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デトロイト・コップ・シティ The Man (2005)

銃の密売組織に相棒を殺されたATF捜査官がセールスマンと手を組んだことで巻き起こる騒動を描く、監督レス・メイフィールド、主演サミュエル・L・ジャクソンユージン・レヴィミゲル・フェラー他共演の犯罪コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:レス・メイフィールド

製作:ロバート・N・フリード
原案
ジム・ピドック

マーガレット・オバーマン
脚本
ジム・ピドック

マーガレット・オバーマン
撮影:アダム・ケイン

編集:ジェフリー・ウルフ
音楽:ジョン・マーフィ

出演
デリック・ヴァン:サミュエル・L・ジャクソン

アンディ・フィドラー:ユージン・レヴィ
ピーターズ捜査官:ミゲル・フェラー
ジョーイ・トレント/ケイン:ルーク・ゴス
ブーティ:アンソニー・マッキー
リタ・カーボーン:スージー・エスマン
サントス:オラティオ・サンズ
スーザン:ジジ・ライス
ダラ・ヴァン:レイチェル・クロフォード

アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ

2005年製作 92分
公開
北米:2005年9月9日
日本:未公開
製作費 $33,000,000
北米興行収入 $8,326,040
世界 $13,485,150


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
デトロイト
武器の密売組織に潜入捜査をしていたATF捜査官デリック・ヴァン(サミュエル・L・ジャクソン)は、相棒が死体で見つかったことを、内務捜査官ピーターズ捜査官(ミゲル・フェラー)に知らされる。

死亡した者が汚職警官だったため、ピーターズはヴァンがが殺したと疑う。

ヴァンは、上司リタ・カーボーン(スージー・エスマン)の忠告も聞かずに、銃の売人ブーティ(アンソニー・マッキー)を締め上げて情報を掴む。

その頃、歯科用品のセールスマン、アンディ・フィドラー(ユージン・レヴィ)は、講演のためデトロイトを訪れていた。

ヴァンは、保管室のサントス(オラティオ・サンズ)から、押収して保管してある現金から2万ドルを調達し、ブーティを連れて取引現場に向かう。
...全てを見る(結末あり)

USAトゥデイ”を読んでいるのが取引の目印だとブーティに言われたヴァンだったが、販売機でそれが売り切れているのに気づく。

その時、レストランでアンディが”USAトゥデイ”を読んでいたため、不審な男(ルーク・ゴス)が近づき紙袋を彼に渡して立ち去る。

中味を確認したアンディは銃が入っていることに気づき、周囲が騒ぐ中、彼は駆けつけたヴァンに取り押さえられてしまう。

男は、携帯電話で撮ったアンディの写真から身元を洗い出し、彼がトルコの税関から密輸で指名手配を受けていることを知る。

ヴァンは紙袋を渡した男の特徴をアンディから聞き出そうとするが、その時、紙袋に入っていた携帯電話が鳴り、男から連絡が入る。

”包みを指定したゴミ箱に入れろ”と言われたアンディは、ヴァンの指示通り包みをゴミ箱に入れようとする。

しかし、アンディはそれをホームレスに邪魔されてしまい、仕方なくヴァンは彼を車に乗せて走り去る。

ドジなアンディに呆れるヴァンは、男からの電話連絡を受けた彼に、相手に現金を渡すよう指示する。

男の車に乗せられ、彼に2万ドルを渡したアンディは放り出され、ヴァンに警察に連行されるが、その様子をピーターズが監視していた。

カーボーン警部補に尋問されたアンディを連れ出し、全く売人に見えない彼を、ヴァンは捜査に協力させようとする。

娘のバレエの発表会にも行けないヴァンは、商談があると言ってそれを拒絶するアンディに苛立つ。

アンディに預けられた携帯電話の持ち主がわかり、持ち主の売人の部屋に向かったヴァンだったが、売人は男に殺された後だった。

再びブーティを締め上げたヴァンは、アンディと取引した男がジョーイ・トレントだということを知る。

その時、アンディにジョーイから連絡が入り、今度は取引に50万ドルを用意するように言われる。

ヴァンは、保管室のサントスに有無を言わせず、50万ドルを持ち出し取引現場に向かう。

ジョーイに金を見せるだけの予定が、アンディはそれを渡してしまい、息巻いてヴァンの元に戻る。

怒り心頭のヴァンだったが、アンディは、ジョーイの出方を窺うために様子を見ることを提案する。

時間ができた二人は、ヴァンの娘のバレエ発表会に顔を出し、その後、ジョーイとの取引に向かう。

ジョーイのアジトに連れて行かれたヴァンとアンディは、ボスのケインがジョーイ自身だと聞かされる。

ヴァンは、自分がATF捜査官ということを知られても動じず、取引して警察の鼻を明かしてやると張ったりをきかせる。

アンディの役目は終わり、彼をホテルに送り届けたヴァンだったが、アンディは、心残りを感じながら翌日のスピーチに備える。

翌日、見事なスピーチを終えたアンディの前に、ピーターズが現れる。

ピーターズは、アンディがヴァンと組んで、密売組織の犯罪や殺人に手を染めていると指摘しそれを追及する。

さらにピーターズは、ヴァンを逮捕するために盗聴器を忍ばせ、彼に犯行を自白させることをアンディに強要する。

その頃、ヴァンはカーボーン警部補に、密売の容疑者であるアンディや50万ドル、さらに締め上げていたブーティが殺されたことについての説明を求められる。

尚も捜査を続けようとするヴァンは、銃とバッジを取り上げられるが、そこにアンディが現れ、ケインからも取引の連絡が入る。

ケインとの取引現場に着いたヴァンは、アンディの盗聴器を見破り、ケインとのやり取りをピーターズに聞かせる。

アンディを人質に取ったケインだったが、ヴァンが機転を利かせ、アンディにケインの腕を噛ませて、その隙に彼を射殺する。

ピーターズの指示でATFの特殊部隊が突入し、銃撃戦の末、密売組織は壊滅する。

ヴァンも銃撃されるが事件は解決し、ヴァンとアンディの容疑も晴れる。

故郷に戻るアンディの見送りのため、ヴァンも空港に同行し、二人は、ほのかな友情を感じながら別れを告げる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
デトロイト
ATF捜査官デリック・ヴァンは、銃の密売組織に相棒を殺され、その犯行と疑われてしまう。
たまたま、講演でその地を訪れていた歯科商品のセールスマンのアンディ・フィドラーは、ヴァンが仕組んだ囮捜査で、銃の売人に間違われてしまう。
ヴァンは、頼りないアンディを仕方なくを捜査に巻き込み組織壊滅のために行動を起こすのだが・・・。
__________

犯罪すれすれの過激な行動をとる厳つい捜査官と、真面目一本やりのドジなセールスマンの凸凹コンビの奮闘を、レス・メイフィールドが愉快痛快に描く、1970~1980年代の作品を思い起こさせる、どことなく古風な作風が興味深い作品。

魅力的なキャスティングにも拘らず、興行的には全く振るわず、全世界のトータルでも、3300万ドルの製作費の半分も回収できなかった作品でもある。

北米興行収入 $8,326,035
世界 $13,485,145

潜入捜査官のサミュエル・L・ジャクソンは、コミカルな内容ながら、いつものように彼らしく強面で強引なタフガイを頼もしく演じている。

とぼけたセールスマン役のユージン・レヴィは、主演のサミュエル・L・ジャクソンを食うほどだ。
絶妙なトークや、拍子外れのジョークで大いに笑わせてくれる出色の演技は注目だ。

主人公に疑いをかける内務捜査官ミゲル・フェラー、銃密売組織のリーダー、ルーク・ゴス、チンピラ売人役のアンソニー・マッキー、主人公の上司スージー・エスマン、保管室の係官オラティオ・サンズ、アンディ(E・レヴィ)の妻ジジ・ライスなどが共演している。


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