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新・三バカ大将 The Three Stooges (2012)

1930年代に製作された短編映画「三ばか大将」を基に製作された作品。
孤児院で育った間抜けな3人が閉鎖される施設の危機を救うために奮闘する姿を描く、製作、監督、脚本ピーター・ファレリーボビー・ファレリー、出演クリス・ディアマントポロスショーン・ヘイズウィル・サッソージェーン・リンチジェニファー・ハドソン他による爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督
ピーター・ファレリー

ボビー・ファレリー
製作
ピーター・ファレリー

ボビー・ファレリー
ブラッドリー・トーマス
チャールズ・B・ウェスラー
原作:”三ばか大将”(短編映画)
脚本
マイク・セローン

ピーター・ファレリー
ボビー・ファレリー
撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽:ジョン・デブニー

出演
モー:クリス・ディアマントポロス

ラリー:ショーン・ヘイズ
カーリー:ウィル・サッソー
修道院長:ジェーン・リンチ
リディア・ハーター:ソフィア・ベルガラ
セオドア・J”テディ”ハーター:カービー・ヘイボーン
シスター・ローズマリー:ジェニファー・ハドソン
マック・ミオスキー:クレイグ・ビアーコ
シスター・メアリー・メンゲレ:ラリー・デヴィッド
シスター・バーニス:ケイト・アプトン

シスター・リカルダ:マリアンヌ・レオーネ・クーパー
ラトリフ司祭:ブライアン・ドイル=マーレイ
ハーター:スティーヴン・コリンズ
ハーター夫人:カーリー・クレイグ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2012年製作 92分
公開
北米:2012年4月13日
日本:未公開
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $44,328,240
世界 $54,819,300


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

● エピソード:1/More Orphan Than Not

1977年。
孤児院に三人の赤ん坊、モー、ラリー、カーリーが投げ捨てられ、修道院長(ジェーン・リンチ)は、天から届いた天使だと言って喜ぶ。

10年後。
成長した三人に手を焼いていた院長は、富豪夫妻が来ることを、シスター・ローズマリー(ジェニファー・ハドソン)とシスター・リカルダ(マリアンヌ・レオーネ・クーパー)から知らされる。

院長は、三人を隠すようにと二人に指示するが、シスター・リカルダは、その逆を提案する。

それを却下した院長は、三人の行動に我慢ならないシスター・メアリー・メンゲレ(ラリー・デヴィッド)から、修道院を辞めると言われて困惑する。

院長は、仕方なくシスター・リカルダの意見に従うことを決めて、富豪のハーター夫妻(スティーヴン・コリンズ/カーリー・クレイグ)には、3人しか孤児がいないことを伝える。
...全てを見る(結末あり)

三人は夫妻の前で挨拶するが、結局、モーだけが養子として選ばれ、彼は、ラリーとカーリーに別れを告げる。

モーは、夫妻から今日は記念日だと言われて望みを聞かれ、残された二人と一緒にいたいことを伝える。

とりあえず、それを聞き入れた夫妻は孤児院に戻るのだが、彼らは、他の少年テディを引き取りモーは残ることになる。

25年後、2012年。
未だに孤児院にいて、役にも立たずに働いているモー(クリス・ディアマントポロス)、ラリー(ショーン・ヘイズ)、カーリー(ウィル・サッソー)だったが、その頃、院長は大変な問題を抱えてしまう。

ラトリフ司祭(ブライアン・ドイル=マーレイ)の訪問を受けた院長は、財政難により孤児院が閉鎖されるということを知らされる。

三人やシスター、そして子供達にもそのことは知らされ、何んとか対策はないかを司祭に尋ねる。

しかし、この危機を乗り越えるには、30日以内に83万ドルもの大金が必要だった。

三人は、自分達がその大金を稼いでみせると意気込み、子供達に期待されながら旅立とうとする。

シスター・バーニス(ケイト・アプトン)やシスター・ローズマリーは、彼らだけで何ができるか心配するのだが、院長は、それに頼るしかないことを伝える。

● エピソード:2/The Bananas Split

街に着いた三人は、街頭で83万ドルで何でも引き受けるという、馬鹿げた宣伝を始める。

それを知ったリディア・ハーター(ソフィア・ベルガラ)は、愛人マック・ミオスキー(クレイグ・ビアーコ)に、いい考えが浮かんだことを伝える。

三人の元に向かったリディアは、83万ドルで夫の殺害を依頼する。

夫に扮したマックは、病気で苦しむ自分は、自らの決断で死を選びたいことを三人に伝え、彼らはそれを引き受ける。

ところが、マックはその場で事故に遭い死亡してしまい、憤慨したリディアはその場を離れる。

三人は、リディアの車のバンパーに摑まり、彼女の屋敷までついて行き報酬を求める。

それを拒むリディアは、あれだけ酷い事故にあったにも拘らず、マックが生きていることを執事から知らされる。

敷地内から追い出された三人は、病院にいる夫(マック)を殺せばいいことに気づきその場に向かう。

面会時間が終わっていたため、看護師と医師に扮した三人は、マックの病室を捜そうとするのだが、受付係に見つかってしまう。

その場を逃れた三人は、小児病棟で、赤ん坊のオムツを替えることを頼まれてしまう。

その後、病室を見つけた三人は、マックを殺そうとするものの、受付係が警備員と現れたたために、その場から逃れる。

屋上に向かい消防ホースを使い地上に降りた三人は、偶然にも、少年時代にハーター夫妻に引き取られたセオドア・J”テディ”ハーター(カービー・ヘイボーン)に再会する。

テディは三人を家に誘うものの、モーがそれを断ってしまう。

入院している友人を見舞うというテディはその場を去り、ラリーは誘いを受けなかったことでモーを非難する。

自分が引き取られたはずがそれが果たせず、悔しい思いをしたモーは、テディの施しなど受けたくなかった。

三人は、院長から受け取った72ドルを元手に、”種”を買って農場でそれを育てると言って意気込む。

帰宅したテディは妻リディアに、偶然に会った子供時代の友達三人の写真を見せる。

リディアは驚き、テディは、三人を結婚記念パーティーに招待することを提案し、彼女は仕方なくそれを承諾する。

ローリング・ギル農場と名付け、サケの養殖世界一と宣伝した三人は、ゴルフ場で勝手に商売を始めてしまい、トラブルを起こし警官に追われる。

街に戻った三人は、ある建物に逃げ込み、モーがテディの誘いを断ったことで再び揉め始める。

頭に血が上ったモーは、テディの招待を受ければいいと言って二人と別れる。

二人が去った後、突然、拍手されたモーは、劇場だったその場に、売り込みに来た者と間違われて、その”芸”を絶賛される。

● エピソード:3/No Moe Mister Nice Guy

動物園の前で、アイスクリーム売りを始めたラリーとカーリーを監視していたリディアは、退院したマックに、彼らを殺すよう指示する。

人混みで殺せるわけがないと答えるマックだったが、リディアはそれを聞き入れずに、彼を二人が入った動物園に向かわせる。

しかしマックは、ライオンと対面して襲われてしまう。

テディとリディアは、モーがテレビのリアリティー番組に出演していることを知る。

モーが心配になったラリーとカーリーは、彼を捜し始める。

孤児院にモーが帰ったと考えたラリーとカーリーは、その場にいたシスター・リカルダに、彼がテレビに出ている有名人だと知らされる。

子供達は孤児院を離れ、残っていたのは重病の少女と少年だけだった。

孤児院が閉鎖されるのも、子供達が苦しむのも、全て間抜けな自分達三人のせいだとシスター・メンゲレに言われ、それを院長にも確認したラリーとカーリーはショックを受ける。

街に戻ったラリーとカーリーは、モーのテレビでの活躍を知り喜ぶ。

その後、弁護士のテディの事務所を訪ねたラリーとカーリーは、彼が外出中だと言われる。

ハーターと再会した二人は、83万ドルが必要なことを伝えるものの相手にしてもらえない。

モーが引き取られる時に、三人一緒でなければ嫌だと言われたことを、ハーターから知らされた二人は驚く。

二人は、その場に飾ってあった写真で、リディアがテディの妻で、夫と思っていた男(マック)が彼の親友だと知る。

モーの元に向かった二人は彼に謝罪し、リディアがテディを殺そうとしていることを伝えて、彼を救おうとする。

三人は、テディとリディアの結婚記念パーティーに侵入する。

リディアは三人に気づき、彼らは騒ぎを起こしてテディの部屋に逃げ込む。

テディが睡眠薬を飲まされていることを知った三人だったが、そこにリディアとマックが現れる。

三人は、テディにリディアの陰謀を知らせ、マックは彼に銃を向ける。

そこに、銃を持ったハーターが現れるのだが、実は今回の件は、彼がリディアに指示した陰謀だった。

ハーターは、妻との結婚で大富豪になれたことをテディに伝え、彼に亡くなった妻の遺産が遺されたことで、この計画を実行したのだった。

カーリーが可愛がるネズミの”ニッピー”に、リディアが驚いたために、車を運転していたマックが、ハンドルを誤り川に転落する。

車から脱出し、リディアらは逮捕され、テディは、友情が金持ちになっても手に入れられないことを三人に伝えて感謝する。

三人は、テディに83万ドルを用立てて欲しいことを伝えるが、彼は、酷い仕打ちを受けたシスター達を助ける気になれずにそれを拒む。

2ヵ月後。
三人は、閉鎖された孤児院に戻り悲しむが、新設された建物が隣接されていることに気づく。

子供達やシスターに歓迎された三人は、モーのテレビ出演のギャラで、施設が建設されたことを知る。

ラリーとカーリーも番組に誘われ、テディも協力してくれたことを、院長は三人に伝える。

テディと婚約者の秘書には子供が出来ないため、彼らが養子を取ることを知った三人はそれを望む。

しかし、テディは、病気から快復した少女を養子にすることを決めていた。

少女は、親友の少年と別れることを悲しみそれを辞退しようとするが、テディは、他所に移されていた少年の兄と共に、三人を引き取ることを伝える。

納得した三人だったが、カーリーが、シスター・メンゲレをプールに落としてしまい、トラブルになる前に、彼らは馬に乗ってその場から走り去る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
孤児院に捨てられて育った三人、モー、ラリー、カーリーは、トラブルばかりを起こし、院長らは頭を抱えていた。
そんな時、孤児院は財政難で閉鎖されることになり、その危機を乗り切るには83万ドルもの大金が必要だった。
三人は、自分達が孤児院を救うと言って意気込み、街で大金を稼ごうとする。
何もできるはずもない三人だったが、夫の財産を手に入れようとするリディアと愛人マックは、彼らを利用して夫を殺害させようとする。
それを引き受けた三人だったが、孤児院で一緒だった、富豪に引き取られたテディと再会する。
そんな時、仲間割れして一人になったモーが、ひょんなことから、テレビのリアリティー番組の出演者としてスカウトされてしまう・・・。
__________

オリジナルの短編映画は異常な人気となり、テレビ時代を迎えてもその人気は衰えることはなかった。
アメリカン・コメディ文化の古典とも言える作品、キャラクターを、ピーター・ファレリーボビー・ファレリーが現代を舞台に再現した。

日本では、オリジナル作品が1960年代初頭にテレビ放映された。
本作は劇場未公開。

誰もが知っているキャラクターということであり、オリジナルを尊重しつつ、且つ現代的な笑いを取り込みアレンジすることの難しさを実感してしまう・・というのが正直な感想だ。

古風なギャグの連続が新鮮・・と言いたいところだが、無視できないオリジナルのことばかりがイメージされ、活力は感じるものの慌ただしいだけで、ジョークやギャグにパンチが足りないことも気になり、殆ど笑えないままラストを迎えてしまった。

批評家の評価も最悪に近く、北米興行収入は約4400万ドル、全世界では約5500万ドル、ヒットとは言えない中途半端な結果なのだが、続編が製作される予定もある。

現代風を意識し、ややはしゃぎ過ぎ、仕方がないがオリジナルを意識し過ぎの感じがする主人公のクリス・ディアマントポロスショーン・ヘイズウィル・サッソー、修道院長ジェーン・リンチ、元孤児の夫(カービー・ヘイボーン)の財産を狙うソフィア・ベルガラ、その愛人クレイグ・ビアーコ、シスター役のジェニファー・ハドソンラリー・デヴィッドマリアンヌ・レオーネ・クーパー(クリス・クーパー夫人)ケイト・アプトン、司祭ブライアン・ドイル=マーレイ、富豪夫妻スティーヴン・コリンズカーリー・クレイグなどが共演している。


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