修復不可能な夫婦の争いをコミカルに描く、製作、監督、出演ロブ・ライナー、ブルース・ウィリス、ミシェル・ファイファー共演のラブ・コメディ。 |
・ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロブ・ライナー
製作総指揮
フランク・キャプラ三世
ジェフリー・ストット
製作
ロブ・ライナー
アラン・ズウェイベル
ジェシー・ネルソン
脚本
アラン・ズウェイベル
ジェシー・ネルソン
撮影:マイケル・チャップマン
編集
アラン・エドワード・ベル
ロバート・レイトン
音楽
エリック・クラプトン
マーク・シャイマン
出演
ベン・ジョーダン:ブルース・ウィリス
ケイティー・ジョーダン:ミシェル・ファイファー
エリン・ジョーダン:コリーン・レニソン
ジョシュ・ジョーダン:ジェイク・サンドヴィグ
マーティ:ティム・マシスン
スタン:ロブ・ライナー
リザ:ジュリー・ハガティ
レイチェル:リタ・ウィルソン
リリアン・ジョーダン:ベティ・ホワイト
アーニー・ジョーダン:レッド・バトンズ
デイヴ:ポール・ライザー
アメリカ 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ(世界)
ユニバーサル・ピクチャーズ(北米)
1999年製作 95分
公開
北米:1999年10月15日
日本:2000年2月11日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $27,067,200
世界 $58,900,030
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
結婚15年目を迎えた、作家のベン・ジョーダン(ブルース・ウィリス)とクロスワード・パズル作家の妻ケイティー(ミシェル・ファイファー)は、息子ジョシュ(ジェイク・サンドヴィグ)と娘エリン(コリーン・レニソン)の前では、仲の良い夫婦を演じていた。
出会った瞬間に気が合うと思い、付き合い始めたベンとケイティーだったが、最近は二人だけになると口を開けばいがみ合う毎日を送っていた。
そんな二人は、子供達をサマー・キャンプに送り出し、試験的に別居生活を始める。
二人は、友人達と会話を交わしながら、お互いの結婚生活を振り返る。
その後、離れて暮らすうちに、何となくお互いを求め合う二人だったが、素直にそれを伝えられない。 自宅で食事をすることになった二人は、次第に盛り上がりベッドイン寸前になるが、過去にこだわるベンは現在の自分達を受け入れられずに、結局、二人は言い合いになってしまう。 数日後、ベンは、57年間も夫に連れ添い5人の子供を育てた祖母を題材にした小説を書くことを思いつき、それをエージェントのデイヴ(ポール・ライザー)に伝える。 しかし、デイヴは、そんな話は誰も読みたがらないと、ベンの考えに全く興味を示さない。 そんな時ケイティーは、離婚した歯科医マーティ(ティム・マシスン)から、通っている料理教室に誘われてしまう。 サマー・キャンプの参観日に向かったベンとケイティーだったが、二人の異変に気づいた娘のエリンは、なんとか関係を修復しようとする。 しかし、エリンの努力も空しく、二人は離婚の準備を始めてしまい、ベンは家を探す。 マーティに誘われた料理教室で、別居していることを伝えたケイティーは、彼から食事に誘われ親交を深めていく。 ベンは、親友スタン(ロブ・ライナー)の意味不明な助言に戸惑い、その妻レイチェル(リタ・ウィルソン)は、 ケイティー達が理想のカップルだと思っていたので悲しくなってしまう。 スタンとレイチェルに食事に誘われたベンは、ケイティーのことで頭に血が上ってしまい、わめきながら席を外してしまう。 情けなくなってしまったベンはケイティーに会いに行くが、そこにはマーティがいた。 気分を害したベンは、ケイティーに子供にどう説明するか考えるよう伝えて立ち去る。 数日後、二人はベンの家で、子供達に離婚のことを伝えるための話し合いをする。 子供達を迎えに行った二人は、いつものように振舞うのだが、ケイティーが今の生活を壊したくないと言い出す。 素晴らしい子供達を二人で育てられないことなど、動揺して涙ながらに語ったケイティーは、ベンに愛を告げる。 そして、ベンも、ケイティーに愛していることを伝え、二人は固く抱き合う。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
結婚15年目を迎えたベン・ジョーダンとケイティーは、愛する子供達の前では仲良く振舞っていたが、実はいがみ合う毎日を送る破局寸前の夫婦だった。
二人は、子供達がサマー・キャンプに行っている間に、試験的に別居することにする。
離れて暮らしてみると、お互いを意識する二人は歩み寄ってみるのだが、結局は元のように争いになってしまう。
作家のベンは、57年もの間、夫に連れ添った祖母を題材に新作を書こうとするのだが、エージェントはそれに興味を示さない。
サマー・キャンプの参観日で、娘のエリンが両親の異変に気づき、関係を修復させようとする。
しかし、その努力の甲斐もなく、二人は離婚の準備を始めてしまう・・・。
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大スター、ブルース・ウィリスとミシェル・ファイファーの共演、ロブ・ライナーが監督ということで話題になった作品。
エリック・クラプトンとマーク・シャイマンが共同で音楽を担当しているのも注目だ。
ストーリーにメリハリもなくあまり新鮮味もない内容で、二人のスターに支えられているだけというのが正直な感想。
製作費に5000万ドルをかけた作品ではあるが、北米興行収入は約2700万ドル、全世界でも約5900万ドルに留まった。
アクションだけでなく2ヶ月前に公開された大ヒット作の「シックス・センス」(1999)で、実力派としての才能も見せたブルース・ウィリスの夫役、キュートな雰囲気も残しながら、大人の女性の魅力も漂わせるミシェル・ファイファーの妻役、どちらにも軍配があがらない”優しい”結末事態は、まずまず爽やかに描かれている。
個人的には、わずかな出演ではあるが、名優レッド・バトンズの長編映画としては実質的な遺作となったということを考えると感慨深い作品でもある。
主人公夫婦の息子ジェイク・サンドヴィグ、娘コリーン・レニソン、友人ロブ・ライナー、その妻リタ・ウィルソン、ベン(B・ウィリス)の両親レッド・バトンズとベティ・ホワイト、ケイティー(M・ファイファー)の友人役ジュリー・ハガティ、エージェントのポール・ライザー、ケイティーに接近する歯科医ティム・マシスンなどが共演している。