キャンディ事業を展開する大企業の重役と、その出店計画で経営危機に陥るキャンディ・ショップを経営する女性が巻き起こす騒動と恋をの行方を描く、監督、脚本デヴィッド・ウェイン、主演ポール・ラッド、エイミー・ポーラー、ビル・ヘイダー、エリー・ケンパー、クリストファー・メローニ、ジェイソン・マンツォーカス、メラニー・リンスキー、エド・ヘルムズ他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・ウェイン
製作:マイケル・ショウォルター
脚本
デヴィッド・ウェイン
マイケル・ショウォルター
撮影:トム・ホートン
編集:ジェイミー・グロス
音楽
クレイグ・ウェドレン
マット・ノヴァック
出演
ジョエル:ポール・ラッド
モリー:エイミー・ポーラー
ティファニー・アンバー・シグペン:コビー・スマルダーズ
ローランド:クリストファー・メローニ
ジェイク:マックス・グリーンフィールド
カイル:ビル・ヘイダー
カレン:エリー・ケンパー
ボブ:ジェイソン・マンツォーカス
ブレンダ:メラニー・リンスキー
エッグバート・フラップス:エド・ヘルムズ
メラニー:ノーリーン・デウルフ
トレヴァー:マイケル・イアン・ブラック
ハバマイヤー:ミカエラ・ワトキンス
マーティンソン:ランドール・パク
ワンダ:テヨナ・パリス
キース・フラップス:デヴィッド・ウェイン
オリヴァー:ジャック・マクブレイヤー
テディ:ケナン・トンプソン
トミー:ケン・マリーノ
ヴァレリー:エリン・ヘイズ
キャサリン:ザンディ・ハーティグ
ウェイター:ザック・オース
本人:ノア・ジョーンズ
サウンド・エンジニア:アダム・スコット
アシスタント・エンジニア:ジョン・ステイモス
パム:モーリーン・ミュラー
ロジャー:マイケル・マーフィー
ウェイター:アルベルト・ヴァスケス
バディ:リン・コーエン
フランク:ジェフリー・ディーン・モーガン
スパイク:マイケル・シャノン
本人:ジュディ・シェインドリン判事
アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2014年製作 83分
公開
北米:2014年6月27日
日本:未公開
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
ジョエル(ポール・ラッド)と妻のモリー(エイミー・ポーラー)は、友人のカイル(ビル・ヘイダー)と妻のカレン(エリー・ケンパー)と共に、レストランで食事を楽しんでいた。
自分達の出会いを話したカイルは、ジョエルとモリーの出会いを尋ねる。
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マンハッタンのロフトに住んでいたジョエルには、恋人のティファニー・アンバー・シグペン(コビー・スマルダーズ)がいた。
モリーは恋人との別れから立ち直っていたところで、彼女はかなりおっちょこちょいな性格だった。
そんなモリーは、キャンディー・ショップ”アッパー・スウィート・サイド”を経営していて、ジョエルは、”CRS/キャンディ・システム・リサーチ”の経営陣だった。 出社したジョエルは、同僚のメラニー(ノーリーン・デウルフ)や友人であるボブ(ジェイソン・マンツォーカス)に声をかける。 ジョエルは、ティファニーにプロポーズすることをボブに伝えて喜び合う。 調子に乗ったボブは窓を突き破り、ビルから落下しそうになる。 そこに現れたトレヴァー(マイケル・イアン・ブラック)は、ジョエルに嫌味を言ってティファニーのことで彼を牽制する。 その後、会議が始まり、ジョエルの上司ローランド(クリストファー・メローニ)は、新築されるスーパーの向かいのライバル店”アッパー・スウィート・サイド”のことを知る。 店員のワンダ(テヨナ・パリス)から、向かいにCRSのスーパーができることを知らされたモリーは、自分の店がつぶれてしまうと言って焦る。 そこで、税理士のエッグバート・フラップス(エド・ヘルムズ)を訪ねたモリーは、店の経営状態がよくないことを知り、離婚したばかりの彼からデートに誘われるものの、今は仕事に集中したいと伝える。 ボブと共にオリヴァー(ジャック・マクブレイヤー)やトミー(ケン・マリーノ)、テディ(ケナン・トンプソン)とバスケットを楽しんだジョエルは、結婚について、あまり頼りにならない助言をしてもらう。 ティファニーにプロポーズしに行ったジョエルは、彼女がトレヴァーと愛し合っていたために驚き、ショックを受けてその場を去りバーに向かう。 翌日、弟のジェイク(マックス・グリーンフィールド)とジョギングをしたジョエルだったが、何の慰めにもならなかった。 トレヴァーのせいで、自分が新しいスーパーの責任者になったことをボブから知らされたジョエルは苛立つ。 カレンから、いつになったら自分達が出会うのかと訊かれたモリーは、そのことを話し始める。 友人ブレンダ(メラニー・リンスキー)からの電話を受けたモリーは、夫ボブとハロウィン・パーティーを開き、そこにある男性を招待すると言われる。 パーティーのことをボブから知らされたジョエルは、招いた女性を紹介したいということだった。 ジョエルはジェイクに相談し、モリーはワンダから衣裳を借りることになる。 仮装してパーティーに向かうジョエルとモリーは、通りでぶつかってしまい、互いを非難し合いながら、会場が同じ場所だと知り嘆く。 ジョエルがCRSの重役だと知ったモリーは驚き、気まずい雰囲気が続く。 食事が始まり、話も弾まないモリーは、自分が”アッパー・スウィート・サイド”の経営者であることをジョエルに伝え、グラスの水を彼の顔にかけて席を立つ。 衣裳が脱げずにトイレで漏らしてしまったローランドは、そこでシャワーを浴びたことを、皆の前でテディから冷やかされる。 衣裳がかゆくなったので脱いぎ、シャワーを浴びている人に扮したと言うローランドは、他の者のせいにしてその場を去る。 モリーの魅力は認めるが、一方的に嫌われたことで愚痴をこぼすジョエルだったが、それを聞いてしまった彼女は帰ってしまう。 そんなことがあったため、二度と会うことはないと思ったと話すモリーは、お気に入りの古書店でジョエルと再会したことをカイルとカレンに伝える。 ワンダと共に古書店にいたモリーは、ジェイクといたジョエルと出くわし、嫌味を言い始める。 険悪なムードになったためにワンダとジェイクはその場を離れ、ジョエルは、祖母のために弟と本を探していただけだとモリーに伝える。 二人は、一緒に本を探すという話から意気投合し、モリーはパーティーでの態度を謝罪する。 カフェに向かった二人は話が弾み、ジョエルはモリーのアパートで食事をすることになり、買い物をして向かう。 その場にいたモリーの姉キャサリン(ザンディ・ハーティグ)は来客に驚き、モリーは息子のタッカーをジョエルに紹介する。 キャサリンから、モリーと別れた夫は刑務所にいると言われて戸惑うジョエルだったが、直ぐにタッカーと仲良くなる。 食事を済ませて二人だけで話したモリーは、更に親密になる心の準備はできていると伝えるが、ティファニーのことを持ち出すジョエルが少し時間が欲しいと言うため、気分を害してしまう。 コーヒー・ショップを経営する夢を追えないのは、恋愛に臆病なのと同じだと考えたジョエルは、モリーに会うことにする。 モリーの店に向かったジョエルだったが、彼が外で謝罪の練習をしていることに気づいたワンダがそれをモリーに伝える。 ジョエルを迎えるために着替えをしていたモリーは、結局、彼に会えなかった。 帰宅したジョエルは、メモも残さなかったのを批判されたことからジェイクと言い争いになる。 両親を亡くして弟のために生きてきたと伝えたジョエルは、ジェイクと愛を確かめる。 電話をかけてモリーに謝罪したジョエルは、店に入らずに帰った理由を訊かれる。 入ったがいなかったとモリーに伝えたジョエルは、彼女を食事に誘いOKしてもらえる。 自分にとってジョエルが相応しい男性かを考えるモリーは、ワンダから、いつもとイメージを変えてみて、ジョエルがそれに気づいたらそう言えると助言される。 ”グルーチョ・マルクス”の髭メガネをかけてレストランに向かったモリーは、ジョエルが直ぐに自分だと気づいたために満足する。 食事後にモリーのアパートに向かったジョエルは、キャサリンとタッカーが明日まで戻らないことを知り、二人は激しく愛し合う。 その後、真剣な交際を始めたジョエルとモリーは、楽しい日々を過ごす。 モリーの実家に向かったジョエルは、父ロジャー(マイケル・マーフィー)と母パム(モーリーン・ミュラー)をジョエルに紹介する。 風変わりで白人至上主義者の両親に戸惑うジョエルは、アパートに戻りモリーと口論になり、興奮して彼女を”ティファニー”と呼んでしまう。 憤慨するモリーを落ち着かせようとしたジョエルは、再び”ティファニー”と口にしたため、追い出されてしまう。 アパートに戻ったジョエルは、その場にティファニーがいたために驚き、トレヴァーが出て行ったと言う彼女から迫られる。 そろそろ帰ると言って席を立とうとしたカレンを引き留めたモリーは、話を続ける。 ティファニーに誘惑されたジョエルは、寄りを戻してみる気になり愛し合う。 翌日、ジョエルとの仲も店も終わりだとワンダに話し嘆くモリーは、エッグバートから食事に誘われる。 嫌いなメキシコ料理だったが、仕方なくエッグバートと食事をしたモリーは、彼と付き合い始める。 CRSのスーパーの建築は進み、ジョエルもティファニーと寄りを戻していた。 ボブのアパートで開かれた感謝祭、クリスマス、ニューイヤーズ・イヴのパーティーに招待されたジョエルとモリーは、それぞれティファニーとエッグバートを同伴し、互いを意識する。 新年を迎える直前にエッグバートからプロポーズされたモリーは、それを承諾し、ジョエルはショックを受ける。 ティファニーの愛を確かめたジョエルは関係を終わりにすることを伝えるが、彼女はティファニーのマスクを被っていたジュディ・シェインドリン判事だった。 判事から失敗を取り戻すようにと言われたジョエルは、モリーを忘れることができなかった。 その後、祖母のバディ(リン・コーエン)を訪ねたジョエルは、助言されて心が晴れる。 ”アッパー・スウィート・サイド”の取り壊しが話し合われる会議に顔を出したジョエルは、キャンディー業界に進出したのは、あらゆる子供達にキャンディーを提供したかったからだと言って、店が二軒あってもかまわないという考えをローランドに伝える。 モリーの店を救うのは世界を救うことだと言うジョエルの話に納得したローランドは、彼を昇進させてトレヴァーを解雇する。 しかし、ジョエルは辞職することを皆に伝えて、コーヒー・ショップを開く考えを話し祝福される。 姿が見えないボブが、モリーの結婚式に出席していることを同僚のハバマイヤー(ミカエラ・ワトキンス)から知らされたジョエルは、会場に向かおうとしてタクシーに乗る。 ドライバーがジェイクだったために驚いたジョエルは、結婚式の会場に急行する。 結婚式が始まり、”グルーチョ・マルクス”の髭メガネをかけても何も気づかないエッグバートが、相手として相応しくないとさ悟ったモリーは、彼に謝罪してその場を去る。 入れ替わりで現れたジョエルは、モリーがどこかに行ってしまったことをエッグバートから知らされる。 その場所がどこか分かるジョエルは、皆を引き連れて、かつてモリーと話したボストンに向かうものの、彼女がいなかったためにブルックリンの散歩道に向かう。 その場にいたモリーから、街に未練がないために旅立つと言われたジョエルは、愛していると伝える。 そこにローランドが部下と共に現れ、ジョエルは店を救い繁盛させることまで考えているとモリーに伝える。 感謝しただけで別れを告げるモリーに、もう一度チャンスがほしいと伝えたジョエルは納得してもらえない。 そこにモリーの元恋人のフランク(ジェフリー・ディーン・モーガン)が現れ、彼女にプロポーズする。 遅すぎると言われたフランクは諦めて帰るが、キャサリンとタッカーが現れ、モリーは、元夫のスパイク(マイケル・シャノン)が出所したことを知らされる。 キャサリンから、ジョエルのことを知ったスパイクが激怒してここに向かっていると言われたモリーは驚く。 そこに、日本刀を持ったスパイクが現れてジョエルに襲い掛かり、二人は殴り合いになる。 ジョエルに叩きのめされたスパイクは警官に取り押さえられ、ジョエルを脅しながら連行されるが、抵抗したために顔を撃たれてしまう。 プロポーズされたモリーは、少し急ぎすぎだとジョエルに伝えてカフェで話し合うことにする。 1年後。 そして二人は、コーヒー・ショップとキャンディ・ショップを合体させた店”アッパー・スウィート・サイド&カップ・オブ・ジョエル”をオープンする。 カイルから、そんな素晴らしい話があったにも拘わらず離婚を決意した理由を訊かれたモリーは、結局は店がつぶれてしまい、色々あった末にモリーはフランクと寄りを戻したと話す。 夫婦でいるよりも友達がいいという結論になったと言うモリーは、もっと楽しい話をしたいとカレンに伝える。 二人の話を聞いたカイルは、カレンに離婚したいことを伝える。 カレンが冗談だと気づいたため、当然だと伝えたカイルは彼女に愛を伝える。 それを見ていたジョエルとモリーは、やり直してみることを考える。 4人は、その後も楽しい会話を続ける。
...全てを見る(結末あり)
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ジョエルとモリーは、散歩道で結婚式を挙げる。
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*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
ジョエルと妻モリーは、友人のカイルと妻カレンと食事をして、自分達の出会いを話し始める。
キャンディ事業を展開する大企業”CRS/キャンディ・システム・リサーチ”の重役であるジョエルは、恋人ティファニーにプロポーズする気だったが、彼女が同僚のトレヴァーと浮気したことを知りショックを受ける。
同僚のボブからハロウィン・パーティーに招待され、そこで小さなキャンディ・ショップ”アッパー・スウィート・サイド”を経営するモリーを紹介されたジョエルだったが、二人の話はかみ合わない。
モリーの店は、通りの向かいにCRSのスーパーが出店するため経営危機に直面するのは必至だった。
その後、街で出くわしたジョエルとモリーは、その場では意気投合して交際することを考えるのだが・・・。
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コメディを得意とするデヴィッド・ウェインが脚本を兼ね、彼の盟友とも言える作品の常連ポール・ラッドが主演した作品。
*デヴィッド・ウェインは、エド・ヘルムズの兄役で出演している。
大企業の重役と、その企業の出店計画により窮地に立たされる小さなキャンディ・ショップのオーナーが繰り広げる騒動と恋の行方を描くロマンチック・コメディ。
デヴィッド・ウェインのユーモア満載の脚本とテンポのよい演出が見どころの作品で、スクリューボール・コメディにひと捻り加えたような内容は実に楽しい。
人望があるデヴィッド・ウェイン作品に出演希望するスターが集合したような作品で、小作にも拘らず豪華スター競演は注目であり、何の変哲もない役柄で大物が出演しているのは見逃せない。
また、非現実的なシーンが度々登場して、それが物語のアクセントにもなっている。
デヴィッド・ウェイン作品の常連である主演のポール・ラッドは、気のいい若手重役を好演し、彼との恋に揺れるキャンディ・ショップのオーナーを愉快に演ずるエイミー・ポーラーの、彼女らしい熱演も見逃せない。
主人公の恋人コビー・スマルダーズ、主人公の上司クリストファー・メローニ、主人公の弟マックス・グリーンフィールド、主人公とレストランで話をする夫婦ビル・ヘイダーとエリー・ケンパー、主人公の同僚である友人のジェイソン・マンツォーカス、その妻メラニー・リンスキー、ヒロインに惹かれる税理士エド・ヘルムズ、その兄デヴィッド・ウェイン、主人公の同僚ノーリーン・デウルフ、同じく嫌味な男マイケル・イアン・ブラック、ミカエラ・ワトキンス、ランドール・パク、ヒロインの友人である店員のテヨナ・パリス、主人公の友人ジャック・マクブレイヤー、ケナン・トンプソン、ケン・マリーノ、パーティーの出席者エリン・ヘイズ、ヒロインの姉ザンディ・ハーティグ、ウェイターのザック・オース、本人役でノア・ジョーンズ、サウンド・エンジニアのアダム・スコット、アシスタント・エンジニアのジョン・ステイモス、ヒロインの母親モーリーン・ミュラー、父親マイケル・マーフィー、ウェイターのアルベルト・ヴァスケス、主人公の祖母リン・コーエン、ヒロインの元恋人ジェフリー・ディーン・モーガン、ヒロインの元夫のマイケル・シャノン、本人役でジュディ・シェインドリン判事などが共演している。