2005年に発表された、ステファニー・メイヤーの世界的大ベストセラー小説”トワイライト”の第3期シリーズとなる”Eclipse”を基に製作された作品。 主演クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、テイラー・ロートナー、ビリー・バーク、ピーター・ファシネリ、ダコタ・ファニング共演、監督デヴィッド・スレイドによるファンタジー・サスペンス・ロマンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・スレイド
製作総指揮
グレッグ・ムーラディアン
マーティ・ボーウェン
ガイ・オシアリー
マーク・モーガン
製作
ウィック・ゴッドフレイ
カレン・ローゼンフェルト
原作:ステファニー・メイヤー
脚本:メリッサ・ローゼンバーグ
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
編集:ピーター・ランバート
音楽:ハワード・ショア
出演
ベラ・スワン:クリステン・スチュワート
エドワード・カレン:ロバート・パティンソン
ジェイコブ・ブラック:テイラー・ロートナー
アリス・カレン:アシュリー・グリーン
ロザリー・ヘイル:ニッキー・リード
ジャスパー・ヘイル:ジャクソン・ラスボーン
エメット・カレン:ケラン・ラッツ
カーライル・カレン:ピーター・ファシネリ
エズミ・カレン:エリザベス・リーサー
ジェーン:ダコタ・ファニング
チャーリー・スワン:ビリー・バーク
レネ・ドワイアー:サラ・クラーク
ジェシカ・スタンリー:アンナ・ケンドリック
アレック:キャメロン・ブライト
サム・ウーレイ:チャスク・スペンサー
ポール:アレックス・メラズ
ジャレッド:ブロンソン・ペルティエ
エンブリー・コール:キオワ・ゴードン
ディミトリー:チャーリー・ビューリー
ヴィクトリア:ブライス・ダラス・ハワード
ライリー・ビアース:グザヴィエル・サミュエル
ブリー・タナー:ジョデル・フェルランド
クイル・アテアラ:タイソン・ハウスマン
リア・クリアウォーター:ジュリア・ジョーンズ
セス・クリアウォーター:ブーブー・スチュワート
エミリー:ティンゼル・コーリー
エリック:ジャスティン・チョン
アメリカ 映画
配給 サミット・エンターテインメン
2010年製作 124分
公開
北米:2010年6月30日
日本:2010年11月6日
製作費 $68,000,000
北米興行収入 $300,523,110
世界 $698,491,350
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
シアトル。
フォークス出身の青年ライリー・ビアース(グザヴィエル・サミュエル)は、何者かに襲われて、体の自由が利かなくなる。
ワシントン州、フォークス。
高校卒業を前に、イザベラ”ベラ”スワン(クリステン・スチュワート)は、恋人エドワード・カレン(ロバート・パティンソン)に求婚される。
エドワードを追って、イタリアにまで行ったことを父親のチャーリー(ビリー・バーク)咎められ、ベラは厳しい門限生活を送っていた。
チャーリーは、ベラとエドワードが別れること望むのだが、それが無理だと知り門限をなくして、その時間を、彼女の幼馴染みジェイコブ・ブラック(テイラー・ロートナー)らと過ごすよう提案する。
ジェイコブの元に向かおうとするベラに、人狼である彼の危険性を指摘するエドワードは、シアトルで多発しているヴァンパイアの動きを彼女に語る。 フロリダ。 フォークスに戻ったベラは、その間にカレン家の者達がジェイコブらを牽制していたことを知る。 エドワードの気持ちを疑ったベラは、ジェイコブと共に彼の家に向かい、抑え切れない気持ちを伝えられる。 その間、ベラの家にライリーが侵入し、彼女を心配して現れたエドワードがそれに気づく。 ベラとエドワードは彼の家族の元に向かい、アリス(アシュリー・グリーン)の予知などを参考に、ヴィクトリア又は新たなヴァンパイアの気配を感じる。 翌日、ジェイコブもベラの家を調べ、彼女とチャーリーを守るために、エドワードらと協力して監視を始める。 ジェイコブに誘われ、先住民キラユーテ族の”部族評議会”に参加したベラは、一族とヴァンパイアの壮絶な戦いの歴史を知る。 シアトルでの怪奇事件は広がる一方で、カレン家では警戒を強める。 そんな時、ジェイコブがベラへの愛を告白し、自分を選ぶよう彼女に強要しキスしてしまう。 それを受け入れられないベラは、ジェイコブを殴ってしまい、手に怪我をする。 シアトル。 卒業式の日、カレン家で開かれていたパーティーの席上、現れたジェイコブは、シアトルで暴れまわるヴァンパイアの新勢力、”ニューボーン”との戦いの準備に協力することを約束する。 南北戦争の、南軍の騎兵隊将校だったジャスパー・ヘイル(ジャクソン・ラスボーン)の指導で、カレン家とジェイコブらは”ニューボーン”に対抗するためのトレーニングを始める。 その頃ベラは、全てを操るのがヴィクトリア(ブライス・ダラス・ハワード)だと察し、それをエドワードに伝える。 ”ニューボーン”は、ライリーが盗んだベラのブラウスのにおいで彼女を狙おうとしていたため、ジェイコブのにおいでそれを打ち消そうとする。 エドワードと愛し合おうとしたベラだったが、彼はそれが危険過ぎると指摘し、結婚を先にすることにこだわる。 そして、エドワードは改めてベラに指輪を渡してプロポーズして、彼女はそれを承諾する。 ベラは、ジェイコブが混乱することを避けるために、結婚のことは戦いが終わるまで隠そうとする。 山に篭ったベラは、エドワードとジェイコブに見守られながら夜を過ごす。 エドワードとジェイコブは、ベラを奪い合う仲でなければ、友情を分かち合えたかもしれないことを確かめ合う。 しかし、翌朝、ジェイコブはベラとエドワードが結婚することを知ってしまう。 ベラは、ジェイコブの気持ちを察し、動揺する彼を呼び止めてキスをするが、それ以上にエドワードへの愛を求めていることも確かだった。 そして、”ニューボーン”が現れ、カレン家とジェイコブらはそれを迎え撃ち戦いが始まる。 ヴィクトリアとライリーはベラとエドワードに近づき、二人に襲い掛かろうとする。 エドワードは、ヴィクトリアが、フォークス出身のライリーを利用しているだけだと彼を説得する。 しかし、戦いは始まり、ヴィクトリアらを倒したエドワードは、ベラと共に、”ニューボーン”との戦いを終えた家族の元に向かう。 ジェイコブが”、ニューボーン”の生き残りに襲われて重傷を負い、現れたヴォルトゥーリのジェーンは、襲撃の理由を知ろうとする。 その後、カーライル(ピーター・ファシネリ)の治療で峠を越したジェイコブは、様子を見に来たベラに、苦しみながらも諦められない愛を告げる。 結婚を控えたベラは、周囲を喜ばせようとしていると自分を心配するエドワードに、生きる世界が、彼の場所にあることを感じていると伝える。 ベラは、人間でいられる間の、エドワードへの愛についても考える。 そして、父チャーリーに結婚を告げなければならない困難も語り、エドワードから指輪をはめられ、二人は愛を確かめ合う。
...全てを見る(結末あり)
母レネ・ドワイアー(サラ・クラーク)に、エドワードと共に会いに行ったベラは、卒業とアラスカの大学への進学を祝福される。
その頃、ヴァンパイア一族”ヴォルトゥーリ”の警護担当のジェーン(ダコタ・ファニング)らは、ライリーらの動きを監視していた。
参考:
・「トワイライト」(2008)
・「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(2009)
・「エクリプス/トワイライト・サーガ」(2010)
・「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1」(2011)
・「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2」(2012)
*(簡略ストー リー)
高校卒業を控えたベラは、ヴァンパイアである恋人エドワードに求婚される。
先住民キラユーテ族の幼馴染みの少年ジェイコブとのことも気になり、ベラは即答を避ける。
その頃シアトルで、ヴァンパイア新勢力”ニューボーン”による怪奇事件が多発していた。
それを察したカレン家では、ジェイコブの協力を得て、ベラと父チャーリーを守るために警戒を強める。
ジェイコブから自分に対する気持ちを告げられたベラの心は揺れ動くのだが、彼女はエドワードにそれ以上の愛を感じる。
そして、”ニューボーン”を操っている黒幕が、宿敵のヴィクトリアだと分かり、カレン家はそれに対抗するための訓練を始める。
そして、エドワードは、改めてベラに求婚し、彼女もそれを承諾するが、時同じくして、二人に”ニューボーン”の魔の手は近づく・・・。
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少しずつではあるが、進展していく主人公達のロマンスが、ついに結婚に至りそうなオープニングから、再び揺れ動くヒロインの心情などが大きなテーマとなっている。
そのためか、新勢力との戦いは意外にあっさり決着がついてしまい、ようやく心を決めた二人の愛を確かめ合うシーンで終わる、ファンタジー・ロマンスに終始している内容だ。
前二作に比べ、展開にメリハリが欠けているのも気になり、批評家、一般の評価も悪く、ラジー賞では、主要部門にノミネートされてしまった。
しかし興行収入は前作とほぼ同じで、続編「ブレイキング・ドーン/トワイライト・サーガPART1・2」に続くことになる。
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北米興行収入 $300,523,110
世界 $698,491,350
ひ弱に見えた少女から、結婚も決意するに至り、自分の考えをはっきりと主張する強さも秘めた女性へと変わりつつあるヒロインのリステン・スチュワート、それとは対照的にヴァンパイアから、より人間的に見えてしまうところがやや物足りないロバート・パティンソン、駄々っ子のようにも見えるが、一途な愛を貫く狼族の少年テイラー・ロートナー、主人公の父親ビリー・バーク、母親のサラ・クラーク、カレン家の家族アシュリー・グリーン、ピーター・ファシネリ、ジャクソン・ラスボーン、ニッキー・リード、ケラン・ラッツ、エリザベス・リーサー、”ヴォルトゥーリ”のリーダー的な存在ダコタ・ファニング、主人公の友人役アンナ・ケンドリック、そして”ニューボーン”のリーダー、グザヴィエル・サミュエル、その黒幕ながら、呆気なく殺されてしまうブライス・ダラス・ハワード等が共演している。