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アンクル・ドリュー Uncle Drew (2018)

チームを失ったストリートボールのコーチがかつての名選手を集めた老人チームでトーナメントの”ラッカー・クラシック”に挑む姿を描く、監督チャールズ・ストーン三世、主演カイリー・アービングリル・レル・ハウリーシャキール・オニールクリス・ウェバーレジー・ミラーネイト・ロビンソンリサ・レスリーエリカ・アッシュ他共演のスポーツ・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:チャールズ・ストーン三世
製作
マーティ・ボーウェン
ウィク・ゴッドフリー
脚本:ジェイ・ロンギノ
撮影:カーステン・ゴピナス
編集
ジェフ・フリーマン
ショーン・ヴァラ
音楽:クリストファー・レナーツ

出演
アンクル・ドリュー:カイリー・アービング
ダックス・ウィンスロー:リル・レル・ハウリー
ビッグ・フェラ:シャキール・オニール
プリーチャー:クリス・ウェバー
ウィルバー”ライツ”ウォレス:レジー・ミラー
ブーツ:ネイト・ロビンソン
ベティ・ルー:リサ・レスリー
マヤ:エリカ・アッシュ
アンジェロ:J・B・スムーヴ
ルイス:マイク・エップス
ジェス:ティファニー・ハディッシュ
ムーキー・バス:ニック・クロール
キャスパー・ジョーンズ:アーロン・ゴードン
マリオ:ウェズリー・ウィザースプーン
レフリー:バリー・ラーセン

カメオ出演
セレマ・マセケラ
ジョン・カリパリ
ジョン・ハモンド
スクープ・ジャクソン
ピー・ウィー・カークランド
アール・モンロー
クリス・マリン
ビル・ウォルトン
ジョージ・ガービン
スティーブ・ナッシュ
デヴィッド・ロビンソン
ジェリー・ウェスト
ディケンベ・ムトンボ
ニーニー・リークス
リック・バリー
リック・ロス
スコット・ヴァン・ペルト

アメリカ 映画
配給 Lionsgate Films
2018年製作 103分
公開
北米:2018年6月29日
日本:2018年11月9日
製作費 $19,000,000
北米興行収入 $42,469,950
世界 $46,664,410


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨークハーレム
数々の伝説を生んだ”ストリートボール”の聖地”ラッカー・パーク”で、かつて最高のプレーヤーと言われた男がいた。

その男アンクル・ドリュー(カイリー・アービング)は、1968年に仲間達と共に”ラッカー・クラシック”を勝ち進んだ。

しかし、チームメイトの恋人を決勝前夜に寝取ったドリューは、チームと共に試合に現れず失踪してしまった・・・。

ラッカー”のチャンピオンを狙うチームのコーチ、ダックス・ウィンスロー(リル・レル・ハウリー)は、少年時代に”マイケル・ジョーダン”に憧れていたものの、あることがきっかけでプレーを諦めてしまった。

大物プレーヤーのキャスパー・ジョーンズ(アーロン・ゴードン)がいるために自信を見せるダックスは、練習中に現れた、”ラッカー”で7回優勝したライバルのムーキー・バス(ニック・クロール)にからかわれる。

ムーキーがキャスパーを引き抜こうとしていることを気にするダックスは、キャスパーとの信頼関係を確認する。

養護施設で育ったダックスは、”マイケル・ジョーダン”のことばかり考えながら成長し、バスケットボールの才能を発揮する。
...全てを見る(結末あり)

しかし、試合中に白人少年にブロックされたことで非難を浴び、それ以来、プレーをすることはなかった・・・。

悪夢から目覚めたダックスは、同棲する恋人ジェス(ティファニー・ハディッシュ)が”ラッカー・クラシック”の賞金10万ドルを当てにしていることが気になる。

フット・ロッカー”で働くダックスは、キャスパーとマリオ(ウェズリー・ウィザースプーン)らのご機嫌をとるために、メンバー全員に”エア・ジョーダン”を買い与えることになる。

自分のカード決済ができないために、その場にいたジェスのカードを使わせてもらい借りができたダックスは、散々な目に遭う。

更に、恩知らずのキャスパーらはムーキーのチームに移ってしまい、ダックスは途方に暮れる。

ジェスとテレビを見ていたダックスは、”ESPN”の”SportsCenter”のキャスター、スコット・ヴァン・ペルトに、チームを奪われたことで問題を起こしラッカーを汚したと非難されてしまう。

それを知ったジェスは憤慨し、キャスパーなしでは勝てるわけがないと言ってダックスを批判し、彼を家から追い出す。

床屋に向かい、知人のアンジェロ(J・B・スムーヴ)やその友人ルイス(マイク・エップス)にからかわれたダックスは、ウンザリしてしまう。

アンジェロから、伝説の男”アンクル・ドリュー”を捜せと言われたダックスは、気が進まないものの、それに従うしかなかった。

あるコートでプレーする若者をからかう老人(カイリー・アービング)が、勝負して見事に勝つ様子を見ていたダックスは、彼が”アンクル・ドリュー”だと知り驚く。

ドリューに”ラッカー”の話をしたダックスは、彼を何とか説得して協力を約束されるものの、チームは自分で作ると言われる。

仕方なくそれを承知したダックスは、ドリューと共にワシントンD.C.に向かうことになる。

ドリューのバンに乗って出発したダックスは、彼が風変わりであることを気にしながら現地に到着する。

ある教会で、奇妙な牧師プリーチャー(クリス・ウェバー)の洗礼式のやり方を批判したダックスは、自分が洗礼を受けることになってしまう。

チームのパワーフォワードだったプリーチャーはドリューに気づき、ラッカーのことを知らされるものの、プレーすることを妻ベティ・ルー(リサ・レスリー)に反対される。

諦めたダックスだったが、必ず来ると言うドリューの言葉通り、プリーチャーは彼らに同行する。

ベティ・ルーに追われた三人だったが、何とか逃げ切る。

ガソリンスタンドに寄ったダックスは、チームが解散した理由をプリーチャーに尋ねる。

勝てば解決すると言うドリューは、プリーチャーから、ビッグ・フェラ(シャキール・オニール)との問題も解決するのかと訊かれ、プレーさえすれば大丈夫だと答える。

ドリューからプレーしない理由を訊かれたダックスは、答えようとしない。

ある老人ホームに向かったドリューは、ゲームセンターにいたシューティングガードのウィルバー”ライツ”ウォレス(レジー・ミラー)に会い、視力に問題がある彼との再会を喜ぶ。

ライツにポイントガードのブーツ(ネイト・ロビンソン)のことを尋ねたドリューは、その場にいた彼の孫娘(エリカ・アッシュ)に挨拶される。

ブーツが施設内で車いす生活を送っていることを知ったドリューは、彼にボールを投げる。

祖父ブーツがそれを受け止めたためにマヤは驚き、ドリューとプリーチャーは友を抱きしめる。

マヤから祖父は重病だと言われるものの、ドリューらは施設からブーツを連れ出す。

空手の師範ビッグ・フェラの元に向かったドリューは、いきなり殴られてしまう。

ドリューからチームに戻ってほしいと言われるものの、ビッグ・フェラは苛立つ。

ダックスから、他の仲間のことも考えるようにと言われたビッグ・フェラは、ブーツらもいることを知り同行することにする。

ライツが運転席にいることを知ったサックスとドリューは驚き、プリーチャーは、ベティ・ルーの車が見えたために焦る。

ビッグ・フェラがバンに乗り込み、シートベルトが外れないため、ドリューは仕方なくライツに運転を任せる。

バックで暴走するライツは、追ってくるベティ・ルーをフリーウェイの入り口で振り切る。

ガソリンスタンドでカード決済ができないダックスは、州チャンピオンの女子高生チームと勝負し、コーチと100ドルを賭けようとする。

練習試合が必要だと言ってドリューらを納得させたダックスは、まともに戦えないドリューらに憤慨し、100ドル賭けたことを話す。

結局、チームは大敗してしまい、ドリューは、ガソリン代のことを話さなかったダックスに、負けの100ドルは払ったことを伝える。

ニューヨーク
ラッカー・パーク”に着いたドリューは、ライツにはレンズ入りのゴーグルを渡して視力を回復させ、プリーチャーには子供時代にもらったパワーを出せるネックレスを渡し、ブーツには、かつて履いていたお気に入りのシューズを履かせてあげる。

車いすから立ち上がったブーツは、ボールを渡されてシュートを決める。

それを見たマヤとダックスは驚く。

15歳の時に二人で勝ち取った記念像をドリューから受け取ったビッグ・フェラは、それを踏みつぶして、これでは謝罪にならないと言い残してその場を去る。

翌日、ジェスの家に向かったダックスは、新チームを作ったことを伝えるものの、彼女と付き合い始めたムーキーがいたために驚く。

ユニフォームを取りに来ただけだと伝えたダックスは、それを渡されて追い払われる。

ラッカー・クラシック”のトーナメントは始まり、ムーキーのチームは快勝する。

観客もいない中で、ダックスのチーム”ハーレム・マネー”は試合を始めるが、ドリューとビッグ・フェラがいがみ合う。

ダックスに説得されて試合に戻ったドリューの活躍でチームは大差をつけるが、ビッグ・フェラが彼と言い争いながらブロックしてしまう。

亡くなった妻の墓参りをしたビッグ・フェラは、その場に現れたドリューに、決勝前夜に浮気されるものの、結婚した彼女を愛していたと伝える。

それは知っていたが、自分も彼女を愛していたと言うドリューは、ビッグ・フェラに謝罪して理解してもらえる。

コートに観戦に来たアンジェロとルイスに再会したドリューは、賞金10万ドルの使い道を訊かれる。

ダックスが賞金目当てだったことを知ったドリューは、それを彼に追及し、自分にとっては神聖なゲームだと伝える。

バスケットボールへの愛がないと言うドリューから、詐欺師呼ばわりされたダックスは憤慨し、誰よりも愛していたバスケットボールに嫌われたと伝えて、子供時代にミスして恥をかいたことを話す。

初めて本音を言ったダックスの気持ちを理解したドリューは、共に戦うことを約束して試合に挑み快勝する。

その夜、クラブに向かったメンバーは、若者達に対抗してダンスを楽しみ、大いに盛り上がる。

マヤと話しをしたダックスは、互いに惹かれ合うものの、仲間達の前で彼女とキスすることをためらってしまう。

準決勝を前に、ムーキーにからかわれて挑発されたダックスは、それを気にせずにチームは試合を優位に進める。

勝利も確実になった終了寸前、スリーポイント・シュートを決めようとしたビッグ・フェラが発作で倒れてしまう。

病院に運ばれたビッグ・フェラは命には別条なかったが、ドリューらは心配する。

ビッグ・フェラのことを知り、心配してベティ・ルーも駆け付け、会いたかったと言うプリーチャーと抱き合う。

許さないなら試合は諦めると伝えたプリーチャーは、今さらやめられないと言うベティ・ルーが、ビッグ・フェラの代わりにチームに加わるつもりであることを知る。

”ハーレム・バケッツ”にチーム名を変えたダックスは、仲間達と共に、ムーキーのチームと決勝を戦うことになる。

キャスパーの活躍で16点リードされたドリューらは、前半を終える。

目覚めたビッグ・フェラは、待合室のテレビで試合を観戦する。

後半が始まり攻勢に出たチームは、第4ピリオドで7点差に迫る。

残り2分を切り2点差になったチームは、ライツがキャスパーをブロックしようとして激突してしまう。

ライツが脚を痛めたためにダックスを出場させようとしたドリューは、それを拒む彼に、一生、後悔して生きるのかと言って説得する。

キャスパーに代わりムーキーが出場することを知ったダックスは、彼をマークさせることが条件だとドリューに伝える。

コートに乱入してきたジェスがダックスをからかい、マヤと言い合いになる。

試合は再開してムーキーがシュートを決めるが、プリーチャーが得点する。

ムーキーからボールを奪ったダックスだったが、タイムアウトを取ってしまう。

ベンチに戻ったダックスは作戦を考えるが、皆から、信じているので自分でシュートしろと言われる。

ドリューからボールを受けたダックスは、スリーポイント・シュートを決めて、チームは勝利する。

仲間達は喜び、観客は歓喜し、ビッグ・フェラも興奮する。

ムーキーに話しかけて健闘を称え合ったダックスは、マヤとの愛を確かめてキスする。

ドリューから、誇りに思う、決められたのは挑戦したからだと言われたダックスは、ウィニング・ボールを受け取る。

自分のチームだとも言われたダックスは、ドリューらを家族だと思う。

仲間達と共にビッグ・フェラを見舞ったダックスは、治療代を払ったことを伝える。

スコット・ヴァン・ペルトの”SportsCenter”が始まり、チームを奪われた時には酷評されたダックスだったが、今回はヒーローになったと言われる。

その後、ダックスに電話をして寄りを戻そうとするジェスは、無視されてしまう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨークハーレム
ストリートボール”のトーナメント”ラッカー・クラシック”で優勝を目指すコーチのダックスは、かつて”マイケル・ジョーダン”に憧れていたバスケ少年だったが、たった一度のミスにより選手を諦めた辛い過去があった。
そんなダックスは、ライバルのムーキーに主力選手キャスパーらを引き抜かれてしまい、チームを失う。
賞金10万ドルを当てにしていた恋人ジェスにも捨てられたダックスは、友人アンジェロから、伝説のプレイヤー”アンクル・ドリュー”を捜すようにと助言される。
老人ではあるものの衰えないプレーをするドリューと出会ったダックスは、新チームを作るために、彼のかつてのチームメイトをを訪ねる旅に出るのだが・・・。
__________

NBAの現役選手や名プレーヤーが、メイクで老人に扮してチームを組むことなどが話題になった作品。

かつて手に入れらなかった栄光を掴むチャンスを得た老人達が、そのチャンスを与えてくれたコーチと共に奮闘する姿を描く痛快コメディ。

アメリカの文化でもある”ストリートボール”の世界が生き生きと描かれ、ユーモアの中に人情味を感じさせるチャールズ・ストーン三世の演出と、一流プレーヤーの個性的な演技が見どころの作品。

伝説のプレーヤーである主人公の”アンクル・ドリュー”を演ずるカイリー・アービング、チームを奪われるものの、そのおかげで”家族”とも言える友人を手に入れるリル・レル・ハウリー、アンクル・ドリューを恨んでいたチームメイトのシャキール・オニール、同じく風変わりな牧師のクリス・ウェバー、その妻リサ・レスリー、視力に問題があるレジー・ミラー、車いす生活からプレーができるようになるネイト・ロビンソン、その孫娘エリカ・アッシュ、アンクル・ドリューを知る老人のJ・B・スムーヴ、その友人マイク・エップス、ダックス(リル・レル・ハウリー)の恋人ティファニー・ハディッシュ、ダックスのライバルチームのコーチ、ニック・クロール、彼に引き抜かれる大物プレーヤーのアーロン・ゴードンウェズリー・ウィザースプーン、レフリー役で、カレッジ・バスケットボールのコーチ、バリー・ラーセンなどが共演している。

カメオ出演
セレマ・マセケラ
ジョン・カリパリ
ジョン・ハモンド
スクープ・ジャクソン
ピー・ウィー・カークランド
アール・モンロー
クリス・マリン
ビル・ウォルトン
ジョージ・ガービン
スティーブ・ナッシュ
デヴィッド・ロビンソン
ジェリー・ウェスト
ディケンベ・ムトンボ
ニーニー・リークス
リック・バリー
リック・ロス
スコット・ヴァン・ペルト


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