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トワイライト Twilight (2008)

2005年に発表された、ステファニー・メイヤーの世界的大ベストセラー小説”Twilight”の映画化。
内気な少女とヴァンパイアの青年の許されない恋を描く、主演クリステン・スチュワートロバート・パティンソンテイラー・ロートナービリー・バークピーター・ファシネリ、監督キャサリン・ハードウィックによるファンタジー・サスペンス・ロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト ■
監督:キャサリン・ハードウィック

製作
マーク・モーガン

グレッグ・ムーラディアン
ウィック・ゴッドフレイ
原作:ステファニー・メイヤー
脚本:メリッサ・ローゼンバーグ
撮影:エリオット・デイヴィス
編集:ナンシー・リチャードソン
音楽:カーター・バーウェル

出演
クリステン・スチュワート:イザベラ”ベラ”スワン
ロバート・パティンソン:エドワード・カレン
テイラー・ロートナー:ジェイコブ・ブラック
ビリー・バーク:チャーリー・スワン
ピーター・ファシネリ:カーライル・カレン
エリザベス・リーサー:エズミ・カレン
アシュリー・グリーン:アリス・カレン
ジャクソン・ラスボーン:ジャスパー・ヘイル
ニッキー・リード:ロザリー・ヘイル
ケラン・ラッツ:エメット・カレン
キャム・ギガンデット:ジェームズ
レイチェル・レフィブレ:ヴィクトリア
エディ・ガテギ:ローラン
サラ・クラーク:レネ・ドワイアー
ギル・バーミンガム:ビリー・ブラック
ネッド・ベラミー:ウェイロン・フォージュ

アメリカ 映画
配給 サミット・エンターテインメン
2008年製作 122分
公開
北米:2008年11月21日
日本:2009年4月4日
製作費 $37,000,000
北米興行収入 $191,465,410
世界 $382,133,300


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
17歳のイザベラ”ベラ”スワン(クリステン・スチュワート)は、母親の再婚を機に、父チャーリー(ビリー・バーク)と暮らすことになる。

ベラは、アリゾナからワシントンの、人口わずか3120人の小さな町フォークスに引っ越す。

父チャーリーは町の警察署長で、ベラはフォークスには夏の休暇で滞在したことがあった。

ベラは、以前遊んだこともある幼馴染みジェイコブ・ブラック(テイラー・ロートナー)や、彼の父ビリー(ギル・バーミンガム)との再会を喜ぶ。

地元の高校に転入したベラは、異様な雰囲気で屯するカレン家の5人を見かける。

ベラは、その中のエドワード・カレン(ロバート・パティンソン)が気になる存在となる。
...全てを見る(結末あり)

エドワードは、生物の授業でベラと同じ席になるものの、彼女に拒否反応を示してしまう。

なぜエドワードは自分を避けるのかを迷うベラだったが、その後、彼は学校に姿を見せなくなる。

次の週、生物の授業に姿を現したエドワードは、ベラに親し気に声をかける。

不安が消えたベラだったが、エドワードの黒かった瞳が、金茶になっていることに気づく。

放課後、生徒の車がベラにぶつかりそうになるが、咄嗟に彼女をかばったエドワードは、手で車を止めてしまい、ベラは命拾いをする。

その夜、ベラはエドワードの夢を見て、彼のことが頭から離れなくなってしまう。

しかし、何か隠し事があるようなエドワードをベラは警戒し、彼も二人は近づくべきでないということを伝える。

その後ベラは、キラユーテ族のジェイコブの先祖とカレン家の先祖が、対立していたという伝説を聞かされる。

ある夜、ベラは、街角で不良グループに襲われそうになるのだが、エドワードが車で現れ彼女を救う。

二人はレストランで食事をするが、自分の居場所がなぜわかったのかというベラの質問に、エドワードは答えようとしない。

ベラは気分を害して立ち去ろうとするが、エドワードは人の心が読めて、彼女を守ってあげたいということを伝える。

エドワードは、ベラの心だけが読めないことに悩み、彼女と距離を置こうとする力が、限界に達したことを感じる。

その後、警察署に立ち寄った二人は、付近の警備員に続き、ベラの父チャーリーの親友ウェイロン(ネッド・ベラミー)が動物に襲われ変死する事件が起きたことを、エドワードの養父で、医師のカーライル(ピーター・ファシネリ)から聞かされる。

そしてベラは、エドワードがヴァンパイア(吸血鬼)だということを知り、彼にそれを問い質す。

エドワードは、超人的な自分の能力をベラに見せて、この世で最も危険な肉食動物だということを告白する。

さらにエドワードは、鮮血を求めることを抑制できる一族なのだが、ベラの生血だけは求めてしまうことを告げる。

しかしベラは、自分の血を渇望するエドワードを愛してしまう。

やがて二人は行動を共にし、他の生徒の注目の的になる。

エドワードがベラを自宅に招待しても、彼女はヴァンパイアの家族を恐れもしなかった。

ベラの父チャーリーに挨拶したエドワードは、彼女を家族の野球に招待する。

そこに、他のヴァンパイアの一族ジェームズ(キャム・ギガンデット)、ヴィクトリア(レイチェル・レフィブレ)、ローラン(エディ・ガテギ)が現れる。

カーライルは、一連の殺人事件が彼らの仕業だと知り、自分達にも迷惑がかかっていることを伝える。

ローランらは、人間達を攪乱したとの言葉を返し、お互い野球を楽しもうとする。

ベラが人間だと気づいたジェームズは、エドワードと一触即発となるものの、両者は別れる。

エドワードはベラを逃がそうとして自宅に帰るが、ローランが、ジェームズの脅威とヴィクトリアにも警戒するよう忠告しに来ていた。

エドワードの家族アリス(アシュリー・グリーン)とジャスパー・ヘイル(ジャクソン・ラスボーン)がベラを連れてその場を逃れ、エズミ(エリザベス・リーサー)とロザリー(ニッキー・リード)がチャーリーの元に向かう。

母レネ・ドワイアー(サラ・クラーク)に連絡を取ったベラだったが、既にジェームズが彼女を捕らえ、ベラを誘き出そうとしていた。

待ち合わせ場所のバレエ教室で、ジェームズはベラをいたぶり痛めつけるが、そこにエドワードが現れる。

二人は一騎打ちとなり、エドワードはジェームズを殺そうとするが、そこにカーライルらが駆けつける。

カーライルはエドワードを制止し、重傷を負ったベラを助けるよう彼に指示を出す。

ジェームズは、ジャスパーらに止めを刺されて焼き殺される。

そしてエドワードは、ジェームズの毒が回り始めたベラの鮮血を吸い彼女を助ける。

母リニーとエドワードに見守られながら、ベラは病院で意識を取り戻す。

エドワードは、ベラを傷つけないために、母親の元で暮らすことを勧める。

ベラはそれを拒絶し、彼女を不安にさせたくないエドワードは、離れないことを約束する。

回復したベラはギブスをはめながら、エドワードの誘いを受けてプロムに向かう。

ジェイコブは、”エドワードと別れた方がいい、監視している”という父ビリーの忠告をベラに伝える。

ベラは、いずれ命が尽きエドワードと別れなければならないことが耐えられず、ヴァンパイアになる決心をする。

エドワードはベラにキスしただけで、自分の傍で生き続けるよう彼女に告げる。

そしてベラは、いつかは叶う夢を想いながら、エドワードと踊り続ける。

しかし、逃亡していたヴィクトリアが、笑みを浮かべながら二人を見つめていた。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「トワイライト」(2008)
・「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(2009)
・「エクリプス/トワイライト・サーガ」(2010)
・「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1」(2011)
・「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2」(2012)

*(簡略ストー リー)
母リニーの再婚で、田舎町で警察署長の父チャーリーと暮らすことになったベラは、完璧なまでに洗練され、異様な雰囲気を持つ青年エドワードと出会う。
ベラは、キラユーテ族である幼馴染みのジェイコブの部族と、エドワードの先祖の対立の歴史などを知ることになる。
そして、エドワードがヴァンパイアだということを知ったベラは、それを彼に問い質す。
エドワードは、鮮血を求めることを抑制できるのだが、ベラの生血だけは求めようとしてしまう。
しかし、ベラはそんなエドワードを愛してしまい、彼の家族とも親交を深める。
そこに、他のヴァンパイアの一族が現れ、ベラにや両親に危険が及ぶ。
そして、エドワードと家族は、ベラを守るための準備を始めるのだが・・・。
__________

内気な少女と”美しい”ヴァンパイアの許されない恋を、青春映画のようにほろ苦く甘く切ないタッチで描きながら、終盤は、主人公の身に一気に襲い掛かるスピード感溢れる恐怖で、スリラー・アクションとしても十分に楽しめる作品。

女性を中心に圧倒的な支持を得た作品でもあり、北米興行収入約1億9100万ドル、全世界では約3億2000万ドルの大ヒットとなった。

監督は、デザイナーとしても活躍しているキャサリン・ハードウィックだけに、色彩を抑えた落ち着いた映像センスが注目だ。

音楽は、コーエン兄弟スパイク・ジョーンズ作品の常連カーター・バーウェルで、サントラ盤は映画公開前の発売にも拘らず全米No.1を獲得した。

キャスティングの見事さが際立つ作品で、撮影当時まだ17歳のクリステン・スチュワートは、それほど今風でもない清楚な雰囲気の女子高生を好演し、相手役のロバート・パティンソンの、嫌味のない”美しさ”は、男の目から見ても不思議な魅力を感じる。

ヴァンパイアと敵対する、ワンポイント的存在として印象に残る先住民のテイラー・ロートナーとその父ギル・バーミンガム、主人公の父ビリー・バーク、母サラ・クラーク、ヴァンパイア一族の家長ピーター・ファシネリ、そしてカレン家のエリザベス・リーサーアシュリー・グリーンジャクソン・ラスボーンニッキー・リードケラン・ラッツ、別のヴァンパイアの一族キャム・ギガンデットレイチェル・レフィブレエディ・ガテギなどが共演している。


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