ビジネス・ウォーズ Unfinished Business (2015)

他に”嚙ませ犬”がいるか気にするティムは、その意味を知らないマイクに説明し、ダンから自分たちだけだと言われ安心する。

ダンの息子ポール（ブリトン・シアー）は、学校でイジメられて家に引きこもり、父に悩みを話せないでいた。

妻スーザン（ジューン・ダイアン・ラファエル）から、ポールを私立高に入れることを提案されたいたダンは、ポートランドの出張から戻った後で対処しようとする。

娘のベス（エラ・アンダーソン）も学校を嫌っているため、ダンは頑張って行くべきだと言って彼女を励まし、父親について答える宿題を手伝うことを約束する。

ティムとマイクと空港に向かったダンは、座席のアップグレードリストに名前があることに気づき、自分だけビジネスクラスに乗れることになる。

他の乗客が兵士に席を譲る姿を見ぬフリをしていたダンは、手首を失った兵士に席を譲る。

ダンは、今日の取引でフルネーム（パンケーキ）は言わないようにと、マイクに指示する。

メイン州、ポートランド。
家族とのテレビ電話の時間”Face Time”でスーザンと話したダンは、ポールがアイシャドーを万引きして補導されたことを知る。

肥満体で誰にも相手にされないポールは、メイクをして”ゴス・キッズ”の仲間に入ろうとしたことをダンに話す。

スーザンから私立校の話をされたダンは、授業料が1万9000ドルと知り、通話がフリーズしたフリをする。

ホテルに着いたダンは、趣味のランニングで気分転換しようとするが、ベスがバッグに入れてくれたのはスーザンのウエアだった。

隣りの部屋にチャックがいたために驚いたダンは、彼女が取引相手に会うことを知り焦る。

ビルに電話をしたダンは、既に取引は成立しているため、会って握手するだけだと思ったと伝える。

そこにメイドが現れたために部屋に入れたダンは、彼女がティムが呼んだデリヘル嬢だと気づく。

ティムは、掃除に来たメイドがデリヘリ嬢だと思い、彼女に要求を伝える。

それをティムに知らせたダンは、彼とマイクが頼りにならないために走りに行く。

ホテルに戻ったダンは、チャックがビルと一緒にいたために焦り、彼から上司のジム・スピンチ（ジェームズ・マースデン）を紹介され、着ていたウエアのことをからかわれる。

ダンは、ジムとの契約を確認しに来ただけだと思っていたものの、チャックと争うことになってしまい戸惑う。

プレゼンが始まり、ストレスと空腹のために気分が悪くなったダンに代わりマイクが話し始め、フルネームを言ってしまう。

”パンケーキ”という名前を聞き笑ってしまったジムは、今は契約できないとダンに伝えて、今後の予定を知らせる。

チャックがジムと共にベルリンに向かうことを知り、ダンらも旅立つ。

ダンは機内でポールの”Facebook”を確認し、イジメられていることを知る。

マイクは、隣りの席のドイツ人女生と仲良くなる。

到着したダンらは、取引相手のヘレン・ハールマンのマージンを下げるために、車でハンブルグに向かう。

現地に着いたダンはヘレンが休みだと知り、彼女がいるスパに向かい、男女混浴だと言われて会おうとする。

ヘレンと交渉したダンは、着ているスーツを脱ぐよう指示され、それに従い取引は成立する。

ベルリンに戻る途中、道路にいたトナカイをよけようとしたダンは、ハンドルを誤り横転してしまう。

無事だったダンらは、電車でベルリンに戻る。

スーザンからの電話で、ベスがイジメられたことを知ったダンは、ベスと話し、彼女が男の子を殴る映像を確認する。

ジムとの会議が延期されたことを知ったダンは、スーザンからのメールで授業料の支払いを迫られ、払うと伝える。

ゲイとSMの祭典”フォルサム・ヨーロッパ”と”ベルリン・マラソン”があるために、ホテルの部屋が取れないことを、マイクはダンに伝える。

予約サイトをチェックしたマイクは、”芸術作品”という部屋が空いたことをダンに知らせ、自分とティムはユースホステルに泊ることにする。

ダンと別れるティムは、自分たちは”噛ませ犬”だと言って悲観するものの、契約は成立させると自信を見せる彼に励まされる。

マイクとユースホステルに向かったティムは、年齢制限があるためにビジネスセンターに泊ることになる。

宿泊手続きを済ませて、部屋でポールと話していたダンは、窓の外から人々に覗かれていることに気づき驚く

ダンは、そこが博物館で、自分が”アメリカン・ビジネスマン42”という展示物の部屋に泊っていることを知る。

ティムは宿泊場所でくつろぎ、マイクは機内で知り合った女性とでとして愛し合う。

その後、連絡がとれなくなったビルの”Instagram”をマイクがチェックし、彼がゲイ仲間とクラブにいることが分かる。

ティムとマイクと共にゲイクラブに向かったダンは、トイレで壁の穴から性器を見せる男たちの中にビルがいることに気づく。

ダンは、見積もりを下げられたことをビルに伝えて、話し合うことになる。

ダンの提示内容を見て納得したビルは、皆で楽しむことにする。

”エクスタシー”を手に入れていたティムは、それを飲んでハイになる。

酔ったマイクは、日本のビジネスマン（マイケル・トウ）らと楽しい時間を過ごす。

翌朝ダンは、部屋の外に現れたチャックから負け犬のように言われてしまう。

クレジットカードが利用できないことを知らされたダンは、部屋から追い出される。

日本人ビジネスマンと夜を明かしたマイクが現れ、ダンは彼とティムと共にジムの元に向かう。

ジムから、親会社のダーク・アウステリッツは来られなくなり、セントルイスに向かったと言われたダンは、自分たちは彼に会うためにそこから来たと伝える。

それを気にしないジムに、ビルには話しをしてあると伝えたダンは、決定権のない彼にランチを買いに行かせたことを知りショックを受ける。

プレゼンは終り、ユースホステルで若者たちと話したダンは、ジムからの電話を受けて、検討すると言われただけだった。

アイシャドーを塗ったダンはスーザンと話し、ポールに気持ちを伝えたかったと言って、代わったベスに男の子を殴った理由を訊く。

ポールがバカにされたためだと知ったダンは納得する。

ダンはポールとも話し、アイシャドーのことを訊かれ、”ゴス・キッズ”はダサいと言って彼を励ます。

ポールに契約のことを訊かれたダンは、フリーズしたフリをする。

ダンは、ジムからの電話で感触がよくないことをティムに知らせ、街に出て考え込む。

マイクは、カフェにいた女性に話しかけて誘い愛し合う。

翌朝、ベンチで目覚めたダンは、スタートしたベルリン・マラソンにスーツのまま参加する。

”アメリカン・ビジネスマン42”として知られたいたダンはマスコミにも注目され、ビルはテレビに映った彼を見て微笑む。

ゴールしたダンは、ビルに電話をしてゲルガー社のトップに会おうとする。

デモ隊の暴動を押しのけて、ティムとマイクと共に建物に入ろうとしたダンは、警官隊のペイントボールを受けながら、迎えに来たビルと中に入る。

ゲルガーのトップ、マールテン・デーヴィク（ウーヴェ・オクセンケネヒト）に会えたダンは、資料見て話をした彼に気に入られ、握手を求められて契約を結ぶ。

それをティムとマイクに伝えたダンは、ホテルにいたチャックをからかう。

セントルイス。
到着したマイクは、旅立つジムに声をかけて、今後の自信を見せる。

マイクは、迎えに来た友人たちをダンとティムに紹介する。

ティムは、待っていたポートランドのホテルの部屋のメイドをダンに紹介し、彼に感謝して別れる。

ダンは迎えに来た家族に気づき、スーザンに今後も必ずうまくいくと言って、自分が運転すると伝えて抱き合う。

その後ダンは、自分について訊かれた宿題をベスが2秒で済ませたことを知る。

それを確認したダンは、”パパは、皆が疲れた時に運転してくれる”という文字を見て微笑む。