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どろ沼 The Long Memory (1953)

無実の罪で服役し出所した男の執念の復讐を描く、監督、脚本ロバート・ハマー、主演ジョン・ミルズジョン・マッカラムエリザベス・セラーズ他共演の犯罪ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ロバート・ハマー
製作:ヒュー・スチュワート
原作:ハワード・クルースThe Long Memory
脚本
ロバート・ハマー
フランク・ハーヴェイ
撮影:ハリー・ワックスマン
編集:ゴードン・ヘイルズ
音楽:ウィリアム・オルウィン

出演
フィリップ・デヴィッドソン:ジョン・ミルズ
ボブ・ローザー警視:ジョン・マッカラム
フェイ・ドライヴァー・ロウザー:エリザベス・セラーズ
イルゼ:エヴァ・バーグ
クレイグ:ジェフリー・キーン
ジャクソン:マイケル・マーティン・ハーヴェイ
スペンサー・ボイド/ジョージ・ベリー:ジョン・チャンドス
ティム・ピュージー:ジョン・スレーター
ピュージー夫人:ソーラ・ハード
アリス・ゲッジ:ヴィダ・ホープ
ボイドの部下:ハロルド・ラング
グラディス:メアリー・マッケンジー
ゲッジ:ジョン・グリン=ジョーンズ
ブレッチリー:ジョン・ホースリー
ドライヴァー:フレッド・ジョンソン
ハズベリー:ローレンス・ネイスミス
フィッシャー:ピーター・ジョーンズ
ミッキー・ロウザー:クリストファー・ビーニー
検察官:アーネスト・クラーク(クレジットなし)
判事:ヘンリー・エドワーズ(クレジットなし)
警察官:アーサー・ムラード(クレジットなし)
ショー:デニス・ショー(クレジットなし)
デラニー:ジュリアン・サマーズ(クレジットなし)
スコットソン:ラッセル・ウォーターズ(クレジットなし)

イギリス 映画
配給
General Film Distributors(イギリス)
ユニバーサル・ピクチャーズ(北米)
1953年製作 96分
公開
イギリス:1953年1月23日
北米:1954年7月25日
日本:未公開


ストーリー
刑務所を出所したフィリップ・デヴィッドソン(ジョン・ミルズ)を、彼を監視するボブ・ローザー警視(ジョン・マッカラム)の部下ブレッチリー(ジョン・ホースリー)が尾行していた。
朽ち果てた船で暮らすことにしたフィリップは、付近の住人ジャクソン(マイケル・マーティン・ハーヴェイ)と知り合い、親切にしようとする彼を迷惑に思う。
12年前。
船に乗り込んだフィリップは、恋人のフェイ・ドライヴァー(エリザベス・セラーズ)を抱きしめる。
船を降りたフィリップは、フェイのアルコール依存症の父親ドライヴァー船長(フレッド・ジョンソン)に、フェイを犯罪に巻き込まないよう説得する。
そこにスペンサー・ボイド(ジョン・チャンドス)と仲間のティム・ピュージー(ジョン・スレーター)が現れる。
ボイドは、連れてきたデラニー(ジュリアン・サマーズ)を逃亡させようとして、ドライヴァーと手を組んでいた。
フィリップを邪魔者扱いするボイドは、ロッテルダムに逃亡させようとするデラニーが、要求した500ポンドではなく、200ポンドしか払おうとしないために彼と揉める。
ボイドとデラニーは格闘になり、フィリップがそれを制止しようとするが、ランプが落ちて発火し火事になる。
殴られたデラニーは意識を失い、ボイドとフィリップが揉み合っている間に、ティムは、フェイと父親を避難させる。
フィリップは脱出して水に飛び込み、通りがかった当局の船に救助される。
沈没した船からは、黒焦げの一人の死体が発見された。
警察署に呼ばれたフェイは、ロウザーから話を聞かれる。
この事件により、フィリップはボイドの殺人容疑で起訴される。
証人として証言したフェイとティムは、死体はボイドだと主張し、他に男はいなかったと偽証する。
証言台に立ったフィリップは、もう一人の男が存在した事件の経緯を話す。
フェイは偽証したことを後悔してフィリップのことを心配する。
有罪となったフィリップは、12年の刑を言い渡される。
__________
そのことを思い出しながらフィリップは、自分を陥れた者たちに復讐するため、行動を開始するのだが・・・。


解説 評価 感想
1951年に発表された、ハワード・クルースの小説”The Long Memory”を基に製作された作品。

日曜日はいつも雨」(1947)などで知られるロバート・ハマーが監督し、主演はジョン・ミルズジョン・マッカラムエリザベス・セラーズなどが共演している。

無実の罪で服役し出所した男の執念の復讐を描く犯罪ドラマ。

優れた資質を感じさせるジョン・ミルズの演技は評価できるが、彼が役柄に合っていたかは疑問であり、冤罪が明らかになるまでのストーリーもほぼ予想通りに展開するあたりなども、やや物足りない。

しかし、主人公の心中を表現するような、湿地帯での生活が映し出す、陰鬱な雰囲気などの視覚的な効果は秀逸で、イギリスフィルム・ノワールの代表作と言われる作品。

主演のジョン・ミルズは、元恋人を含めた、自分を陥れた者たちに復讐しようとする男を好演している。

主人公を監視する警視ジョン・マッカラム、その妻で主人公を裏切ってしまった元恋人エリザベス・セラーズ、主人公に惹かれる幸薄い難民女性エヴァ・バーグ、事件に関わる新聞記者のジェフリー・キーン、主人公に親切にする老人マイケル・マーティン・ハーヴェイ、船上で主人公と揉み合いになり焼死したと思われた犯罪者ジョン・チャンドス、その仲間で、主人公に不利な証言(偽証)をするジョン・スレーター、その妻ソーラ・ハード、カフェのオーナー、ジョン・グリン=ジョーンズ、その妻ヴィダ・ホープ、ボイド(ジョン・チャンドス)の部下ハロルド・ラング、ティム(ジョン・スレーター)の愛人メアリー・マッケンジー、ロウザー(ジョン・マッカラム)の部下ジョン・ホースリー、新聞社の編集長ローレンス・ネイスミス、新聞記者のピーター・ジョーンズ、ロウザーの息子クリストファー・ビーニー、検察官のアーネスト・クラーク、判事のヘンリー・エドワーズ、警察官のアーサー・ムラード、オランダに逃亡しようとしてトラブルに巻き込まれる男ジュリアン・サマーズ、他デニス・ショーラッセル・ウォーターズなどが共演している。


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