地球の未来を救おうとする未来都市”トゥモローランド”の存在を知る男性と高校生の少女の活躍を描く、製作、監督、原案、脚本ブラッド・バード、主演ジョージ・クルーニー、ヒュー・ローリー、ブリット・ロバートソン、ラフィー・キャシディ他共演のSFアドベンチャー。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ブラッド・バード
製作
デイモン・リンデロフ
ブラッド・バード
ジェフリー・チャーノフ
製作総指揮
ジョン・ウォーカー
バーナード・ベリュー
ジェフ・ジェンセン
ブリガム・テイラー
原案
デイモン・リンデロフ
ブラッド・バード
ジェフ・ジェンセン
脚本
デイモン・リンデロフ
ブラッド・バード
撮影:クラウディオ・ミランダ
編集
ウォルター・マーチ
クレイグ・ウッド
音楽:マイケル・ジアッチーノ
出演
フランク・ウォーカー:ジョージ・クルーニー
デヴィッド・ニックス総督:ヒュー・ローリー
ケイシー・ニュートン:ブリット・ロバートソン
アテナ:ラフィー・キャシディ
エディ・ニュートン:ティム・マッグロウ
ウルスラ:キャスリン・ハーン
ヒューゴー:キーガン=マイケル・キー
ウォーカー:クリス・バウアー
フランク・ウォーカー(少年期):トーマス・ロビンソン
デイヴ・クラーク:マシュー・マッカアル
ネイト・ニュートン:ピアース・ガニォン
ジェニー・ニュートン:ジュディ・グリア
アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
2015年製作 130分
公開
北米:2015年5月22日
日本:2015年6月6日
製作費 $190,000,000
北米興行収入 $93,436,320
世界 $209,154,320
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
中年男性のフランク・ウォーカー(ジョージ・クルーニー)は、カウントダウンの表示を前にして、未来に関する話を始める。
フランクは、自分が子供の頃は別の未来を思い描いていたと語る。
__________
1964年、ニューヨーク、フラッシング・メドウズ。
”ニューヨーク万国博覧会”の会場に着いた11歳の少年フランク・ウォーカー(トーマス・ロビンソン)は、発明コンテストに参加しようとする。
フランクは、審査員のデヴィッド・ニックス(ヒュー・ローリー)に液体窒素を使った”ジェットパック”を見せる。
優勝を確信するフランクは、アテナ(ラフィー・キャシディ)という少女から、なぜそれを作ったのか訊かれる。 いくら待っても誰も作ってくれないからと答えたフランクは、正確には飛べないのだが、少年が飛べる姿を見れば全てが可能だと皆が思い世界がよくなるとニックスに伝える。 ニックスから、話は理解したが飛べなければダメだと言われたフランクはその場を去る。 フランクが気に入ったアテナだったが、ニックスは”許可”を与えない。 ショックを受けたフランクは、飛べるわけがないと父(クリス・バウアー)にも言われたことを思い出す。 現れたアテナから黙ってついて来るようにと言われたフランクは、ピン・バッジを渡される。 フランクから”君は誰?”と訊かれたアテナは、”私は未来”と答えて微笑む。 握っていた”T”のマークがついたバッジを確認したフランクは、”ユニセフ”の依頼で”ディズニー”が提供するパビリオン”イッツ・ア・スモールワールド”に向かいバッジをつける。 ニックスとアテナが乗ったボートを追ったフランクは、その次のボートに乗り込み、アトラクションが始まるものの、その後、地下に向かう。 暗闇を進み、現れた場所に乗り移ったフランクは閉じ込められ、ある場所に向かい、シャトルに乗って飛び立ったアテナを追う。 その場から落下したフランクは、落ちて壊れたジェットパックをロボットに奪われる。 それをロボットに修理してもらったフランクは、現れた男性に声をかけられたために驚き、再び落下してしまう。 ジェットパックに近づいたフランクはそれを背負い、地上に落下する寸前で噴射して空を飛ぶ。 アテナを見つけたフランクは何とか着陸し、その様子を見ていたニックスは呆れてしまう。 ここがどこかアテナに尋ねたフランクは、彼女と共に目の前に広がる未来都市を見つめる。 それからが地獄だったと話すフランクは、横から口を出すケイシー・ニュートン(ブリット・ロバートソン)から、楽観的な自分の方が適任だと言われる。 フロリダ州、ケープ・カナベラル、”NASA”発射台解体現場。 弟のネイト(ピアース・ガニォン)から、また発射台解体の妨害をしてきたのかと言われたケイシーは、そうだとしたら、未来を変えられると信じている人がすることだと伝える。 発射台を解体する理由を訊かれたケイシーは、考え続けるよりも諦める方が楽だ殻だと答え、自分は諦めないとネイトに伝える。 ケイシーを監視していたアテナは、持っていた残り一つの”T”バッジを使い、彼女のヘルメットの髪の毛でDNAをチェックする。 翌日、解体現場のエンジニアであるケイシーの父エディ(ティム・マッグロウ)は、またクレーンが故障したという連絡を受けるものの、代用のクレーンが運ばれてくるので解体は続けられるとケイシーに伝える。 現場の作業は止められないと言うエディは、解体後に失職するのは避けられない現実であり、NASAのエンジニアだがロケットがないと伝えるものの、ケイシーは納得しなかった。 学校で発言しようとしても教師に相手にされないケイシーは、その夜も解体現場に向かう。 ドローンが見つかり、駆け付けた警官に逮捕されたケイシーは、直ぐに釈放される。 所持品を返されたケイシーは”T”バッジに気づき、それに触れると別世界が見えることに気づく。 麦畑の彼方に見える都市に向かおうとしたケイシーは、警察の壁にぶつかりバッジを落として現実に戻る。 ガムの包み紙で包んだバッジを手にしたケイシーは、迎えに来たエディから、国土安全保障省に頼み告訴は免れたことを知らされる。 真面目に反省しないために責められたケイシーは、バッジに触れば理解できるとエディに伝える。 エディがバッジに触れても何も起きない様子だったために、自分で試したケイシーの目の前には麦畑が広がる。 驚くケイシーは、エディにバッジを奪われて現実に戻る。 帰宅したケイシーは、バッジに触れて麦畑に向かい歩き出すものの、現実の階段から落ちてバッジを落とす。 起きて来たエディには気づかれなかったケイシーは、靴下でバッジを拾い、自転車で郊外に向かう。 その場でバッジに触れたケイシーは、そこが未来都市の中だったために驚く。 見るもの全てに興味津々のケイシーは、到着したホバーレールに乗りスペースポートに向かう。 20光年彼方に飛び立つ宇宙船に乗ろうとしたケイシーは、足元の水に気づき、バッジのバッテリーが切れたために現実の沼地に戻る。 家に戻ったケイシーは、ネイトに協力してもらいエディのパソコンにログインする。 1964年に開催されたニューヨーク万国博覧会の、記念の超レアもののピン・バッジが高値で取引されていることを知ったケイシーは、自分の持っているものと同じであることを確認して、連絡先のヒューストンの住所をチェックする。 自分はキャンプに行ったとエディに伝えてほしいとネイトに頼んだケイシーは、調べた場所に向かう理由を訊かれて、未来都市に行ったことを話して旅立つ。 翌日、訪ねて来たアテナからケイシーのことを訊かれたネイトはいないと答え、クッキーを届けに来た彼女がガールスカウトだということを知る。 疑われたアテナは全てを知っているとネイトに伝え、未来から来たのかと訊かれる。 知っていることを話すようにと言われたネイトは、バッジが動かなくなったので、ケイシーは他のものを探しに行ったとアテナに伝える。 驚いたアテナは、ケイシーがバッジを探しに行った場所をネイトに尋ねる。 ヒューストン。 妻のウルスラに呼ばれたヒューゴー(キーガン=マイケル・キー)はバッジを見て驚き、誰にもらったかをケイシーに尋ねる。 ヒューゴーが何も教えてくれないためにその場から去ろうとしたケイシーは、とんでもない光景を見なかったか訊かれる。 あれが現実なのか尋ねたケイシーは、ヒューゴーから、もちろんだと言われ、ある者達が驚くべき科学技術を開発したという話を聞く。 世界中の天才や芸術家や科学者など独創的な人々が集まり、別世界を秘密の場所に造り、バッジがあればそこに行けると話すヒューゴーとウルスラは、自分達にそれを見せるためにバッジを使ったとケイシーに伝える。 ”扉”を開こうとしたものの実現しなかったと言うヒューゴーとウルスラは、これ以上は話せないとケイシーに伝えて、バッジを手に入れた場所を尋ねる。 分からないと答えたケイシーは、所持品に紛れていたことを二人に伝える。 誰かにもらったはずだと言いながら、ウルスラはその場の隠しボタンを押す。 バッジを持って帰ろうとしたケイシーは、ヒューゴーから1000ドル出すと言われ、相手は”少女”ではなかったかと訊かれるものの、その場を去ろうとする。 武器で脅され少女の居場所を訊かれたケイシーは、知らないと答える。 ヒューゴーが天井に発砲して鳥が落ちて来たため、その隙に逃げようとしたケイシーは銃撃されて腕を怪我する。 少女のことを訊かれて武器を向けられたケイシーは、時間を制止させる球体でヒューゴーとウルスラの動きを止めたアテナに助けられる。 球体が割れたら撃たれると言われたケイシーは、腕が抜けないとアテナに伝える。 ケイシーの腕を抜いたアテナは、球体が割れて攻撃してきたヒューゴーとウルスラを倒す。 アテナとケイシーが店から飛び出した直後に、その場は爆発する。 車を奪ったアテナは逃走し、ヒューゴーとウルスラが”オーディオ・アニマトロニクス”であり、ロボットのようなものだとケイシーに伝える。 事情が理解できないケイシーは、アテナもオーディオ・アニマトロニクスだということを知り、ブレーキを踏んで車を止める。 車から降りて逃げようとしたケイシーは、追ってきたアテナが後続車に轢かれたために驚く。 後続車の男性は驚き車から降りてアテナに駆け寄り、その隙に車を奪ったケイシーは走り去る。 起き上がったアテナは、走ってケイシーを追う。 追いついて車に飛び込んできたアテナに驚くケイシーは、急停車して、あれが最後のバッジだったと言われる。 バッジに触れて見た都市が実在することをアテナに確認したケイシーは、自分が行かなければ消えてしまうと言われ、過去か未来どちらに行きたいか訊かれる。 アテナから未来に行けると言われたケイシーは納得する。 爆発現場を調べていた警官は、現れたシークレットサービスだと言うデイヴ・クラーク(マシュー・マッカアル)から、捜査を受け継ぐと言われる。 店内から発見されたロボットの首(ウルスラ)が”少女”と話し、警官から事情を聞かれたデイヴは彼らを殺す。 デイヴは、少女を見つけたことをニックス総督に連絡しようとする。 アテナから、ニューヨーク州のピッツフィールドに向かうと言われたケイシーは、何かに採用されたことを知らされる。 質問を続けるとシャットダウンすると言われたケイシーは、それを信じなかったものの、アテナは機能を停止してしまう。 エディの電話にメッセージを残したケイシーは、キャンプではなかったことを話し、詳しい説明はできないと伝える。 翌日、突然、起動したアテナは、自分を信じてほしいとケイシーに伝えて車の運転を代わる。 アテナから、他にも候補がいたが自分は特別だったと言われたケイシーは、これから会う人物の名前を尋ねる。 それが、同じく特別な存在の”フランク・ウォーカー”だと知ったケイシーは眠ってしまう。 道路に置き去りにされたケイシーは目覚め、ウォーカーの郵便箱に気づく。 道路から敷地内に入り家を見つけたケイシーは、犬に襲われる。 足跡がなく触れない犬がホログラムだと気づいたケイシーは、入口のドアをノックする。 中にいる男性から用件を訊かれたケイシーは、相手がフランクだということを確認し、バッジに触れると行ける場所に連れて行ってほしいと伝える。 監視カメラに向かいバッジを見せたケイシーは吹き飛ばされ、出て来たフランクはバッジを拾い、それをアテナから受け取ったことを知る。 アテナが姿を消したことを知ったフランクは、家に帰るようにとケイシーに伝える。 都市はもう存在しないと話すフランクは、見たのは古いコマーシャルで、招待されたパーティーが中止になったと言って、重要人物だと思い込まされているとケイシーに伝えてバッジを返す。 自分をその場に連れて行かないのか尋ねるケイシーを無視して、フランクは家に入る。 夜になり、雨の中、その場から離れないケイシーは、家に張り巡らされている電線や無数のアンテナを確認する。 ケイシーがトラクターに火を放ったことに気づいたフランクは、それを冷凍消火する。 その隙に家に入ったケイシーは、入り口で騒ぐフランクを吹き飛ばす。 フランクを無視して家の中のものに興味を持つケイシーは、ある装置に録画されていた少年フランクとアテナの映像を見る。 奥の部屋の無数のモニターとカウントダウン表示に気づいたケイシーは、地下室から侵入してきたフランクに、それらが何かを尋ねる。 都市から追放されて扉を閉められたと言うフランクは、ケイシーから、アテナが話していた”禁断のもの”を作ったことが理由なのか訊かれる。 自分が死ぬ日が分かったら知りたいかと訊かれたケイシーは、当然だと答える。 その時、モニターの100%の表示が99.9994%になったために驚くフランクは、ケイシーに何者だと尋ねる。 警報が鳴り、モニターの車を確認したフランクは、ロボットの追っ手が来たことをケイシーに伝える。 現れたデイヴは、不介入の立場にありながら逃亡者を匿っているとフランクに伝え、引き渡さなければ殺すと言って脅す。 家を防御したフランクは、押し入ってきたロボットを破壊して、ニックス総督の命令だと言うデイヴを、ケイシーに加勢されながら叩きのめす。 ケイシーと共にバスタブに入ったフランクは、家の爆破をセットして、襲い掛かってきたデイヴがしがみついたまま脱出装置で飛び立つ。 家は爆発して、水面に着水したフランクは、父の帽子を探すケイシーと共に水から上がる。 隠してあったバイクのエンジンがかからないフランクは、車が来たために警戒するが、現れたのはアテナだった。 三人はその場から逃れ、フランクは、ケイシーを巻き込んだ理由をアテナに尋ねる。 バッジを渡しただけだと言うアテナは、破壊されたはずのバッジを何個か持って逃げたことをフランクに伝える。 候補者として、ケイシーが自分よりはるかに評価が高かったことを知ったフランクは、自分はまだ11歳だったと言いながら苛立つ。 アテナから、ケイシーは最後の候補だと言われたフランクは、彼女が未だに候補を探し続けていることを知る。 ケイシーから、質問し過ぎるとアテナがシャットダウンすると言われたフランクは、それがウソだとバラしてしまう。 人生を狂わされたフランクは、アテナを責める。 秘密基地”スペクタル”に着いたアテナは、敵がいることを警戒するフランクに、彼が持ってきたことを知っている”エジソンのチューブ”を使えばいいと伝える。 アテナは1と0の組み合わせで動くソフトウェアで動くロボットだと言うたフランクは、彼女を頼りにするなとケイシーに話す。 ケイシーから何があったのか訊かれたアテナは、バカな少年をだまして傷つけたと言うフランクに、優秀なのでバカではないと伝える。 チューブを渡してほしい言うケイシーに、それならば連れて行くと伝えたフランクは、あるコンテナに入り地下に向かう。 伝送装置の準備を始めたフランクは、ケイシーに粉を飲ませて目隠しし、彼女とアテナと共にポッドに入る。 アテナも追放されたことを知ったフランクは、出発の準備をしながら、ケイシーを選んだ理由をアテナに尋ねる。 決して諦めないからと言われたフランクは、ケイシーにに都市が救えるかアテナに尋ねる。 分からないと答えたアテナは、やってみるしかないとフランクに伝える。 装置は作動し、暫くするとハッチが開く。 喉が渇いたケイシーはコーラを二本飲み干し、ロボットに居場所は知られていると、フランクは二人に話す。 その場がパリの”エッフェル塔”だと知ったケイシーは興奮し、フランクは彼女を落ち着かせる。 ケイシーに警備員を気絶させたフランクは、エッフェル塔がただの万博記念の建造物ではなく、”ギュスターヴ・エッフェル”が造った別世界の入り口だと話す。 その場にあった4人のろう人形”エッフェル”、”ジュール・ヴェルヌ”、”ニコラ・テスラ”、”トーマス・エジソン”が最初の”プルス・ウルトラ”だと話すフランクは、”テスラ”がアンテナを設計し異次元の周波数をキャッチして、最適の場所を見つけたとケイシーに伝える。 それを”エジソン”が横取りしようとしたと話すフランクは、アテナから無関係な話をしていると言われ、”エジソン・チューブ”を蓄音機にセットして”ラ・マルセイエーズ”を流す。 その場の装置が作動し始め、地下から出現したロケットが上昇する。 そこにデヴィッドらが現れ、アテナがそれに気づく。 ロケットに乗り込んだフランクらは、阻止しようとするデヴィッドを無視して飛び立つ。 地上の人々は、その光景を見て驚く。 月に近づいたロケットは引き返し、ケイシーはアテナから異次元に飛び込むことを知らされる。 大気圏に突入したロケットは都市に到着して、高層ビルに衝突しながら不時着する。 フランクとアテナと共に外に出たケイシーは、以前見た光景とは違い、都市は荒廃していることに気づく。 計画を進めようとするフランクは、バッグの中から出した1キロトン爆弾のボールをアテナに渡し、隠しておくようにと伝える。 いざという時にそれを使うとケイシーに伝えたフランクは、”トゥモローランド”を見たいはずだと言って、現れたニックス総督と話す。 旧式で破壊されそうになったので逃げたと言うアテナとケイシーとも話したニックスは、追放されたにも拘らず規則を破って戻ってきたフランクに、その理由を尋ねる。 ケイシーが答えると言うフランクは、彼女なら救えるとニックスに伝える。 ”モニター”の信号を地球で傍受してた時、一瞬”確率”が下がったと言うフランクは、それを信じないニックスに試すことを提案する。 話が理解できないケイシーは、ニックスから、自分が地球を救えると言われる。 ある場所に向かったケイシーは、ニックスから”地球への架け橋”だと言われて、フランクらと共に装置で上空の”モニター”に上昇する。 未来の一瞬が見えたケイシーは、40年前に発見した超高速の粒子”タキオン”により可能になったことをニックスから知らされる。 地球では仮定の存在だと言われたケイシーは、大事な帽子が風で飛んでしまう。 ”モニター”に着いたニックスは、後をフランクに任せる。 装置を操作しながらケイシーに場所を指定させたフランクは、”ケープ・カナベラル”と言う彼女に、地球の中心を方向づけるよう指示する。 自宅の実験室に着いたケイシーは、地球からかけ離れた場所からコンタクトできるマシンをフランクが作ったことを知らされる。 3日前のことが見える理屈をニックスから説明されたケイシーは、フランクから未来も見えると言われたため、発射台解体現場をモニターする。 発射台は解体され、その後、世界は破滅して地球は終わりを迎え、それが58日後だとケイシーは知らされる。 それが早まる可能性もあることを知ったケイシーは、何もしようとしないニックスを非難するが、自分達は死なず、トゥモローランドは大丈夫だと言われる。 トゥモローランドに人々を避難させない理由を訊かれたニックスは、地球人は残虐なので、解放したら同じ道をたどることになるとケイシーに伝える。 納得いかないケイシーが反論した瞬間、その場の光景が元に戻ったように見えたフランクは、まだチャンスがあるとニックスに伝えるものの、気絶させられる。 意識が戻ったフランクは、アテナから強制送還されたと言われ、未来の変化を無視するニックスのことを考える。 落ち込むケイシーは、未だに自分を”特別”だと言うフランクにそれを否定し、バッジを渡した理由をアテナに尋ねる。 あることが閃いたケイシーは、家でモニターの信号を傍受した方法をフランクに尋ね、周波数が分かればアマチュア無線で拾えることを知る。 増幅させた予測を送信すれば”洗脳”できる可能性に気づいたフランクは、ケイシーからモニターを切ることを提案される。 送還されるフランクとケイシーは、起きることを予測したモニターが信号を増幅して送信していることをニックスに伝える。 地球が滅亡するように人類が仕向けられている、時限爆弾と同じだと言われたニックスは、フランクからモニターを切ることを指示される。 モニターに停止スイッチはないと言われたフランクは、ニックスの陰謀だと気づく。 未来を知って誰にそれを知らせるのか、説得するのは不可能だと言うニックスは、文明を救うには崩壊を見せるしかないと話し、対策を考えない人類は滅亡を望んだようなものだと伝える。 無人島に放り出されそうになったフランクは抵抗し、爆弾をプラットホームに放り込むようアテナに指示する。 アテナから爆弾を渡されたケイシーはプラットホームに向かうことができず、フランクとニックスは無人島に取り残される。 作動する爆弾を停止することができないアテナは、無人島の扉を開けて、爆弾を浜辺に放り投げる。 フランクと共に未来に戻ったニックスは、残骸の下敷きになり足が挟まれる。 フランクが撃たれる未来を見たアテナはそれを阻止し、銃弾を受けてしまう。 修理は不可能でりシャットダウンすると言うアテナは、フランクに関するログを再生しようとする。 1965年、オーディオ・アニマトロニクスだとフランクに伝えると悪影響を与えるとアテナは考え、1984年、ニックスがフランクを追放し、夢を与えたせいで挫折を味わった内容などを再生する。 ”夢見る人”を探していたと言うアテナは、失ったもののまた見つけたとフランクに伝えてケイシーを見つめる。 夢見る人は団結するべきだと言うアテナは、爆弾はないが自分の爆破装置でモニターを停止できるとフランクに伝える。 ジェットパックを背負いアテナを抱いてモニターに向かったフランクは、彼女から、笑わなかった理由は、自分の話が面白くないからだと言われる。 微笑んだアテナは、フランクに別れを告げてシャットダウンする。 フランクは、アテナをプラットホームに投下して爆発させる。 動けないニックスがいる場所に落下したプラットホームは大破する。 着地したフランクは、ケイシーと共に次に起きることを待つ。 地球への扉が開き家に戻ったケイシーは、エンジニアのエディを連れて戻り、フランクは”招待状”であるバッジを作り、新しい候補を集めようとする。 1年前に地球は滅亡寸前だったが、再建するには皆の力が必要だと、フランクはリクルーター達に話す。 リクルーターの少年からどんな人材を探せばいいか訊かれたフランクは、ケイシーにそれを尋ねる。 ”夢見る人”を探すと言うケイシーは、リクルーター達にバッジが入ったケースを渡す。 前任者であるオーディオ・アニマトロニクス(アテナ)に”1と0の組み合わせ”だと言ってしまったことは間違いだと話すフランクは、後を継いで地球に行ってほしいと皆に伝える。 諦めない者こそ未来だと付け加えたフランクは、地球への扉を開けてリクルーターらを送り出す。 その後、夢見る人々にバッジが届けられ、彼らはトゥモローランドに向かう。
...全てを見る(結末あり)
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宇宙に憧れる高校生のケイシーは、ドローンを使い警備室のモニターを制御して敷地内に侵入し、妨害工作をして家に戻る。
住所の店に向かったケイシーは、オーナーのウルスラ(キャスリン・ハーン)にバッジを見せる。
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*(簡略ストー リー)
1964年、”ニューヨーク万国博覧会の発明コンテストに参加するものの落とされた11歳の少年フランク・ウォーカーは、アテナという少女から”T”マークのピン・バッジを渡され、”ディズニー”が提供するパビリオン”イッツ・ア・スモールワールド”に向かう。
その場の地下から未来都市に到着して夢の世界に驚くフランクだったが、その後、大変な体験をすることになる。
フロリダ州、ケープ・カナベラル、”NASA”のエンジニアである父エディの仕事を続けさせるために、発射台解体作業を妨害していた高校生のケイシーは、監視されていたアテナから、知らぬ間に”T”バッジを渡される。
ある計画の候補者として選ばれたケイシーは、バッジに触れると、未来都市が見える場所に向かえることを知る。
バッジのバッテリーが切れたために、別のバッジを探そうとしたケイシーは、アテナにより導かれて中年男性フランクの家に向かうのだが・・・。
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ディズニーパークにある”トゥモローランド”をモデルに、舞台となる未来都市”トゥモローランド”で、地球の未来を救うための計画を実行しようとする人々の活躍を描くSFアドベンチャー大作。
謎めいた話を盛り上げようとするストーリーは複雑で、くどくどと理屈をこねる登場人物のセリフにもイライラしてしまう。
”夢見る人”が地球を救えると単純に描けばいいものの、巨額の製作費をかけて話を複雑にしてしまった内容は不評で、前評判にも拘らず、一般、批評家の評価は低かった作品。
北米興行収入は約9300万ドル、全世界では2億ドルを超すヒットとなったが、製作費が1億9000万ドルなので成功作とは言えない。
ディズニー作品であるため、1964年の”ニューヨーク万国博覧会”のパビリオン”イッツ・ア・スモールワールド”が”トゥモローランド”の入り口になっているという設定などは興味深い演出で、その未来都市の映像などは素晴らしい出来栄えだ。
少年時代に夢の未来世界に行けたものの、その後の運命に苦悩しながら中年となるジョージ・クルーニー、彼と共に地球の未来を救おうとする高校生のブリット・ロバートソン、未来都市”トゥモローランド”の総督ヒュー・ローリー、主人公らと共に地球の未来を救おうとする”オーディオ・アニマトロニクス”である謎の少女ラフィー・キャシディ、ケイシー(ブリット・ロバートソン)の父親である”NASA”のエンジニアのティム・マッグロウ、ニックス総督のアシスタントであるコレクション・ショップの店主キャスリン・ハーンとキーガン=マイケル・キー、主人公の父親クリス・バウアー、主人公の少年期トーマス・ロビンソン、ニックス総督の部下マシュー・マッカアル、ケイシーの弟ピアース・ガニォン、その母親ジュディ・グリア(登場シーンはカット)などが共演している。