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処刑ライダー The Wraith (1986)

街道レースで車を奪うギャングと対決する謎の男の復讐を描く、主演チャーリー・シーンシェリリン・フェンランディ・クエイドクリント・ハワードニック・カサヴェテス他共演、監督、脚本マイク・マーヴィンによるSFアクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:マイク・マーヴィン

製作:ジョン・ケメニー
製作総指揮:バック・ホートン
脚本:マイク・マーヴィン
撮影:リード・スムート
編集
スコット・コンラッド
ゲイリー・ロックレン
音楽
ミヒャエル・ヘーニッヒ
J・ピーター・ロビンソン

出演
ジェイコブ”ジェイク”ケイシー/ザ・レイス/ジェームズ”ジェイミー”ハンキンス:チャーリー・シーン
ウィリアム”ビリー”ハンキンズ:マシュー・バリー
ケリー・ジョンソン:シェリリン・フェン
ルーミス保安官:ランディ・クエイド
ラグヘッド:クリント・ハワード
パッカード・ウォルシュ:ニック・カサヴェテス
スカンク:デヴィッド・シェリル
ガッターボーイ:ジェイミー・ボジアン
オギー・フィッシャー:グリフィン・オニール
ミンティ:クリス・ナッシュ

アメリカ 映画
配給 New Century Vista Film Company
1986年製作 93分
公開
北米:1986年11月21日
日本:1987年2月21日
製作費 $2,700,000
北米興行収入 $3,500,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
夜空から飛来した4つの光が十字路で合体し、車(ダッジM4S ターボ・インターセプター)に姿を変え、ヘルメットを被った黒いボディ・アーマーのドライバーが現れる。

アリゾナ州、ブルックス。
パッカード・ウォルシュ(ニック・カサヴェテス)をリーダーとするギャングは、青年ジョージが運転する車を止める。

恋人を人質にとられたジョージは、パッカードとレースで勝負する。

それに負けたジョージは車を奪われ、恋人と共に歩いてその場を去る。

バイク(Honda XL350R)に乗りブルックスに着いたジェイコブ”ジェイク”ケイシー(チャーリー・シーン)は、ケリー・ジョンソン(シェリリン・フェン)に道を尋ねる。

ジェイクに乗せてもらえることになったケリーは、ボーイフレンドのパッカードが現れたために、バイクを降りて彼の車に向かう。

ジェイクのことを気にするパッカードは、ケリーと共に川の岩場に向かう。
...全てを見る(結末あり)

ウィリアム”ビリー”ハンキンズ(マシュー・バリー)は、日光浴をしていたジェイクの背中の傷を気にしながら、彼に話しかける。

ケリーを見つめるジェイクは、ビリーから、彼女が兄と付き合っていたことを知らされる。

兄のジェイミーは殺されてウィロー川で見つかったというビリーは、犯人は分からないとジェイクに伝える。

ケリーを見つめるジェイクに気づいたパッカードは、仲間たちとジェイミーを殺した時のことを思い出す。

パッカードは、現れた仲間のスカンク(デヴィッド・シェリル)とガッターボーイ(ジェイミー・ボジアン)に、ジェイクのバイクを奪うよう指示する。

ジェイクと話をしたケリーは、パッカードに呼ばれる。

仕事の後でジェイクとこの場で会う約束をしたケリーは、”ビッグ・ケイズ・バーガー”で働いていることを伝える。

その後、同僚のビリーと共に仕事を終えたケリーは、彼の車で帰ろうとするものの、現われたパッカードに誘われる。

ビリーと話したパッカードは、車を賭けてレースをすることを強要する。

そこにターボ・インターセプターが現れ、ラグヘッド(クリント・ハワード)から自分たちのコレクションに加えたいと言われたパカードは、オギー・フィッシャー(グリフィン・オニール)らと共に走り去った車を追う。

ターボ・インターセプターに追いついたパッカードは、対決するオギーを励まし、ラグヘッドがドライバーにルールを説明してスタートする。

暫くしてターボ・インターセプターがオギーを突き放し、二台のパトカーが彼らを追う。

スピードを上げたオギーは、道路を塞いでいたターボ・インターセプターに衝突して崖から転落する。

損傷したターボ・インターセプターは元に戻り走り去り、追いついた警官は事故を報告する。

駆け付けたルーミス保安官(ランディ・クエイド)はパッカードの元に向かい、オギーが事故死したことを知らせる。

オギーの遺体を確認したルーミスは、車が爆破炎上したにも拘らず、両目が焼け焦げている以外は損傷がないことが気になる。

オギーとレースをしたもう一台の車のことを聞き出そうとしたルーミスだったが、何も分からんさいままその場を去る。

動揺するケリーは、オギーが死んだにも拘らず、気にせずビリーとのことを尋ねるパッカードに、愛していないことを伝える。

その後、ガレージで車の改造をしていたパッカードらの前に、黒いボディ・アーマー姿のドライバーが現れる。

ラグヘッドは、ヘルメットのシールドを上げたドライバーの目を見てジェイミーだと思う。

発砲したドライバーは、車と機材を破壊して姿を消す。

スカンクとガッターボーイと話をしたルーミスは、ドライバーの情報を聞き出そうとして二人を脅す。

その後ビッグ・ケイズを監視していたルーミスは、パッカードらが現れたために署に連絡を入れて街道にパトカーを配置させる。

ドライバーの居場所が分からす苛立つパッカードは、ルックアウト・マウンテン・ロードで待つというメモに気づき、仲間たちと共にその場に向かい、ルーミスは彼らを追う。

現場に着き、現れたターボ・インターセプターのドライバーに逃げられないことを伝えたラグヘッドは、エンジンを見て驚く。

ミンティ(クリス・ナッシュ)が勝負することになり、レースはスタートし、待機していた二台のパトカーがそれを追う。

引き離されたミンティは、道を塞いでいたターボ・インターセプターに衝突して大破する。

元通りになったターボ・インターセプターは、その場を去る。

ターボ・インターセプターを追うパトカーは、道路を封鎖するルーミスらの場所に追い詰める。

一旦停車したターボ・インターセプターは急発進し、パトカーに衝突しながらその場を突破し、ルーミスらはそれを追う。

街道を疾走するターボ・インターセプターは、光と共に姿を消す。

仕事を終えたケリーは、現れたジェイクのバイクに乗る。

それを目撃したスカンクとガッターボーイは、二人を追う。

ガッターボーイが車内でショットガンを暴発させてしまい、スカンクはハンドルを誤り車は横転する。

ケリーを家に送ったジェイクは、彼女にキスする。

パッカードはそれを目撃する。

パッカードを恐れるケリーにジェイクは、いつかは考えを決める時がきて自由になれると助言し、ウィロー川に行く約束をして別れる。

バイクで走り去ったジェイクは、やがて4つの光に別れて姿を消す。

ジェイクを追ったパッカードは、その様子を見て驚く。

歩いていたスカンクとガッターボーイは、現れたパッカードからジェイクのことを訊かれ、知らないと答える。

ガッターボーイがジェイクとケリーのことを話してしまい、パッカードは二人を車に乗せようとする。

ターボ・インターセプターに衝突されたパッカードは、その勢いで墓地に突っ込み、現れたドライバーに発砲するようスカンクに指示する。

ショットガンが壊れて撃つことができず、ドライバーは姿を消し、パッカードは、その場に自分の墓石があることに気づく。

翌日パッカードは、ルーミスに連行される。

ケリーとウィロー川に向かったジェイクは、ジェイミーの夢を見たという彼女の話を聞く。

ジェイミーに似ていると言われたジェイクは、それで夢に出てきたと話すケリーとの愛を確かめる。

署でパッカードらを尋問するルーミスは、彼らを脅す。

ケリーを送ったジェイクは、後で迎えに来ると言って別れる。

ガレージに戻ったラグヘッドは、パッカードが出かけた後で、仲間から抜けることをスカンクとガッターボーイに伝えてその場を去る。

その直後に現れたターボ・インターセプターは、ガレージに衝突して大爆発を起こす。

呆然とするラグヘッドの横を、無傷のターボ・インターセプターが走り去る。

動揺するラグヘッドは、駆け付けたルーミスに、スカンクとガッターボーイが、ターボ・インターセプターに殺されたことを伝える。

ラグヘッドを家に帰したルーミスは、ビッグ・ケイズに向かい、ビリーから、遺体が発見されなかったジェイミーの話を聞く。

スカンクとガッターボーイがガレージで死んだことを話したルーミスは、ジェイミーが死んだ日に一緒にいたケリーのことのことも尋ね、犯人の心当たりがないことをビリーに確認する。

ケリーをビッグ・ケイズに送ったジェイソンは、パッカードと決着をつける考えを変えず、自分のことは彼が知っていると伝える。

その場に向かいケリーを連れ去ろうとしたパッカードは、制止するビリーを叩きのめして車で走り去る。

カリフォルニアに行くというパッカードがジェイミーを殺したことを知ったケリーは、一緒には行かないと言って彼を侮辱する。

苛立つパッカードは車を止めてナイフを手にするが、そこにターボ・インターセプターが現れる。

パッカードはターボ・インターセプターと勝負し、それに気づいた警官はルーミスに連絡する。

パッカードを引き離したターボ・インターセプターは、Uターンして戻る。

スピードを上げたパッカードは、街道に立っていたドライバーに激突して車は大破する。

駆け付けたルーミスは、パッカードの死を確認して捜査を終了する。

その夜、家に帰るケリーは、近づいて来たターボ・インターセプターに気づく。

車から降りたドライバーは、ジェイクに姿を変える。

ジェイクがジェイミーだと分かったケリーは、彼を抱きしめる。

やることがあると言うジェイクは、荷造りをしておくようにとケリーに伝えて、ビッグ・ケイズに向かう。

ターボ・インターセプターをビリーに譲ったジェイクは、何者だと訊かれ、君が言った通りだと伝えてバイクで走り去る。

ジェイクがジェイミーだと気づいたビリーは、涙しながら兄の名を叫ぶ。

ルーミスは、ジェイクがケリーをバイクに乗せる姿を見つめる。

ジェイクとジェイミーは、砂漠の中の街道を走り続ける。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
アリゾナ州、ブルックス。

街道レースで車を奪うギャングのリーダー、パッカードは、町にバイクで現れたジェイコブ”ジェイク”ケイシーが、ガールフレンドのケリーに接近することが気になる。
そんな時、パッカードらに挑戦する、ハイパーカー(ダッジM4S ターボ・インターセプター)に乗った謎のドライバーが現れる。
レースの末に仲間が殺されたパッカードは、ジェイクのことを気にしながら、ターボ・インターセプターのドライバーを捜すのだが・・・。
__________

インディペンデントのB級作品と言える内容はやや安っぽい感じはするものの、超常現象なども登場するSFファンタジー・タッチで展開するストーリーとアクションはまずまず楽しめる。

その後に活躍する多くの若手スターの出演も注目で、それぞれが個性を活かした若者らしい演技は、悪役を含めて好感が持てる。

放浪の旅をするバイカー、そしてハイパーカー”ダッジM4S ターボ・インターセプター”に乗るギャングをターゲットにする謎の男を演ずる、撮影当時20歳のチャーリー・シーン、彼と親しくなる兄を殺された青年マシュー・バリー、主人公と親しくなるバーガー・スタンドで働く女性シェリリン・フェン、事件を捜査する保安官のランディ・クエイド、街道レースで車を奪うギャングのリーダー、ニック・カサヴェテス、その仲間でメカニックのクリント・ハワード、仲間のデヴィッド・シェリル、ジェイミー・ボジアン、同じくレースで命を落とすグリフィン・オニールとクリス・ナッシュなどが共演している。


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