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プロディッジー The Prodigy (2019)

息子にとり憑いた殺人鬼の魂と戦う母親が体験する恐怖を描く、監督ニコラス・マッカーシー、主演テイラー・シリングジャクソン・ロバート・スコットコルム・フィオールピーター・ムーニー他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ニコラス・マッカーシー
製作
タラ・ファーニー
トリップ・ヴィンソン
脚本:ジェフ・ブーラー
撮影:ブリジャー・ニールソン
編集
トム・エルキンス
ブライアン・ウフバーグ
音楽:ジョセフ・ビシャラ

出演
サラ・ブルーム:テイラー・シリング
マイルズ・ブルーム:ジャクソン・ロバート・スコット
エドワード・スカルカ:ポール・フォートー
アーサー・ジェイコブソン:コルム・フィオール
マーガレット・セント・ジェームズ:ブリタニー・アレン
ジョン・ブルーム:ピーター・ムーニー
レベッカ:オルニケ・アデリィ
エレイン・ストラザー博士:ポーラ・ボドロー

アメリカ 映画
配給 オライオン・ピクチャーズ
2019年製作 92分
公開
北米:2019年2月8日
日本:未公開
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $14,856,290


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
オハイオ州、モンゴメリー郡
民家から逃げ出したマーガレット・セント・ジェームズ(ブリタニー・アレン)は、街道まで向かい車を止めようとする。

人に気づき車を急停車させた女性は、怯えるマーガレットが右手首を切断されていることを知り驚く。

ペンシルベニア州、フォックスチャペル
予定日より早く夜中に陣痛が始まった妻サラ(テイラー・シリング)のことを心配するジョン・ブルーム(ピーター・ムーニー)は、彼女と共に病院に向かう。

ジョンに付き添われて分娩室に入ったサラは緊張する。

同じ頃、マーガレットが逃げ出した家の住人エドワード・スカルカ(ポール・フォートー)は、警官隊に気づき全裸で外に出る。

銃を手にしたエドワードは、複数の銃弾を受けて射殺される。

エドワードの右手には、切断されたマーガレットの右手が握られていた。

無事に男の子を出産したサラは感激し、ジョンと共に喜びマイルズと名付ける。

20週と4日。
左右の目の色が違う”虹彩異色症”のマイルズは、不通の子とは明らかに違う子供で、言葉も話し始める。
...全てを見る(結末あり)

26か月と2週間。
マイルズが天才だと確信したサラは、2歳の彼を幼稚園に入れる考えをジョンに話す。

5歳5か月。
精神科医のエレイン・ストラザー博士(ポーラ・ボドロー)に会ったサラは、マイルズの脳には著しく発達している部分と遅れている部分があり、観察が必要だと言われる。

8歳。
マイルズ(ジャクソン・ロバート・スコット)をベビーシッターのゾーイに預けてジョンと外出したサラは、マイルズが他の子と親しくなれないことが心配だと話す。

二人だけの時間に子供の話はしないというルールを作ったジョンは、サラとの愛を確かめ合う。

眠る時間になったマイルズは、その前にゾーイとかくれんぼをする。

マイルズを捜したゾーイは、彼が電球を緩めたことを知らずに地下室に向かい、階段で割れたコップを踏んでしまい、痛みに苦しむ。

帰宅後にマイルズから話を聞いたサラは、何も覚えていないと言って涙する彼を抱きしめる。

ある日の夜、愛犬タルーラの様子がおかしいことに気づいたサラは、マイルズの部屋に向かう。

うなされているマイルズの寝言の意味が理解できないサラは、それを録音する。

目覚めたマイルズに悪い夢を見ていたようだと伝えたサラだったが、それを否定する彼から、いい夢だったと言われる。

翌日マイルズは、パイプレンチでクラスメイトを殴り怪我をさせてしまう。

ストラザーのセラピーを受けたマイルズは学校の出来事について訊かれ、ああすれば自分が傷つけられなくなると思ったと答える。

傷つける相手をマイルズに尋ねたストラザーは、問題になるので言えないと答えた彼には、薬物治療と専門家の助けが必要かもしれないとサラに伝える。

サラから寝言を録音したレコーダーを受け取ったストラザーは、マイルズが家族の誰かから虐待を受けている可能性があるかを尋ねる。

その件をサラから聞かれてジョンは苛立ち、息子に手を出すはずがないと伝えるものの、過去の辛い体験を思い出す。

自分の態度をサラに謝罪したジョンは、二人で解決しようと伝える。

起きていたマイルズは、両親の様子を見ていた。

眠れずにマイルズの様子を見に行ったサラは、彼に罵られたように思う。

目覚めたマイルズが動揺しているために落ち着かせたサラは、頭の中に何かいると言われる。

寝言の録音を聴いたストラザーは、リインカーネーション/転生、生まれ変わりに関する専門家アーサー・ジェイコブソン(コルム・フィオール)に連絡する。

ストラザーに呼ばれジェイコブソンを紹介されたサラは、家族に外国語を話す者はいるか訊かれ、マイルズの寝言はハンガリー語であり、ルーマニアとの国境付近で使われる方言だと言われる。

マイルズが”いい夢”だと言った言葉が重要で、自分を罵り死ねばいいという寝言の内容を知ったサラは驚き、ジェイコブソンから生まれ変わりの話を聞く。

インドで体験した例を話すジェイコブソンは、生前やり残したことをやり遂げると魂は離れ元の自分に戻る、つまり、マイルズには危険な別人の魂が憑いているとサラに伝える。

その二つがマイルズの中で戦っていると言われたサラは、それ以上話を聞く気になれずに去ろうとする。

ある映像が入ったメディアをストラザーから受け取ったサラは、彼女とジェイコブソンを信用できないままその場を去る。

その夜の食事の際、様子がおかしいマイルズが歌う歌が気になるサラは、赤ちゃんの時に歌ってくれたと言われて動揺し席を外す。

ストラザーから渡された映像を見たサラは、生まれ変わりのことをジョンに話すが、マイルズは単なる病気だと言われて納得する。

マイルズの様子を見に行き寝るようにと伝えたサラは、彼が一瞬、別人に見えてしまい動揺する。

翌日、授業を聞いていないマイルズは、手首の絵を描き歌を口ずさむ。

その夜、マイルズはハサミの刃を研ぐ。

翌日、タルーラの姿が見えないジョンは、マイルズを連れて車で捜しに行く。

マイルズの口のきき方を注意したジョンは、自分が父親に虐待されたことを彼が知っていたために驚く。

そのことをサラに伝えたジョンは、彼女が父親のことをマイルズに話していないことを確認するものの苛立つ。

ベビーモニターを利用してマイルズが自分たちを監視していたことに気づいたジョンは、彼を責めてタルーラの居場所を訊き声を荒げるものの、サラに制止される。

翌日ジョンは外出し、自分は普通ではないのではないかとサラに尋ねるマイルズは、病気だと言われる。

ベッドの中で時々、体の外に出ると話すマイルズは、サラから夢だと言われるものの、起きている時にそうなると伝えてそれを否定する。

いろいろのもののために場所を空けていると言うマイルズは、毎晩そうしているとサラに話す。

その後、マイルズに襲われる夢を見て目覚めたサラは、現れた彼から一緒に寝たいと言われる。

何が起きても自分を愛してくれるかマイルズから訊かれたサラは、母親なので当然だと動揺しながら答える。

その後、目覚めたサラは、大量のハエに気づいて地下室に向かい、血痕を確認して張り付けてある板を外そうとする。

マイルズから釘抜きハンマーを渡されたサラは、何をしたのか尋ねる。

自分が体を外れると悪いことが起きると言うマイルズの話を聞いたサラは板を外し、タルーラの死体を見つけて驚く。

自分のせいではないと言って動揺するマイルズを、サラは落ち着かせる。

サラと共に訪ねて来たマイルズを歓迎したジェイコブソンは、催眠術で彼の体に潜むものの正体と目的を突き止めようとする。

催眠術をかけたマイルズと話すジェイコブソンは、彼の体に入り込む者を知ろうとする。

ソファーをひっかきながら異常な反応をしたマイルズは、サラには前世療法は失敗したと言うようにと指示してジェイコブソンを脅し、二度と自分たちには関わるなと警告する。

指示されたことをサラに伝えたジェイコブソンは、二人がが帰った後で、マイルズがひっかいたソファーに”エドワード・スカルカ”という文字が刻まれていることに気づく。

帰宅したサラは、戻っていたジョンがタルーラの遺体を片付けようとしていることを知り、マイルズに合った施設を探したと言われる。

夜中にジェイコブソンからの電話を受けたサラは、危険が迫っていると言われ、パソコンで”エドワード・スカルカ”という人物を検索するようにと言われる。

スカルカは両目の色が違い、彼が警察に殺された時刻とマイルズが生まれた時間が同じだということを知ったサラは、5年間で9人の女性を殺害した殺人鬼だということを知る。

ジェイコブソンから、10人目の被害者は逃げたことを知らされたサラは、被害者の全員が両手首を切断されたと言われる。

片腕を失っただけでスカルカの元から逃げたマーガレット・セント・ジェームズは体験を本にしたと言われたサラは、彼女のせいでスカルカは殺されことを知る。

スカルカが戻った目的を知る必要があると言われたサラは、起きて来たジョンに、マイルズを何とかしなければならないと伝える。

翌日、マイルズを登校させたジョンは、サラが荷造りしている間に学校に向かう。

教室に向かったジョンは、緊急の用だと教師に伝えて、マイルズを強引に連れ帰る。

その頃サラは、マイルズのクローゼットに隠してあったマーガレットの著書と彼女に関する資料を見つける。

サラは、スカルカが戻ったのはマーガレットを殺すことが目的だと気づく。

施設に連れて行かれることを知ったマイルズは、ハサミを使ってジョンの座席のシートベルトを切断し、彼のわき腹を刺す。

ハンドルを誤ったジョンは、街道から外れて木に衝突する。

事故を知ったサラは病院に向かい、医師から、昏睡状態のジョンを3~4週間は眠らせたままにすると言われる。

意識のないジョンに謝罪したサラは、終わらせる方法があると言って、そうすれば再び3人で暮らせると伝える。

治療を受けるマイルズの元に向かったサラは、車で何があったのかを尋ねるが、何も覚えていないと言われる。

救う方法があるので信じてほしいと言われたマイルズは、サラを抱きしめる。

マイルズを車に乗せたサラは、銃と弾丸を手に入れて、彼に車酔いの薬を飲ませて眠らせる。

マーガレットを訪ねたサラは、最近ある体験をして、著書を読み救われたことを伝えて話をしようとする。

サラを招き入れたマーガレットは、外に行きたがる愛ネコのためにドアを開ける。

義手をつけたマーガレットを気の毒に思うサラは、8歳の息子マイルズのことを話し、彼女にも別れた夫との間に大学生の息子がいることを知る。

動揺するサラは来たことを後悔しながらも、トイレを借りて銃に弾を込める。

お茶を用意したマーガレットは、ネコが戻ったことに気づき、入り口が開いていたために不思議に思う。

戻ったサラに銃を向けられたマーガレットは驚く。

サラは、できないと言って銃をテーブルに置く。

そこに現れたマイルズはマーガレットに襲い掛かり、ナイフで彼女の腹部をめった刺しにする。

逃げたのが間違いだとマーガレットに伝えたマイルズは、その場を去る。

マーガレットの傷口の出血を止めようとするサラだったが、彼女は息絶える。

これで終わったと叫びながらマイルズを追うサラは、しゃがみこんでいる彼から、もう手遅れだと言われる。

息子を返してほしいと伝えたサラは、”マイルズ”の魂は消え去ったと言われたために銃を向ける。

銃声が鳴り響き、農夫に撃たれたサラは苦しむ。

農夫に駆け寄ったマイルズは、母が自分を殺そうとしたと伝える。

違うと言いながら、サラは息を引き取す。

その後、ジョンが退院するまでの間、マイルズは一時的に里親に預けられることになる。

里親に迎えられたマイルズは部屋を与えられ、鏡に映る自分の姿(スカルカ)を見つめる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ペンシルベニア州、フォックスチャペル
無事に息子を出産したサラ・ブルームは、夫ジョンと共に喜びマイルズと名付ける。
20週で言葉を話したマイルズが天才ではないかと思ったサラは、そのつもりで準備を始める。
やがて、マイルズの脳が著しく発達している部分と遅れている部分があることが分かり、観察が必要となる。
8歳になったマイルズに異変が起き始め、寝言の言葉がハンガリー語だと分かったサラは、彼の体の中に誰かが存在する、リインカーネーション/転生、生まれ変わりを指摘される。
その専門家であるジェイコブソンに会ったサラは、彼の話を信じることができなかった・・・。
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ホラー作品を得意とするニコラス・マッカーシーの監督作品。

8歳の息子にとり憑いた殺人鬼の魂と戦う母親が体験する恐怖を描くホラー。

邪悪な殺人鬼の魂が幼い子供の体にとり憑くという設定に新鮮味もなく、恐怖シーンのインパクトにも欠ける内容であり、批評家、観客の評価は低かった。

テストスクリーニングで問題が起き、あまりの過激さのために内容が大幅に変更されたと言われているが、それが単なる宣伝だったのではないかと思えるような平凡な出来の恐怖映画で、興行的にも振るわなかった。

殺人鬼(ポール・フォートー)の魂が憑依した息子を助けようとする母親テイラー・シリング、天才児ではあったが、邪悪な魂に体を利用される少年を好演するジャクソン・ロバート・スコット、少年を”前世療法”で治療しようとする”リインカーネーション”の専門家コルム・フィオール、片方の手首を切断されながらも殺人鬼から逃げた女性ブリタニー・アレン、主人公の夫ピーター・ムーニー、主人公と同年代の子を持つ女性オルニケ・アデリィ、主人公と息子を救おうとする精神科医ポーラ・ボドローなどが共演している。


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