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人生はノー・リターン The Guilt Trip (2012)

新開発商品に人生を懸ける発明家の母親の過去を知るための旅を描く、監督アン・フレッチャー、主演バーブラ・ストライサンドセス・ローゲンアダム・スコット他共演のヒューマン・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■
監督:アン・フレッチャー

製作総指揮
セス・ローゲン

バーブラ・ストライサンド
メアリー・マクラグレン
ダン・フォーゲルマン
製作
ローン・マイケルズ

ジョン・ゴールドウィン
エヴァン・ゴールドバーグ
脚本:ダン・フォーゲルマン
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
編集
デイナ・E・グローバーマン

プリシラ・ネッド=フレンドリー
音楽:クリストフ・ベック

出演
ジョイス・ブリュースター:バーブラ・ストライサンド

アンドリュー”アンディ”ブリュースター:セス・ローゲン
ベン・グロー:ブレット・カレン
アンドリュー・マーゴリスJr.:アダム・スコット
ジョイス・マーゴリス:アリ・グレイナー
アマンダ:ケイシー・ウィルソン
ロブ:コリン・ハンクス
ジェシカ:イヴォンヌ・ストラホフスキー
ジミー:ジェフ・コーバー
アニタ:ミリアム・マーゴリーズ
ゲイル:キャシー・ナジミー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2012年製作 95分
公開
北米:2012年12月19日
日本:未公開
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $37,101,010
世界 $41,860,610


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
発明家のアンディ・ブリュースター(セス・ローゲン)は、新たに開発した洗剤”サイオクリーン”を”Kmart”に売り込むものの、相手にされず落胆する。

ニュージャージー
世話焼きの母親ジョイス(バーブラ・ストライサンド)を訪ねたアンディは、彼女の友人アニタ(ミリアム・マーゴリーズ)やゲイル(キャシー・ナジミー)と食事をする。

翌日、独身者が集まる集会に出席したジョイスとアンディは、帰宅して話し込む。

ジョイスは、亡くなった夫と結婚する前に愛した男性がいて、彼の名をアンディに付けたことを話す。

広告社に勤めていたという”マーゴリス”に、連絡を取ろうとしたアンディは、サンフランシスコ支社で役員として現役の彼が、独身だということなどを知る。
...全てを見る(結末あり)

翌朝、車で営業旅行をしてラスベガスに向かう予定だったアンディは、ジョイスを誘い目的地がサンフランシスコになったことを伝える。

レンタカーを手配して出発したアンディは、”マーゴリス”のことが気になり、ジョイスにそれを尋ねたりしながら、最初のプレゼンに向かう。

3社で断られたアンディは、翌日、テネシーで雪に降られ、タイヤがパンクしたと思った彼は車を止める。

その場のストリップ・バーにジョイスが入ってしまい、焦るアンディだったが、車に詳しいストリッパーに、氷がタイヤに付着しているだけだと教えてもらう。

ジョイスは、アンディの高校時代のガールフレンド、ジェシカ(イヴォンヌ・ストラホフスキー)に連絡して、夫のロブ(コリン・ハンクス)と共に迎えに来てもらった二人は、彼女らの自宅に招かれる。

アンディは、その場の雰囲気でジェシカにプロポーズしたことを話してしまう。

翌日、ミシシッピー川を渡り、プロポーズの件で意見し始めたジョイスに、アンディはお節介が過ぎると忠告する。

その後、”コストコ”のプレゼンで、同席したジョイスが口を出したためにアンディは苛立ち、そこでも売り込みは失敗に終わる。

モーテルで部屋を取ったアンディは自棄酒を飲むが、そのことでも世話を焼くジョイスを罵倒してしまう。

憤慨したジョイスは、自分を見下し嫌うようなアンディを痛烈に非難して部屋を出る。

アンディは、バーで酔っているジョイスを連れ戻そうとするが、彼女に酒を奢ろうとするジミー(ジェフ・コーバー)と揉めて殴られてしまう。

翌日アンディは、UCLAに行ったのはジョイスから離れたかったのではなく、最高の化学者になるために選んだ道だと伝える。

アンディは、ステーキハウスに寄ってジョイスに謝罪し、洗剤がまだ一本も売れていないため、窮地に立たされていることを正直に話す。

ジョイスは、最大のステーキを完食すれば無料になると知り、それにチャレンジする。

巨大なステーキとセットを1時間以内に完食できるか、ジョイスはステージ上で客達の歓声を受けながら食べ始める。

残り25分、ジョイスを見た客のベン・グロー(ブレット・カレン)は驚き、彼女に食べ方を助言する。

諦めかけていたジョイスはアンディににも励まされ、時間内に見事に完食する。

ベンは、ジョイスと紳士的に別れようとするが、彼女をそれとなく誘い名刺を渡して別れを告げる。

その後、アンディとジョイスは楽しい旅を続け、彼女の望みだった”グランドキャニオン”に立ち寄る。

ラスベガス
カジノで一晩中遊んだジョイスは、サンフランシスコには行かないつもりであることをアンディに伝える。

アンディは、そこでプレゼンをするのではなく、マーゴリスを訪ねる予定だとジョイスに伝える。

ショックを受けたジョイスは部屋を出てしまい、その後アンディは、テレビ・カメラの前でプレゼンを行う。

科学的な説明に興味を示してくれないことに気づいたアンディは、話題を変える。

アンディは、その場に現れたジョイスの前で、洗剤の安全性を証明するために、彼女に助言されたことを思い出し、それを飲んでしまう。

好感触を得たアンディは、ジョイスと共にその場を去り喜び合う。

ジョイスは、考えた末にサンフランシスコに行く決心をしたことをアンディに伝える。

現地入りした二人だったが、ジョイスはマーゴリスに電話をするものの緊張して話すことができない。

二人はマーゴリスの家に直接向かい、広告会社の経営者であった”アンドリュー・マーゴリス”の息子アンドリューJr.に迎えられる。

戸惑うアンドリューに、母親ジョイスが彼の父親と友人だったことをアンディは知らせる。

しかしジョイスは、マーゴリスが5年前に他界したことを知り動揺する。

アンドリューに部屋に招かれたジョイスは、結婚前にマーゴリスと付き合っていたことを正直に伝える。

そこに、アンドリューの妹ジョイス(アリ・グレイナー)が戻り、ジョイスとアンディは、マーゴリスが娘に恋人の名前を付けたことを知り満足する。

空港に向かったジョイスは、マーゴリスの気持ちは分かったが、運命の人ではなかったとアンディに伝える。

ジョイスは、夫がそれであり、息子が最愛の人だとも付け加え、アンディを抱きしめて、最高の1週間だったことも伝える。

二人は愛を確認して別れ、ジョイスはベンに連絡を入れる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
発明家のアンディ・ブリュースターは、新開発した洗剤を売り込むための旅行を計画する。
母ジョイスを訪ねたアンディは、彼女が、亡くなった父の前に恋した男性マーゴリスの名を自分に付けたことを知る。
マーゴリスが独身で、サンフランシスコにいることを知ったアンディは、それを知らせずジョイスを旅に誘う。
能天気で世話ばかり焼くジョイスに梃子摺りながら、アンディは、東海岸から西へ車での旅を続けるのだが・・・。
__________

手がける作品が全てヒットのアン・フレッチャーが監督、アメリカを代表するエンターテイナー、大物中の大物のバーブラ・ストライサンドと若手期待のセス・ローゲン共演という、顔合わせが注目の作品。

アン・フレッチャー作品にしては寂しい興行成績となったが、女性らしい視点で捉える、彼女の演出は注目だ。

製作費 $40,000,000
北米興行収入 $37,101,010
世界 $41,860,610

日本で劇場未公開であることが物語っているのかもしれないが、”バーブラ・ストライサンド”の存在がどのような位置づけなのかを知っていれば、このような邦題、副題はつけられないと思うのだが・・・。
コメディではあるものの、ヒューマン・ドラマの要素が強い内容に、こんなお笑いネタのような邦題をつけてよいものなのか・・・。

70歳手前のバーブラ・ストライサンドは若々しく、ラジー賞にノミネートされようが、ファンとしては、彼女がスクリーンに登場してくれるだけで嬉しい。

笑いを誘うような場面は殆どない、化学者らしい演技に徹する主人公の息子セス・ローゲン、主人公と出会いで、今後、親交を深めるだろう男性ブレット・カレン、かつて主人公が恋した男性の息子アダム・スコット、娘アリ・グレイナー、アンディ(S・ローゲン)の元恋人役のイヴォンヌ・ストラホフスキー、その夫役コリン・ハンクス、バーの男ジェフ・コーバー、主人公の友人役のミリアム・マーゴリーズキャシー・ナジミー、他ケイシー・ウィルソンが共演している。


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