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40歳からの家族ケーカク This Is 40 (2012)

40歳を人生の節目と考える夫婦の苦悩を描く、製作、監督、原作、脚本ジャド・アパトー、主演ポール・ラッドレスリー・マンジェイソン・シーゲルミーガン・フォックス他共演コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ジャド・アパトー

製作
ジャド・アパトー

クレイトン・タウンゼント
バリー・メンデル
原作:ジャド・アパトー(キャラクター)
脚本:ジャド・アパトー

撮影:フェドン・パパマイケル
編集
ブレント・ホワイト

ジェイ・ドゥービー
デヴィッド・L・バートマン
音楽:ジョン・ブライオン

出演
ピート:ポール・ラッド

デビー:レスリー・マン
セイディ:モード・アパトー
シャーロット:アイリス・アパトー
ジェイソン:ジェイソン・シーゲル
デジー:ミーガン・フォックス
ジョディ:シャーリン・イー
ペレグリーノ医師:ティム・バグレー
キャサリン: メリッサ・マッカーシー
ラリー:アルバート・ブルックス
オリヴァー:ジョン・リスゴー
ジョセフ:ライアン・リー
キャット:レナ・ダナム
ロニー:クリス・オダウド
バリー:ロバート・スミゲル
バーブ:アニー・マモロー
ラヴィアティ夫人:ジョアンヌ・バロン
本人:ビリー・ジョー・アームストロング
本人:グレアム・パーカー
本人:トム・フロインド
本人:ボブ・アンドリュース
本人:ブリンズレー・シュウォーツ
本人:マーティン・ベルモント
本人:アンドリュー・ボドナー
本人:スティーヴン・ゴールディング

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2012年製作 133分
公開
北米:2012年12月21日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $67,523,390
世界 $88,058,790


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
40歳になるピート(ポール・ラッド)と妻デビー(レスリー・マン)は、13歳のセイディ(モード・アパトー)と8歳のシャーロットの娘二人と共に暮らしていた。

デビーはブティックを始め、デジー(ミーガン・フォックス)とジョディ(シャーリン・イー)を雇っていた。

レコードレーベルを経営するピーだったが、デビーは、時代遅れのロック歌手グレアム・パーカーを売り込むことにこだわる選曲が世間に受けないと指摘する。

デビーの意見を聞き入れないピートは、経営に行き詰まり、スタッフで友人のロニー(クリス・オダウド)とキャット(レナ・ダナム)と共に対策を考える。

ピートは、生活の改善計画についてデビーと相談して倹約を始め、父親ラリー(アルバート・ブルックス)に、援助ができなることを伝える。
...全てを見る(結末あり)

しかし、60歳を過ぎて三つ子の父となったラリーに、そんな話は通用しなかった。

デビーも、疎遠の父親オリヴァー(ジョン・リスゴー)に会うが、彼もまた幸せな家庭生活を送っていたため、彼女は多くを語らない。

ピートとデビーは、子供達に理解を得ようとパソコンの使用などを制限するが、反抗期のセイディは納得しない。

その後ピートとデビーは、息抜きに二人だけのバカンスを楽しむ。

会計士に会ったデビーは、財政状況が厳しいにも拘らず、ピートが父親ラリーに援助していることを知り、家を売る提案もされていることを知る。

更にデビーは、自分が妊娠してしまったことで動揺する。

ピートが、これ以上家族が増えることを望んでいないことを知ったデビーは苛立ち、ネット上でセイディを中傷した彼女のクラスメイト、ジョセフ(ライアン・リー)を脅してしまう。

ピートはイベントを開くものの、グレアム・パーカーの売り込みに失敗してしまう。

パーティーを楽しんだデビーは、店の現金1万2000ドルがなくなったことで、派手な生活をするデジーを疑う。

デジーはエスコート嬢をして稼いでいると答えて、犯人はジョディだと断言する。

デビーは、自分のことどころではないピートに、財政状況のことを問い詰め口論となり、家族の絆を失いかける。

ジョセフの母キャサリン(メリッサ・マッカーシー)に、デビーのことを非難されたピートだったが、妻を擁護してキャサリンを罵る。

デジーの話を信じたデビーは、ジョディと話をて1万2000ドルを返すよう要求する。

学校に呼ばれたピートとデビーは、校長の前でキャサリンと話し合うものの、双方の話は噛み合わない。

セイディはその件で両親を非難し、自分達のせいで心を痛める娘のことをピートは心配する。

そのことで話し合ったピートとデビーは気持ちが楽になる。

ピートの40歳の誕生パーティーが開かれ、家族や多くの友人が集まる。

セイディとシャーロットは、招待された祖父オリヴァーに初めて会う。

ロニーと、デビーのトレーナーであるジェイソン(ジェイソン・シーゲル)は、魅力的なデジーに近づく。

その後、離婚したため疎遠だったオリヴァーのことを皮肉るラリーやピートに、デビーは憤慨する。

苛立つデビーは、タバコを吸おうとしていたところをセイディに見られてしまい、焦ってそれを否定する。

キャットが、口を滑らせてデビーが妊娠していることを口にしてしまい、ピートや子供達は驚く。

デビーは取り乱し、ラリーやオリヴァーもそれを知り祝福したり高齢の出産を心配する。

ショックを受けたピートは、趣味の自転車に乗りその場から走り去る。

パーティーは終わり、セイディはジョセフが現れたことをデビーに知らせる。

ジョセフにケーキを渡したデビーは、娘達と親交を深めるオリヴァーに後を任せ、ラリーと共にピートを捜しに行く。

ピートは、車から降りようとした男性がドアを開けたために衝突し、彼と口論になり殴られてしまう。

それを見ていたデビーとラリーは、怪我をしたピートを病院に運ぶ。

デビーとラリーは、今回のことでピートについて語り合い、お互いを理解し和解する。

ラリーはタクシー代を借りてその場を去り、デビーはピートの元に向かう。

デビーは、生活を改善しようとする前の状況の方が良かったと話し、ピートは妊娠を喜んでいることを伝える。

愛を確かめ合った二人は、その後、ライアン・アダムスのコンサートに向かい、デビーは、彼の曲を売り込むことをピートに提案する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
40歳を迎えるピートと妻デビーの周辺で、様々な問題が浮かび上がってくる。
娘達と暮らす二人は、長女のセイディの反抗期、体力の衰えなどを感じながら、夫婦として当然、倦怠期を迎えていた。
そんな時、ピートの経営するレコードレーベルが財政難となり、家を売ることも考えた彼は、生活改善計画をデビーに提案する。
二人はそれを実行するものの、ピートのレーベルはヒット曲を出せず先の見えない状況が続く。
そんな時デビーは妊娠してしまい、彼女は、仕事のことで苦悩するピートにそれを話すこともできず、家族の絆は失われていく・・・。
__________

ジャド・アパトー作品である「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」(2007)に登場する夫婦ピートとデビーの家族を中心に描くスピンオフ作品。

結婚十数年の夫婦、どの家庭にも起こりうる問題をコミカルに描く、ジャド・アパトーらしい歯切れのいい演出が見ものの作品。

「・・ノックトアップ」同様、豪華スター競演は注目で、本人役で登場するゲスト出演者の顔ぶれもお見逃しなく。

しかし、この手の作品としては133分という異例の長さが気になり、早く結末を迎えてくれと思わず願ってしまったのが正直な感想だ。
*「・・ノックトアップ」も0129分。

ジャド・アパトーが、妻のレスリー・マンと娘(モード/アイリス・アパトー)を贔屓目に撮っているとも思える作品でもある。
好演しているということは認めた上で、レスリー・マンが主役とも言える内容だ。

「・・ノックトアップ」の大ヒットで期待された作品ではあるものの、北米興行収入は約6800万ドル、全世界でも約8800万ドルに終わった。
「・・ノックトアップ」
北米興行収入 $148,768,920
世界 $219,076,520

レスリー・マンに押され気味、レーベルの経営に苦労するポール・ラッド、ヒロインのトレーナー、ジェイソン・シーゲル、ヒロイン経営のブティックのスタッフ、ミーガン・フォックスシャーリン・イー、産婦人科医ティム・バグレー、長女のクラスメイト(ライアン・リー)の母親役メリッサ・マッカーシー、主人公の父親アルバート・ブルックス、ヒロインの父親ジョン・リスゴー、レーベルのスタッフ、クリス・オダウドレナ・ダナム、主人公の友人ロバート・スミゲルアニー・マモローなどが共演している。


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