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ドラキュラ/デメテル号最期の航海 The Last Voyage of the Demeter (2023)

1897年に発表されたブラム・ストーカーの小説”吸血鬼ドラキュラ”の一章”The Captain’s Log”を基に製作された作品。
ドラキュラを乗せた帆船内で起きる怪事件を描く、監督アンドレ・ウーヴレダル、主演コーリー・ホーキンズアシュリン・フランシオーシリーアム・カニンガムデヴィッド・ダストマルチャン他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:アンドレ・ウーヴレダル
製作
ブラッドリー・J・フィッシャー
マイク・メダヴォイ
アーノルド・メッサー
製作総指揮
マシュー・ハーシュ
クリス・ベンダー
アン・ロドマン
ジェブ・ブロディ
原作
吸血鬼ドラキュラ”(”The Captain’s Log”)
ブラム・ストーカー
原案:ブラギ・シャットJr.
脚本
ブラギ・シャット・Jr
ザック・オルケウィッツ
撮影:トム・スターン
編集
ジュリアン・クラーク
パトリック・ラーシュゴード
クリスチャン・ワグナー
音楽:ベアー・マクレアリー

出演
クレメンス医師:コーリー・ホーキンズ
アナ:アシュリン・フランシオーシ
エリオット船長:リーアム・カニンガム
ヴォイチェク:デヴィッド・ダストマルチャン
ドラキュラ伯爵:ハビエル・ボテット
トビー:ウッディ・ノーマン
ジョセフ:ジョン・ジョン・ブリオネス
オルガレン:ステファン・カピチッチ
ペトロフスキー:ニコライ・ニコラエフ
ラーセン:マルティン・フルルンド
エイブラムス:クリス・ウォーリー
ハーシュ巡査:ニコロ・パセッティ
家主:サリー・リーブ

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2023年製作 119分
公開
北米:2023年8月11日
日本:2023年9月8日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $13,637,180
世界 $21,786,170


ストーリー
1897年8月6日、イングランドウィットビー
ロシアの帆船デメテル号が漂着する。
地元の警察が船内を調査し、船長エリオット(リーアム・カニンガム)の航海日誌を見つける。
__________
4週間前、7月6日。
デメテル号は、ロンドンへ輸送する貨物を受け取るために、ブルガリアヴァルナに入港する。
積荷は複数の大きな木箱で、ルーマニアから運ばれていた。
ケンブリッジ大学で医学を学んだ医師クレメンス(コーリー・ホーキンズ)は、デメテル号が乗組員を探していることを知る。
クレメンスは、自分の医療技術と天文学の知識が役に立つことを、補給担当のヴォイチェク(デヴィッド・ダストマルチャン)に伝える。
ヴォイチェクはクレメンスの乗船を拒み、代わりに年配の男と他の2人を雇う。
木箱を運んできた男は、日没前にこの場を離れなければならないと言い、船に荷物を積み込むことを拒む。
男は、乗組員オルガレン(ステファン・カピチッチ)とヴォイチェクに大金を渡し、航海の安全を祈りその場を去る。
作業中に、雇われた年配の男が、木箱のドラゴンの印に気を取られて事故を起こす。
その様子を見ていたクレメンスは、落下する木箱に押しつぶされそうになった、エリオット船長の孫トビー(ウッディ・ノーマン)を救う。
年配の男は、印は不吉な前兆だと言って、航海の無事を祈りその場を去る。
エリオットに感謝されたクレメンスは、ヴォイチェクに雇われて乗船を許可される。
船は出航し、クレメンスは、船内を案内してくれたトビーと親しくなる。
夜になり、貨物室で木箱の1つが落下し、その場を調べたクレメンスは、土に埋もれた女性アナ(アシュリン・フランシオーシ)を発見する。
アナの生存と感染症を確認したクレメンスは、治療のため彼女に輸血を行い、エリオットの許可を得て看病する。
船はエーゲ海に入り、見張りで甲板にいたオルガレンとクレメンスは、人影を目撃して警戒する。
その後、犬のハックルベリーを含めたすべての動物が殺される。
狂犬病発生を恐れるエリオットに意見を求められたクレメンスは、動物の傷口を気にしながら、咬まれなければ問題ないと答える。
人影を見ていたオルガレンは、魔物の仕業だと皆に話す。
乗組員たちは、動物の死骸を海に捨てる。
クレメンスは、ハックルベリーや動物たちの世話をするのが役目だったために悲しむトビーを慰める。
その夜、甲板で見張りをしていたペトロフスキー(ニコライ・ニコラエフ)が、現れた悍ましい姿の魔物に襲われ殺される。
翌日、ペトロフスキーの死体は姿を消し、クレメンスは、動物の死骸の咬まれた痕についてエリオットに話す。
その時、目を覚まして現れたアナが、恐ろしい魔物がいると言って警告する。
アナの話を聞いたクレメンスは、彼女の故郷トランシルバニアの城に住む、人の血を吸う”ドラキュラ”の存在を知るのだが・・・。


解説 評価 感想
1897年に発表されたブラム・ストーカーの小説”吸血鬼ドラキュラ”の一章”The Captain’s Log”を基に製作された作品。

ホラーを得意とするアンドレ・ウーヴレダルが監督し、主演はコーリー・ホーキンズアシュリン・フランシオーシリーアム・カニンガムデヴィッド・ダストマルチャンなどが共演した作品。

ドラキュラを乗せたイングランドに向かう帆船内で起きる怪事件を描くホラー。

お馴染みの”ドラキュラ”の物語を新たな視線で描いた内容で、帆船デメテル号のセットなどの出来もいいが、ホラー界が誇るキャラクターを生かしきれない、単なる恐怖映画に終わっている演出は残念だ。

製作費に4500万ドルをかけた本作は、北米興行収入は約1400万ドル、全世界でも約2200万ドルに終わり、興行的にも失敗した作品。

デメテル号の航海に加わり恐怖体験をする医師コーリー・ホーキンズ、ドラキュラの奴隷だった密航者アシュリン・フランシオーシ、デメテル号船長のリーアム・カニンガム、補給担当のデヴィッド・ダストマルチャン、ドラキュラ伯爵のハビエル・ボテット、船長の孫ウッディ・ノーマン、料理人のジョン・ジョン・ブリオネス、乗組員のステファン・カピチッチ、船員のニコライ・ニコラエフ、マルティン・フルルンド、クリス・ウォーリー、船長の航海日誌を見つける警官ニコロ・パセッティなどが共演している。


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