ザ・ハッスル The Hustle (2019)

売ってもいいと言われたジャネットは、チップでは足りないため、マサイアスに体を求められる。

そこに地元警察の警部ブリジット・デジャルダン（イングリッド・オリヴァー）が現れ、紳士（ニコラス・ウーデソン）からチップを盗んだジェネットを逮捕しようとする。

世界的な詐欺師だと言われたマサイアスは信じられず、観念したジャネットは紳士にチップを返す。

マサイアスにすり替えたブレスレットを渡したジェネットは、ブリジットに連行される。

ブリジットと手を組んでいた詐欺師のジャネットことジョセフィン・チェスターフィールドは、ブレスレットを彼女に見せて、チップを替えた紳士役で執事のアルバートに分け前を渡す。

ブリジットにも現金を渡したジョセフィンは、チューリッヒに向かう。

仕事を終えて帰る途中のジョセフィンは、列車の食堂車で男性を騙そうとするペニーに気づく。

客室でペニーと同席になったジョセフィンは、彼女が詐欺師だと知り、2人は伝説の女詐欺師”メドゥーサ”の話になる。

ペニーが、ボーリュー＝シュル＝メールで金持ちの男を騙そうと考えていることを知ったジョセフィンは、仕事を邪魔されたくないために、彼女が町に向かわないように手を打つ。

ボーリュー＝シュル＝メールに戻ったジョセフィンは、ペニーのことをブリジットに話し、次のターゲットである大富豪である実業家グレゴール・グレゴースキーの到着を待つ。

そこに車に乗ったグレゴールが現れるのだが、ペニーが同乗していたためにジョセフィンは驚く。

グレゴールを騙し大金を受け取ったペニーは豪遊を始め、ジョセフィンの指示を受けたブリジットが、彼に詐欺師ペニーの正体を知らせる。

訴えられたペニーは逮捕され、ジョセフィンが知り合いだとブリジットに伝える。

ジョセフィンが現れ、グレゴールがロシアのマフィアであるために、牢屋に入れたのは守るためだと言われたペニーは、ブリジットと話をつけた彼女から、町を出れば釈放できることを知らされる。

空港でジョセフィンに見送られたペニーは飛び立つことになり、搭乗ゲートに向かうマサイアスがジョセフィンに気づく。

同じ便のマサイアスにトイレに呼ばれたペニーは、妻の50万ドルのブレスレットを奪ったジョセフィンは詐欺師だと知らされて驚く。

マサイアスに協力してもらえることになったペニーは、彼とその場で愛し合う。

ボーリュー＝シュル＝メールに戻り、ジョセフィンの家に向かい彼女を驚かせたペニーは、その場にいたブリジットとアルバートもグルだと知っていることを伝える。

大物になりたいと言うペニーは、自分を教育してほしいとジョセフィンに伝えるものの、それを拒まれる。

インターポールに通報すると言われたジョセフィンは、仕方なくペニーを弟子にして、詐欺の心得を教え始める。

詐欺以外にも様々なく養育を受けたペニーは、一応、合格する。

ブリジットから、ペニーを始末することを提案されたジョセフィンは、複雑な婚約詐欺”ロード・オブ・ザ・リング”を実行し、それに彼女を利用することを考える。

テキサスの大富豪ハワード・ベーコン（ディーン・ノリス）から結婚を迫られ、指輪を渡されそうになったジョセフィンは、身分が違い過ぎると彼に伝える。

ハワードに説得されたジョセフィンは、高価な指輪を受け取るものの、妹のホーテンス（ペニー）を置いていけないと彼に伝える。

ジョセフィンは、問題ないと言うハワードを、ホーテンスを監禁してある場所に連れて行き、王女と思い込んでいる彼女を紹介する。

ホーテンスは、ジョセフィンがハワードと結婚することを知り動揺する。

異常なホーテンスの様子を見て驚いたハワードは、結婚は取りやめだと言いながら、指輪はくれてやるとジョセフィンに伝えて逃げ去る。

その後も、2人の富豪から高価な婚約指輪を騙し取ったジョセフィンは、ブリジットとアルバートに報酬を渡すが、教育中のペニーには現金を渡さなかった。

憤慨したペニーはその場を去り、思い通りになったジョセフィンは喜ぶ。

カモを見つけるためにホテルに向かったジョセフィンは、その場にペニーがいたために驚き、負けた者は町を去るという賭けをすることになる。

ペニーは、保有するビットコインの50万ドルを賭け、ジョセフィンは、プールに落ちた青年トーマス・ウェスターバーグ（アレックス・シャープ）を騙すことを提案する。

ただの青年だと思ったトーマスは、”YaBurnt”というスマホ用アプリの開発者で億万長者だった。

YaBurntを知らないジョセフィンに説明をしたペニーは、期限を1週間ということにして賭けを始める。

その夜、カジノでルーレットをするトーマスに近づいたジョセフィンだったが、視覚障碍者に扮したペニーが現れ、邪魔されてしまう。

ルーレットで負けたペニーがラストチャンスだと言って去ったために、彼女が気になるトーマスは後を追う。

難病の妹の手術費を稼ごうとしていたことにしたペニーは、それをトーマスに話し、自分の目は心因性の失明だと伝える。

治る可能性があると考えたトーマスは、ドイツの心理学者ショーハウゼン博士の治療費に50万ドルかかることを知る。

その話を聞いていたブリジットは、それをジョセフィンに伝える。

ショーハウゼンのことをネットで調べたトーマスが、サイトを見つけてメールしたために、ペニーは焦る。

返事が届き、ショーハウゼンが休暇中だと知ったトーマスは、彼の”SNS”を調べる。

このホテルのロビーの写真が”インスタグラム”に投稿されていたために驚いたトーマスは、その場に向かい、医師らしき男性に声をかける。

友人のペニーを助けてほしいと男性に伝えたトーマスは、彼の話す言葉が理解できない。

ソファに座っていたカジノで会った女性（ジョセフィン）から、それがオランダ語だと知らされたトーマスは、彼女がショーハウゼン医師だと気づく。

気分を害して去ろうとするショーハウゼン（ジョセフィン）にペニーの話をしたトーマスは、彼女を知っていたジョセフィンに会ってほしいと伝える。

休暇中は診察しないと伝えたジョセフィンは、トーマスが治療費の話をしたので、ペニーに現金を渡したか尋ねる。

少し渡したことを知ったジョセフィンは、治療に支障があるので、患者には現金を渡さないようにと忠告する。

検査をしてもらえることになったトーマスは、ジョセフィンと共にペニーの元に向かう。

ショーハウゼン（ジョセフィン）を紹介されたペニーは驚き、検査を始めると言う彼女に従うしかなかった。

何とか検査に耐えるペニーは、ジョセフィンが便器に浸したフライドポテトを食べる。

エレベーターまで廊下を走り抜けるようにと言われたペニーは、それに従うものの、ドアを閉められて衝突して気を失い、ジョセフィンは治療を引き受けるとトーマスに伝える。

その後、ジョセフィンは治療だと言って、ペニーに見せつけるためにトーマスを誘惑しようとする。

バーでシラーズら3人の女性に同情されたペニーは、ジョセフィンを悪者にする。

ジョセフィンをシラーズらに任せてトーマスと楽しむペニーは、ショーハウゼンに治療費を払うつもりの彼に、自分が預かってもいいと伝える。

それを承知したトーマスが、40万ドルしかなく残りは祖母に借りようとしていることを知ったペニーは、自分のために尽くそうとする彼の気持ちを知る。

シラーズらと話をつけて家に戻ったジョセフィンは、善人のトーマスを騙せないというペニーの話を聞く。

賭けは自分の勝ちだと言って、トーマスが明らかに自分を愛しているジョセフィンに伝えたペニーは、彼と寝た方が勝ちという賭けを提案される。

ペニーはそれを受けるものの、ジョセフィンが連れて来たシラーズらに懲らしめられる。

ホテルのトーマスの部屋に向かったジョセフィンは、彼を誘惑して一夜を共にする。

翌朝、ホテルに向かったペニーは、ジョセフィンがトーマスと部屋にいることを知り、ショックを受けて町を去ろうとする。

そこにトーマスが現れ、投資家たちと去ると言う彼から別れを告げられる。

その場を去るトーマスを追ったペニーは転んでしまい、そのショックで視力が回復したと思われる。

トーマスがショーハウゼンに治療費50万ドルを払ったことを知ったペニーは驚く。

ペニーは、空港から飛び立つトーマスに、50万ドルを渡すことを伝えるものの受け取ってもらえない。

妹が宝くじを当てたと言うペニーは、50万ドルは自分の治療費だとトーマスに伝える。

トーマスに一緒に飛び立つことを提案されるものの、それを断ったペニーは、プライベートジェットに乗る彼を見送る。

そこにブリジットに連れられたジョセフィンが現れ、プライベートジェットを止めようとするが無駄だった。

ジョセフィンは、昨夜トーマスと過ごしたのは確かだが、アプリのプレゼンを彼が始めたと話す。

ベッドに入る前にシャワーを浴びろと言われたために指示に従い、その間にトーマスが姿を消しすべてを奪われたことを、ジョセフィンはペニーに話す。

50万ドルを渡したものの、受け取らなかったトーマスが騙すはずがないと言うペニーに、ジョセフィンは、彼のアプリに50万ドル投資したと伝える。

ペニーの携帯電話に、”最高の獲物は詐欺師だ・・・そう教えてくれた祖母の名はメドゥーサ”というトーマスからのメールが届き、ジョセフィンは彼がメドゥーサの後継者だと気づく。

50万ドルが戻っていないことにも気づいたペニーは、ジョセフィンと合わせて100万ドル奪われたために憤慨する。

その後、町を去ろうとするペニーは、ジョセフィンから”ロード・オブ・ザ・リング”詐欺の報酬を受け取る。

別れを告げるジョセフィンとペニーだったが、そこに、新たなカモを連れたトーマスが現れる。

トーマスは、富豪夫人のキャシー（エマ・デイヴィース）をジョセフィンとペニーに紹介する。

話を聞いたジョセフィンとペニーは、仕方なくトーマスの演技に付き合い、客たちを歓迎する。

トーマスから3人で組むことを提案されたジョセフィンとペニーは、それに同意する。

6か月後、ロンドン。
ジョセフィンとペニーに騙されたトッド（ロブ・ディレイニー）は、警官と共に2人を追い、付近にいたトーマスから目撃したと言われて彼女らを捜す。

オブジェのプレゼントの中に隠れていたジョセフィンとペニーは、トーマスに奪った現金を渡して、モーターボートでその場を去る。
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ハワードの次のカモを見つけたジョセフィンとペニーは、”ロード・オブ・ザ・リング”詐欺で、南米の富豪エンリケ・エスカレーラを騙す。