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グリマーマン The Glimmer Man (1996)

元特殊工作員の刑事が自分を陥れようとする連続猟奇殺人事件解決に挑む、製作、主演スティーブン・セガールキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズボブ・ガントンブライアン・コックス他共演、監督ジョン・グレイによるサスペンス・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・グレイ

製作
スティーブン・セガール
ジュリアス・R・ナッソ

脚本:ケビン・ブロドビン
撮影:リック・ボタ
編集:ドン・キャンバーン
音楽:トレヴァー・ラビン

出演
ジャック・コール:スティーヴン・セガール
ジム・キャンベル:キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ
フランク・デヴェレル:ボブ・ガントン
Mr.スミス:ブライアン・コックス
ドナルド・カニンガム:ジョン・M・ジャクソン
ローデン:リチャード・ガント

クリストファー・メイナード:スティーヴン・トボロウスキー
ジェシカ・コール:ミシェル・ジョンソン

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1996年製作 91分
公開
北米:1996年10月4日
日本:1997年1月18日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $20,400,910


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロサンゼルス
カトリック
のカップルを殺し、磔刑にするという猟奇殺人が続けて起きていた。

ニューヨークから呼ばれたジャック・コール(スティーヴン・セガール)は、担当刑事のジム・キャンベル(キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ)とコンビを組み、事件解決を任される。

殺人課とは関係ない、麻薬による自殺願望で、銃を校内で振り回す少年を、コールは取り押さえる。

少年の義父で、ギャングのフランク・デヴェレル(ボブ・ガントン)は、磔殺人に深入りするなとコールに警告するが、彼はそれを聞き入れない。

連続殺人犯”ファミリー・マン”の情報を入手しようとしたコールとキャンベルは、そこでロシアン・マフィアに襲われるが、難なく撃退する。
...全てを見る(結末あり)

中国語を話し、僧侶のような服装、武道に長けているコールを奇異な目で見るキャンベルだったが、仲良くやるよう上司に言われる。

次の犠牲者が出て、コールとキャンベルは現場に向かうが、キャンベルは、同僚のローデン(リチャード・ガント)に、被害者からコールの指紋が見つかったことを知らされる。

コールの情報を調べたキャンベルは、被害者が彼の元妻だということを知る。

やがてコールは、クリストファー・メイナード(スティーヴン・トボロウスキー)という男を、容疑者として教会で捕らえようとする。

しかし、説得も聞かずに抵抗したメイナードは、コールに射殺されてしまう。

その時コールは、最近の2件の犯行は、自分ではなかったとメイナードから聞いていた。

コールはバッジを取り上げられ、子供の親権で妻と争っていたことから、犯人だと思われてしまう。

事件の犠牲者の現場を家捜したコールは、何者かに襲われるが、その際、被害者が、モスクワ行きの往復航空券を、デヴェレルから受け取っていたことを知る。

キャンベルは、コールから事情を聞き協力することにする。

デヴェレルは、コールの元CIAの上司Mr.スミス(ブライアン・コックス)から、コールが、ベトナム時代にスカウトした”グリマーマン”と呼ばれた特殊工作員だったことを聞く。

キャンベルは、自宅で何者かに襲われ、アパートは火事になりガス爆発を起こすが、彼は窓から外に飛び出して、一命を取り留める。

コールは、内務省職員に扮したロシアン・マフィアに連行されるが、車内で彼らを倒し車から脱出する。

療養所に入れられた、デヴェレルの息子の元に向かったコールとキャンベルは、事件にMr.スミスが絡んでいることを知り、彼を拉致する。

Mr.スミスを痛めつけたコールは、デヴェレルが化学兵器を密輸し、テロリストに流す手助けをしていたことを白状する。

コールとキャンベルは、デヴェレルとその右腕のドナルド・カニンガム(ジョン・M・ジャクソン)が仲間割れするように仕組む。

ドナルドはデヴェレルを射殺し、そこに乱入したコールとキャンベルと銃撃戦になる。

逃亡したドナルドはキャンベルを銃撃し、窓にしがみついていたキャンベルをコールが助ける。

コールはドナルドと一騎打ちとなり、壮絶な戦いの末に、コールがドナルドを倒す。

キャンベルは、コールを疫病神だと罵りながら、手当てを受けて病院に運ばれて行く。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルスで起きている連続猟奇殺人事件解決のため、ニューヨークの刑事ジャック・コールが呼び寄せられる。
担当刑事キャンベルとコンビを組んだコールは、地元のギャングに、事件に深入りするなと警告される。
その後、2人はロシアン・マフィアに襲われ、コールは相手を難なく倒すが、キャンベルは彼を素直に受け入れることが出来ない。
そして、次の犠牲者が出るが、その女性は、コールの元妻だった。
やがて、犯人と疑われたコールだったが、実は彼は、ベトナム戦争時代にCIAに雇われた、特殊工作員の”グリマーマン”だったことが分かる・・・。
__________

1980年代の終わりに突如として現れた、異色の武術派アクション・スターのスティーヴン・セガールが、初期の頃を思い起こさせる刑事役として登場する、久々に彼らしさが見れる作品。

しかし、メジャー作品として彼が活躍するのはここまでで、以後はやや一線を外れた作品を作り続けていくことになる。

威風堂々として、素手では絶対に負けそうにない、セガールの迫力たるや凄まじい。

あまり緊迫感のない、サスペンス・タッチのストーリーはともかく、セガールが登場する格闘シーンを見るだけで十分満足できる。

その後、アクション大作など多くを手がけるトレヴァー・ラビンの音楽も注目だ。

セガールの引き立て役をコミカルに演ずる刑事キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ、ギャングで、事件の黒幕ボブ・ガントン、その共謀者で主人公の元CIA上司ブライアン・コックス、黒幕のデヴェレル(ガントン)の右腕ジョン・M・ジャクソン、同僚刑事リチャード・ガント、容疑者のスティーヴン・トボロウスキーなどが共演している。


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