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カジノ・ハウス The House (2017)

娘の学費を稼ぐためにカジノ運営を始めた夫婦の奮闘を描く、製作、監督、脚本アンドリュー・ジェイ・コーエン、主演ウィル・フェレルエイミー・ポーラージェイソン・マンツォーカスライアン・シンプキンスニック・クロールアリソン・トルマンジェレミー・レナー他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:アンドリュー・ジェイ・コーエン

製作
アンドリュー・ジェイ・コーエン
ブレンダン・オブライエン
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
ジョー・ドレイク
ジェシカ・エルバウム
ネイサン・カヘイン
製作総指揮
リチャード・ブレナー
ブルース・バーマン
マイケル・ディスコ
トビー・エメリッヒ
クリス・ヘンチー
マーク・S・フィッシャー
スティーブン・ムニューシン
スペンサー・ウォン
脚本
アンドリュー・ジェイ・コーエン
ブレンダン・オブライエン
撮影:ジャス・シェルトン
編集
エヴァン・ヘンケ
マイク・セール
音楽
アンドリュー・フェルテンスタイン
ジョン・ナウ

出演
スコット・ジョハンセン:ウィル・フェレル
ケイト・ジョハンセン:エイミー・ポーラー
フランク・テオドラキス:ジェイソン・マンツォーカス
アレックス・ジョハンセン:ライアン・シンプキンス
ボブ・シェーファー:ニック・クロール
ドーン・メイウェザー:アリソン・トルマン
チャンドラー巡査:ロブ・ヒューベル
レイナ・テオドラキス:ミカエラ・ワトキンス
トミー・パプーリ:ジェレミー・レナー
レジー・ヘンダーソン:セドリック・ヤーブロー
ジョー・メイウェザー:ローリー・スコーヴェル
マーサ:レノン・パルハム
ローラ:アンドレア・サヴェージ
クレイグ:アンディ・バックリー
ケヴィン・ガーヴィー:カイル・キネイン
カール・シャックラー:スティーヴ・ジシス
マーティ:サム・リチャードソン
バックラー:ランドール・パーク
レバ:ジェシカ・セント・クレア
コルシカ:アレクサンドラ・ダダリオ
レイチェル:ジェシー・エニス
ベッキー:ジリアン・ヴィグマン
チップ・デイヴ:ウェイン・フェダーマン
スタンド=アップ・コミック:セバスティアン・マニスカルコ
老婦人:リンダ・ポーター
大学キャンパスの運転手:イアン・ロバーツ
ストリップ:ブリューナ・ルビオ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2017年製作 88分
公開
北米:2017年6月30日
日本:未公開
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $25,584,500
世界 $34,184,500


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
バックネル大学を訪れたスコット・ジョハンセン(ウィル・フェレル)と妻ケイト(エイミー・ポーラー)は、入学を希望する娘のアレックス(ライアン・シンプキンス)に、大学生活の危険性を説明する。

その後、アレックスの合格を知り喜んだスコットとケイトは、それを祝うパーティーを開く。

スコットの友人で隣人のフランク・テオドラキス(ジェイソン・マンツォーカス)は、ギャンブル依存症を妻レイナ(ミカエラ・ワトキンス)に批判され、家を出た彼女に離婚を迫られていた。

住民総会会場。
議長の市議会議員ボブ・シェーファー(ニック・クロール)は、補佐のドーン・メイウェザー(アリソン・トルマン)と共に総会を始めて、地域担当のチャンドラー巡査(ロブ・ヒューベル)からの報告を受ける。

意見を述べたフランクは、その場でレイナに復縁を迫る。

ボブは、住民待望の公営プールの件を発表し、その模型を披露する。

その後、最優秀高校生にアレックスが選ばれるものの、町の予算が削減されたために、奨学金を受け取れなくなってしまう。

スコットとケイトは意見するものの、住人はプール建設に賛成してしまう。

奨学金を当てにしていたスコットとケイトは、その件を知ったアレックスには、問題ないと言ってしまう。

スコットは上司のマーティ(サム・リチャードソン)に昇給を求めるものの拒まれ、ケイトは復職できず、窮地に立たされた2人は、フランクと約束していたラスベガス行きを断ろうとする。
...全てを見る(結末あり)

フランクの家を訪ねたスコットとケイトは、レイナに責められて絶望するフランクを慰めるために、仕方なくラスベガスに向かう。

3人はカジノでクラップスを楽しみ、スコットとフランクは勝ち続け、アレックスの学費分を稼げそうになる。

ところが、スコットが”7を出すな”と不吉な言葉を言ってしまい、全額スッてしまう。

ショックを受けた3人だったが、スコットから胴元になればいいと言われたフランクは、あることを思いつく。

フランクは、アレックスの学費を稼ぎ、差し押さえになった家を取り戻すために、カジノを運営することをスコットとケイトに提案する。

フランクの家は改造され、怪しまれないように、客には近所のマーケット”テイラーズ”で買い物するよう指示して駐車場に車を止めさせ、店の裏から家の庭に向かい、地下から入りカジノで楽しめることになっていた。

住民のマーサ(レノン・パルハム)、ドーンの夫ジョー(ローリー・スコーヴェル)、レジー・ヘンダーソン(セドリック・ヤーブロー)らは、興奮しながら手作りのカジノを楽しむ。

スコットらは、大きく稼ぐために利益を再投資して設備を整え、カジノは大盛況となる。

スコットとケイトは、2人で深夜まで働くことをアレックスに伝える。

隠し金庫を5つ作ったフランクは、すべて埋まれば50万ドルになることをスコットとケイトに伝えて、25万ドルずつ山分けしようとする。

レジーとケヴィン・ガーヴィー(カイル・キネイン)が揉め事を起こし、2人が戦うことになり、それも賭けの対象になったためにその場は盛り上がる。

ガーヴィーは、レジーに一発でノックアウトされてしまう。

マーサもローラ(アンドレア・サヴェージ)と言い合いになり、激しい戦いの末、両者がノックアウトされてしまい、掛け金は店のものになる。

大金を手に入れたスコットとケイトは興奮し、アレックスに気づかれないようにして家に入る。

友人のレイチェル(ジェシー・エニス)と共にマリファナを吸っていたアレックスは、両親に気づきキッチンに隠れる。

互いに見つかった両者は驚き、何事もなかったようにして眠ることにする。

翌日、スコットとケイトは、二日酔いのままアレックスと買い物に行く。

フランクは、レイナの美容院の前をわざと通り、彼女の気を引き話をする。

大きな事を始めたので家を取り戻すと話したフランクは、離婚する必要はないとレイナに伝えて、少しは理解してもらえる。

その後フランクは、プールも改造して客が楽しめるようにする。

住民総会に人が集まらないために、ボブは原因が分かるまで延期する。

ドーンに惹かれているボブは彼女に迫り、手を握っている姿をチャンドラーに見られてしまう。

チャンドラーは、テイラーズの駐車場が夜になると満杯状態になることを話すものの、ボブとドーンは気にしなかった。

ある夜、カール・シャックラー(スティーヴ・ジシス)のカード・カウンティングに気づいたスコットらは、彼をガレージに連れて行き痛めつけようとする。

ギャングのトミー・パプーリ(ジェレミー・レナー)の手下だと言って動じないカールは、万力に腕を挟まれる。

3人をバカにするカールだったが、斧を手にしたスコットに、右手の薬指を切り落とされてしまう。

カールは叫び声をあげ、血を浴びたスコットは取り乱し、客の元に向かいその場を去る。

テイラーズを監視していたチャンドラーは、キャンディーを1個しか買わないクレイグ(アンディ・バックリー)を不審に思い、後を追うものの何も見つけられなかった。

翌朝もその場を調べたチャンドラーは、客が林の中に落とした金を見つけに来たフランクに話しかける。

フランクにからかわれたチャンドラーは、彼を追及せずにその場を去る。

指を切り落としたことで、幻覚まで見てしまうスコットは落ち込むが、順調に貯まっている金庫の現金を見せるフランクに励まされる。

威厳を示し”ブッチャー”という異名までついたと言われたスコットは、融資を受けている者がビビッて返済することをフランクから知らされる。

融資していることを知らなかったスコットは驚くが、そこに現れたレジーが自分を恐れる姿を見て、その気になる。

その後、スコットはケイトとフランクと共に、借金を返さない者を脅し、痛めつけて金を奪う。

ギャング風にイメージチェンジしたスコットは、ケイトとフランクと共にレストランに向かう。

同じ店でボブと食事をしていたドーンは、彼からネックレスをプレゼントされて戸惑う。

ボブが町の予算を横領し、奨学金の資金も奪っていたことを知っていたドーンは、監査があれば自分たちは逮捕されると伝える。

そこにレイナと恋人が現れ、憤慨したフランクはその場で騒ぎを起こす。

駆け付けたチャンドラーは、暴行の通報を受けたのに、誰も証言しようとしないことを不思議に思う。

店を出たボブとドーンも、3人の様子を見て奇妙に思う。

チャンドラーは、ボブと共にフランクの家に向かう。

金融マンのバックラー(ランドール・パーク)やレバ(ジェシカ・セント・クレア)が、コカインを吸いながら騒ぎ始め、そこにチャンドラーが現れたために、客たちは逃げる。

違法だと言うボブはスコットらを問い詰め、金庫を見つけて、逮捕しない代わりにカジノを閉鎖して、現金を没収する。

翌日、アレックスのことを考えたスコットとケイトは、カジノを再開して儲けようとする。

様子を見に来きたレイナは、自分はギャンブルをしていないと言うフランクに、戻らないと伝える。

アレックスらが現れたために焦ったケイトは、彼女に事情を話そうとする。

カールら手下と共に押し入ってきたトミーは、スコットらに30万ドルを要求して、レイチェルを連れ去る。

スコットらはトミーの手下に銃を向けられ、隙を見て抜け出したフランクはトミーに脇腹を刺されてしまい、レイナが彼に寄り添う。

斧を持ったスコットは、アレックスに護身術を使わせ、トミーの腕を切り落としてしまう。

ケイトがバーナーで攻撃し、トミーは火だるまになり、結局、家は全焼してしまう。

軽傷だったフランクは、離婚届にサインすることをレイナに伝えるものの、保険金が入ると言われて驚くがジョークだった。

翌日、両親から謝罪されたアレックスは、自分のためにしてくれたことだと言って感謝する。

入学費用がボブに奪われたことを知ったアレックスは、取り戻すべきだと両親に伝える。

スコットらは、悪徳議員のボブを嫌うチャンドラーの協力を得て、現金を奪い返す計画を実行する。

ボブは、カジノが再開され、スコットらが自分をバカにしていることをチャンドラーから知らされ、パトカーで現場に向かう。

その間にボブのオフィスに侵入したスコットらは、金庫を開けて現金を奪う。

ドーンからの電話でスコットらを見かけたと言われたボブは、オフィスに戻る。

現れたボブに襲われたスコットは現金を奪われ、バッグを手錠でつないだために、その場にあった斧を使いそれを切断する。

チャンドラーに助けを求めたボブだったが、それを断られる。

ボブがスコットらの金を奪ったことを知ったドーンは、彼を批判して、迎えに来たジョーにキスされる。

混乱するボブは、町の金も横領したことを話してしまい、録画していることを知らされて逃げ去り、チャンドラーが彼を追う。

実は録画していないとケイトとアレックスに話したスコットは、2人と共に家に帰る。

バックネル大学
スコットとケイトは、入学するアレックスを見送る。

愛を確かめたスコットとケイトは、駐車してあった車を出そうとする。

邪魔をする男性(イアン・ロバーツ)にバカにされたスコットとケイトは、斧とバーナーで彼を脅して移動させる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
スコット・ジョハンセンと妻ケイトは、娘のアレックスがバックネル大学に入学が決まり喜ぶ。
ところが、町の予算が削減されて奨学金が受けられなくなり、スコットとケイトは何とか学費を稼ごうと考える。
ギャンブル依存症の友人フランクと共にラスベガスに向かったスコットとケイトは、大金を稼げる寸前で全額スッてしまう。
スコットの意見をヒントに胴元になることを考えたフランクは、自宅をカジノにして稼ぐことを考えるのだが・・・。
__________

脚本家として活躍していたアンドリュー・ジェイ・コーエンの、製作を兼ねた監督デビュー作品。

娘の学費を稼ぐために、カジノ運営を始めた夫婦の奮闘を描くコメディ。

自宅をカジノにして大金を稼ごうとするというアイデアはなかなか興味深いものの、新鮮味のないギャグの継ぎ合わせのような内容は批評家に酷評された。

豪華スター競演による期待された作品だったものの、興行収入も振るわず、期待を裏切る結果に終わり、製作費の4000万ドルを回収できなかった。

北米興行収入 $25,584,500
世界 $34,184,500

主演のウィル・フェレルは、持ち味を活かしたいつもながらの演技で、娘の学費を稼ぐために奮闘する父親を熱演している。

夫と共にカジノ運営で荒稼ぎしようとするエイミー・ポーラー、彼女らと共に自宅をカジノに改造して大金を手に入れようとするジェイソン・マンツォーカス、その妻ミカエラ・ワトキンス、主人公の娘ライアン・シンプキンス、悪徳市議会議員のニック・クロール、彼に言い寄られる補佐のアリソン・トルマン、その夫ローリー・スコーヴェル、地域担当の警察官ロブ・ヒューベル、ギャングのボス役ジェレミー・レナー、その手下スティーヴ・ジシス、町の住人であるカジノの常連セドリック・ヤーブローレノン・パルハムアンドレア・サヴェージアンディ・バックリーカイル・キネインジリアン・ヴィグマン、主人公の上司サム・リチャードソン、カジノで楽しむ金融マンのランドール・パークジェシカ・セント・クレアラスベガスのカジノのディーラー役ウェイン・フェダーマン、主人公らに雇われる芸人のセバスティアン・マニスカルコ、老婦人のリンダ・ポーター、大学キャンパスの運転手イアン・ロバーツ、他アレクサンドラ・ダダリオなどが共演している。


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