1826年に発表された、ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説”モヒカン族の最後”を基に製作された作品。 フレンチ・インディアン戦争でイギリス軍と共に戦った義勇軍の活躍を描く、監督ジョージ・B・サイツ、主演ランドルフ・スコット、ビニー・バーンズ、ヘンリー・ウィルコクソン、ブルース・キャボット他共演のアドベンチャー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・B・サイツ
製作:エドワード・スモール
原作:ジェームズ・フェニモア・クーパー”モヒカン族の最後”
脚本:フィリップ・ダン
脚色
ジョン・バルダーストン
ポール・ペレス
ダニエル・ムーア
撮影:ロバート・プランク
編集
ジャック・デニス
ハリー・マーカー
音楽:ロイ・ウェッブ
出演
ホークアイ:ランドルフ・スコット
アリス・マンロー:ビニー・バーンズ
ダンカン・ヘイワード少佐:ヘンリー・ウィルコクソン
マグア:ブルース・キャボット
コーラ・マンロー:ヘザー・エンジェル
アンカス:フィリップ・リード
チンガチグック:ロバート・バラット
マンロー大佐:ヒュー・バックラー
ウィンスロップ大尉:ウィラード・ロバートソン
モンカルム将軍:ウィリアム・スタック
アバクロンビー将軍:ラムズデン・ヘアー
ガマット:フランク・マクグリンSr.
ジェンキンス:ウィル・スタントン
サチャム:ウィリアム・V・モング
デ・レヴィス:アール・デュピュイ
ウィリアム・ピット:イアン・マクラーレン
ニューカッスル公爵:レジナルド・バーロウ
ジョージ2世:オラフ・ヒッテン
パトロン:ライオネル・ベルモア
マールバラ公爵:クロード・キング
トラッパー:ハリー・コーディング(クレジットなし)
植民地主義者:イーサン・レイドロー(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1936年製作 92分
公開
北米:1936年9月4日
日本:不明
■ アカデミー賞 ■
第9回アカデミー賞
・ノミネート
助監督賞
■ ストーリー ■
1757年、フレンチ・インディアン戦争下、ロンドン。
国王ジョージ2世(オラフ・ヒッテン)は、陸軍のマンロー大佐(ヒュー・バックラー)に援軍を送り、フランスを撤退させるという国務大臣ウィリアム・ピット(イアン・マクラーレン)の計画を聞く。
首相のニューカッスル公爵(レジナルド・バーロウ)もそれに賛成し、その場に居たダンカン・ヘイワード少佐(ヘンリー・ウィルコクソン)を北米に派遣し、マンローを支援させることを国王に伝える。
オールバニー。
ダンス・パーティーの会場に到着したヘイワードは、マンローに歓迎され、彼の娘アリス(ビニー・バーンズ)との再会を喜び、彼女の妹コーラ(ヘザー・エンジェル)を捜す。
ダンスを中断させたマンローは、明日、出撃することを将校たちに伝える。
スカウトのホークアイ(ランドルフ・スコット)は、イギリス軍から協力の要請を受けるのだが、フランスを敵と思っていなかったために、それを躊躇する。
先住民ヒューロン族のスカウト、マグア(ブルース・キャボット)は、フランス軍の司令官モンカルム将軍(ウィリアム・スタック)を見たことをマンローに知らせる。
マンローは、ウィリアム・ヘンリー砦にいる敵に突破されれば、この土地は襲撃されると言ってホークアイら義勇軍を説得する。
義勇軍は、敵に突破されたら町に戻ることを条件にして参戦することを決め、ホークアイもそれに従うのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説”モヒカン族の最後”(1826)を基に製作された作品。
劇作家、脚本家としても活躍するジョージ・B・サイツが監督し、主演はランドルフ・スコット、ビニー・バーンズ、ヘンリー・ウィルコクソン、ブルース・キャボットなどが共演した作品。
フレンチ・インディアン戦争でイギリス軍と共に戦った義勇軍の活躍を描くアドベンチャー。
ジェームズ・フェニモア・クーパーの原作は、1920年公開のサイレント映画「モヒカン族の最後」をはじめ、本作以後、何度も映画化された。
第9回アカデミー賞では、助監督賞にノミネートされた。
英仏の戦いに先住民が絡むアドベンチャーではあるが、主人公と英司令官の娘、その妹と最後のモヒカン族の戦士の青年との人種を越えた恋がドラマチックに描かれている。
主演のランドルフ・スコットは、モヒカン族と共に義勇軍として戦い、イギリス軍司令官の娘を守り惹かれ合う主人公を熱演している。
主人公と惹かれ合う、イギリス軍司令官マンロー大佐(ヒュー・バックラー)の娘ビニー・バーンズ、その妹で、モヒカン族の戦士の青年と惹かれ合うヘザー・エンジェル、マンローの支援に派遣される少佐ヘンリー・ウィルコクソン、イギリス軍のスカウトだったが、フランス軍に加担するブルース・キャボット、最後のモヒカン族の戦士フィリップ・リード、その父ロバート・バラット、マンローの部下である大尉ウィラード・ロバートソン、フランス軍司令官モンカルム将軍のウィリアム・スタック、イギリスの国務大臣ウィリアム・ピット役イアン・マクラーレン、首相ニューカッスル公爵のレジナルド・バーロウ、国王ジョージ2世のオラフ・ヒッテン、政治家マールバラ公爵のクロード・キング、他ラムズデン・ヘアー、フランク・マクグリンSr.、ウィル・スタントン、ウィリアム・V・モング、ライオネル・ベルモア、ハリー・コーディング、イーサン・レイドローなどが共演している。