殺人事件に対処するため自ら町を守ろうと立ち上がった4人組の活躍を描く、ベン・スティラー、ヴィンス・ヴォーン、ジョナ・ヒル、リチャード・アイオアディ他共演、監督アキヴァ・シェイファーによるSFコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:アキヴァ・シェイファー
製作総指揮
ダニエル・S・レヴィン
モニカ・レヴィンソン
製作:ショーン・レヴィ
脚本
ジャレッド・スターン
セス・ローゲン
エヴァン・ゴールドバーグ
撮影:バリー・ピーターソン
編集:ディーン・ジマーマン
音楽:クリストフ・ベック
出演
エヴァン・トラウトウィグ:ベン・スティラー
ボブ・マカリスター:ヴィンス・ヴォーン
フランクリン:ジョナ・ヒル
ジャマルカス:リチャード・アイオアディ
アビー・トラウトウィグ:ローズマリー・デウィット
ブレスマン巡査部長:ウィル・フォーテ
チューチョ:メル・ロドリゲス
ヒーロー・エイリアン:ダグ・ジョーンズ
チェルシー・マカリスター:エリン・モリアーティ
ジェイソン:ニコラス・ブラウン
マンフレッド・ソールズベリー:R・リー・アーメイ
アントニオ・グズマン:ジョー・ヌネズ
カーラ:リズ・カッコウスキー
高校生:ジョニー・ペンバートン
フランクリンの母:パトリシア・フレンチ
隣人ポール:ビリー・クラダップ
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2012年製作 102分
公開
北米:2012年7月27日
日本:未公開
製作費 $68,000,000
北米興行収入 $34,350,550
世界 $68,267,860
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
オハイオ州、グレンヴュー。
地域活動などに積極的に参加する生真面目なエヴァン・トラウトウィグ(ベン・スティラー)は、”コストコ”店長として精力的に働き充実した毎日を送っていた。
ある日、エヴァンに閉店後を任された警備員アントニオ・グズマン(ジョー・ヌネズ)は、何者かに襲われてしまう。
翌朝、妻アビー(ローズマリー・デウィット)を送り出したエヴァンは、店に向かい異常事態に気づく。
警察のブレスマン巡査部長(ウィル・フォーテ)から質問を受けたエヴァンは、アントニオが殺されたことを知らされ、その無残な死体を確認する。
地元高校のフットボール試合のハーフタイムに、マイク手にしたエヴァンは、近隣を警備をすることを宣言して仲間を募る。
結局集まったのはボブ・マカリスター(ヴィンス・ヴォーン)、フランクリン(ジョナ・ヒル)とジャマルカス(リチャード・アイオアディ)だけで、エヴァンは、やや頼りない彼らに自己紹介させる。 エヴァンは、早速、警戒のプランを話し始めるが、ボブが、改装したばかりの自宅で話し合うことを提案する。 ボブの家に招かれた3人は、遊技場のような空間に驚く。 エヴァンは、話し合いをする気もない3人に呆れてしまい、独りでビラを貼りに行く。 その場でエヴァンは、隣人のポール(ビリー・クラダップ)という風変わりな男性と言葉を交わす。 翌日エヴァンは、ボブに4人分のジャケットをプレゼントされ、それを着る代わりに、その夜は真面目に見回ることを約束させる。 コストコの前で監視を始めた4人だったが、ボブは相変わらず不真面目で、フランクリンとジャマルカスにビールを振舞ってしまう。 そこにパトカーで現れたブレスマンは、エヴァンの行為をバカにして、彼が容疑者であることを伝える。 更にブレスマンは、ビールを飲みとチラシを貼ったことで、違反切符をエヴァンに渡す。 その後、フットボール場での異変を知らされたエヴァンらは現場に急行するが、高校生に卵をぶつけられてしまう。 4人はその一人(ジョニー・ペンバートン)を捕えて警察に連行し、ブレスマンに引き渡す。 高校生はブレスマンに帰るよう言われるが、途中で何者かに襲われてしまう。 街道を走っていたエヴァンは、何かに衝突したことに気づき車を止める。 バンパーにはタコの足のようなものと、アントニオの死体にも付いていた緑色の液体が付着していた。 その場でボール状の物体を見つけた4人だったが、近所の住人マンフレッド・ソールズベリー(R・リー・アーメイ)がショットガンを持って現れ彼らを追い払う。 その後4人は物体を操作し、それであらゆるも破壊できることを知る。 ボブの家で話し合った4人は、物体がエイリアンと関係していることを考え、怪しいマンフレッドを調べようとする。 娘チェルシー(エリン・モリアーティ)が、男友達ジェイソン(ニコラス・ブラウン)といちゃつく姿をフェイスブックで見てしまったボブはショックを受ける。 エヴァンを呼んだボブは、子供ができない彼が、自分に問題があるのを妻アビーに話せないことを知る。 そこにマンフレッドから連絡が入り、屋根の上で何かが暴れていると言われたエヴァンは、ボブと共に現場に向かう。 その場でフランクリンとジャマルカスに合流したエヴァンは、留守だと言う彼らと周囲を調べる。 裏庭でマンフレッドの携帯電話を見つけたエヴァンは、その場でエイリアン(ダグ・ジョーンズ)らしきものに遭遇する。 友好的に近づいたエヴァンだったが、マンフレッドが殺されていることを知る。 エイリアンはエヴァンを突き飛ばし、ジャマルカスに襲いかかろうとする。 エヴァンがエイリアンを殴り倒し、ボブとフランクリンにそれを知らせ彼らは浮かれる。 ところが、死んだと思われたエイリアンは息を吹き返して4人に襲いかかる。 4人は立ち向かうものの、エイリアンは、”既にお前達の中にいる”と言い残して、ボール状の物体を持ち去り姿を消す。 エイリアンが、人間の皮を被り住民の中に潜んでいると4人は考える。 誰がエイリアンなのか気になる4人だったが、エヴァンは、コストコで電池を大量に購入するおかしな言動のポールを疑う。 4人はポールの家を見張るが、チェルシーがパーティーに行くことを知ったボブは心配になり、フランクリンを連れてその場を去る。 家の様子を窺うエヴァンとジャマルカスは、ポールに見つかってしまい彼の家に招かれる。 ボブとフランクリンはパーティー会場で、チェルシーとジェイソンを監視する。 エヴァンとジャマルカスは地下室に連れて行かれ、乱交パーティーに案内される。 ボブとフランクリンは、ジェイソンにベッドに誘われていたチェルシーを見つける。 突然現れた邪魔者に憤慨したジェイソンは、ボブを叩きのめして立ち去る。 ボブの帰りを待っていたエヴァンは、ポールの家のことを伝えて、仲間と行動をしなかったことで二人は口論となってしまう。 エヴァンはボブをメンバーから外し、フランクリンには見放されてしまう。 心を決めたエヴァンは自宅に戻り、子供ができないのは自分に責任があることをアビーに告白する。 二人で考えるべき問題だと指摘したアビーは、隠し事をしないことをエヴァンに約束させて、二人は抱き合う。 そこにジャマルカスが現れ、エヴァンとアビーを連れてボブの家に向かい、自分の手のひらを切って緑色の血液を見せる。 ジャマルカスは、自分がエイリアンだと言うことを伝え、やがて侵略が始まることを話す。 その連絡をする送信機がある場所がコストコだと知らされたエヴァンらは、人間の心に触れて改心したと言うジャマルカスに逃げるよう言われる。 ジャマルカスはその場を去り、エヴァンは、戦うべきだと言うボブに同意して、フランクリンの家で武器を調達し、アビーも伴い、ブレスマンに連絡を入れてコストコに向かう。 店に入りエイリアンを見つけて攻撃しようとした4人だったが、ブレスマンと相棒のチューチョ(メル・ロドリゲス)が現れる。 エイリアンは姿を消してしまい、ブレスマンはそれを信じるはずもない。 しかし、チューチョがエイリアンに殺されてしまい、4人は対抗して攻撃する。 エイリアンは息絶えるが、ブレスマンはチューチョの死で取り乱してしまう。 フランクリンは、ブレスマンに喝を入れ戦うように励ます。 しかし、生きていたエイリアンにブレスマンは傷つけられ、エヴァンは、アビーに彼を任せて戦いに挑む。 地下に向かったエヴァンらの前に、エイリアンだったジェイソンが現れる。 ボブにジェイソンは任せ、エヴァンとフランクリンは送信機のある場所に向かい、エイリアンに囲まれてしまう。 現れたジャマルカスが加勢しエイリアンを倒したエヴァンは、ボブに敵の急所を教える。 エヴァンが、装置の一部だったボール状の物体を外して信号の送信を阻止するが、エイリアンが大挙して現れる。 4人はボールを持ってその場を逃れ、エイリアンを店内に閉じ込めて脱出する。 ボールで店を攻撃して爆破した4人は、見守っていたアビーに迎えられ、互いの健闘を称え合う。 町には平和が戻り、ボブはプロムに向かうチェルシーを見送る。 フランクリンは、希望だった警察官となりブレスマンとコンビを組む。 愛が深まったエヴァンとアビーは養子を取り、地球に残ったジャマルカスは、ポールのクラブに夜な夜な通う。 そして、エヴァンら4人の近隣警備は続く。
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*(簡略ストー リー)
オハイオ州、グレンヴュー。
地域活動などに積極的に参加する生真面目なエヴァン・トラウトウィグは、”コストコ”店長としても精力的に仕事をこなしていたエヴァンだったが、警備員が惨殺される事件が起きる。
責任感のあるエヴァンは、町の治安を守るために、近隣警備組織を作ろうと仲間を募る。
しかし集まったのは、全く頼りになりそうもないボブ、フランクリン、ジャマルカスの三人だけだった。
その後エヴァンらは、得体の知れない物質や液体、そしてボール状の兵器のような物体を見つけ、エイリアンが関係しているのではないかと考える。
そんな時エヴァンは、老人マンフレッドからの通報を受けて、彼を殺したエイリアンと遭遇する・・・。
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「ナイト ミュージアム」(2006)の監督ショーン・レヴィが製作を担当し、同作の主演スター、ベン・スティラー他の豪華共演陣に加え、セス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグの脚本などが話題になった作品。
超人気コメディアン、ベン・スティラーは、彼らしい生真面目な男性を好演し、いい加減だが人間味溢れるヴィンス・ヴォーンやジョナ・ヒルのコミカルな演技も悪くない。
しかし、ストーリー他、全体的に新鮮味もなく、パンチに欠ける平凡な作品。
製作費6800万ドルの約半分しか北米で稼ぎ出すことができず、全世界でも、ようやく製作費回収できた程度に終わってしまった。
大物スター競演作にも拘らず、日本では劇場未公開だった。
実はエイリアンだったリチャード・アイオアディ、主人公の妻役ローズマリー・デウィット、巡査部長ウィル・フォーテと相棒のメル・ロドリゲス、エイリアン、ダグ・ジョーンズ、ボブ(V・ヴォーン)の娘エリン・モリアーティ、彼女に迫るエイリアンのニコラス・ブラウン、老人役R・リー・アーメイ、警備員ジョー・ヌネズ、主人公の妻の友人リズ・カッコウスキー、高校生ジョニー・ペンバートン、フランクリン(J・ヒル)の母パトリシア・フレンチ、そして風変わりな隣人ビリー・クラダップなどが共演している。