーヴス
製作総指揮:ジェイソン・ブラム
脚本:ネルソン・グリーヴス
撮影:アダム・シドマン
編集
パーカー・ララミー
アンドリュー・ウェズマン

出演
ブレア・リリー:シェリー・ヘニッヒ
ミッチ・ルーセル:モーゼス・ストーム
ジェシカ”ジェス”フェルトン:レニー・オルステッド
アダム・セウェル:ウィル・ペルツ
ケン・スミス:ジェイコブ・ワイソッキ
ヴァレリー”ヴァル”ロメル:コートニー・ハルヴァーソン
ローラ・バーンズ:ヘザー・ソッサマン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2015年製作 83分
公開
北米:2015年4月17日
日本:2016年7月30日
製作費 $1,000,000
北米興行収入 $32,482,100
世界 $64,056,640


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
2013年4月、カリフォルニア州、フレズノ
高校生のローラ・バーンズ(ヘザー・ソッサマン)は、パーティーで泥酔し、恥ずかしい姿を撮られてネットにアップされてしまい、それを苦にして自殺する。

2014年2月。
ローラの友人ブレア・リリー(シェリー・ヘニッヒ)とボーイフレンドのミッチ・ルーセル(モーゼス・ストーム)は、”Skype”で通話している最中に割り込んできたアカウントに気づく。

アダム・セウェル(ウィル・ペルツ)、ケン・スミス(ジェイコブ・ワイソッキ)、ジェシカ”ジェス”フェルトン(レニー・オルステッド)も加わり、ブレアは、”Facebook”のメッセンジャーに”ローラ”からメッセージが届いていたことを知らせる。
...全てを見る(結末あり)

気味悪く思いながらブレアは、メッセージに返信して誰なのかを問う。

ローラのアカウントが乗っ取られたと考えたブレアは、”Facebook”の運営に報告すると言って相手に警告する。

報告も友達から削除することもできないブレアは、ページを更新してみるようにとミッチから言われる。

友達の削除はできたのだが、”酷いことをする”という”ローラ”からのメッセージが届く。

”協力してほしい”と”ローラ”から言われたブレアは、友人ヴァレリー”ヴァル”ロメル(コートニー・ハルヴァーソン)のいたずらだと思う。

通話に加わったヴァルは、ジェスが”Facebook”に酷い写真を投稿したと考えて、二人は言い合いになる。

”ビリー227”という名で”Skype”でメッセージを送って来た相手が”ローラ”のアカウントだと気づいたブレアは、皆と話しながらミッチのいたずらも疑う。

ネット・トロールではないかと言う話にもなり、ヴァルが”ビリー227”に語り掛ける。

”ビリー227”を脅すものの動じないため、皆は画面上に両手を見せる。

”誰かなぁ・・・、どうかした?”と話しかける”ビリー227”を気味悪く思うブレアらは接続を切ろうとするものの、終了ボタンがない。

送られてきたものに憤慨したヴァルは、警察に通報する。

”ローラ”から”Gmail”にメールが届いたいたブレアは、貼ってあったリンクをケンに転送するようアダムに指示される。

転送ボタンがないことを伝えたブレアは、ケンからリンク先に飛べと言われる。

それは、”あの動画を消してほしい”という”ローラ”からのメッセージに対し、ヴァルが”死ねば・・・”と返信した写真だった。

最悪のいじめっ子だったローラは自業自得だったと口にしてしまったケンは、言い過ぎたことを認める。

ミッチから届いたリンクで、ローラの抗議の”YouTube”動画を見たブレアは、幼馴染の彼女が家庭内の問題で苦労していたことを話す。

通話を切ろうとしたブレアだったが、”切ったら皆死ぬ”という、”ローラ”からの”Facebook”のメッセージが届く。

ミッチのいたずらだと思ったブレアは彼を責めるが、それを否定される。

切るなと言ったと話す”ビリー227”は、何が望みだとアダムから訊かれ、ヴァルの自殺だと答える。

ヴァルの画像がおかしいためにブレアが電話をするが、彼女のパソコンが床に落ちる。

警察が現れ、通報したことを確かめる声が聴こえるが、直後にヴァルが倒れている映像が映り画面が消える。

”ビリー227”から、”みんな秘密を持っている、それを暴露する”というメッセージが届く。

”ブレアの秘密・・・アダムはボーイフレンドではない”という、彼と抱き合う写真がブレアに届き、”ビリー227”は、本気だと分かったかというメッセージを送る。

ミッチはヴァルを助けるべきだと考えるが、警察がいるはずなので任せる方がいいということになる。

”ビリー227”がゲームを始めると言いだし、ケンがセキュリティ・プログラムを皆にメールで送り、ウィルスを駆除させる。

ブレアは駆除に時間がかかるものの、終了した瞬間に”ビリー227”が消える。

電話をしてあった警察からの連絡を受けたアダムは、ヴァルが嫌がらせに遭ったことを伝えて住所を知らせる。

しかし、相手が”ビリー227”だと分かったアダムは驚き、再び現れた”ビリー227”は映像を送る。

それが自分の部屋だと気づいたケンはカメラを探し、暫くして彼が、ミキサーを壊し喉に刃を突きつけて自殺する影像が映し出される。

異変に気づいたアダムが部屋を調べ、皆にはローラの”YouTube”映像が流れる。

”皆、最低だ”という”ビリー227”からのメッセージが届き、ブレアは、悪いのはヴァルで自分達は関係ないと、”ローラ”に”Facebook”でメッセージを送る。

その返信で、ローラが皆から死ねと言われていじめられた、メッセージの画像が多数、送られてくる。

その行為を認めたブレアは、間違いを犯したが自分達は悪人ではないと返信する。

それが本当か確かめようとする”ビリー227”は、ゲームを始めようとして、負けたら死んでもらうと伝える。

ブレア、ミッチ、ジェス、アダムは、”ビリー227”から質問され、それに該当する者は指を折っていく。

仲間割れするような質問が続き、4人は言い争いになる。

誰かが、自分が代わりに死ねばいいと言ったと知らされたジェスは、ショックを受ける。

それを言ったことをアダムが告白し、彼はジェスに罵られて興奮する。

ブレアは、アダムを落ち着かせるようにというメッセージをミッチに送る。

キレかかったアダムは、ボーイフレンドの友人と寝たことがあるという質問をする。

ミッチに謝罪しながらブレアは指を折り、その場は混乱する。

その時、アダムとブレアが愛し合う”YouTube”動画が流れ、ミッチはショックを受けてブレアは取り乱す。

銃を手にして興奮するアダムは、作動したプリンターの印刷物を見て動揺し、内容は話すなと書かれていることを伝える。

それはブレアのプリンターでも印刷され、やはり内容は話せないブレアは、アダムとの秘密かとミッチから言われる。

納得しないミッチにアダムとのことを話したブレアは、プリントされたものを見せるようにと言われる。

仕方なくそれを見せたブレアの用紙には、”これを見せたらアダムは死ぬ”と書かれていた。

次の瞬間、アダムは拳銃で自殺し、”これを見せたらブレアは死ぬ”という用紙が彼の映像に映る。

動揺するジェスは、”ビリー227”から”ローラの墓にいたずらした”と質問される。

答えてはだめだとブレアから言われたジェスだったが、物音がしたために取り乱す。

ビデオチャット・サイトにアクセスしたブレアは助けを求め、ある女性に現状を知らせて、警察に通報してほしいと頼む。

女性に住所を伝えたブレアは、それが警察に伝わり、5分で着くと言われて安心する。

それをミッチとジェスに伝えたブレアだったが、”さよならジェス”という”ビリー227”のメッセージと共にジェスの映像が途絶え、通話が切れる。

その直後、ジェスがヘアーアイロンをくわえてもがく映像が一瞬映り、それが投稿される。

部屋の電気が消えたために怯えるブレアは、同じ状況のミッチが自分を嫌っていないことを確かめる。

”実は自分が、酔ったローラの写真を投稿した”と”ビリー227”から質問された二人は、自分ではないと答える。

”ローラ”から”Facebook”のメッセージを受けたブレアは、”それは分かっていいるが、なぜミッチを庇うのか”と訊かれ、彼は絶対にやっていないと答える。

終わらせたくないのかと訊かれたブレアは、”ミッチがやった”と伝える。

ミッチはナイフを目に突き刺して自殺し、通話が切れる。

泣きながら動揺するブレアは、”ローラ”から”あと一つだけ・・・”と言われて、”Skype”のカウントダウンを始める。

今までのことを謝罪したブレアは、大事なことを忘れていると言われ、ローラの動画にタグ付けされていたことを知らされる。

影像はブレアの”Facebook”に投稿され、泥酔して倒れているローラの姿を笑いながら撮影したブレアの顔も映っていた。

ブレアは、自分のしたことは永遠に残ると”ローラ”から言われる。

その直後に、投稿された映像に対する非難のコメントが次々と送られてくる。

”ローラ”から、”許してあげたかったけど・・・”というメッセージを受け取ったブレアの部屋のドアは開く。

現れた”ローラ”は、パソコンは閉じてブレアに襲い掛かる。


解説 評価 感想

参考:
・「アンフレンデッド: ダークウェブ」(2018)

*(簡略ストー リー)
2013年4月、カリフォルニア州、フレズノ
パーティーで泥酔して恥ずかしい映像を撮られ、それをネット上にアップされたことを苦にした高校生のローラが自殺する。
翌年、ローラの友人ブレアは、”Skype”でボーイフレンドのミッチら6人で通話をしていたのだが、見知らぬアカウント”ビリー227”が加わっために気味悪く思う。
その後ブレアには、”Facebook”のメッセンジャーに”ローラ”からメッセージが届く。
ローラのアカウントを乗っ取った悪質ないたずらだと考えたブレアらだったが、”ビリー227”から、通話を切れば皆死ぬと脅される・・・。
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Skype”、”Facebook”、”YouTube”、チャットなどが世の中を支配する、ネット社会の抱える問題が及ぼす人々への影響を描く作品。

自殺した友人の”復讐”に怯える高校生達を描いた内容は、主人公のパソコンの画面で全てを描写するという、画期的な構成になっている。

人々、特に若者達には欠かせないコミュニケーション手段となった先端技術のSNSの世界を映しだしながら、超常現象的恐怖で迫る作品。

本作とのつながりはないものの、同じような構成による、ネット上の殺人ゲームに巻き込まれた若者たちの恐怖を描く続編、・「アンフレンデッド: ダークウェブ」が2018年に公開された。

わずか100万ドルで製作された本作は、北米興行収入が約3300万ドル、全世界では約6400万ドルという、期待以上の好成績を記録した。
それにより、”ユニバーサル・ピクチャーズ”は続編の製作を発表した。

自殺した友人のことを想いつつ、ボーイフレンドや仲間達とSNSを楽しむものの、恐怖体験をすることになるシェリー・ヘニッヒ、そのボーイフレンドのモーゼス・ストーム、その友人で自殺することになるレニー・オルステッドウィル・ペルツジェイコブ・ワイソッキコートニー・ハルヴァーソン、アップされた映像を苦に自殺する高校生のヘザー・ソッサマンなどが共演している。


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