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呪われた一族と言われた伝説のプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック一家の苦悩を描く、製作、監督、脚本ショーン・ダーキン、主演ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、モーラ・ティアニー、ホルト・マッキャラニー、リリー・ジェームズ他共演の伝記スポーツ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ショーン・ダーキン
製作
テッサ・ロス
ジュリエット・ハウエル
アンガス・ラモント
ショーン・ダーキン
デリン・シュレシンジャー
製作総指揮
ハリソン・ハフマン
レン・ブラヴァトニック
ダニー・コーエン
エヴァ・イエーツ
マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン
脚本：ショーン・ダーキン
撮影：マーチャーシュ・エルデーイ
編集：マシュー・ハンナム
音楽：リチャード・リード・パリー
出演
ケヴィン・フォン・エリック：ザック・エフロン
ケリー・フォン・エリック：ジェレミー・アレン・ホワイト
デヴィッド・フォン・エリック：ハリス・ディキンソン
ドリス・フォン・エリック：モーラ・ティアニー
マイク・フォン・エリック：スタンリー・シモンズ
ビル・マーサー：マイケル・J・ハー二ー
フリッツ・フォン・エリック：ホルト・マッキャラニー
パム・アドキッソン：リリー・ジェームズ
ランス・フォン・エリック：マックスウェル・フリードマン
マイケル・ヘイズ：ブレイディ・ピアース
リック・フレアー：アーロン・ディーン・アイセンバーグ
ハーリー・レイス：ケヴィン・アントン
ブルーザー・ブロディ：キャジー・ルイス・セレギーノ
ザ・シーク：チャボ・ゲレロJr.
ジノ・ヘルナンデス：ライアン・ネメス
リングアナウンサー：スコット・イネス
リングクルー：ジェームズ・ロメロ
アメリカ/イギリス 映画
配給
A24（北米）
Lionsgate UK（イギリス）
2000年製作 132分
公開
イギリス：2024年2月9日
北米：2023年12月22日
日本：2024年4月5日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $35,070,300
世界 $45,204,500
■ ストーリー ■
プロレスラー、フリッツ・フォン・エリック（ホルト・マッキャラニー）は、妻ドリス（モーラ・ティアニー）に、NWA世界ヘビー級チャンピオンになることを約束する。
1979年、テキサス。
NWA王者にはなれず引退したフリッツは、ワールドクラス・チャンピオンシップ・レスリング（WCCW）を運営していた。
フリッツには、信心深いドリスとの間に、幼少時に亡くなったジャック・ジュニア、WCCWのレスラーで次男のケヴィン（ザック・エフロン）と三男デヴィッド（ハリス・ディキンソン）、円盤投げ選手を目指す四男ケリー（ジェレミー・アレン・ホワイト）、ミュージシャンを目指す五男マイク（スタンリー・シモンズ）の5人の息子がいた。
ダラス、スポルタトリアム。
NWAテキサス・ヘビー級チャンピオンのケヴィンは、ジノ・ヘルナンデス（ライアン・ネメス）とブルーザー・ブロディ（キャジー・ルイス・セレギーノ）とのタッグ戦で、デヴィッドと組み勝利する。
ケヴィンは試合後に、ファンのパム（リリー・ジェームズ）からサインを求められて話をする。
パムと付き合い始めたケヴィンは、幼少時に亡くなった兄ジャック・ジュニアのことを話し、一族の”フォン・エリックの呪い”について彼女に語る。
この呪いは、フリッツが、本名のアドキッソンから、家族が常に悲劇に見舞われていた母親の姓に変えたことが原因だと考えられた。
ケヴィンは、NWA世界ヘビー級王座のハーリー・レイス（ケヴィン・アントン）とのノンタイトル戦で失格勝ちし、タイトル挑戦権獲得のチャンスは掴む。
フリッツは、ケヴィンがコンクリートの上でスープレックスを食らった後、立ち上がるのに時間がかかったことに落胆するものの、試合後にリングに上がりレイスを挑発したデヴィッドが、ショーマンとしての才能を発揮したことを喜ぶ。
1980年モスクワ・オリンピックのアメリカのボイコットにより、ケリーの競技への夢は絶たれ、故郷に戻った彼は、フリッツからレスラーになることを勧められる。
それに同意したケリーは、レスラーとしてのトレーニングを始めて、ケヴィンとデヴィッドと組む。
1983年。
ケヴィン、デヴィッド、ケリーは、ファビュラス・フリーバーズを倒し、6人タッグチーム選手権に勝利する。
フリッツは、ケヴィンではなく、デヴィッドをNWA世界ヘビー級王者・リック・フレアー（アーロン・ディーン・アイセンバーグ）に挑戦させる考えを息子たちに伝る。
そのためにフリッツは、ケヴィンとケリーに、デヴィッドを鍛えて協力するよう指示する。
パムと結婚したケヴィンは、結婚式の最中に、体調を崩したデヴィッドに、自分が父親になることを告げる。
その後、フレアーとの試合の1週間前に、デヴィッドは、日本ツアー中に腸炎で亡くなる。
ケヴィンとケリーは、デヴィッドの代わりに王座に挑戦しようとするが、フリッツはコイントスで決めさせる。
その結果、フレアーと対戦することになったケリーは、試合に勝利してNWA世界ヘビー級王者となる。
フリッツは喜ぶが、ケリーはバイクで事故を起こし、右足首から下を失う。
呪いを恐れたケヴィンは、生まれたばかりの息子ロスの姓をアドキッソンにするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
「マーサ、あるいはマーシー・メイ」（2011）などのショーン・ダーキンが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、モーラ・ティアニー、ホルト・マッキャラニー、リリー・ジェームズなどが共演した作品
呪われた一族と言われた伝説のプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック一家の苦悩を描くの伝記スポーツ・ドラマ。
製作と脚本を兼ねるショーン・ダーキンの力強い演出と共に、家族の絆と悲しみを深く描く感動の人間ドラマとして、観るも者の心に痛烈に響く、見応えある作品に仕上がっている。
主演のザック・エフロンは、家族の呪いに苦悩する次男ケヴィン・フォン・エリックを鍛え抜かれた体で熱演し、キャリア最高の演技と称賛された。
薬物依存症と足首を失う事故に遭い、最終的には自殺する四男ケリー・フォン・エリックのジェレミー・アレン・ホワイト、胃腸炎で急死する三男デヴィッド・フォン・エリックのハリス・ディキンソン、兄弟の母親ドリス・フォン・エリックのモーラ・ティアニー、薬物の過剰摂取で死亡する五男マイク・フォン・エリックのスタンリー・シモンズ、スポーツキャスターのビル・マーサー役マイケル・J・ハー二ー、フリッツ・フォン・エリックを好演するホルト・マッキャラニー、ケヴィンの妻パムのリリー・ジェームズ、リング上のフォン・エリック・ファミリー、ランス・フォン・エリックのマックスウェル・フリードマン、マイケル・ヘイズのブレイディ・ピアース、リック・フレアーのアーロン・ディーン・アイセンバーグ、ハーリー・レイスのケヴィン・アントン、ブルーザー・ブロディのキャジー・ルイス・セレギーノ、ザ・シークのチャボ・ゲレロJr.、ジノ・ヘルナンデスのライアン・ネメス、リングアナウンサーのスコット・イネス、リングクルーのジェームズ・ロメロなどが共演している。