冴えない男に扮したCIA工作員が隣人の恋人と子供達と共に巻き起こす騒動を描く、主演ジャッキー・チェン、アンバー・ヴァレッタ、マデリン・キャロル他共演、監督ブライアン・レヴァントによるスパイ・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ブライアン・レヴァント
製作総指揮
ライアン・カヴァノー
アイラ・シューマン
ソロン・ソー
タッカー・トゥーリー
製作:ロバート・シモンズ
脚本
ジョナサン・バーンステイン
ジェームズ・グリア
グリゴリー・ポイリアー
撮影:ディーン・カンディ
編集:ローレンス・ジョーダン
音楽:デヴィッド・ニューマン
出演
ボブ・ホー:ジャッキー・チェン
ジリアン:アンバー・ヴァレッタ
ファレン:マデリン・キャロル
イアン:ウィル・シャドレイ
ノーラ:アリーナ・フォーレイ
アントン・ポルダーク:マグナス・シェヴィング
タチアナ・クリール:キャサリーン・ボーチェー
ラリー:ルーカス・ティル
コルトン・ジェイムス:ビリー・レイ・サイラス
グレイズ:ジョージ・ロペス
アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2010年製作 94分
公開
北米:2010年1月15日
日本:2010年6月19日
北米興行収入 $24,268,830
世界 $45,236,540
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
見た目も冴えない中国人のボブ・ホー(ジャッキー・チェン)は、隣人のシングルマザー、ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)と将来を考える仲だった。
ジリアンの三人の子供達、ファレン(マデリン・キャロル)とイアン(ウィル・シャドレイ)は、単なるペンのセールスマンでダサイ男のボブを嫌っていたが、 末っ子のノーラ(アリーナ・フォーレイ)は彼のことが気に入っていた。
実は、ボブはCIAの敏腕エージェントで、ジリアンとの食事の最中に、彼は上司グレイズ(ジョージ・ロペス)からの呼び出しを受ける。
ロシア人テロリストのアントン・ポルダーク(マグナス・シェヴィング)が製油所を襲うという情報を掴んでいたグレイズは、ボブと同僚のコルトン・ジェイムス(ビリー・レイ・サイラス)を現場に向かわせる。 単独で製油所に侵入したボブは、ポルダークと一騎打ちになり見事に彼を捕らえる。 ボブは、この仕事を最後に引退を決意し、ジリアンとの生活を楽しもうとする。 しかし、ジリアンの子供達は、素直にボブを受け入れることが出来ず、彼を何とか排除しようとする。 その頃、ポルダークが護送車から逃走する事件が起き、局内に内通者がいる可能性をグレイズは考える。 そんな時、ジリアンの父親が怪我をして手術をすることになり、彼女はそれをボブに伝える。 ボブは、ジリアンの子供達と触れ合うチャンスだと言って三人を預かることになる。 子供達の相手に悪戦苦闘するボブだったが、イアンが彼のパソコンをいじってしまい、ポルダークも狙う秘密サーバーにアクセスし、データーをダウンロードしてしまう。 逃亡したポルダークは、愛人タチアナ・クリール(キャサリーン・ボーチェー)に迎えられ、何者かがサーバーにアクセスしたことに気づき抹殺しようとする。 上の子供達を学校に送り、ノーラとハロウィンの衣装を買いに行ったボブは、彼女を見失ってしまう。 何とかノーラを見つけ出したボブは、学校に呼び出され、トラブルを起こしたイアンと、ファレンを連れて帰宅する。 同じ頃、ポルダークの部下は原油及び石油製品を食い尽くすバクテリアの培養に成功する。 その後も子供達にてこずるボブは、コルトンが持ち出してきた、CIAの監視装置や秘密兵器などを駆使して何とかその場を乗り切る。 そんなボブは、ファレンがジリアンの実の子でないことを知り、彼女は家を出た父親の愛を求めていたのだった。 タチアナは、サーバーの情報をダウンロードした家を突き止め、それが、ポルダークを捕らえたボブだということを彼に知らせる。 ボブの家を探ったタチアナは、彼がいることに気づき手下と共に襲い掛かる。 ボブは子供達を連れてチャイニーズ・レストランに向かうが、大学生のラリー(ルーカス・ティル)が近づいてくる。 ラリーがロシア語を話すことから、彼が敵だと気づいたボブは格闘となる。 ボブはラリーを叩きのめし、現れたグレイズに子供達の保護を求めるが、彼は金のためにCIAを裏切りポルダーク側についていた。 グレイズは、ボブにダウンロードしたはずのデータを渡すように要求し銃を向けるが、逆に殴り倒されてしまう。 子供達は、CIAの情報員だと言うボブの話を信じ、彼を尊敬し始める。 CIAから去る際、グレイズから贈られた時計が発信機だと気づいたボブは、それを電波を遮る場所に隠す。 その後、ボブは同僚のコルトンまで自分を裏切ったと思い込み、ホテルに部屋を取る。 ジリアンは、ファレンとボブからの電話で彼がCIAの情報員だと知り、憤慨して子供達の元に帰ろうとする。 ボブは、安全のためを考え、ジリアンとのことを諦めたことをファレンに伝え、自分も孤児院で育ったことを話す。 翌日、現れたジリアンは、嘘をつき子供達を危険にさらしたボブを見限る。 ファレンも同情する中、イアンとノーラはボブとの別れを惜しみ去って行く。 ボブは時計を取りに行き、それでポルダークらを誘き出すが、情報員になろうとしたイアンがその場に現れ、そこに駆けつけたポルダークやグレイズに捕らえられてしまう。 ボブはコルトンが裏切り者でないこと知り、ファレンまでその場に現れ捕らえられる。 ポルダークは、イアンがiPodにダウンロードしたデータが情報ファイルだと知るが、隙を見てボブが拘束を逃れ敵を倒す。 家に向かったタチアナを追ったボブは、イアンが携帯電話に録音しておいた、グレイズの裏切りの証拠の会話をコルトンに聞かせる。 ジリアンの家に着いたボブと子供達は、タチアナと手下を迎え撃ち倒すが、直後にポルダークらが現れる。 子供達やジリアンの助けもあり敵を倒したボブは、駆けつけたコルトンにiPodを渡し、ポルダークやグレイズらは逮捕される。 ボブは、ジリアン親子に別れを告げるが、子供達は自分達を守ってくれた彼を父親に望む。 そして、子供達に見守られながら、ボブとジリアンは結婚式を挙げる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
敏腕CIA情報員のボブは、冴えないサラリーマンに扮し活動を続けていたが、ロシア人テロリスト、ポルダークを逮捕したのを最後に引退する。
隣人である、恋人のジリアンと生活することを決めていたボブだったが、彼女の子供達ファレンとイアンにはダサい男とバカにされ毛嫌いされ末娘のノーラは、彼を嫌ってはいなかった。
そんなある日ボブは、ジリアンの父親の入院で彼女の子供達を預かることになってしまう。
自分を受け入れない子供達に梃子摺るボブは悪戦苦闘の連続だった。
そんな時、イアンがボブのパソコンをいじってしまい、秘密のサーバーにアクセスして重要ファイルをダウンロードしてしまう。
逃亡したポルダークが、それを入手した者を抹殺しようとしたため、ボブと子供達に危険が迫る・・・。
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ハリウッドのトップスターとなったジャッキー・チェンが、アメリカ進出30周年を記念して製作された作品。
出稼ぎ中国人(CIA工作員)と、アメリカ人家族のぎこちない交流、ロマンスやアクション、そして心温まる家族愛という、娯楽の要素をふんだんに盛り込んだ楽しい作品には仕上がっている。
アジア人ということで、アメリカ人から見ると、かなり若く見えるはずのジャッキー・チェンだが、既に50代も半ばを過ぎで、隣人家族とは、ややバランスがとれていないところもご愛嬌で笑いを誘う。
しかし、控えめながら彼らしいアクションも見られる、人懐っこくて優しいイメージのジャッキー・チェンの個性は、まずまず生かされている。
どちらかと言うとキッズ・ムービーに近いので興行的に成功しなかった。
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北米興行収入 $24,268,830
世界 $45,236,540
主人公の恋人役のアンバー・ヴァレッタ、娘マデリン・キャロル、息子ウィル・シャドレイ、末娘のアリーナ・フォーレイ、テロリスト役のマグナス・シェヴィング、その手下で愛人のキャサリーン・ボーチェー、手下のルーカス・ティル、主人公の同僚役のビリー・レイ・サイラス、上司ジョージ・ロペスなどが共演している。