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エルダー兄弟 The Sons of Katie Elder (1965)

OK牧場の決斗」(1957)でドク・ホリデーの愛人として登場するケイト・フィッシャーがモデルとなった”ケイティ・エルダーの息子達”の活躍を描く、製作ハル・B・ウォリス、監督ヘンリー・ハサウェイ、主演ジョン・ウェインディーン・マーティンマーサ・ハイヤーアール・ホリマン他共演の西部劇。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:ハル・B・ウォリス
原作:タルボット・ジェニングス
脚本
ウィリアム・H・ライト
アラン・ワイス
ハリー・エセックス
撮影:ルシアン・バラード
編集:ウォーレン・ロー
音楽:エルマー・バーンスタイン

出演
ジョン・ウェイン:ジョン・エルダー
ディーン・マーティン:トム・エルダー
マーサ・ハイヤー:メアリー・ゴードン
アール・ホリマン:マット・エルダー
マイケル・アンダーソンJr.:バド・エルダー
ポール・フィックス:ビリー・ウィルソン保安官
ジェレミー・スレート:ベン・ラッタ保安官補
ジェームズ・グレゴリー:モーガン・ヘイスティングス
ジョージ・ケネディ:カーリー
デニス・ホッパー:デイヴ・ヘイスティング
ストローザー・マーティン:ジェブ・ロス
ジョン・ドーセット:ハイゼルマン
ジョン・クゥオーレン:チャーリー・ビラー
リス・ウィリアムズ:チャーリー・ボブ・ストライカー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1965年製作 121分
公開
北米:1965年7月1日
日本:1965年10月9日
北米興行収入 $6,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1898年、テキサス州、クリアウォーター。
町の人々から愛された一人の女性、ケイティ・エルダーの葬儀が執り行われようとしていた。

ケイティの息子達、トム(ディーン・マーティン)、マット(アール・ホリマン)、バド(マイケル・アンダーソンJr.)は、長男のジョン(ジョン・ウェイン)の帰りを待っていたのだが、彼は現れずにいた。

町を牛耳ろうとするモーガン・ヘイスティングス(ジェームズ・グレゴリー)は、ジョンの牧場を奪ったため、彼に恨まれることを恐れ、腕利きの殺し屋カーリー(ジョージ・ケネディ)を雇う。

ジョンは揉め事を警戒し、表立って葬儀に参列せず丘の上から式を見守っていた。

その後、ビリー・ウィルソン保安官(ポール・フィックス)は、墓参りするジョンに会い、殺し屋カーリーが町に現れたことを伝える。
...全てを見る(結末あり)

さらにウィルソンは、保安官補のベン・ラッタ(ジェレミー・スレート)が、ジョンをお尋ね者扱いしていることを伝える。

更にウィルソンは、ケイティの土地がヘイスティングスに渡ったことをジョンに知らせ、早まった行動をしないよう警告する。

ジョンを目撃したカーリーは、それをヘイスティングスに伝え、正当防衛でジョンを殺すよう指示される。

ヘイスティングスの息子デイヴ(デニス・ホッパー)は、大事になったと父親に忠告するが、ヘイスティングスはそれを気にせず策略を練る。

町の下宿屋のメアリー・ゴードン(マーサ・ハイヤー)は、ジョンら兄弟達と再会し、彼女は、ケイティの優しさや息子達を愛した彼女の生前の様子を知らせる。

そしてジョンらは、母ケイティが牧場を手放した真相を、暴力沙汰を起こさずに探り始める。

葬儀屋のハイゼルマン(ジョン・ドーセット)から、父親が背後から撃たれて死んだことを聞いたジョンは、銀行で自分達に遺された財産が全くないことも知らされる。

カーリーに痛めつけられている、ヘイゼルマンを助けたジョンは、ヘイスティングスが彼の背後にいるのを知り、かつての自分達の牧場に向かう。

牧場で、ヘイスティングスの息子デイヴに会ったジョンらだったが、保安官補ラッタが現れ兄弟を逮捕しようとする。

丸腰のジョンは、ラッタの銃を奪い保安官事務所に向かい、ウィルソン保安官に、牧場がヘイスティングスに渡った経緯を追究する。

しかし、牧場は父親がバクチで負けて取られたということしかわからず、ジョンとトムは、直接ヘイスティングスに会い探りを入れる。

ジョンが、母親の形見の揺り椅子をメアリーに届けに行くと、父親を殺した者を捜せば、人が大勢死ぬことになると彼女に忠告されてしまう。

酒場で酔っ払いのジェブ・ロス(ストローザー・マーティン)をからかっていたトムとバドは、カーリーに絡まれる。

そこにジョンが現れて、カーリーと一触即発になるのだが、ウィルソン保安官がそれを制止する。

翌日、ケイティから、馬の取引を頼まれていた牧場主のチャーリー・ボブ・ストライカー(リス・ウィリアムズ)が訪ねて来る。

ケイティが亡くなったことを知り、帰ろうとするストライカーに、ジョンが、その仕事を請け負うことを告げ、兄弟は彼の牧場に向かう。

その頃、トムが殺人罪で指名手配されていることが分かり、ウィルソン保安官が、エルダー兄弟の元に向かう。

しかし、保安官は待ち伏せをしていたヘイスティングスに銃撃されてしまう。

保安官補ラッタは、ウィルソンの馬だけが戻ったことに気づき、エルダー兄弟の家に向かい、まだ息のある保安官を町に運ばせる。

保安官襲撃の疑いがエルダー兄弟にかけられるが、彼らはストライカーの馬を運ぶ仕事で留守をしていた。

エルダー兄弟に追いついたラッタらは、彼らを捕らえて投獄してしまう。

保安官は死亡し、そして町民はエルダー兄弟をリンチにかけようとする。

メアリーと、保安官助手のチャーリー・ビラー(ジョン・クゥオーレン)の助言で、ラッタは、兄弟をラレドへ移すことにする。

しかし、カーリーらを従えたヘイスティングスがそれを待ち伏せして彼らに襲いかかり、その直前にエルダー兄弟は隙を見て川に身を投げる。

銃を奪った兄弟は応戦するが、マットが、ダイナマイトの爆発で死亡しバドも撃たれてしまう。

怒りに燃えたジョンは銃を乱射してカーリーを倒し、息子のデイヴが制止するのを無視して、ヘイスティングスは兄弟に加勢しようとしたラッタを射殺してしまう。

その後ヘイスティングスらは逃亡し、ジョンとトムはバドを町に連れて帰り医者に診せ、疑いを晴らすためにラレドの連邦保安官を待つことにする。

トムが、ヘイスティングスに銃撃されながら、父に逆らうデイヴを捕まえてジョンが締め上げる。

しかし、ヘイスティングスはデイヴを射殺してしまう。

デイヴは、全て父ヘイスティングスの企みだということをジョンに伝えて息を引き取る。

ヘイスティングスに撃たれていたトムも気を失い、ジョンは独りで立ち向かい、ヘイスティングスの銃砲店を爆破して彼を倒す。

そしてジョンは、トムとバドが一命を取り留めたとことを、メアリーから知らされる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
人々から愛された”ケイティ・エルダー”の葬儀が執り行われ、息子のトム、マット、バドは、長男のジョンの帰りを待っていた。
町を牛耳ろうとしていたヘイスティングスは、牧場を奪ったために、ジョンに恨まれることを恐れ、殺し屋カーリーを雇う。
騒ぎを起こしたくないジョンは、葬儀に参列せずに式を見守り、その後、ウィルソン保安官から、土地がヘイスティングスに渡り、彼がカーリーを雇ったことを知らされる。
ヘイスティングスは、ジョンが現れたことで動き出し、町には不穏な雰囲気が漂い始める。
その後、ジョンは兄弟達と再会し、ケイティが牧場を手放した真相を探り始める。
そしてジョンは、父親が背後から撃たれ、自分達に遺された財産が全くないことも知らされ、全ての黒幕がヘイスティングスだと気づくのだが・・・。
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ヘンリー・ハサウェイの、テンポの良い演出と単純明快なストーリー、「アラスカ魂」(1960)、「サーカスの世界」(1964)、「勇気ある追跡」(1969)などでもコンビを組んだ、大スターのジョン・ウェインとの相性も抜群である、肩のこらない痛快西部劇。

荒野の七人」(1960)のメロディにかなり似てしまってはいるが、エルマー・バーンスタインの勇ましい音楽も印象に残る。

ウェインの着こなしを見れば分かる、衣装デザインは、ウェイン作品ではお馴染みのイデス・ヘッドが担当している。

前年、ガンの治療で話題になり、復活してファンの心配を吹き飛ばすかのごとく、ジョン・ウェインは、元気な姿を見せてくれる。

相変わらず堂々たる体格で、他を圧倒する迫力はある。
日に焼けた顔は健康そうには見えるものの、アップがほとんどなかったのは、やはり病後のやつれが見られたのかもしれない。

ヘンリー・ハサウェイ作品であるため、彼はもちろん「赤い河」(1948)のバックルをつけている。

*私も愛用しています。
(レプリカなのでオリジナルとは違う)

ウェインとのショットが実によく似合う、指名手配中の弟役ディーン・マーティンも、今回は歌はないものの、ユーモア溢れる、彼らしい軽快な演技を見せててくれる。

兄弟達の母親を尊敬し、彼らの世話をする下宿屋の女主人マーサ・ハイヤー、三男でダイナマイトの爆破で命を落とすアール・ホリマン、四男マイケル・アンダーソンJr.、兄弟を影で支えるが闇討ちに遭う保安官ポール・フィックス、先走るだけで、無能な保安官補ジェレミー・スレート、悪党の黒幕ジェームズ・グレゴリー、彼の息子で父に逆らい撃ち殺されるデニス・ホッパーウェインに体格では負けていない、殺し屋ジョージ・ケネディ、正義感に溢れる、保安官補に説教をする助手ジョン・クゥオーレン、葬儀屋ジョン・ドーセット、酒場の酔っ払いストローザー・マーティン、そして、ファンにとって懐かしいのがジョン・フォード作品などで活躍した、牧場主役のリス・ウィリアムズなど、個性派ベテランが脇を固めている。


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