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ガラスの鍵 The Glass Key (1942)

1931年に発表された、ダシール・ハメットの小説”ガラスの鍵”を基に製作された、ジョージ・ラフト主演の「ガラスの鍵」(1935)に続く2度目の映画化。
知事候補の息子が死亡した不可解な事件に関わる街の実力者とその部下の行動を描く、監督スチュアート・ヘイスラー、主演ブライアン・ドンレヴィヴェロニカ・レイクアラン・ラッドボニータ・グランヴィル他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:スチュアート・ヘイスラー
製作
フレッド・コールマー
バディ・G・デシルヴァ (クレジットなし)
原作:ダシール・ハメットガラスの鍵
脚本:ジョナサン・ラティマー
撮影:セオドア・スパークル
編集:アーチー・マーシェク
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ポール・マドヴィグ:ブライアン・ドンレヴィ
ジャネット・ヘンリー:ヴェロニカ・レイク
エド・ボーモント:アラン・ラッド
オーパル”スニップ”マドヴィグ:ボニータ・グランヴィル
テイラー・ヘンリー:リチャード・デニング
ニック・ヴァーナ:ジョセフ・カレイア
ジェフ:ウィリアム・ベンディックス
看護師:フランセス・ギフォード
ファー地方検事:ドナルド・マクブライド
エロイーズ・マシューズ:マーガレット・ヘイス
ラルフ・ヘンリー:モローニ・オルセン
ラスティ:エディー・マー
クライド・マシューズ:アーサー・ロフト
クロード・タトル:ジョージ・ミーダー
スロス:デーン・クラーク(クレジットなし)
ウェイター:トム・ファッデン(クレジットなし)
クラブの歌手:リリアン・ランドルフ(クレジットなし)
バーテンダー:ヴァーノン・デント(クレジットなし)
看護師:ラレイン・デイ(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1942年製作 85分
公開
北米:1942年10月23日
日本:未公開


ストーリー
ならず者と言われながら街の実力者でもあるポール・マドヴィグ(ブライアン・ドンレヴィ)は、改革派の知事候補ラルフ・ヘンリー(モローニ・オルセン)の娘で、気が強いジャネット(ヴェロニカ・レイク)に惹かれる。
ヘンリーを支援するポールの右腕エド・ボーモント(アラン・ラッド)は、ヘンリーとジャネットに不信感を抱き、ポールを利用し選挙後には関係を切られると考える。
その後、ジャネットはポールと婚約するものの、粗野な彼を心から愛することはできなかった。
そんなジャネットはエドに惹かれるが、ポールを信頼し恩があり裏切るつもりがないエドは、彼女の誘いに乗らない。
ポールは、ヘンリーの家の鍵を渡されたようなものだと楽観的に考えるものの、いつ壊れるかわからない”ガラスの鍵”だとエドは彼に警告する。
さらにエドは、ポールと友好関係にあったギャングのニック・ヴァーナ(ジョセフ・カレイア)との関係にトラブルが生じたことを気にする。
ポールの妹オーパル”スニップ”(ボニータ・グランヴィル)は、ヘンリーの息子で自堕落なテイラー(リチャード・デニング)と愛し合ってた。
ポールからテイラーとの交際を禁じられたオーパルは、兄がテイラーに手を出すことを恐れる。
その後、テイラーは路上で死体で発見され、ポールが容疑者となる。
そのチャンスにニックは、ポールとの関係に亀裂が生じたエドを仲間にしようとするのだが ・・・。


解説 評価 感想

ダシール・ハメットの原作”ガラスの鍵”を基に製作された、ジョージ・ラフト主演の「ガラスの鍵」(1935)に続く2度目の映画化。

知事候補の息子が死亡した不可解な事件に関わる、街の実力者とその部下の行動を描くフィルム・ノワール

1935年の「ガラスの鍵」の主人公は、ジョージ・ラフトが演ずる”エド・ボーモント”であるが、本作でその役を演ずるアラン・ラッドは、キャリア不足を理由に3番目のクレジットとなった。
しかし、物語の主人公はエド・ボーモントであり、アラン・ラッドはその役を見事に演じ、前作の「拳銃貸します」(1942)に続き高い評価を得た。

また、知事候補の娘を独特の雰囲気で魅力的に演ずるヴェロニカ・レイクアラン・ラッドが共演した3作目の作品でもある。
*2人は7作で共演した。(2人が主人公を演ずるのは4作)

2人の最初の共演作である、同年公開の「拳銃貸します」(1942)のアラン・ラッドの好演で、映画化権を保持していたパラマウントは彼を起用し、ポーレット・ゴダードからパトリシア・モリソンに変更されたヒロイン役は、「拳銃貸します」の共演者ヴェロニカ・レイクアラン・ラッドの相手役を演ずることになったという経緯がある。

殺人や権力争いが描かれる中で、ユーモラスなシーンや人情味を感じさせるスチュアート・ヘイスラーの演出が見どころの作品でもある。

無鉄砲で粗野な街の実力者だが人間味のある男を演ずるブライアン・ドンレヴィ、その妹ボニータ・グランヴィル、彼女と愛し合う州知事候補の息子で、自堕落な生活を送り死亡するリチャード・デニング、主人公らと関係するギャングのボス役ジョセフ・カレイア、その手下ウィリアム・ベンディックスとエディー・マー、重傷を負ったエド(アラン・ラッド)の看護師フランセス・ギフォード、主人公らと関わる地方検事のドナルド・マクブライド、新聞記者のアーサー・ロフト、その妻で夫を見限りエドを誘惑するマーガレット・ヘイス、州知事候補のモローニ・オルセン、主人公の部下デーン・クラーク、ウェイターのトム・ファッデン、クラブの歌手リリアン・ランドルフ、バーテンダーのヴァーノン・デント、看護師のラレイン・デイなどが共演している。


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