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まじめが肝心 The Importance of Being Earnest (1952)

1895年に上演された、オスカー・ワイルドの戯曲”真面目が肝心”を基に製作された作品。
架空の弟を作り上げた男性が巻き起こす騒動を描く、監督、脚本アンソニー・アスキス、主演マイケル・レッドグレイヴマイケル・デニソンイーディス・エヴァンスジョーン・グリーンウッドマーガレット・ラザフォードドロシー・テューティン他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:アンソニー・アスキス
製作
テディ・ベアード
アール・セント・ジョン
原作:オスカー・ワイルド真面目が肝心
脚本:アンソニー・アスキス
撮影:デスモンド・ディキンソン
編集:ジョン・D・ガスリッジ
音楽:ベンジャミン・フランケル

出演
ジョン”ジャック”ワーシング:マイケル・レッドグレイヴ
アルジャーノン・モンクリーフ:マイケル・デニソン
レディ・オーガスタ・ブラックネル:イーディス・エヴァンス
グウェンドレン・フェアファクス:ジョーン・グリーンウッド
レティシア・プリズム:マーガレット・ラザフォード
チャスブル律修司祭:マイルズ・メイルソン
セシリー・カーデュー:ドロシー・テューティン
メリマン:オーブリー・メイザー
レイン:ウォルター・ハッド
セトン:リチャード・ワティス

イギリス 映画
配給
General Film Distributors(イギリス)
ユニバーサル・ピクチャーズ(北米)
1952年製作 95分
公開
イギリス:1952年6月2日
北米:1952年12月22日
日本:未公開


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1895年、ロンドンオールバニ、アーネスト・ワージングの部屋
”アーネスト”という架空の弟に扮している、出自が明らかでない田舎の貴族ジョン”ジャック”ワーシング(マイケル・レッドグレイヴ)は、友人のアルジャーノン・モンクリーフ(マイケル・デニソン)と朝食をとっていた。

ジャックは、アルジャーノンのいとこで惹かれているグウェンドレン・フェアファクス(ジョーン・グリーンウッド)のことが気になり、彼女がモンクリーフ邸の午後のお茶会に来ることを知る。

グウェンドレンに求婚するつもりで田舎から出てきたジャックは、アルジャーノンから、その前に”セシリー”との仲を清算しろと言われ、そんな女性は知らないと伝える。

タバコ入れを出したアルジャーノンは、自分のものなので返せと言うジャックに、セシリーから贈られたはずだと伝える。
...全てを見る(結末あり)

セシリーは田舎の伯母だと言うジャックは、”小さなセシリーからおじへ・・・”と書かれた内容を追及される。

ジャックが、街では”アーネスト”田舎では”ジャック”と名乗っているため、アルジャーノンは”バンベリー”の常習犯だと伝える。

その意味が分からないジャックは、その前に名前を使い分ける理由を訊かれ、タバコ入れは返してもらう。

ジャックは、義父の故トマス・カーデューが、孫娘のセシリー(ドロシー・テューティン)の後見人に自分を選び、自分の田舎の家でレティシア・プリズム女史(マーガレット・ラザフォード)が彼女の教育をしていることをアルジャーノンに話す。

後見人に相応しい人物に成りきるためだと言うジャックは、オールバニで暮らすアーネストという道楽者の弟を作り上げたことをアルジャーノンに話す。

アルジャーノンは、好きな時に田舎に行けるように、自分はバンベリーという病弱な友人を作ったとジャックに伝える。

午後になり、アルジャーノンの家を訪ねていたジャックは、彼の伯母レディ・オーガスタ・ブラックネル(イーディス・エヴァンス)と娘のグウェンドレンを迎える。

アルジャーノンは、友人のバンベリーの病状が悪化したために、夕食を欠席することをレディ・ブラックネルに伝えて、彼女にピアノ演奏を聴かせほしいと言われて隣りの部屋に向かう。

その間にジャックはグウェンドレンと話し、互いの愛を確認する。

名前のことを話題にしたジャックは本名を知らせようとするが、グウェンドレンはアーネストが理想の名だと伝えて、彼が例にあげたジャックは好きになれない。

すぐに結婚するつもりのジャックは、グウェンドレンから、まだ求婚されていないと言われ、プロポーズする気の彼に、あらかじめ承諾するつもりだと伝える。

跪いたジャックは求婚し、グウェンドレンはそれを承諾する。

そこにレディ・ブラックネルが戻り、ジャックの行為を制止する。

グウェンドレンから婚約したと言われたレディ・ブラックネルは、彼女を馬車に向かわせてジャックに質問する。

レディ・ブラックネルは、グウェンドレンの婚約者候補名簿に名前がないジャックに対し、質問の答え次第ではそれに名前を書き入れてもいいと伝える。

いくつか質問したレディ・ブラックネルは、両親のことをジャックに尋ねる。

生みの親を知らないと言うジャックは、故トマス・カーデューに拾われ、ポケットに入っていたキップの行き先サセックスの避暑地ワージングが苗字になったことをレディ・ブラックネルに伝える。

カーデューは、大き目のハンドバッグに入っていた自分を、ヴィクトリア駅の手荷物預かり所で取り違えたとレディ・ブラックネルに話したジャックは、彼女から血縁者を捜すよう指示される。

両親のどちらかに会いたいと言うレディ・ブラックネルに、バッグなら見せられると伝えたジャックだったが、グウェンドレンと手荷物を結婚させる気はない彼女は、納得せずにその場を去る。

レディ・ブラックネルのことで頭を抱えるジャックはアルジャーノンと話し、今週中に”弟のアーネスト”を病死させることにする。

セシリーがアーネストを慕っているはずだと言うアルジャーノンは、彼女に会いたいと思いながら、もしグウェンドレンが彼女と会えば揉め事になると予想する。

戻って来たグウェンドレンは、母が反対しているので結婚できないが、愛は変わらないことをジャックに伝えて、ハートフォードシャーのウールトンの彼の屋敷の住所を訊く。

2人の話を聞いていたアルジャーノンは、セシリーに会いに行くことを考える。

ウールトン。
セシリーは、いつものようにレティシアとの勉強を始める。

そこにチャスブル律修司祭(マイルズ・メイルソン)が現れ、セシリーは、自分の思い通りに彼とレティシアが散歩に出かかたために、勉強をやめてしまう。

セシリーは、執事のメリマン(オーブリー・メイザー)から、ジャックの弟アーネストが到着したと言われ、彼が自分に会いたらしいということを知る。

ジャックの弟アーネストを名乗るアルジャーノンに挨拶したセシリーは、いとこの立場で彼を歓迎する。

悪い噂を聞いているためにアルジャーノンを警戒するセシリーは、それは誤解だが少しは悪いことをしたと言う彼に、訪ねて来た理由を訊く。

ジャックは留守だと言われたアルジャーノンは、彼が帰る朝にはロンドンに戻らなければならないとセシリーに伝える。

セシリーに惹かれたアルジャーノンは、ジャックがオーストラリアに行く予定があることを知る。

屋敷に到着したジャックは、入口にいたレティシアとチャスブルから、喪服を着ている理由を訊かれる。

弟のアーネストがパリで病死たことを話すジャックは、埋葬は現地ですると2人に伝える。

現れたセシリーから、アーネストが来ていることを知らされたジャックは驚き、アルジャーノンが連れて来られたために戸惑う。

アルジャーノンは適当に話を作り、それに合わせるしかないジャックは、彼がバンベリーの話などもセシリーにしたことを知り苛立つ。

握手を求められても応じないジャックは、セシリーに非難されたために、仕方なくアルジャーノンと握手する。

レティシアとチャスブルは戸惑いつつ、兄弟2人だけにするためにセシリーを連れて立ち去る。

アルジャーノンを責めるジャックは、彼は帰るとメリマンに伝えて馬車を呼ばせる。

ジャックは、セシリーに惹かれたアルジャーノンが1週間滞在する気だと知り呆れる。

部屋に向かったジャックは、レディ・ブラックネルの信頼を得るために洗礼を受けることを考える。

アルジャーノンは、ジャックに帰れと言わたことをセシリーに伝えて、同情を買おうとする。

セシリーに愛を告げるアルジャーノンは、馬車が来て待っていることを知らせに来たメリマンに、出発は1週間後だと伝える。

セシリーに求婚したアルジャーノンは、彼女から3か月前に自分と婚約したこと言われて戸惑い、ジャックの不良の弟に魅力を感じていたことを知る。

セシリーも自分に惹かれていることを知ったアルジャーノンは、彼女が指輪も用意し、自分からの手紙もあることを知る。

それはセシリーが代筆したもので、婚約は解消していると言われたアルジャーノンは、求婚から1か月後に解消したと書かれている日記を見せてもらう。

一度は解消しないと真剣な婚約とは言えないとアルジャーノンに伝えたセシリーは、週末には許したと言って彼を安心させる。

セシリーから、もう解消はしないが、アーネストという男性に恋するのが昔からの夢だったと言われたアルジャーノンは戸惑う。

他の名前の場合を尋ねたアルジャーノンは”アルジー”を例に出すが、問題はないが心から愛すことはできないと言われ、チャスブルの洗礼を受けようとする。

チャスブルを訪ねたジャックは、洗礼してもらう時間を決めた立ち去る。

その直後にアルジャーノンも現れ、チャスブルは、彼からも洗礼を頼まれる。

グウェンドレンが訪ねて来たことを知ったセシリーは、彼女を歓迎して挨拶する。

近眼のグウェンドレンは、メガネをかけてセシリーの顔を確認し、屋敷に住んでいる両親がいない彼女の後見人が”アーネスト”(ジャック)だと知り驚く。

グウェンドレンがそれを”アーネスト”(アルジャーノン)と勘違いしていると思ったセシリーは、自分の後見人は彼の兄だと伝える。

兄のことは知らなかったグウェンドレンは、アーネストは後見人ではなく婚約者だと知り驚く。

それは何かの間違いだと言うグウェンドレンは、アーネストは自分と結婚すると伝える。

誤解していると言うセシリーは、少し前にアーネストにプロポーズされたことを書いた日記を見せる。

グウェンドレンは、昨日、自分がアーネストにプロポーズされた時の日記をセシリーに見せて、自分が先だと言って勝ち誇る。

2人は口論となり、メリマンが用意したお茶を飲みながら嫌味を言い合う。

そこにジャックが現れ、彼と抱き合うグウェンドレンは、セシリーと婚約していないことを確認する。

グウェンドレンは、セシリーからアーネストの名がジャックだと知らされる。

セシリーは、戻って来たアルジャーノンにグウェンドレンと婚約していないことを確認する。

グウェンドレンから、アーネストだと思っていたのがいとこアルジャーノンだと知らされたセシリーはショックを受ける。

アルジャーノンとジャックは名前を偽っていたことを否定せず、誤解していたグウェンドレンとセシリーは同情し合う。

ジャックは、グウェンドレンとセシリーからアーネストのことを訊かれ、存在しないし弟もいないと答える。

自分たちに婚約者がいなかったことで仲直りしたグウェンドレンとセシリーは、庭園から屋敷に向かう。

グウェンドレンと結婚するつもりのジャックは、後見人としてセシリーとの結婚を許さないとアルジャーノンに伝える。

その頃、レディ・ブラックネルは、ウールトンに向かっていた。

互いが洗礼名をもらうことを知ったジャックとアルジャーノンは、グウェンドレンとセシリーの元に向かう。

セシリーから、ジャックの弟に扮した理由を訊かれたアルジャーノンは、君に会いたかったからだと答える。

グウェンドレンは、弟をでっち上げた理由をジャックに尋ね、自分に会うためだったということを確認する。

2人の言葉を信じたグウェンドレンとセシリーは彼らを許すものの、名前が気に入らないと伝える。

ジャックとアルジャーノンは、洗礼を受けるので問題ないと言って、グウェンドレンとセシリーを感激させる。

4人は互いの相手と抱き合うが、そこにレディ・ブラックネルが現れる。

グウェンドレンからジャックと結婚すると言われたレディ・ブラックネルは、今後、娘との一切の連絡を彼に禁ずる。

レディ・ブラックネルは、病弱のバンベリーについてアルジャーノンに尋ね、今日の昼過ぎに爆死したと言う彼の話をそれ以上、聞こうとしない。

アルジャーノンが、ジャックが後見人のセシリーと婚約したことを知ったレディ・ブラックネルは、彼女がヴィクトリア駅の件と関係しているかをジャックに尋ねる。

”駅出身”の一族がいるとは思えないと言うレディ・ブラックネルに、ジャックは、セシリーあトマス・カーデューの孫だということを話し彼の住所を伝える。

それを一流弁護士に証明してもらえると言うジャックは、セシリーの財産のことも訊かれ、13万ポンドの国債があると答える。

それを知ったレディ・ブラックネルは態度を変え、帰ろうとしていたものの思い留まり、セシリーが気に入ったことを伝えて、アルジャーノンと彼女の結婚を認める。

2人に感謝されたレディ・ブラックネルは、早期に結婚することを希望する。

意見したジャックは、セシリーの後見人の自分は結婚を認めないとレディ・ブラックネルに伝えて、アルジャーノンを詐欺師呼ばわりする。

ジャックは、自分の留守に弟と偽り屋敷に来てやりたい放題のアルジャーノンは許せないと、レディ・ブラックネルに伝える。

18歳のセシリーが成人すれば後見人の許可はいらないと言うレディ・ブラックネルだったが、ジャックは、彼女の祖父の遺言により、35歳まで成人の資格が法的に得られないと伝える。

35歳は女盛りなので問題ないと言うレディ・ブラックネルは、その頃にはセシリーは、今より魅力的になるとジャックに伝える。

セシリーは、35歳になるまで待てることをアルジャーノンに確認するが、自分は待てないと伝える。

ジャックから、グウェンドレンとの結婚を認めてくれれば妥協すると言われたレディ・ブラックネルは、その話は別だと伝えて帰ろうとする。

そこにチャスブルが現れ、洗礼の準備が出来たことを知ったレディ・ブラックネルは、婚前に子供ができたと思う。

ジャックとアルジャーノンが洗礼を受けることを知ったれたレディ・ブラックネルは、信仰心に欠けると言って憤慨する。

ジャックは、洗礼を受ける価値が自分たちにはないとチャスブルに伝える。

洗礼式が中止のようなので、自分を待っている”レティシア・プリズム”の元に向かうと言うチャスブルの話を聞いたれたレディ・ブラックネルは、彼女が教育者であることを確認する。

レディ・ブラックネルは、レティシアが3年前からセシリーの家庭教師だと知り、彼女を呼ぶよう指示する。

そこにレティシアが現れ、彼女を知るレディ・ブラックネルは、赤ん坊のことを尋ねる。

レディ・ブラックネルは、レティシアが28年前にブラックネル邸から乳母車に乗せた男の赤ん坊を連れ去ったことを話し、彼女を追及する。

レティシアは、古ぼけたバッグを持って乳母車の赤ん坊と共に出かけ、その子を本と間違えてバッグに入れてしまい、ヴィクトリア駅の手荷物預かり所に置き忘れたことを話す。

動揺するジャックは部屋に向かい、ケースを壊してバッグを取り出して居間に戻り、その時のものかをレティシアに確認させる。

レティシアがバッグを自分のものだと認めたため、ジャックは、その時の赤ん坊が自分だと彼女に伝えて、母親だと思い抱きしめる。

それを否定するレティシアから、レディ・ブラックネルが真実を知っていると言われたジャックは、自分が彼女の妹モンクリーフ夫人の長男であり、アルジャーノンの兄だということを知る。

興奮するジャックは、アルジャーノンは自分の弟だと言って喜ぶ。

グウェンドレンが名前にこだわるために、ジャックは、自分の名前を知ろうとする。

ジャックは、父親の名を洗礼名にしたことをレディ・ブラックネルから知らされ、将軍だった父の名が陸軍名簿にあるはずだと考える。

書棚にあった名簿を確認したジャックは、父の名が”アーネスト・ジョン”だと知り、グウェンドレンを満足させる。

アルジャーノンとセシリー、レティシアとチャスブル、そしてアーネスト・ジョンとグウェンドレンは愛を確かめる。

レディ・ブラックネルから、はしゃぎ過ぎることを注意され、まじめにするようにと言われたアーネスト・ジョンは、アーネストの意味は”なので、”まじめであることの重要性に、生まれて初めて気がついた”と伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストーリー)
1895年、ロンドン
”アーネスト”という架空の弟に扮している、出自が明らかでない田舎の貴族ジョン”ジャック”ワーシングは、友人アルジャーノンのいとこグウェンドレンに惹かれていた。
グウェンドレンにプロポーズしたジャックは、彼女の母レディ・ブラックネルに反対される。
ジャックは、赤ん坊の時にカーデューという男性に拾われた過去があり、レディ・ブラックネルは両親を捜すよう彼に指示する。
一方アルジャーノンは、ジャックが後見人をするカーデューの孫娘セシリーに会うために、弟アーネストに扮して田舎の彼の屋敷に向かう。
屋敷に戻ったジャックは、アルジャーノンがアーネストを名乗りセシリーと婚約したことを知り、グウェンドレンも現れてその場は混乱する・・・。
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オスカー・ワイルドの喜劇”真面目が肝心”を基に、アンソニー・アスキスが製作を兼ねて監督した作品。

架空の弟を作り上げた男性が巻き起こす騒動を描くコメディ・ドラマ。

恋した女性にプロポーズしたことをきっかけに、弟を作り上げた偽装工作がバレてしまった主人公が周囲を混乱させるものの、結局はすべてが丸く収まるという内容は大いに楽しめる。

ヴィクトリア朝イングランドを舞台に、上流階級の気品を漂わせながら、皮肉を込めた気の利いた洒落たセリフが実に愉快な、アンソニー・アスキスの見事な脚本と軽快な演出、個性派スターたちの素晴らしい演技により、風刺喜劇の快作に仕上がっている。
アンソニー・アスキスは、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞にノミネートされた。

テンポの良いベンジャミン・フランケルの楽曲も印象に残る。

架空の弟の存在がバレてしまったことをきっかけに、結局は自分の出征の秘密が分かり恋も手に入れる、田舎の貴族を熱演するマイケル・レッドグレイヴ、その友人で、彼が後見人をする義父の孫娘に恋して問題を大きくするマイケル・デニソン、すべての場を仕切る貴族の婦人を好演するイーディス・エヴァンス、その娘で主人公と婚約するジョーン・グリーンウッド、主人公が後見人で、アルジャーノン(マイケル・デニソン)と婚約するドロシー・テューティン、彼女の家庭教師で、主人公の出生の秘密に関わっていたマーガレット・ラザフォード、彼女に惹かれる律修司祭のマイルズ・メイルソン、主人公の屋敷の執事オーブリー・メイザー、アルジャーノンの執事ウォルター・ハッド、主人公のロンドンの家の執事リチャード・ワティス などが共演している。


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