サイトアイコン That's Movie Talk!

ネスト The New Daughter (2009)

ジョン・コノリーの短編小説”The New Daughter”を基に製作された作品。
人里はなれた家に越して来た家族とおぞましい種族との戦いを描く、主演ケヴィン・コスナーイヴァナ・バケロノア・テイラーサマンサ・マシス他共演のサスペンス・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:ルイス・ベルデホ

製作:ポール・ブルックス
原作:ジョン・コノリー
脚本:ジョン・トラヴィス
撮影:チェコ・ヴァレス
編集
トム・エルキンス

ロブ・サリヴァン
音楽:ハビエル・ナバレテ

出演
ジョン・ジェームズ:ケヴィン・コスナー

ルイーサ・ジェームズ:イヴァナ・バケロ
エヴァン・ホワイト:ノア・テイラー
カサンドラ・パーカー:サマンサ・マシス
サム・ジェームズ:ガトリン・グリフィス
ロジャー・ウェイン:ジェームズ・ギャモン
エド・ロウリー巡査:エリク・パラディーノ

アメリカ 映画
配給 Anchor Bay Entertainment

2009年製作 108分
公開
北米:2009年12月19日
日本:2011年1月22日
製作費 $15,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
サウスキャロライナ州、マーシー。
妻と離婚した作家ジョン・ジェームズ(ケヴィン・コスナー)は、娘ルイーサ(イヴァナ・バケロ)と息子のサム(ガトリン・グリフィス)と共に、田舎町の一軒屋に越してくる。

母親に捨てられたと心を痛める姉弟だったが、冷静で思慮深いジョンは、妻を責める気にもなれなかった。

翌日、サムがピアノの中にあったショットガンを見つけ、焦ったジョンはその銃を処分し地中に埋める。

その後、ルイーサとサムは周辺の探索を始め、二人は、土を盛り上げた塚のようなものを見つけ、それをジョンに知らせる。
...全てを見る(結末あり)

ジョンとサムは、ルイーサとは違い、それにあまり興味を示さなかった。

その夜ジョンは、ベランダの泥だらけの足跡を見つけ、飼い猫マーマレードがいなくなってしまう。

翌日、ジョンは子供達を学校に送り、彼の著書のファンだという教師カサンドラ・パーカー(サマンサ・マシス)に挨拶する。

その帰りに、ジョンは買い物をするのだが、店の主人に越して来た家のことで、気になる噂があると言われる。

帰宅したジョンは、マーマレードが殺されているのを見つけるが、サムにはそれを伝えず、ルイーサは学校でいやな目に遭い塚に向かい泥だらけで戻ってくる。

ルイーサの部屋に向かったたジョンは、彼女の様子がおかしいことと、奇妙なワラ人形を持っていることに気づく。

翌朝、ジョンは、ルイーサの服装や言動、人形のことを知らないという彼女のことが気になる。

ルイーサの部屋で泥だらけの洋服を見つけたジョンは、彼女の奇行が、塚と関係しているのではないかと考え、その場を調べてみる。

そこには、ルイーサが可愛がっていた人形の頭部と、近くには猫の内臓のようなものがあった。

その頃、ルイーサは学校で問題を起こし、ジョンが呼び出される。

クラスメイトを階段から突き落としたルイーサは、その後、気分が悪くなり、迎えに来たジョンと共に帰宅する。

その後も、なかなかルイーサと打ち解けることが出来ないジョンは、思春期の娘との接し方などをネットで調べる。

全く違う発想で、ジョンは塚のことを検索して調べるが行き詰まり、カサンドラに助言を求める。

離婚した経緯などをカサンドラに話し、少しは気が晴れたジョンは、帰宅途中、何者かに窓を割られ襲われる気配を感じながら家に戻る。

その後ジョンは、この家で暮らしていた母親が、16歳の娘を残し失踪していたことを知る。

不動産業者を呼び出したジョンは、塚が先住民の者だということと、引き取られた娘の祖父ロジャー・ウェイン(ジェームズ・ギャモン)の所在を知ろうとする。

その時、屋根裏部屋に入ったルイーサを追ったサムが怪我をしてしまう。

ベビー・シッターの婦人を雇い、ルイーサを外出禁止にしたジョンはロジャーの家に向かう。

ロジャーから娘に変化がないかを問われたジョンは、恐ろしいことになる前に、自分が孫娘にしたことと同じように、ルイーサを始末しろと言われ、その場から逃げ去る。

その頃、塚に行ったルイーサは、それをベビー・シッターに注意されるが、婦人は家の外で惨殺される。

家に戻ったジョンは、怯えるサムに気づき、ルイーサに姿の見えないベビー・シッターのことを聞く。

ジョンは警察に連絡し、エド・ロウリー巡査(エリク・パラディーノ)とカサンドラが様子を見に来る。

二人が帰った後、ルイーサを寝かしたジョンは、彼女の首筋から背中にかけての傷を確認する。

ルイーサによって、自宅内に塚の土などが運び込まれていたことに気づいたジョンは、助言を求めていた塚の専門家のエヴァン・ホワイト教授(ノア・テイラー)に電話し、塚を爆破し破壊することを伝える。

爆破の準備を始めていたジョンは、現れたホワイト教授に、埋葬された者達”マウンド・ウォーカー”の生き残りが、救世主を求めていることを知らされる。

マウンド・ウォーカーらは、救世主にワラ人形を渡し、それが必ず少女であることも教授ジョンに伝える。

しかし、ジョンは塚の破壊を始めるよう指示し、直後にベビー・シッターの遺体が発見される。

警察でロウリーから尋問されたジョンは、その後ベビー・シッターがかみ殺されたとの報告を受ける。

自宅への帰り道、同行したロウリーが車から顔を出したところを襲われてしまう。

帰宅したジョンだったが、留守番をしていたカサンドラが襲われ死亡する。

ジョンは、掘り起こして整備してあったショットガンで、現れたマウンド・ウォーカーを射殺する。

死を覚悟したジョンは、サムに警察を待ち母親を呼んでもらうよう伝え、パトカーの銃器を持ち塚に向かう。

塚の中でルイーサを見つけ救い出したジョンは、ガソリンを使いその場を爆破する。

家族の写真を抱きながら、その様子を見守っていたサムは、人影を目撃し”パパ”とつぶやく。

そして、サムの背後にはマウンド・ウォーカーが迫る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
妻と離婚した作家ジョン・ジェームズは、娘のルイーサと息子サムと共に田舎町の一軒屋に越して来る。
自分達を残して去っていった母親に、捨てられたと思い込むルイーサとサムは、心を痛めていた。
その後、二人は周辺を散策中、土を盛り上げた塚を見つける。
それに興味を持ったルイーサは、夜になると泥だらけになって戻り、その他にも奇行が目立ち始め、ジョンは、そんな娘のことを心配始める。
思春期でもある、娘の育て方で苦悩するジョンは、ルイーサの行動が、例の塚と関係していると考える。
そしてジョンは、前の家主の母親が、16歳の娘を残し失踪したことなどを知るのだが・・・。
__________

何も予備知識を持たずに見始めると、離婚を経験した父子の家族関係を単に描く物語なのかと思ってしまう。
結局は、家族と邪悪な野獣のような魔物種族との、壮絶な戦いとなるドラマで、その結末も恐ろしい。

復活も近いかと思わせるケヴィン・コスナーが、何をやっても冴えなかった時期を乗り越ようとしている努力や様子が窺える作品ではある。

若くして大成功を収めた大スターであるため、周囲が心配するほど困窮しているはずもなく、当然、悲壮感はないとは思うが、どことなく応援したくなる雰囲気が感じられてきたことは、喜ばしいことではないだろうか。

邪悪な種族に憑かれてしまう、主人公の娘イヴァナ・バケロ、息子のガトリン・グリフィス、塚の研究家ノア・テイラー、子供達の教師役サマンサ・マシス、前の住居人の親ジェームズ・ギャモン、巡査エリク・パラディーノなどが共演している。


モバイルバージョンを終了