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バウンティフルへの旅 The Trip to Bountiful (1985)

1953年のホートン・フートの戯曲”The Trip to Bountiful”を基に製作された作品。
故郷の町に戻ることを願う老婦人の旅を描く、監督ピーター・マスターソン、主演ジェラルディン・ペイジジョン・ハードカーリン・グリンリチャード・ブラッドフォードレベッカ・デモーネイ他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ピーター・マスターソン
製作
スターリング・ヴァン・ワーゲネン
ホートン・フート
製作総指揮
サム・グロッグ
ジョージ・ヤネッフ
原作:ホートン・フートThe Trip to Bountiful”(戯曲)
脚本:ホートン・フート
撮影:フレッド・マーフィ
音楽:J・A・C・レッドフォード

出演
ワッツ夫人:ジェラルディン・ペイジ
ルディ・ワッツ:ジョン・ハード
ジェシー・メイ:カーリン・グリン
保安官:リチャード・ブラッドフォード
テルマ:レベッカ・デモーネイ
ロイ:ケヴィン・クーニー
最初のバスチケット係:ノーマン・ベネット
2番目のバスチケット係:ハーヴェイ・ルイス
列車のチケット係員:カーク・シスコ
ジェラルド駅長:ギル・グラスゴー
ロゼラ:メアリー・ケイ・マーズ
バスの乗客:ウェズ・ティルドン
階下の隣人:ペギー・アン・バイヤーズ
メキシコ人:デヴィッド・ロモ
双子:トニー・トーン
双子:ジョン・トーン
ドラッグストアのウェイトレス:アレクサンドラ・マスターソン
医師:ドン・ワイズ

アメリカ 映画
配給 アイランド・レコード
1985年製作 108分
公開
北米:1985年12月20日
日本:1987年4月17日
北米興行収入 $7,491,900


アカデミー賞
第58回アカデミー賞
・受賞
主演女優賞(ジェラルディン・ペイジ
・ノミネート
脚色賞


ストーリー
1940年代、テキサス州、ヒューストン
年老いたワッツ夫人(ジェラルディン・ペイジ)は、故郷のバウンティフルに戻ることを夢見ていた。
ワッツ夫人は、優柔不断な息子ルディ(ジョン・ハード)とその妻ジェシー・メイ(カーリン・グリン)と暮らしていた。
そんなワッツ夫人は、小言ばかり言うジェシー・メイと度々、言い争いになり、嫌な思いをしていた。
ジェシー・メイは義母の年金を当てにし、彼女とルディは、母が1人で出かけることを禁じていた。
ルディとジェシー・メイは、大恐慌の影響でバウンティフルが消滅したことを知っていた。
故郷のバウンティフルに向かう計画を考えていたワッツ夫人は、今の生活から抜け出すためにそれを実行する。
ジェシー・メイが外出した隙に家を出たワッツ夫人は、駅に向かうものの、バウンティフルの駅がなくなったことを知る。
ワッツ夫人は、仕方なくバスでバウンティフルに向かおうとする。
バスターミナルでもバウンティフルの駅はないと言われたワッツ夫人は、近くの町ハリソンに行くことにする。
バスを待つ間にワッツ夫人は、一人旅の女性テルマ(レベッカ・デモーネイ)に出会い、バウンティフルのことを話す。
そこに、自分を捜すルディとジェシー・メイが現れたために、ワッツ夫人はその場を離れる。
ルディとジェシー・メイの会話を聴いたテルマは、2人がワッツ夫人を捜していることに気づく。
テルマは、ルディとジェシー・メイにワッツ夫人のことを訊かれ、話をしたが姿を消したと答える。
母親を見つけられないルディとジェシー・メイは、諦めて家に戻ることにする。
その後、ワッツ夫人は何とか無事にバスに乗り、期待に胸を膨らませながらバウンティフルに向かおうとするのだが・・・。


解説 評価 感想
ホートン・フートの戯曲”The Trip to Bountiful”(1953)を基に製作された作品。

俳優として活躍したピーター・マスターソンの初監督作品で、主演はジェラルディン・ペイジジョン・ハードカーリン・グリンリチャード・ブラッドフォードレベッカ・デモーネイなどが共演している。

主人公の息子の妻を演じたカーリン・グリンピーター・マスターソン夫人で、2人の娘はメアリー・スチュアート・マスターソン

故郷の町に戻ることを願う老婦人の旅を描くドラマ。

第58回アカデミー賞では、主演女優賞(ジェラルディン・ペイジ)を受賞した。
・ノミネート
脚色賞

息子夫婦と暮らしてはいるものの、窮屈な生活に孤独感を感じている老婦人の心情を繊細なタッチで描く、ピーター・マスターソンの演出と原作者であるホートン・フートの脚本も素晴らしい。

やや滑稽なところもあるが行動は巧妙、芯が強いところもあり、そして感傷的な老婦人を見事に演じ、その演技を絶賛されたジェラルディン・ペイジは、8度目のノミネートで念願のオスカーを獲得した。

主人公の息子ジョン・ハード、その妻で主人公を嫌うカーリン・グリン、主人公の思いを理解して優しく接する保安官のリチャード・ブラッドフォード、主人公と出会い親切にする一人旅の女性レベッカ・デモーネイ、ハリソンのバスターミナルの管理者ケヴィン・クーニー、最初のバスチケット係ノーマン・ベネット、2番目のバスチケット係ハーヴェイ・ルイス、列車のチケット係カーク・シスコ、駅長のギル・グラスゴー、バスの乗客ウェズ・ティルドン、主人公の階下の住人ペギー・アン・バイヤーズ、メキシコ人デヴィッド・ロモ、ばすのチケットを買う双子のトニー・トーンとジョン・トーン、ドラッグストアのウェイトレス、アレクサンドラ・マスターソン、医師のドン・ワイズなどが共演している。


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