”セックス・トラフィック/性的人身売買”事件に巻き込まれたカップルに襲い掛かる恐怖を射描く、製作、監督、脚本デオン・テイラー、製作、主演ポーラ・パットン、オマー・エップス、ラズ・アロンソ、ロゼリン・サンチェス、ルーク・ゴス、ウィリアム・フィクトナー、ミッシー・パイル他共演の犯罪ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デオン・テイラー
製作
デオン・テイラー
ポーラ・パットン
ロクサーヌ・アヴェント
製作総指揮
マーク・バーグ
ロバート・F・スミス
脚本:デオン・テイラー
撮影:ダンテ・スピノッティ
編集:メリッサ・ケント
音楽:ジェフ・ザネリ
出演
ブレア:ポーラ・パットン
ジョン:オマー・エップス
ダレン・コール:ラズ・アロンソ
マリア:ロゼリン・サンチェス
レッド:ルーク・ゴス
カール・ウェインライト:ウィリアム・フィクトナー
カーラ:ドーン・オリヴィエリ
サリー・マーネス保安官補:ミッシー・パイル
ビリー:ローリン・マクラレイ
通信係:エイドリアン・ブスタマンテ
アメリカ 映画
配給
Codeblack Films
サミット・エンターテインメント
2018年製作 96分
公開
北米:2018年4月20日
日本:未公開
製作費 $4,000,000
北米興行収入 $9,186,160
世界 $9,522,440
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
サクラメント。
”サクラメント・ポスト”の記者ブレア(ポーラ・パットン)は、自分が調査していた事件を同僚が記事がにしたことを知る。
上司のカール・ウェインライト(ウィリアム・フィクトナー)に不満を訴えたブレアだったが、自分の記事は硬過ぎると言われ、シンプルに書くようにと言われる。
その夜、誕生日のブレアは、恋人のジョン(オマー・エップス)、彼の友人ダレン(ラズ・アロンソ)と恋人のマリア(ロゼリン・サンチェス)と共に食事をする。
上司とトラブルになりクビになるかもしれないと話したブレアは、スポーツ・エージェントのダレンの会社が所有する山の上の別荘に招待すると言われる。
ブレアとダレンはトイレに行くために席を外し、サプライズ・プレゼントのはずだったジョンは、口が軽いダレンを責めるものの、彼を許して結婚について語る。
マリアからジョンとの結婚について訊かれたブレアは、まだ心の準備ができないと答える。 翌朝、整備士のジョンが自分で組み立てた車をプレゼントされたブレアは、彼に感謝して別荘に向かう。 二人はガソリンスタンドに寄り、ブレアは買い物をしてジョンは給油しようとする。 店内でレッド(ルーク・ゴス)とぶつかってしまったブレアは、気にしないでほしいと彼に伝えてトイレに行く。 その場にいたバイカーらを気にしながら、指輪を手にするジョンはブレアを待つ。 トイレにいたブレアは、カーラ(ドーン・オリヴィエリ)を呼びに来たバイカーのポニーが入ってきたために驚く。 ”独立記念日みたいね・・・”と言うカーラの様子がおかしいことをブレアは気にする。 バイカーのスクートから声をかけられたジョンは車のことを訊かれ、自分で組み立てたと答える。 スクートに絡まれたジョンはトラブルになるが、そこにパトカーが現れたために二人は争いを止める。 保安官のサリー・マーネス(ミッシー・パイル)は、騒ぎを起こさないようにと言ってバイカーたちに警告し、ジョンとブレアを気遣う。 出発したブレアは、スタンド全体がおかしな雰囲気だったと言って、トイレで会った女性も様子が変だったとジョンに伝える。 追ってきたバイカーのタンクが近づき脅されたジョンは、車を急停車させる。 タンクが転倒したために、ジョンは走り去る。 騒ぎを起こした仲間のスクートらに問題は裂けろと伝えたレッドは、ビリー(ローリン・マクラレイ)にトラックを送り届けるよう指示する。 別荘に着いたブレアとジョンは、豪華な内部と美しい景色に驚く。 楽しい時を過ごした二人は、愛を確かめ合う。 その後、ダレンとマリアが現れためにブレアとジョンは驚く。 ジョンから明日来るはずだと言われたダレンは、彼がまだプロポーズしていないことを知る。 二人きりにすると言うダレンは明日出て行くと伝えて、ジョンを納得させる。 電波状況が悪いために電話がつながらないはずにも拘らず、自分のバッグの中の電話が鳴っていることに気づいたブレアは、それが衛星電話だと分かる。 ガソリンスタンドのトイレで会ったカーラがバッグに入れたのではないかと考えたブレアは、彼女が”独立記念日みたいね・・・”と言ったことを思い出す。 電話をバッグに入れたカーラが、何かメッセージを伝えようとしたと言うブレアは、独立記念日の”0704”がパスワードだと思うものの違っていた。 ジョンに言われた”1776”を加えたブレアは、それでもだめだったためにいろいろ試し、”070476”でアクセスすることに成功する。 保存されていた写真を確認したブレアは、殴られたような何人もの女性の中に、トイレにいたカーラを見つける。 傷ついた女性達が皆同じポーズをしていることにジョンが気づき、ブレアは、人身売買用に撮った写真ではないかと考える。 警察に電話をしようとしたブレアは、ダレンから、会社の別荘なのでこの場で騒ぎは起こしてほしくないと言われる。 揉め事になり、ジョンと付き合ったことがあったマリアは、ダレンに売春婦と言われて侮辱される。 ダレンに謝罪されたマリアは、納得できずにその場を去る。 警察に電話をしたブレアは、来てくれることをジョンに伝える。 ジョンも隠し事をしていたことをブレアに謝罪し、今後は真実を話すということで互いに納得する。 ダレンと話したジョンは、彼がマリアと出会う前のことだったと正直に話す。 携帯電話の写真を自分の携帯で撮影したブレアは、番号なども確認する。 衛星端末から携帯電話を外したブレアは、自分の電話とサイズが同じだということをも確認する。 誰かが訪ねてきたために入り口に向かったブレアは、それがカーラだったために驚く。 カーラから、間違えて電話をバッグに入れてしまったと言われたブレアだったが、自分がここにいることを彼女が知っているのを不思議に思う。 中に入り家族に電話をしてあげるようにと言われたカーラは、焦りながら、殺しに来るので助けたいとブレアに伝える。 電話の中の内容は確認したと言うブレアに、動揺しながら行かなければならないと伝えたカーラは、電話を返してもらえないためにその場を去る。 カーラから全員を連れ出したと言われたレッドは、電話を取り戻せなかったことを知り彼女を射殺する。 ブレアらはレッドから電話を渡せと言われ、ダレンが、中に戻り取ってくるとレッドに伝える。 三人は部屋に戻り、ダレンは隠してあった銃を手にし、ブレアは警察に電話をするものの通じなかった。 電話を持っていき交渉しようとしたダレンだったが、ブレアは渡そうとしない。 かかってきた電話には出ないブレアは、それでこちらの位置を知ったことに気づく。 ダレンに銃を向けられたブレアは、仕方なく電話を渡す。 外に出たダレンは、マリアの荷物が地面に落ちていることに気づき、彼女が捕らえられたと考える。 レッドらと話をしたダレンは、誤解があったと言って、マリアを返してほしいと伝える。 ガレージのシャッターをこじ開けたジョンは、外の材木を取りに行くブレアを外に出す。 ダレンから電話を受け取ったレッドは、ロックが外されていることに気づき、中身を見られたことを確認する。 銃を手にしたダレンは、レッドに射殺される。 それを目撃したブレアは、材木を持ってガレージに戻る。 ショットガンで入り口のカギを壊したスクートは、内部を調べる。 シャッターをこじ開けたブレアは、外に出たジョンと共に森に逃げる。 ブレアは、衛生端末を外して持っているので電話を掛けられるとジョンに伝える。 必ず見つけると言って、追ってきたレッドはその場を去るが、ポニー襲われたジョンはナイフで腕を傷つけられる。 ブレアがポニーを殴り倒し、その場を離れた彼女とジャックは、近くの民家に向かう。 住人の老人に家に入れてもらったブレアは、コンピューターがあることを確認する。 撮った写真をカールに送ることを考えたブレアは、老人にコンピューターを借りる。 電話を借りたジョンは、警察に電話をして助けを求める。 ブレアは、性的人身売買組織に何人か殺されたという内容のメッセージに写真を添付して、メールをカールに送信する。 現れてたスクートに老人は射殺され、格闘になったジョンは撃たれてしまう。 ブレアが背後からナイフで襲い掛かり、ショットガンを奪ったジョンはスクートを射殺する。 車の鍵を見つけたので逃げるようにとブレアに伝えたジョンは、息を引き取る。 ジョンが指輪を用意していたことを知ったブレアは悲しみ、車に向かうもののエンジンがかからない。 何者かが近づいたことに気づいたブレアは、現れたビリーとレッドに襲われて捕らえられる。 そこに通報を受けたマーネスと保安官補ロウが現れ、銃を向けられたレッドはブレアから離れる。 しかし、仲間だったマーネスはロウを射殺し、携帯電話のデータを消去しなかったレッドを非難する。 マーネスは、ブレアを連れて行き連絡した場所を聞き出して始末するようにとレッドに指示する。 銃撃戦でロウが撃たれたことを無線で伝えるマーネスは、麻薬取引の容疑者ジョンとブレアは逃亡したと伝える。 倉庫に連れて行かれたブレアは注射を打たれ、他の女性達と共にトラックの荷台に乗せられる。 マリアに気づいたブレアは、ダレンとジョンのことを訊かれ、死んだことを知らせる。 ビリーと共に現れたレッドは、ブレアに近づき迫るものの、抵抗されて痛めつけられる。 ブレアに襲い掛かったビリーだったが、マリアが注射を打ち彼を失神させる。 歩けないマリアに戻ってくると伝えてその場から脱出したブレアは、森を抜けたところが立ち寄ったガソリンスタンドだと気づく。 店の店員パットに助けを求めたブレアは、彼女が警察に電話をしている間に携帯電話で警察に連絡する。 電話を受けたマーネスは、ガソリンスタンドに向かう。 到着して店を閉めたマーネスは、ブレアがトイレにいることを知り、出てきた彼女に銃を向ける。 ブレアに手錠をかけて店から出ようとしたマーネスは、駆け付けた警察とFBIに包囲される。 別荘で最初に警察に電話をかけたのはマーネスではなかったことを、ブレアは彼女に伝える。 マーネスは逮捕され、マリアら捕らえられていた女性達は保護される。 その後、事件のことをカールに話したブレアは、権力者も関わる国際的な組織犯罪なので、公にするには危険が伴うと言われる。 構わないとカールに伝えたブレアはその場を去り、その後、事件は報道される。 アメリカでは、190万人もの女性が人身売買の被害に遭っている。 世界では人身売買による被害は2100万人に達し、毎年1500億ドルの不正利益が発生している。
...全てを見る(結末あり)
__________
*(簡略ストー リー)
サクラメント。
”サクラメント・ポスト”の記者ブレアは、恋人のジョンと共に彼の友人ダレンの会社の別荘に向かう。
途中、二人はガソリンスタンドに寄り、買い物をしたブレアは、様子がおかしい女性カーラが気になる。
バイカーに絡まれたジョンは、現れた保安官のマーネスがその場を鎮めてくれたためにブレアとその場を去る。
別荘に着いたジョンは、ブレアにプロポーズするつもりだったのだが、そこにダレンと恋人のマリアが現れる。
その後、カーラが入れたと思われる衛星携帯電話がバッグに入っていることに気づいたブレアは、そのロックを解除して写真などを確認し、彼女らが”セックス・トラフィック/性的人身売買”の被害者であることに気づく・・・。
__________
全世界で社会問題化している”セックス・トラフィック/性的人身売買”を扱った作品で、組織の事件に巻き込まれたカップルに襲い掛かる恐怖を描く犯罪ドラマ。
スリラー、ホラー映画を得意とするデオン・テイラーが、製作と脚本を兼ねた監督作品。
本作では、悪党集団を操るのが保安官という設定で描かれているが、世界規模で行われている性的人身売買の組織犯罪には、さらに大きな権力を握る者が関与していると言われている。
製作にも参加している主演のポーラ・パットンは、恐ろしい体験をするものの、ジャーナリストとしての使命を果たそうとして、組織犯罪と闘う決心をする主人公を熱演するものの、彼女らしくないオーバーアクションなどが気になる。
主人公の恋人オマー・エップス、その親友でスポーツ・エージェントのラズ・アロンソ、その恋人ロゼリン・サンチェス、女性を捕らえる集団のリーダー、ルーク・ゴス、主人公の上司ウィリアム・フィクトナー、性的人身売買の被害者ドーン・オリヴィエリ、組織を操る犯罪者だった保安官補のミッシー・パイル、組織の一員ローリン・マクラレイ、警察の通信係エイドリアン・ブスタマンテなどが共演している。