1994年に発表された、ブレット・イーストン・エリスの短編集”インフォーマーズ”を基に製作された作品。 薬物依存、セックス、家族崩壊、犯罪など象徴的な生き方をする人々の生活を退廃的に描く、出演ビリー・ボブ・ソーントン、キム・ベイシンガー、ミッキー・ローク、ウィノナ・ライダー、ブラッド・レンフロ他共演、監督グレゴール・ジョーダンによるドラマ。 |
・ドラマ
・アンバー・ハード / Amber Heard / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:グレゴール・ジョーダン
製作:マルコ・ウェバー
製作総指揮
ニコラス・ジャレッキー
ブライアン・ヤング
ジェリー・ハウスファター
ブレット・イーストン・エリス
ヴァネッサ・コイフマン
原作:ブレット・イーストン・エリス”インフォーマーズ”
脚本
ブレット・イーストン・エリス
ニコラス・ジャレッキー
撮影:ペトラ・コーナー
編集:ロバート・ブレイキー
音楽:クリストファー・ヤング
出演
ウィリアム・スローン:ビリー・ボブ・ソーントン
ローラ・スローン:キム・ベイシンガー
ピーター:ミッキー・ローク
シェリル・ムーア:ウィノナ・ライダー
ジャック:ブラッド・レンフロ
レス・プライス:クリス・アイザック
グラハム・スローン:ジョン・フォスター
クリスティー:アンバー・ハード
ロジャー:リス・エヴァンス
マーティン:オースティン・ニコルズ
ティム・プライス:ルー・テイラー・プッチ
レイモンド:アーロン・ハイムルステイン
スーザン・スローン:キャメロン・グッドマン
ブライアン・メトロ:メル・レイド
ニーナ・メトロ:シモーネ・ケッセル
レイチェル:ジェシカ・ストループ
アメリカ 映画
配給 Senator Entertainment
2000年製作 98分
公開
北米:2009年4月29日
日本:未公開
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $300,000
世界 $382,174
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1983年、ロサンゼルス。
あるパーティー会場の敷地内で、グラハム・スローン(ジョン・フォスター)の目の前で友人のブルースが車に轢かれて死亡する。
ロック・シンガーのブライアン・メトロ(メル・レイド)は、スタッフのロジャー(リス・エヴァンス)らとロサンゼルス入りする。
グラハムの父親で映画プロデューサーのウィリアム(ビリー・ボブ・ソーントン)は、ニュース・キャスターのシェリル・ムーア(ウィノナ・ライダー)と不倫関係だった。
ウィリアムと別居中であるの妻ローラ(キム・ベイシンガー)は、精神的に不安定な状態だった。
グラハムは、恋人クリスティー(アンバー・ハード)とブルースを忍ぶパーティーに向かい、その場にローラやウィリアムも顔を出す。 その後グラハムは、友人のマーティン(オースティン・ニコルズ)やティム・プライス(ルー・テイラー・プッチ)と、ブルースの死で動揺するレイモンド(アーロン・ハイムルステイン)をなだめる。 娘スーザン(キャメロン・グッドマン)と食事をしたウィリアムは、ローラの元に戻ることを伝える。 しかしスーザンは、ウィリアムの話を信じることができずに、自分とグラハムは家には戻らないことを伝える。 ローラはマーティンと関係していたが、彼にウィリアムが戻ることを伝え、別れ話を切り出す。 ホテルのドアマン、ジャック(ブラッド・レンフロ)は、おじである悪党のピーター(ミッキー・ローク)から連絡を受けていたため彼の元に向かう。 ホテルに未成年者を連れ込んだブライアンは、翌日、バスルームで転び、持っていたグラスが割れて左手を切ってしまう。 ティムは、不仲の父親レス(クリス・アイザック)と共にハワイに向かう。 ロジャーと共に映画の企画の話を聞いたブライアンは、馬鹿げた内容に興味を示さず席を外し、女性と共に部屋に入る。 グラハムに会ったスーザンは、父ウィリアムが再び裏切れば、母ローラが立ち直れなくなる状況を心配して、何とかするようにと兄を説得する。 ウィリアムは、シェリルに電話をかけて恋しいことを伝えるが、彼女は納得しない。 ピーターは、一人で歩いていた少年を誘拐する。 ハワイ。 家族で食事をしたウィリアムは、同じ場所にシェリルがいることに気づき、席を外した彼女に会い、今後も関係を続けることを提案する。 シェリルを見かけたローラは、戻ってきたウィリアムを疑い動揺する。 家に戻ったジャックは、ピーターが、身代金目的で子供を人質に取ったことを知り驚く。 シェリルはカフェで、ブライアンの前座を務める若者グループの一人からサインを頼まれそれに応じる。 ブライアンは、元妻ニーナ(シモーネ・ケッセル)に電話をして息子と話をしようとするが、彼女はそれを拒み口論になる。 コンサートを終えたブライアンは、その場にいた女性を呼び寄せて殴る。 夜中に目覚めたグラハムはロビーに下りて、通りで起きた事故を見守るジャックと話をする。 ハワイ。 二人と話が合わないティムは気分を害して席を立ち、それを見たレイチェルもその場を去る。 その後マーティンと会ったグラハムは、気分が悪いと言っているクリスティーが、ニーナの家にいることを知る。 体調が悪いクリスティーのことを聞いたグラハムは、マーティンに彼女との関係を尋ね、彼女を想う苦しい胸の内を伝える。 家にいたジャックは、子供を引き取りに来た男に、ピーターがいないことで脅され、帰り次第伝えることを約束する。 ローラは、レストランでシェリルを見たことをウィリアムに伝えて彼を責める。 愛しているか分からないというウィリアムに、慈善パーティーに行き、夫婦円満を装った後で出て行ってもかまわないと、ローラは彼に伝える。 なぜその場に行きたいのかをウィリアムに聞かれたローラは、シェリルを見たいからと答える。 ハワイ。 ジャックは、戻ってきたピーターに、子供を渡さなかったことを伝える。 ピーターは、まずい状況になったことを話し、その場から逃走しようとする。 ジャックは、子供を殺そうとするピーターからナイフを受け取り、自分が処置することを伝える。 ウィリアムとローラはパーティー会場に到着し、ブライアンはステージに向かう。 レスはティムのことを考えて嘆き、ジャックは自分の手を切って子供の殺害を装い彼を逃がす。 ローラは車を降りずに、ウィリアムを残してその場を去る。 マーティンとベッドで眠ってしまっていたグラハムは、ニーナからの連絡を受け、クリスティーの様子がおかしいことを知らされる。 ニーナの家に向かったグラハムは、ビーチで倒れているクリスティーに近づく。 病院に行こうとしないクリスティーが、AIDS患者の末期症状であることに気づいたグラハムは、彼女にキスをしてその場から立ち去る。
...全てを見る(結末あり)
ホテルのバーで酔ったレスは、その場にいた二人の女性を口説こうとするが、ティムは呆れて部屋に戻ってしまう。
ティムは、ビーチで出会ったレイチェル(ジェシカ・ストループ)を父レスに紹介して、三人は食事をする。
ビーチにいたティムと話し合おうとするレスだったが、何も話すことはないと言われる。
*(簡略ストー リー)
1983年、ロサンゼルス。
あるパーティー会場、青年グラハム・スローンの目の前で友人が車に轢かれて死亡する。
グラハムの父で映画プロデューサーのウィリアムは、ニュース・キャスターのシェリルと不倫していたため、妻ローラとは別居していた。
ウィリアムは、シェリルと別れてローラの元に戻る決心をするのだが、彼女は夫の言葉を信じない。
精神的に疲れ果てたローラは、グラハムの友人と関係を持っていた。
ウィリアムは、家族と食事をして以前の生活に戻ることを伝えるのだが、その場に現れたシェリルに、今後も関係を続けることを約束してしまう・・・。
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1994年に発表された、ブレット・イーストン・エリスの短編集”インフォーマーズ”を基に製作された作品。
薬物依存、セックス、家族崩壊、犯罪、その時代の象徴的な生き方をする人々の生活を退廃的に描くドラマ。
”ジェネレーションX”を代表する作家ブレット・イーストン・エリスの原作と、彼自身による脚色による作品。
1980年代を楽しく過ごし懐かしく思う自分にとっては、何とも憂鬱になってしまうよいうな内容なのだが、その時代を象徴する社会問題を描く問題作には仕上がっている。
豪華キャスト競演の群像ドラマ的な内容は、全く違う環境に生きる人々が、微妙に関係する物語となっている。
子役時代から期待され、本作では挙動不審気味のホテルのドアマンを演ずるブラッド・レンフロの遺作となった作品であり、彼は、公開を待たずにヘロインの過剰摂取により、25歳の若さで亡くなった。
家族の元に戻ろうとする映画プロデューサーで、不倫相手(ウィノナ・ライダー)との関係を断ち切れないビリー・ボブ・ソーントン、その妻役のキム・ベイシンガー、息子ジョン・フォスター、その恋人アンバー・ハード、娘キャメロン・グッドマン、悪党のミッキー・ロークとその甥役でホテルのドアマン、ブラッド・レンフロ、主人公の息子の友人役ルー・テイラー・プッチと父クリス・アイザック、同じく友人オースティン・ニコルズ、アーロン・ハイムルステイン、ロック・シンガー(メル・レイド)のスタッフ役のリス・エヴァンス、ロック・シンガーの妻シモーネ・ケッセル、ティム(L・T・プッチ)とハワイで出会う女性ジェシカ・ストループなどが共演している。