行方不明者の女性殺害死体遺棄事件を追う刑事の執念の捜査を描く、主演ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック他共演の実録サスペンス。 |
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■ スタッフ キャスト ■
マーク・オーデスキー
ジェーン・フレミング
ランドール・エメット
50セント
レミントン・チェイス
ジェフ・ライス
製作総指揮
ジョージ・ファーラ
ステパン・マーティローシアン
ケヴィン・フレイクス他
脚本:スコット・ウォーカー
撮影:パトリック・ムルギア
編集:セーラ・ボイド
音楽:ローン・バルフェ
出演
ジャック・ハルコム:ニコラス・ケイジ
ロバート・ハンセン:ジョン・キューザック
シンディ・ポールソン:ヴァネッサ・ハジェンズ
ライル・ホーグスヴェン巡査部長:ディーン・ノリス
アリー・ハルコム:ラダ・ミッチェル
クレイト・ジョンソン:50セント
ボブ・ジェント警部補:ケヴィン・ダン
パット・クライヴス:カート・フラー
フラン・ハンセン:キャサリン・ラ・ナサ
アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2013年製作 105分
公開
北米:2013年8月23日
日本:2013年10月5日
製作費 $19,200,000
北米興行収入 $5,496,950
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1983年、アラスカ州、アンカレッジ。
17歳の娼婦シンディ・ポールソン(ヴァネッサ・ハジェンズ)が、モーテルの部屋で、手錠に繋がれたまま取り乱しているところを市警の警官に保護される。
病院で手当てを受け警察署で話を聞かれたシンディは、自分を拘束した客ロバート・ハンセン(ジョン・キューザック)が他の男と過ごしていたため、アリバイがあることを刑事から知らされる。
石油企業に転職する予定の州警察の刑事ジャック・ハルコム(ニコラス・ケイジ)は、行方不明者と思われる女性の白骨化した死体発見現場に向かう。
ハルコムは、死体と共にライフルの薬莢(223口径)などを見つける。
市警は、ハンセンを善良な市民だと判断して事件にせず、シンディを解放してしまう。 行方不明事件を担当するハルコムは、ボブ・ジェント警部補(ケヴィン・ダン)やライル・ホーグスヴェン巡査部長(ディーン・ノリス)と共に、発見された死体についての記者会見を行う。 シンディを保護した警官は、納得いかずに資料を州警察に送る。 資料を受け取ったハルコムは、転職前に事件を解決するようジェントに言われ捜査を始める。 ハルコムは、ハンセンが以前レイプ事件を起こし、最近、娼婦とトラブルになったことなどを重要視して、シンディを捜すよう部下に指示する。 同僚と共に娼婦の集まるる場所やストリップ・クラブで聞き込みをしたハルコムは、失踪した妹を捜す女性に会う。 ハルコムは、失踪女性の歯の治療の資料や、付けているはずのブレスレットと同じものを受け取る。 その夜、補導されたシンディは、ハンセンに拘束された際に受けた行為をハルコムに話す。 ハルコムは、ハンセンが自ら語ったという余罪についてもシンディから聞き、彼女は怯えながらその場を去る。 その後シンディは、ストリップ・クラブのダンサーに誘われる。 ハルコムは、ハンセンの過去の経歴などから関連性を検証する。 しかし、ジェントは物証がないことを指摘し、解決済み事件を調べることで市警から苦情がきていることをハルコムに伝え手を引くよう指示する。 そこに死体発見の連絡が入り、ハルコムらは、4カ月前に殺害され埋められたと思われる腐乱死体を調べる。 ドラッグでハイになり初めて踊ったシンディは、ヒモだったクレイト・ジョンソン(50セント)に戻るよう迫られる。 街で待ち合わせした少女を拉致し、軽飛行機で森林地帯に向かったハンセンは、彼女を一旦、解放してライフルで射殺する。 シンディに会ったハルコムは、拘束された部屋に会った銃弾の穴の件や、彼女が親に強要されて11歳の時から体を売るようになったという、悲惨な状況下で育った話を聞く。 クラブで踊ろうとしたシンディは、その場にいた客のハンセンに驚き動揺してしまう。 それに気づいてその場を離れたハンセンは、帰宅してクラブに電話し、彼女のことを確認して苛立つ。 検事パット・クライヴス(カート・フラー)を尋ねたハルコムはハンセンの逮捕状を要求するものの、そこにシンディが街を離れようとしているという連絡が入る。 空港に向かったハルコムはシンディを引き留め、ハンセン逮捕のために協力を求める。 ハルコムはシンディを自宅に連れて行き、それに反対する妻アリー(ラダ・ミッチェル)と口論になる。 アリーは、転職の件で迷っていることでもハルコムを非難するが、シンディが二人の様子に気づきその場を去ってしまう。 シンディはクレイトの元に向かい娼婦に戻り、ハルコムは彼女を捜す。 ハンセンはシンディを見るつけるが、寸前でハルコムが彼女を保護し、ドラッグを飲んで失神していた彼女を病院に運ぶ。 意識を取り戻したシンディは、親のことは嘘で、義父に性的虐待を受けていたことをハルコムに話し心を開く。 その頃ハンセンは、悪党を使いクレイトを脅してシンディを捜す。 ハルコムは、同僚ホーグスヴェンと共にハンセンを監視する。 FBIのプロファイリングが届き、ハンセンの犯行を確信したハルコムは、クライヴス検事に再び会い、捜査令状を即出すよう要求する。 署に連行されたハンセンは、ハルコムに尋問されるものの犯行は否定する。 ハンセンは物的証拠となる”223口径”の銃弾所持も否定し、家宅捜査するジェントも証拠品を押収できない。 ハルコムは、シンディの拘束されていた部屋を再び調べ、犯行に使われた”223口径”を発射できるライフルなどを見つける。 夫の気持ちを理解したアリーはシンディのことを案じ、犯人逮捕を願うことをハルコムに伝える。 病院を抜け出したシンディは娼婦達の元に戻るが、ハンセンが男を雇い自分を捜していると知りハルコムに連絡を入れる。 クレイトの車に乗ったシンディは、ハンセンに雇われた男に引き渡される。 シンディが抵抗して銃を向けら手たため、クレイトはそれを阻止しようとして殺される。 車を奪ったシンディはその場を逃れ、ハルコムに電話をして街に向かう。 シンディは追ってきた男に捕えられるものの、駆け付けたハルコムらに救われる。 その後、地検はハンセンの殺人罪での立件を見送り、薬莢や銃が、決定的な証拠にならないことを知ったハルコムは苛立つ。 証拠品の中で、ハンセンが使っていた地図の印が行方不明者の死体発見場所と一致することが分かり、彼が連続殺人鬼である可能性がでてくる。 ハンセンは、ハルコムから地図や行方不明女性のブレスレットを見せられても犯行を否定するが、彼が自分を監禁した相手だと語るシンディがその場に現れたたため黙ってしまう。 ロバート・ハンセンは、17件の殺人と30件のレイプを認め、当局は現在も余罪を捜査中である。 そしてハンセンは、シンディのレイプと何件かの殺人のみを問われた。 ハンセンの刑は、仮釈放なしの懲役461年と終身刑となり、彼は17か所の殺人現場に警察を案内したが、11人の遺体しか発見されていない。 ハルコムは州警察に残り、刑事局のトップとなり引退した。 シンディは、ハルコム夫妻に別れを告げて本土に向かい、その後、結婚して3児の母親になった。
...全てを見る(結末あり)
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*ロバート・ハンセンは2014年8月21日死亡。
*(簡略ストー リー)
1983年、アラスカ州、アンカレッジ。
モーテルに逃げ込んだ17歳の娼婦シンディが警官に保護される。
ロバート・ハンセンに監禁されたというシンディだったが、市警は彼を善良な市民だと判断して事件にしようとしない。
それに納得のいかないシンディを保護した警官から資料を受け取った州警察刑事ジャック・ハルコムは、担当する行方不明女性の死体発見事件との関連性を含めて捜査を始める。
シンディを捜して会ったハルコムは、彼女が受けた行為やハンセンのレイプ事件の前歴などを考え、彼を犯人だと確信して捜査を進めるのだが・・・。
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アラスカで起きた事件ではあるが、1980年代に全米に衝撃を与えた女性連続殺人レイプ事件を描く作品。
「コン・エアー」(1997)で共演したニコラス・ケイジとジョン・キューザック、そして脇を固める共演陣も注目の作品ではあるが、スターの顔ぶれがなければB級扱いされてしまいそうな商業的にも全く成功しなかった作品。
極寒の地で起きる事件がドラマに緊迫感を与えるものの、演出にパンチが足りない他、信念を持ち捜査を続ける主人公のニコラス・ケイジの、一本調子の演技も気になる。
連続殺人レイプ犯のロバート・ハンセンを演ずるジョン・キューザック、売春婦の少女を熱演するヴァネッサ・ハジェンズ、主人公の同僚ディーン・ノリス、上司のケヴィン・ダン、妻ラダ・ミッチェル、売春婦のヒモ50セント、検事カート・フラー、そして、デニス・ホッパーの元夫人でヘンリー・ホッパーの母親でもあるキャサリン・ラ・ナサが、犯人の妻役で登場する。