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妖精ファイター Tooth Fairy (2010)

ラフ・プレーを売り物にするアイスホッケー選手が子供の夢を壊し“トゥース・フェアリー/歯の妖精”に変身させられて巻き起こす騒動を描く、主演ドウェイン・ジョンソンアシュレイ・ジャッドスティーヴン・マーチャントジュリー・アンドリュースビリー・クリスタルセス・マクファーレン他共演、監督マイケル・レンベックによるハート・ウォーミングなファンタジー・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

ドウェイン・ジョンソン / Dwayne Johnson / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・レンベック

製作総指揮:ジム・ピドック
製作
ジェイソン・ブラム

マーク・シアーディ
ゴードン・グレイ
脚本
ローウェル・ガンツ

ババルー・マンデル
ジョシュア・スターニン
ジェフリー・ヴェンティミラ
ランディ・メイエム・シンガー
撮影:デヴィッド・タッターサル
編集:デヴィッド・フィンファー
音楽:ジョージ・S・クリントン

出演
デレク・トンプソン/トゥース・フェアリー:ドウェイン・ジョンソン

カーリー・ハリス:アシュレイ・ジャッド
トレーシー:スティーヴン・マーチャント
リリー:ジュリー・アンドリュース
ジェリー:ビリー・クリスタル
ミック・ドネリー:ライアン・シェクラー
ジギー:セス・マクファーレン
ランディ・ハリス:チェイス・エリソン
テス・ハリス:デスティニー・ウィットロック
デューク:ブランドン・T・ジャクソン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2010年製作 101分
公開
北米:2010年1月22日
日本:未公開
製作費 $48,000,000
北米興行収入 $60,020,100
世界 $112,462,510


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロサンゼルス
NHLプレイヤーで、怪我でマイナー落ちして夢を諦めたデレク・トンプソン(ドウェイン・ジョンソン)は、相手選手の歯を折ってしまうラフ・プレイが売り物で、”トゥース・フェアリー”の異名を誇る人気選手だった。

デレクは、恋人カーリー・ハリス(アシュレイ・ジャッド)の6歳になる娘テス(デスティニー・ウィットロック)の歯が抜けたことで、妖精が来るという夢を否定してしまう。

カーリーは気分を害してしまい、帰宅したデレクはベッドに入るが、そこで”妖精を信じない者の召喚状”を見つける。

その後、背中に羽が生え、妖精の国に導かれたデレクは、ケースワーカーのトレーシー(スティーヴン・マーチャント)に声をかけられる。
...全てを見る(結末あり)

トレーシーに、”トゥース・フェアリー”(歯の妖精)の修行をしてもらうと言われたデレクは騒ぎを起してしまう。

そこに、妖精の長であるリリー(ジュリー・アンドリュース)が現れ、罰として、デレクに2週間の”トゥース・フェアリー”の任務を言い渡す。

ジェリー(ビリー・クリスタル)に会うよう言われたデレクは、彼から、体が縮むペイスト、姿を消すスプレイ、健忘ダストなどを支給される。

その後、トレーシーにデューク(ブランドン・T・ジャクソン)の元に連れて行かれたデレクは、空を飛ぶ練習をさせられる。

そして、妖精になることを誓わされたデレクは、リリーに人間界に戻される。

元の姿に戻ったデレクは安心して、カーリーに会い謝罪した後、彼女の息子ランディ(チェイス・エリソン)とも親しく接する。

しかし、トレーシーからの電話で羽が生えてしまい、デレクは任務を遂行するよう命ぜられる。

早速、歯の抜けた子供の家に向かったデレクは、ペイストをなめて体を縮小させて家に侵入する。

子供の枕の下の歯の代わりに、1ドルを置いたデレクは、猫に襲われそうになりながらも、その家を脱出する。

数日後、ホッケーの試合に出場したデレクだったが、18歳でデビューしたミック・ドネリー(ライアン・シェクラー)にスターの座を奪われそうになる。

試合中、羽が生えてしまったデレクは、目的の家に向かい健忘ダストを使い、歯を持ち帰リリーに渡す。

デレクは、単純に任務をこなすだけの、妖精としての精神を尊重しない行動をリリーに注意される。

その後デレクは、どうもしっくりこないランディを預かることになり、ギターが得意の彼を楽器店に連れて行く。

ランディは、学校で開かれるタレント・ショーに出場するべきか決めかねていたが、デレクは出場することを勧め彼を励ます。

再び任務を果たしたデレクは、子供達が妖精を信じなくなって、このままでは妖精がいなくなり、夢がなくなってしまうと嘆くリリーの愚痴を聞かされる。

しかしデレクは、夢など抱くのは無駄だと言ってそれを嘲り笑う。

そんなデレクは、同じ妖精のジギー(セス・マクファーレン)から、まがい物の小道具を買わされて任務に失敗し、警察に逮捕されてしまう。

保釈されたデレクは、自分で考えたコスチュームに身をまとい、自己流で任務を遂行しようとする。

ミックに年寄り扱いされたデレクは、透明スプレイを試合中に使い姿を消し、彼に恥をかかせてしまう。

タレント・ショーの練習に励むランディは自信をなくすが、チャレンジすることの大切さをデレクに教えられる。

ランディに、ホッケーの試合で得点をあげたことにないことを話したデレクは、自分もそれにチャレンジすることを伝え、二人は目標に向かい努力することを約束する。

その後ランディは、羽のないトレーシーが、それに憧れを持っていることを知り、彼に体を鍛えるように助言し、トレーニングに付き合う。

自分の腕を磨く練習も積むデレクは、ランディの練習も見守り、スターになれる可能性は必ずあると彼を励ます。

しかし、デレクは試合で、自分でシュートを狙い失敗する大失態を演じてしまう。

コーチに罵倒されたデレクは、翌日にショーを控えているランディに八つ当たりしてしまい、彼は傷つきギターを壊してしまう。

それを見たカーリーは憤慨し、可能性を信じないことが欠点だと言って、デレクを見限ってしまう。

そんな時、トレーシーが”トゥース・フェアリー”の見習いになれたと言って現れるが、デレクは彼を追い払おうとする。

ショックを受けたトレーシーは、デレクが自分自身を傷つけていると言って姿を消してしまう。

次の試合、ラフ・プレイを封印したデレクは、リンクに姿を現したトレーシーに励まされ、パックを奪い突進し見事にゴールを決める。

しかし、トレーシーはデレクに任務を伝え、彼はそれがテスの2本目の歯が抜けたことだと知る。

デレクは、観衆とチーム・メイトの前で妖精に変身してしまい、空を飛んでカーリーの家に向かう。

トレーシーは、それを見て呆然とする観衆に、健忘ダストを噴射する。

テスの元に向かったデレクは、彼女に妖精はいることを告げて、ランディに謝罪しギターを直す。

羽の付いたデレクを見たカーリーは、彼が先日の埋め合わせに、妖精を信じさせようとして、衣装を着てテスを喜ばせたと思い込み感激する。

デレクは空を飛び、ランディを連れて学校に向かい、彼に健忘ダストをふりかけて姿を消す。

リリーにテスの歯を届けたデレクは、妖精を信じて夢を持つことは素晴らしいと伝える。

感激したリリーはデレクの任務を解き、彼女はトレーシーに羽のバッジを与え、彼が”トゥース・フェアリー”の後を継ぐことになる。

そして、デレクは妖精の国の記憶を消され、ランディの出演するショーを見に行く。

ランディは見事な演奏を披露し、興奮するカーリーにデレクはプロポーズする。

その後、NHLの”ロサンゼルス・キングス”にカムバックしたデレクは、どこかで会ったような男性(ジェリー)に声をかけられる。

席に戻ったジェリーは、リリーと共に試合を観戦するが、小さなパックが見えず、縮みペイストを使いリンクに向かう。

ジェリーは、小さな体でパックに乗りゴールして、その迫力を味わう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
NHLプレイヤーで、怪我でマイナー落ちしたデレク・トンプソンは、敵選手の歯を折ってしまうことから、”トゥース・フェアリー”の異名を誇る、ラフ・プレイが売り物の人気選手だった。
選手として挫折を味わい、夢を持つことが無駄だと考えるデレクは、恋人のカーリーの娘テスが、歯が抜けたことで妖精が現れるという夢を否定してしまう。
カーリーは気分を害し、それを気にしながら帰宅したデレクだったが、なんと妖精に変身させられてしまう。
妖精の国に導かれたデレクは、ケースワーカーのトレーシーに修行を言い渡される。
騒ぎを起こしたデレクは、罰として”トゥース・フェアリー/歯の妖精”の任務を果たすよう、妖精の長リリーから命ぜられてしまう。
仕方なく修行を始め、人間界に戻り任務を遂行し、子供達に夢を与えようと、努力してみるデレクだったが・・・。
__________

子供達の成長の証となる、抜けた乳歯を枕の下に置いて寝ると、”トゥース・フェアリー/歯の妖精”が歯とお金を交換していくという、欧米の言い伝えを題材にした作品。

その夢を打ち砕くのが、いかにも荒っぽい豪傑タイプのドウェイン・ジョンソンだというところがいかにもなのだが、彼の柔和で愛嬌のある表情と、夢を信じる人物に変わるという、彼の従来のキャラクターとのギャップが、実に微笑ましく描かれている。

それにしても、アクション派の彼のコメディ・センスも確かなもので、肉体的魅力も十分に生かした見映えのするスターだ。

日本では劇場未公開とは言え、その夢をぶち壊す、相変わらずの邦題には愕然としてしまう・・・。

北米興行収入は約6000万ドル、全世界で約1億1200万ドルのヒットとなった。

奥深い演技にも定評のあるアシュレイ・ジャッドは、主人公の恋人であるシングル・マザーを意外にあっさりと演じている。

194cm?のドウェイン・ジョンソンと、わずか数センチ違いとは思えない、彼より遥かに背の高い、針金のようなスリムな長身と表情が実にいいスティーヴン・マーチャントの好演が光る。

妖精の長を貫禄で演ずる若々しいジュリー・アンドリュース、特別出演程度だが、ラストも飾る妖精装備品支給係ビリー・クリスタル、若手ホッケー選手ライアン・シェクラー、妖精仲間セス・マクファーレン、涙する悲しい表情がとても印象的なカーリー(A・ジャッド)の息子役のチェイス・エリソン、娘役のデスティニー・ウィットロック、妖精の飛行訓練係ブランドン・T・ジャクソンなどが共演している。


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