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ザ・ウォッチャー The Watcher (2000)

連続殺人犯を追う心に傷を負うFBI捜査官の執念の捜査を描く、主演ジェームズ・スペイダーマリサ・トメイキアヌ・リーヴスアーニー・ハドソン他共演、監督ジョー・チャーバニックによる犯罪サスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ジョー・チャーバニック

製作
クリス・エバーツ
エリオット・ルウィット
ジェフ・ライス
製作総指揮
パトリック・D・チョイ
ナイル・ニアミ
ポール・ポンピアン
原案
ダーシー・メイヤーズ
デヴィッド・エリオット
脚本
デヴィッド・エリオット
クレイ・エアーズ
撮影:マイケル・チャップマン
編集:リチャード・ノード
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
ジョエル・キャンベル:ジェームズ・スペイダー
ポリー・ベイルマン:マリサ・トメイ
デヴィッド・アレン・グリフィン:キアヌ・リーヴス
マイク・イビー:アーニー・ハドソン
ホリス・マッキー:クリス・エリス
ミッチ・キャスパー:ロバート・チッチーニ
ダイアナ:ジェニー・マクシェーン
エリー・バックナー:レベッカ・ナンフリア
ジェシカ:ジリアン・ピーターソン
リサ・アントン:イヴォンヌ・ニアミ
警官:ジョー・モナコ
FBI捜査官:スコット・A・マーティン
ジャック・フライ:アンドリュー・ローゼンバーグ

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2000年製作 97分
公開
北米:2000年9月8日
日本:2001年2月3日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $28,946,6120
世界 $47,267,830


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルス
FBI捜査官のジョエル・キャンベル(ジェームズ・スペイダー)は、孤独な女性ばかりを狙う連続殺人鬼デイヴィッド・アレン・グリフィン(キアヌ・リーヴス)を逮捕することができず、不倫関係にあったリサ・アントン(イヴォンヌ・ニアミ)が火事で焼き殺されるのを助けられなかった。

心に傷を負い辞職してシカゴに移り住んだキャンベルは、精神科医のポリー・ベイルマン(マリサ・トメイ)のセラピーを受けながら、片頭痛や不眠症などに悩まされていた。

行きつけのベトナム料理店で食事をしてアパートに戻ったキャンベルは、事件があったことを無視して部屋に向おうするが、刑事のホリス・マッキー(クリス・エリス)に呼び止められる。
...全てを見る(結末あり)

この場の住人だと伝えたキャンベルは、現場の状況から殺人事件だと判断し、マッキーから名刺を受け取り部屋に向かう。

翌朝、宅配便の封筒の中に被害者女性の写真が入っていたことに気づいたキャンベルは、それが他にもあることを確認してマッキーに電話をする。

暴走車の追跡中だったマッキーは、元FBIであることを調べてあったキャンベルから、昨夜の事件の犯人を知っていると言われる。

警察署でマッキーに会ったキャンベルは、ロサンゼルスで3年半追っていた犯人はグリフィンという男で、11人を殺していることをマッキーに伝える。

写真で予告して、同じアパートに住む住人を殺すグリフィンの顔は知らないとマッキーに伝えたキャンベルは、写真を持ってその場を去る。

カメラ店でフィルムを買おうとしていたグリフィンは、店員のエリー・バックナー(レベッカ・ナンフリア)に声をかけて、試しに彼女の写真を撮る。

FBI支局。
マイク・イビー捜査官(アーニー・ハドソン)に呼び出されたキャンベルは、今回の事件の現場の指揮を執ってほしいと言われる。

それを断るキャンベルは、生きる気力も失った男に頼みたくはないが、犯人を知っている点が重要だとイビーから言われる。

更に、犯人が自分を巻き込もうとしていることが好都合だともイビーから言われたキャンベルは、資料はロサンゼルスにあると伝えてその場を去ろうとする。

イビーは、現れた捜査官のミッチ・キャスパー(ロバート・チッチーニ)から、写真や封筒から指紋が出たという報告を受ける。

それを聞いていたキャンベルは、自分や配達人の指紋は出ても、犯人のものは絶対に出ないとイビーに伝えてその場を去る。

その間、キャンベルは何者かに監視されていた。

キャンベルの話を聞くベイルマンは、人生を諦めている彼を励ます。

グリフィンからの電話を受けたキャンベルは、次のターゲットの写真を送るので、1日以内に捜すよう指示される。

翌日、花と共に届いた女性(エリー)の写真を確認したキャンベルは、それを持参してイビーの元に向い、捜査したいことを伝える。

キャスパーに写真の分析を任せたキャンベルは、マスコミを利用すると言うマッキーの意見で、彼に記者会見を開かせる。

身元不明の女性の写真はメディアに流れ、夜の9時までに捜さなければ命が危険だと伝えられる。

懸命な捜査が行われるが、依然として女性の行方は分からなかった。

拡大された写真を見ていたキャンベルは、メガネに映っていた文字のような物をキャスパーに調べさせる。

ある店から女性の目撃情報があり、その場に向かったキャンベルは、捜査官のダイアナ(ジェニー・マクシェーン)とマッキーに協力してもらい、来店客のことを調べさせる。

キャスパーの分析でメガネの文字は分かるが手がかりにはならず、8時半を過ぎても女性を見つけることはできない。

モールでの目撃情報で現場に向い指示を出したキャンベルだったが、女性は店を出て帰宅する途中だった。

女性を目撃した情報を聞いたキャンベルは、メガネに映っていた文字と一致する写真店を見つける。

写真の女性が店員のエリーだと分かったキャンベルとマッキーは、彼女の電話番号を聞き電話をしようとする。

アパートで母親からの電話を受けたエリーは話を終らせるが、9時になり、隠れていたグリフィンに襲われて殺される。

キャンベルからの電話に出たグリフィンは、もう手遅れだと言って切る。

エリーのアパートを調べたキャンベルは、彼女が実家を離れ恋人もいない猫と暮らす孤独な女性だったことを知る。

グリフィンは、路上で物乞いしている女性ジェシカ(ジリアン・ピーターソン)と話す。

いつも通っているベトナム料理店で食事をしていたキャンベルは、誘ったマッキーから、グリフィンと同じことを言われる。

グリフィンが監視している可能性を考えたキャンベルは、店の裏口から外に出て通りに向い、急発進した車を追い銃撃する。

翌日、ベイルマンのオフィスに向かったキャンベルは、エレベータに乗り同じ階で降りたグリフィンを不審に思わない。

先日の話で勇気づけられたと伝えたキャンベルは、ベイルマンに感謝し、捜査と犯人のことなどを話す。

電話を受けたキャンベルは、新しい写真が届いたことを知らされて署に向かう。

写真を見たキャンベルは、撮影された場所の特定などをダイアナに任せて、女性(ジェシカ)の首のタトゥーの店を捜すようキャスパーに指示する。

その頃、グリフィンはベイルマンのオフィスを訪れ、セラピーを受けようとする。

エリーの時と同じく、女性の捜査は大々的に行われ、警察に母親からの連絡がある。

写真の女性はジェシカだと分かり、彼女の捜索が始まる。

コーヒーショップで働くとジェシカが言っていたと母親から聞いたキャンベルは、写真が店の前だったことを確信して、その場所を突きとめる。

店で、ジェシカが路上生活をしていると聞いたキャンベルは、チラシを見せたスケボーの青年が、動揺して逃げたために彼を追う。

路上で眠っていたジェシカに近づき声をかけたグリフィンは、ラジカセで殴られて逃げられる。

マッキーと共に青年を捕らえたキャンベルは、ジェシカが殺されると言って彼女の居場所に案内させる。

ジェシカはグリフィンから逃れるものの捕らえられ、殺される。

青年の案内で廃墟のビルを調べたキャンベルは、グリフィンを見つけて追跡し、その周辺は警官隊が包囲する。

屋上に向かったグリフィンは隣の建物に移り、地上に下りて車を奪い逃走し、キャンベルはパトカーでそれを追う。

追跡を振り切ったグリフィンはガソリンスタンドに突っ込み、火を放ち爆発させてその場から逃れる。

その後、キャンベルはジェシカの死体を確認する。

翌日、アパートで意識を失っているところをイビーとキャスパーに発見されたキャンベルは、病院に運ばれる。

ベイルマンがキャンベルを病院に見舞っている頃、彼女のオフィスに侵入したグリフィンは、キャンベルの資料と録音テープを盗み、内容を確認する。

新しい写真が届き、その女性がリサだと知ったキャンベルは、彼女を救えなかった時のことを思い出す。

病院から抜け出しリサが埋葬されている墓地に向かったキャンベルは、その場で待っていたグリフィンに銃を向ける。

自分を殺せばベイルマンが焼け死ぬことになると言われたキャンベルは、グリフィンに銃を渡して彼女の元に案内させる。

グリフィンに要求を訊いたキャンベルは自分だと言われ、気づかれないようにマッキーに電話をかける。

電話を受けたマッキーは、犯人とキャンベルが一緒だと気づく。

自分を理解する唯一の人物だとキャンベルに伝えたグリフィンは、車を止めるよう指示されて、倉庫のビルに向い、拘束されているベイルマンの元に案内される。

キャンベルの電話を逆探知させたマッキーは、居場所を突きとめる。

ベイルマンが発火性のものに囲まれていることを確認したキャンベルは、グリフィンに殴られて意識を失う。

イビー、マッキー、キャスパーは、ヘリコプターで現場に向かう。

意識が戻ったキャンベルは、ベイルマンを脅すグリフィンを制止しようとするが、脚を撃たれてしまう。

その間に、駆けつけた警官隊が建物を包囲する。

多数いる連続殺人犯の一人にすぎないとキャンベルから言われたグリフィンは、ベイルマンを絞め殺そうとする。

気をそらすために”ありがとう”とグリフィンに伝えたキャンベルは、もう一度それを言わせようとする彼の首をペンで刺す。

グリフィンは倒れ込み、その拍子にろうそくの火がガソリンに燃え移り発火物に近づき、キャンベルは、その場にあったショットガンでグリフィンを銃撃し、散弾は肩に当たる。

グリフィンは倒れ、キャンベルはベイルマンの拘束を解き、二人は窓を突き破って川に落下する。

炎に包まれたグリフィンも、爆破寸前に川に飛び込む。

ベイルマンは川から引き上げられ、グリフィンの焼けただれた死体を確認したキャンベルは、それを回収するよう指示する。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
FBI捜査官のジョエル・キャンベルは、孤独な女性ばかりを狙う連続殺人鬼グリフィンを追い詰めることができず、不倫関係にあったリサを殺害されてしまう。
心に傷を負ったキャンベルは辞職してシカゴに移り住み、精神科医ベイルマンのセラピーを受けていた。
そんなキャンベルは、アパートの住人である女性が殺され、被害者の写真が届いていることに気づき、それがグリフィンの手口だったために警察にその件を知らせる。
FBI支局に呼ばれたキャンベルは、イビー捜査官から捜査を依頼されるものの、それを断る。
しかし、グリフィンからの電話で犯行を予告され、新たな写真が届いたため、イビーの元に向ったキャンベルは、捜査をすることを伝えるものの、写真の女性の捜索は難航する・・・。
__________

連続殺人犯に愛人を殺され心に傷を負ったFBI捜査官の、苦悩しながらの執念の捜査を描く犯罪サスペンス。

ブラット・パックのスターとして活躍し、既に20年近いキャリアがあったジェームズ・スペイダーと、「スピード」(1994)でブレイクし、前年の「マトリックス」(1999)でも絶賛されたキアヌ・リーヴス、そして、「いとこのビニー」(1992)で既にアカデミー助演賞を獲得していたマリサ・トメイという、豪華競演が話題になった作品。

その後の活躍で、本作はキアヌ・リーヴスの主演作のように言われるが、主人公は、心に傷を負い苦悩しながら捜査を続けるFBI捜査官を演ずるジェームズ・スペイダーである。

熱演はするものの、連続殺人鬼のイメージではないキアヌ・リーヴスはミスキャスト気味で、ラジー賞にノミネートされてしまった。

ジェームズ・スペイダーが殺人鬼を演じた方が、インパクトがあったように思える。

また、期待のマリサ・トメイも地味な精神科医役で、今一、不満が残る存在感がない役柄だったのが残念。

予告殺人の期限が迫る緊迫感などが見所の作品なのだが、それに至るまでの演出も平凡で、上記の主な出演者三人の人気に頼るだけの作品といったところだろうか。

FBIシカゴ支局の捜査官アーニー・ハドソン、主人公に協力する刑事のクリス・エリスFBI捜査官のロバート・チッチーニ、ジェニー・マクシェーン、被害者のレベッカ・ナンフリアとジリアン・ピーターソン、犯人に殺された主人公の愛人イヴォンヌ・ニアミ、他アンドリュー・ローゼンバーグなどが共演している。


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