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たくましき男たち The Tall Men (1955)

テキサスから牛を運ぶ男たちの苦難の旅と恋を描く、監督ラオール・ウォルシュ、主演クラーク・ゲーブルジェーン・ラッセルロバート・ライアンキャメロン・ミッチェル他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

クラーク・ゲーブル / Clark Gable / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ラオール・ウォルシュ
製作
ウィリアム・A・バッカー
ウィリアム・B・ホークス
原作:クレイ・フィッシャー
脚本
シドニー・ボーム
フランク・ニュージェント
撮影:レオ・トーヴァー
編集:ルイス・R・ロフラー
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ベン・アリソン大佐:クラーク・ゲーブル
ネラ・ターナー:ジェーン・ラッセル
ネイサン・スターク:ロバート・ライアン
クリント・アリソン:キャメロン・ミッチェル
ルイス:ファン・ガルシア
サム:ハリー・シャノン
チカソー・チャーリー:エミール・メイヤー
ノリス大佐:スティーヴ・ダレル

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1955年製作 122分
公開
北米:1955年10月11日
日本:1955年12月18日
製作費 $3,115,000
北米興行収入 $5,000,000


ストーリー
1866年、モンタナ準州
ベン・アリソン(クラーク・ゲーブル)と弟のクリント(キャメロン・ミッチェル)は、南軍の”クアントリル・レイダース”として戦い、戦後に金鉱地帯に向かう。
金が必要なベンとクリントは、大金を所持している実業家ネイサン・スターク(ロバート・ライアン)を襲おうとする
納屋でスタークの金を奪ったベンとクリントは、彼を連れて隠れ家に向かう。
翌日には解放すると言われたスタークは、テキサスから牛を運べば、儲けを山分けにするとベンとクリントに提案をする。
それに乗ったベンとクリントは、スタークと共に騎兵隊の駐屯地に向かい、吹雪の中、飢えた入植者ネラ・ターナー(ジェーン・ラッセル)らに出会い、一晩その場で世話になる。
翌日、ベンらはネラに感謝して出発し、途中でスー族が入植者を襲う恐れがあるため戻ろうとする。
駐屯地が近いためにスタークは反対うるが、入植者に恩があるベンは、スタークとクリントを目的地に向かわせてネラらの元に戻る。
スー族に襲われた入植者はネラだけが生き残り、ベンは彼女と共にその場から逃げる。
小屋を見つけたベンとネラは、冷えて疲れた体を暖める。
2人は自然と惹かれ合い、ベンは、牛を運んだ金で小さな牧場を持つ夢をネラに語る。
かつて牧場生活で苦労したネラは、ささやかな暮らしを求めるベンと違い大きな夢を抱き、2人の意見は合わなかった。
翌日、騎兵隊の救助隊が到着し、ベンは、クリントとスタークがサンアントニオに向かったことを知る。
ベンは、カリフォルニアに向かうのが春まで無理だと知ったネラと共に、クリントとスタークを追ってサンアントニオに向かうのだが・・・。


解説 評価 感想

クレイ・フィッシャーの原作を基に製作された作品。

数々の名作を残したラオール・ウォルシュが監督し、主演はクラーク・ゲーブルジェーン・ラッセルロバート・ライアンキャメロン・ミッチェルなどが共演した作品。

テキサスから牛を運ぶ男たちの苦難の旅と恋を描く西部劇。

ラオール・ウォルシュのシャープで力感あふれる演出、メキシコの”シエラ・デ・オルガノス国立公園”の美しく雄大な自然の中でのロケがシネマスコープの映像に活かされた、一級の西部劇に仕上がっている。

南北戦争終戦直後の混乱の中で、逞しく生きる男の生き様を見事に演じたクラーク・ゲーブルの熱演は光る。

主人公と反発し合いながらも結ばれる、美しいジェーン・ラッセルの持ち味を活かした魅力も見逃せない。

主人公らと関わる実業家ロバート・ライアン、主人公の弟キャメロン・ミッチェル、主人公を信頼するメキシコ人のファン・ガルシア、牛飼いのハリー・シャノン、主人公の友人エミール・メイヤー、騎兵隊の司令官スティーヴ・ダレルなどが共演している。


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