サイトアイコン That's Movie Talk!

レジェンド・オブ・ゾロ The Legend of Zorro (2005)

スティーヴン・スピルバーグ製作、人気スターアントニオ・バンデラスが古典的な活劇ヒーロー”ゾロ”を演じ、妻役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズと共にマーティン・キャンベルと組んだヒット作「マスク・オブ・ゾロ」(1998)の続編。
カリフォルニアのアメリカ併合に絡むヨーロッパの秘密結社の陰謀に巻き込まれる主人公”ゾロ”一家の活躍を描くアクション。
監督マーティン・キャンベルルーファス・シーウェル他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:マーティン・キャンベル

製作総指揮
スティーヴン・スピルバーグ

ゲイリー・バーバー
ロジャー・バーンバウム
製作
ローリー・マクドナルド

ウォルター・F・パークス
ロイド・フィリップス
原作:ジョンストン・マッカレーZORO
原案
ロベルト・オーチー

アレックス・カーツマン
テッド・エリオット
テリー・ロッシオ
脚本
ロベルト・オーチー

アレックス・カーツマン
撮影:フィル・メヒュー
編集:スチュアート・ベアード
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
ゾロ / ドン・アレハンドロ・デ・ラ・ベガ:アントニオ・バンデラス

エレナ・デ・ラ・ベガ:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
アルマン伯爵:ルーファス・シーウェル
ホアキン・デ・ラ・ベガ:アドリアン・アロンソ
フレイ・フェリペ神父:ジュリオ・オスカー・メチョソ
ジェイコブ・マクギブンス:ニック・チンランド
ハリガン:マイケル・エマーソン
パイク:シュラー・ヘンズリー
ブランカ・コルテス:ジョバナ・ザカリアス

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

2005年製作 130分
公開
北米:2005年10月28日
日本:2006年1月21日
製作費 $75,000,000
北米興行収入 $45,356,390
世界 $142,400,070


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1850年。
カリフォルニアでは、アメリカ合衆国の31番目の州になるための投票が行われようとしていた。

ある町の投票は終わり、フレイ・フェリペ神父(ジュリオ・オスカー・メチョソ)は、投票結果の入った箱に鍵をかけさせる。

そこに、悪党ジェイコブ・マクギブンス(ニック・チンランド)が現れて箱を奪い逃走する。

しかし、民衆の味方、黒いマスクのヒーロー、ゾロ(アントニオ・バンデラス)がマクギブンスを追い、箱を奪い返して総督の元に運ぶ。

それを受け取った総督は、この地がアメリカに併合に賛成することになったことを民衆に伝える。

屋敷に戻ったゾロことドン・アレハンドロ・デ・ラ・ベガは、美しい妻エレナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)から、悪と戦うことから身を引き、息子のホアキン(アドリアン・アロンソ)を連れて旅に出る提案をされる。
...全てを見る(結末あり)

しかしアレハンドロは、全ての投票が終わるまでの間は、ゾロでいることをエレナに告げて、納得いかない彼女とホアキンを残して屋敷を去る。

数日後、ヘレナは町で、”ピンカートン探偵社”のハリガン(マイケル・エマーソン)とパイク(シュラー・ヘンズリー)に、あることについての協力を求められる。

その後アレハンドロは、エレナからの離婚の申立書を受け取る。

3カ月後。
自分の正体を知るフェリペ神父からパーティーに誘われたアレハンドロは、主催者のアルマン伯爵(ルーファス・シーウェル)とエレナが親密であることを知り苛立つ。

酔ったアレハンドロは、神父の制止も聞かずに嫉妬してエレナに言い寄り、二人は騒ぎを起こして、アレハンドロはその場を立ち去る。

泥酔して愛馬トルネードにも見捨てられたアレハンドロは、森の中で大爆発を目撃する。

翌日、町でエレナに会ったアレハンドロは、爆発のことや、アルマンが怪しい男だと伝える。

アルマンに、男らしく手を引くよう言われたアレハンドロは決闘することになる。

ポロでの決着に負けたアレハンドロだったが、エレナが、アルマンを愛していないことは察して、その場を引き上げる。

フェリペ神父から、マクギブンスが農民から土地を奪おうとしていることを知らされたアレハンドロは、ゾロに変身してその場に向かう。

アレハンドロは、妻と子供を助けるが、農夫はマクギブンスに殺されてしまう。

その後エレナは、アルマンと夕食をすることを、探偵社のハリガンとパイクに知らせる。

アルマンに迎えられたエレナは、食事の後に屋敷内を探り、同時にその場に忍び込んだアレハンドロは、殺された農夫のワイナリーに鉄道が通る予定だということを知る。

そこにアレハンドロが現れ、アルマンに農夫から奪った権利書を渡す。

その様子を隠れて見ていたアレハンドロは、アルマンが、爆破成功と”オービス・ウナム”と記された電文を発信していた証拠を掴んだエレナと出くわす。

アルマンの正体をエレナに伝えたアレハンドロだったが、彼女は、その場に現れたアルマンに求婚されてしまう。

学校の課外授業の際、マクギブンスの馬車に潜み、何らかの積み荷を引き上げる現場を目撃したホアキンは捕えられる。

ホアキンは、現れたゾロに救われて、積み荷が”オービス・ウナム”と刻印された箱に入っていた石鹸だということが分かる。

それをアレハンドロから聞いたフェリペ神父は、”オービス・ウナム”が、ヨーロッパを支配した秘密結社だと伝える。

アルマンがそのメンバーで、予言では、西の国”アメリカ”を滅ぼすというのだが、石鹸との関わりは不明だった。

同じころエレナは、アルマンのことをさらに探るために結婚を承諾し、それを知ったホアキンは悲しむ。

ハリガンとパイクはアレハンドロを拉致して、エレナが自分達の協力者で、アルマンが新しい武器を開発して、アメリカを破滅させようとしていることを知らせる。

離婚なども全て予定通りに実行された計画で、エレナやホアキンに危険が及ぶ状況下でもあり、アレハンドロはゾロが過去のものだと言われて苛立つ。

屋敷を抜け出して、たまたま牢屋でアレハンドロを見つけたホアキンは父を助け出す。

アレハンドロは、ホアキンをフェリペ神父に預け、アルマンの屋敷に向かう。

エレナに、ハリガンとパイクから全てを聞いたことを伝えたアレハンドロは、彼女との愛を確かめ合い、結社の会合を行うアルマン達の元に向かう。

それを隠れて見ていたアレハンドロとエレナは、石鹸に含まれた成分から、強力な破壊力を持つ”ニトログリセリン”を抽出して、汽車で輸送されることを伝える。

その頃、エレナはスパイだと知られ、マクギブンスが教会に向かい、ゾロのことで白を切るフェリペ神父は殺されてしまう。

アレハンドロは汽車の出発を阻止しようと考え、エレナは屋敷に戻り、ハリガンとパイクの死体を発見し、アルマンに正体がばれていたことが分かる。

ホアキンもエレナの元に連れて来られ、二人が汽車に乗せられることに気づいたアレハンドロは、爆破しようとして仕掛けた”ニトログリセリン”を外す。

捕えられたアレハンドロは、アルマンにマスクを剥ぎ取られて、ホアキンは、父がゾロだったことを知り驚く。

アレハンドロは殺されそうになるが、アルマンは、ホアキンに見せたくないというエレナの言葉を聞き入れて汽車に向かう。

マクギブンスに殺されかけたアレハンドロは抵抗して、死んだと思われたフェリペ神父も加勢して敵を倒す。

十字架に弾が当たったために命拾いした神父に、アルマンの計画を保安官に話すよう伝えたアレハンドロは、汽車を止めようとする。

汽車に追いつき、トルネードと共に飛び移ったアレハンドロはアルマンと一騎打ちになる。

エレナは、ホアキンの乗った車両を切り離して逃がすが、彼はトルネードに乗って、総督らが併合調印式典を行う”ベアー・ポイント”に向かう。

その場に汽車が迫り、ホアキンがトルネードと共に衝突を回避する。

鉄道の終点に気づいたアレハンドロは、アルマンを機関車両に縛り付けて、エレナを抱きかかえ、給水塔を利用して汽車から飛び降りる。

アルマンは汽車はと共に大破して、その後、併合の調印式は無事に終わる。

アレハンドロとエレナは、ホアキンに見守られ、フェリペ神父の下で、再び結婚式を挙げることになる。

しかし、民衆がゾロを呼ぶ鐘が鳴り響き、エレナは、神父の誓いの言葉を遮り、アレハンドロを町に向かわせる。

アレハンドロは、民衆の味方ゾロに変身して、自分を見送るエレナとホアキン見守られながら、トルネードにまたがり、颯爽と原野を駆け抜けていく。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「マスク・オブ・ゾロ」(1998)
・「レジェンド・オブ・ゾロ」(2005)

*(簡略ストー リー)
1850年。
カリフォルニアでは、アメリカ併合の賛否を問う投票が行われようとしていた。
民衆のヒーロー”ゾロ”ことドン・アレハンドロ・デ・ラ・ベガは、地域の併合賛成により、引退して平穏な暮らしを望む妻エレナと意見が合わず屋敷を出てしまう。
その後エレナは、”ピンカートン探偵社”の2人から、あることで協力を要請される。
アルマン伯爵のパーティーに出席したアレハンドロは、彼とエレナが親密だと知り嫉妬して騒ぎを起こしてしまう。
その場を去ったアレハンドロは、森で目撃した大爆発のことなどが気になり、アルマンの身辺を探ることにする。
一方エレナも、探偵社のスパイとしてアルマンの動きを探っていた。
アレハンドロは、アルマンが、アメリカの破滅を企む、ヨーロッパの秘密結社のメンバーだと知り、エレナや息子ホアキンにも迫る危険を察知する・・・。
__________

前作ほどのヒットとはならなかったが、伝統の冒険活劇に、秘密結社の陰謀を絡めた展開、主人公一家の頼もしい活躍など、マーティン・キャンベルの軽快な演出も冴える痛快作に仕上がっている。

北米興行収入は前作から半減して約4500万ドル、全世界では1億ドル減だったが、1億4200万ドルのヒットとはなった。

続編だけに新鮮味に欠け、先の読めるストーリーなど物足りないところもあるが、随所にユーモアを交えた、人間味を備えた庶民のヒーローとしてアントニオ・バンデラスは主人公を豪快に演じ、その大活躍は大いに楽しめる。

夫に負けずに、スパイとして国家壊滅の陰謀を阻止しようと奮闘するキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、秘密結社のメンバー、ルーファス・シーウェル、両親譲りの快活な少年アドリアン・アロンソ、全編に渡り主人公一家をサポートして悪に立ち向かう神父ジュリオ・オスカー・メチョソ、秘密結社と結託する悪党ニック・チンランド、”ピンカートン探偵社”のマイケル・エマーソンシュラー・ヘンズリーなどが共演している。


モバイルバージョンを終了