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サボテン・ブラザース Three Amigos! (1986)

異色のコメディアンとして頂点を極めようとしていた製作総指揮、主演スティーヴ・マーティン、西部劇の名作でもある「荒野の七人」(1960)をパロディー化した、監督ジョン・ランディスチェビー・チェイスマーティン・ショートジョー・マンテーニャ他共演の大爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

スティーヴ・マーティン / Steve Martin / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ランディス

製作総指揮
スティーヴ・マーティン

製作
ローン・マイケルズ

ジョージ・フォルシーJr.
脚本
ローン・マイケルズ

ランディ・ニューマン
スティーヴ・マーティン
撮影:ロナルド・W・ブラウン
編集:マルコム・キャンベル

音楽:エルマー・バーンスタイン

出演
スティーヴ・マーティン:ラッキー
チェビー・チェイス:ダスティ
マーティン・ショート:ネッド
パトリス・マルティネス:カルメン
アルフォンソ・アラウ:エルワポ
カイ・ウルフ:ドイツ人
ジョー・マンテーニャ:ハリー・フラグルマン
ジョン・ロヴィッツ:モーティ
フィリップ・ゴードン:ロドリゴ

アメリカ 映画
配給 オライオン・ピクチャーズ
1986年製作 102分
公開
北米:1986年12月12日
日本:1987年4月11日
制作費 $25,000,000
北米興行収入 $39,246,730


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1916年、メキシコ
エルワポ(アルフォンソ・アラウ)率いる悪党集団に襲われ、被害を受けていた寒村サント・ポコから、ガンマンを探し求め、カルメン(パトリス・マルティネス)と少年のロドリゴ(フィリップ・ゴードン)がある町にやって来る。

酒場で助けを求めたカルメンだったが、無法者達は村よりも彼女に興味があり、彼女とロドリゴは逃げ出す。

二人は、町の教会で上映されていた人気サイレント映画”スリー・アミーゴス!”を観る。

映画を初めて見た二人は、”スリー・アミーゴス!”の三人が、現実のヒーローだと思い込み、早速、ハリウッドの彼らに電報を打つ。

しかし、所持金が足りないカルメンは電文を端折ってしまう。

ハリウッド
その頃、ギャラを渋ろうとする映画プロデューサー、ハリー・フラグルマン(ジョー・マンテーニャ)と、人気スターである”スリー・アミーゴス”の三人ラッキー(スティーヴ・マーティン)、ダスティ(チェビー・チェイス)、ネッド(マーティン・ショート)が揉めて、彼らはクビになり、撮影所から追い出されてしまう。

...全てを見る(結末あり)

そして、カルメンからの短い文の電報を受け取った三人は、それが、メキシコ人のヘボ役者相手の、映画出演依頼だと勘違いしてしまい大喜びする。

カルメンは、映画の中で三人が報酬を受け取らないのを見ていたため、払えるはずもない10万ペソの報奨金を出すとも電文に書いてしまっていた。

三人は撮影所に忍び込み、”スリー・アミーゴス”の衣装を盗み出し、颯爽とメキシコへ向かう。

メキシコの町。
腕の立つドイツ人ガンマン(カイ・ウルフ)がの酒場に現れ、知り合いが来るので、手厚く持て成すようバーテンに言い残して立ち去る。

そこに”スリー・アミーゴス”が現れ、酒場の客は、彼らがドイツ人の仲間だと思い怖気づく。

そうとは知らず、酒場の客を喜ばせようと、役者らしく、踊りや歌を披露した三人を見て、客達は呆気に取られてしまう。

その後、アミーゴスを迎えたカルメンとロドリゴは、意気揚々と故郷のサント・ポコに向かう。

村に到着して歓迎を受けたアミーゴスは、翌日、エルワポの手下の襲撃を受ける。

彼らが悪役の役者で、いよいよ撮影が始まったものと思い込み、三人は、”スリー・アミーゴス”としての勇姿を披露する。

エルワポの手下達は驚きもしなかったが、ボスに報告するために、とりあえず村から退散する。

それを見た村人は、アミーゴスが悪党を撃退したものと思い、彼らを英雄扱いする。

手下の報告を聞いたエルワポは、翌日の襲撃を決め、村では、アミーゴスを称える祭りが繰り広げられる。

翌日、早朝から起こされたアミーゴスは、エルワポ一味の襲撃を知らされ、撮影再開だと思い込み、いつものパフォーマンスを始める。

勇ましいアミーゴスを見て、頼もしく思うカルメンら村人だったが、ラッキーが実弾で撃たれてしまう。

話が違うと食って掛かるラッキーだったが、そこで彼はようやく相手が本物の盗賊だと気づく。

アミーゴスは、恐怖のあまり泣き出してしまい、おまけにエルワポに謝罪して自分達が映画スターであることを告白する。

村から消えうせろと、エルワポに言われたアミーゴスは、言われるがままに逃げ出してしまう。

そして、村は焼き払われ、カルメンはエルワポに連れ去られてしまい、戻ってきたアミーゴスは、村人に見限られてハリウッドに戻ろうとする。

しかし、失うものもなくなり、本当のヒーローになろうというネッドの掛け声で、アミーゴスはカルメン救出に向かう。

灼熱の砂漠を抜け、”歌う木”の谷で、エルワポの砦の場所を知る透明人間を誤って殺してしまったアミーゴスは、町で見た複葉機の後をつければ、目的地に到達することを知る。

エルワポの砦では彼の誕生日を祝い、複葉機で到着したドイツ人が武器を提供していた。

アミーゴスも砦にたどり着き、いよいよエルワポの誕生祝賀会が始まる。

砦に侵入したアミーゴスは、ダスティが誤ってカルメンの部屋に、ネッドは飾り付けに引っかかり、ラッキーは虚勢を張るがエルワポに捕まってしまう。

見張りを倒し、カルメンを部屋から連れ出したダスティは、エルワポの手下に扮するものの正体を見破られ、ネッドも捕まってしまう。

しかし、ネッドは、ドイツ人の憧れのスターだということが分かり、早撃ちを競い決闘をすることにになってしまう。

ネッドは見事にドイツ人を倒し、脱出したラッキーに銃を渡し、エルワポに銃を向ける。

そして、馬を用意していたカルメンと共に、アミーゴスは砦を脱出する。

エルワポは後を追うが、ネッドが操縦する複葉機で4人はサント・ポコまで逃げる。

その後、アミーゴスと村人は、得意な洋裁を利用して、ある秘策でエルワポ一味を迎え撃つ。

村に襲い掛かるエルワポ一味だったが、アミーゴスが多数現れて困惑してしまう。

混乱した手下達は逃げ出し、残されたエルワポは襲われ、村人全員がアミーゴスに扮していたことを知りながら息絶える。

そしてアミーゴスは、村人に勇気と自信を持つことを教え、報奨金を受け取らずにハリウッドに向かう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1916年、メキシコ
エルワポ率いる悪党集団に襲われ、被害を受けていた寒村サント・ポコから、ガンマンを探し求めて、村娘カルメンと少年ロドリゴが、あるの町にやって来る。
二人は、町で上映されていた、人気サイレント映画”スリー・アミーゴス!”を観て、彼らが本当のヒーローだと思い込んでしまい、早速、ハリウッドに電報を打つ。
”スリー・アミーゴス”の三人ラッキー、ダスティ、ネッドは、報酬の件でプロデューサーと揉めてクビになってしまう。
そして、カルメンからの電報を受け取った三人は、それが、メキシコで撮影する映画の出演依頼だと思い込み、現地に向かう。
アミーゴスを迎えたカルメンとロドリゴは、意気揚々と故郷のサント・ポコに戻り、三人は村人に大歓迎される。
翌日、エルワポの手下の襲撃を受けた村だ
ったが、アミーゴスは相手を悪役だと思い演技を始め、”スリー・アミーゴス”としての勇姿を披露する。
手下達は、単に驚き撤退するのだが、村人は、アミーゴスが悪党を撃退したものと勘違いして、彼らを英雄扱いしてしまうのだが・・・。
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若くして、演出だけでなく脚本家としても、その卓越したコメディセンスを高く評価されていたジョン・ランディスと、本作の製作、脚本にも参加している、スティーヴ・マーティンとのコンビが話題にもなった作品。

西部劇風ではあるが、第一次大戦当時の世情や、サイレント映画のナンセンスさなどをうまく利用した、大きな勘違いによる、ドタバタ騒動が爆笑を誘う。

三人のトリオが主役の作品だが、製作を兼ねたS・マーティンに、先輩格のチェビー・チェイスが遠慮しているように見える。
今一いつもの彼らしくないのが気になると言いたいところだが、元来とぼけた笑いで冷めた感じのキャラクターであるため、彼らしいとも言える。
テレビのキャリアなどが長かったマーティン・ショートは、持ち味を生かし、二人とは、また違った雰囲気で大いに笑わせてくれる。

題材となった「荒野の七人」(1960)の音楽を担当した、エルマー・バーンスタインの、どことなくそれを思い起こさせるテーマ曲などもファンには嬉しい。

初公開当時、劇場で、大笑いしたことを昨日のことのように思い出す。

スティーヴ・マーティンは、2年後のコメディ「ペテン師とサギ師」(1988)も見逃せない。
S・マーティンが間抜けを装う仕草や、紳士詐欺師マイケル・ケインとの絡み合いは最高に笑わせてくれる。

60歳も過ぎ、「ピンク・パンサー」(2006)の新シリーズで、ようやく全盛期の笑いが甦りつつある彼の、今後の活躍が非常に楽しみでもある。

所持金不足で電文を省略してしまうところなど、真面目な顔して笑わせてくれる寒村の娘パトリス・マルティネス、極悪集団の首領を雰囲気抜群で演ずるアルフォンソ・アラウ、謎のドイツカイ・ウルフ、寒村の少年フィリップ・ゴードン、アミーゴスをクビにしてしまう映画プロデューサーのジョー・マンテーニャ、彼の補佐役でジョン・ロヴィッツ等が共演している。


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