サイトアイコン That's Movie Talk!

善人は若死にする The Good Die Young (1954)

追い詰められた男たちの暗黒クライムサスペンス!
監督、脚本ルイス・ギルバート、主演ローレンス・ハーヴェイグロリア・グレアムジョーン・コリンズスタンリー・ベイカーリチャード・ベイスハートジョン・アイアランド他共演の犯罪ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ルイス・ギルバート
製作:ジョン・ウルフ(クレジットなし)
原作:リチャード・マコーレイ”The Good Die Young”
脚本
ヴァーノン・ハリス
ルイス・ギルバート
撮影:ジャック・アッシャー
編集:ラルフ・ケンプレン
音楽:ジョルジュ・オーリック

出演
マイルズ“レイヴ”レイヴンズコート:ローレンス・ハーヴェイ(犯罪に手を染める貴族の御曹司)
イヴ・レイヴンズコート:マーガレット・レイトン(レイヴの妻)
マイク・モーガン:スタンリー・ベイカー(レイヴの犯行に加担する元ボクサー)
アンジェラ・モーガン:レネ・レイ(マイクの妻)
エディ・ブレイン:ジョン・アイアランド(レイヴの犯行に加担するアメリカ空軍兵)
デニース・ブレイン:グロリア・グレアム(エディの妻)
ジョー・ハルゼイ:リチャード・ベイスハート(レイヴの犯行に加担するアメリカ人)
メアリー・ハルゼイ:ジョーン・コリンズ(ジョーの妻)
フランシス・レイヴンズコート卿:ロバート・モーリー(レイヴの父)
フリーマン夫人:フリーダ・ジャクソン(メアリーの母親)
デイヴ:ジェームズ・ケニー(アンジェラの弟)
ドリス:スーザン・ショー(パブの少女)
トッド・マスリン:リー・パターソン(映画スター)
少女:サンドラ・ドーン
ストゥーキー:レスリー・ドワイヤー(マイクのマネージャー)
キャロル:パトリシア・マッカーロン
バニー:ジョージ・ローズ(マイクのトレーナー)
女性:ジョーン・ヒール
リード医師:ウォルター・ハッド(フリーマン夫人を診察した医師)
病院の医師:ハロルド・シドンス
モリー:マリアンヌ・ストーン(パブの女性)
ロン・シンプソン:エドワード・ジャッド(新人ボクサー)
カルザーズ:マクドナルド・パーク(ジョーの上司)
ウィニー:パトリシア・オーウェンズ(モリーの友人)

イギリス 映画
配給
Independent Film Distributors(イギリス)
ユナイテッド・アーティスツ(北米)
1954年製作 100分
公開
イギリス:1954年3月4日
北米:1955年11月29日
日本:1956年1月10日


ストーリー
ロンドン
車を盗んだマイルズ“レイヴ”レイヴンズコート(ローレンス・ハーヴェイ)は、同乗するマイク・モーガン(スタンリー・ベイカー)、ジョー・ハルゼイ(リチャード・ベイスハート)、エディ・ブレイン(ジョン・アイアランド)に、拳銃を見せて手渡す。
__________
ニューヨーク
34歳の退役軍人で前科なしのアメリカ人ジョーは、事務の仕事を解雇される。
ジョーは、母親フリーマン夫人(フリーダ・ジャクソン)の看病でイギリスに帰国した妻メアリー(ジョーン・コリンズ)を迎えに行き、妊娠したことを知り喜ぶ。
ジョーを嫌うフリーマン夫人は、メアリーがアメリカに戻ることを寂しく思うが、ジョーとメアリーは帰国しようとする。
元海軍所属で31歳のプロボクサーであり前科なしのマイクは、目標の預金1000ポンドを貯めて引退するつもりで、それを妻アンジェラ(レネ・レイ)に約束する。
マイクは、左手を骨折しながら挑んだ試合に勝ち、その様子を、レイヴがリングサイドで見つめていた。
ファイトマネーを受け取りアンジェラの元に向かったジョーは、そこに現れた彼女の弟デイヴ(ジェームズ・ケニー)が、自分の負けに賭けて100ポンド借金したことを知る。
借金を繰り返すデイヴの話を聞こうとしないアンジェラは、彼に金を貸そうとしない。
デイヴはその場を去り、アンジェラとの約束を守ったマイクは、ファイトマネーを彼女に渡す。
第二次大戦中、アメリカ陸軍航空軍の在英パイロットととして活躍した、前科のない36歳のエディは、妻で女優のデニース(グロリア・グレアム)と映画スターのトッド・マスリン(リー・パターソン)との浮気を疑う。
前科のない30歳のレイヴは、戦争で勲章を受けた貴族の御曹司だったが、ギャンブル好きで借金を抱えながら、裕福な妻イヴ(マーガレット・レイトン)の財産を当てにして暮らしていた。
イヴは、同じことを繰り返すレイヴの借金の手助けを拒み、絵を描くためのケニア旅行を計画していた。
マイクは、ボクサー以外の仕事ができるか不安を抱えながら、職を探そうとする。
レイヴの浮気を疑い探偵を雇っていたイヴは、相手が郵便局で働く女性だということを知る。
ジョーと共に空港からアメリカに飛び立とうとしていたメアリーは、母が睡眠薬の過剰摂取で自殺未遂をしたという知らせを受けて家に引き返す。
ある会社の面接を受けようとしたマイクは、誤って負傷した手を扉に挟み、気を失って病院に運ばれる。
病院に駆けつけたアンジェラは、医師から、昨夜の試合でマイクが骨折したまま闘ったために傷が悪化し、手を切断することを知らされる。
フリーマン夫人を診たリード医師(ウォルター・ハッド)と話したジョーは、彼女の症状は軽く、自分たちを引き止めようとした彼女の企みだと考える。
我慢の限界に達したジョーだったが、メアリーのことを考え、ロンドンに滞在することにする。
退院したマイクは、パブでジョーと知り合う。
レイヴは、父フランシス(ロバート・モーリー)に自分の財産を要求するものの、それを拒まれ見放される。
マイクと意気投合したジョーは、旧友だったエディと再会して、マイクを紹介する。
アパートに戻ったエディは、翌朝、トッドとl帰宅したデニースと口論になり、トッドを追い出す。
パブで郵便局の相手に電話をしたレイヴは、その場に居たマイクに声をかけて、試合を見たことを伝える。
そこにジョーとエディが現れ、マイクに2人を紹介されたレイヴは、毎日この場に来ている彼らと翌日も会うことを約束してその場を去る。
郵便局の女性に会ったレイヴは、ある計画を進めようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
“Fueled by a stellar ensemble cast and Lewis Gilbert’s taut direction, The Good Die Young is a gritty British noir that meticulously charts how desperation and moral decay push four disparate men toward a tragic heist.”
(豪華なアンサンブルキャストとルイス・ギルバートの緊迫した演出に支えられた『善人は若死にする』は、絶望と道徳的堕落がいかにして境遇の異なる4人の男たちを悲劇的な強奪計画へと追い詰めていくかを克明に描いた、骨太な英国ノワールである。)

1953年に発表された、リチャード・マコーレイの小説”The Good Die Young”を基に製作された作品。

後に”007シリーズ”などを手掛けるルイス・ギルバートが脚本を兼ねて監督し、、主演はローレンス・ハーヴェイグロリア・グレアムジョーン・コリンズスタンリー・ベイカーリチャード・ベイスハートジョン・アイアランド他共演の犯罪ドラマ。

4人の男たちの運命に、既に暗雲が立ち込め破滅に向かう雰囲気が漂う冒頭のシーンから始まり、その後に映し出される彼らの物語が深く語られるという、ルイス・ギルバートの繊細且つ緊迫感あふれる演出は見応え十分だ。

英米の豪華スター競演は注目で、当時のイギリス映画には珍しい、クライマックスの激しい銃撃戦なども興味深い。

貴族の御曹司ではあるものの、自堕落な生活から犯罪に手を染めようとするローレンス・ハーヴェイ、彼を甘やかす裕福な妻マーガレット・レイトン、ボクサー生活を諦めて堅実な生活を始めようとするものの、運に見放されるスタンリー・ベイカー、彼を支えるその妻レネ・レイ、女優である妻グロリア・グレアムに振り回されて人生を狂わせるアメリカ空軍兵士ジョン・アイアランド、子離れできない妻の母親との関係に苦労するアメリカ人のリチャード・ベイスハート、その妻ジョーン・コリンズ、息子のレイヴ(ローレンス・ハーヴェイ)を見放すロバート・モーリーなどが共演している。


モバイルバージョンを終了