テロで娘を亡くし復讐を誓った男の戦いを描く、監督マーティン・キャンベル、製作、主演ジャッキー・チェン、ピアース・ブロスナン、マイケル・マケルハットン他共演のアクション・スリラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マーティン・キャンベル
製作
ジャッキー・チェン
ウェイン・マーク・ゴッドフリー
アーサー・サーキシアン
D・スコット・ランプキン
ジェイミー・マーシャル
クレア・カプチャク
キャシー・シュルマン
原作:スティーヴン・レザー”The Chinaman”
脚本:デヴィッド・マルコーニ
撮影:デヴィッド・タッターサル
編集:アンジェラ・M・カタンザーロ
音楽:クリフ・マルティネス
出演
クアン・ノク・ミン:ジャッキー・チェン
リアム・ヘネシー:ピアース・ブロスナン
ジム・カヴァナー:マイケル・マケルハットン
ケイ・ラム:リウ・タオ
マギー・ダン/サラ・マッケイ:チャーリー・マーフィ
メアリー・ヘネシー:オーラ・ブラディ
ファン・クアン:ケイティ・ルング
リチャード・ブロムリー:レイ・フィアロン
ヒュー・マクグラス:ダーモット・クロウリー
ショーン・モリソン:ロリー・フレック・バーン
キャサリン・デイヴィス:リア・ウィリアムズ
マリッサ・レヴィット:ピッパ・ベネット=ワーナー
マシュー・ライス:サイモン・クンツ
テイラー夫人:ロベルタ・テイラー
イアン・ウッド:ルーファス・ジョーンズ
クリスティ・マーフィー:スティーブン・ホーガン
パトリック・オライリー:ニール・マクナミー
イギリス/中国/アメリカ 映画
配給 STX Entertainment
2017年製作 113分
公開
北米:2017年10月13日
日本:2019年5月3日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $34,393,510
世界 $145,418,100
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロンドン。
元ベトナム共和国陸軍特殊部隊員である中国人移民のクアン・ノク・ミン(ジャッキー・チェン)は、高校生の娘ファン(ケイティ・ルング)を迎えに行き、ダンスパーティー用のドレスを買いに行く。
ファンは店に向かい、クアンは車を駐車しようとする。
バイクを降りた男がキーを落とし、それを拾う。
駐車しようとしたクアンは、強引に駐車しようとした車と事故を起こす。
次の瞬間、付近の銀行が爆破されて惨事になる。
無事だったクアンは、ファンを捜すためにドレス店に入る。
記者のイアン・ウッド(ルーファス・ジョーンズ)は、北アイルランドの加過激派組織”UDI”の犯行声明と、今後のテロ活動を電話で知らされる。
現場に向かったイアンは、爆死したファンを抱き泣き崩れるクアンを目撃する。
現場にバイクで向かった実行犯のパトリック・オライリー(ニール・マクナミー)は仲間の元に戻り、死者12人他負傷者多数を出した事件を伝えるニュースを見る。
北アイルランド、ベルファスト。 爆破事件のことを知ったヘネシーは驚き、妻メアリーからの電話を受ける。 皆が捜しているとヘネシーに伝えたメアリーは、夫の浮気を疑う。 メアリーは、日曜はテロで命を落とした弟の20回忌だとヘネシーに伝える。 中国料理店”ハッピー・ピーコック”を経営していたクアンは、ファンを亡くしたことで生きる希望を失う。 ヘネシーはイギリス政府閣僚キャサリン・デイヴィス(リア・ウィリアムズ)と話し、情報を求められる。 和平継続のため甥のショーン・モリソン(ロリー・フレック・バーン)を含めた指名手配犯の恩赦が必要だと言うヘネシーに、デイヴィスは検討しておくと伝える。 クアンのビジネスパートナーである未亡人のケイ・ラム(リウ・タオ)は、訪ねて来た警官マリッサ・レヴィット(ピッパ・ベネット=ワーナー)に対応する。 レヴィットからファンの遺品の確認を求められたクアンは、家族のことを訊かれて誰もいないと答え、犯人を捕まえてほしいと伝える。 クアンは、亡くした三人の娘の写真を見つめる。 会議を開いたヘネシーは、旧友である”IRA暫定派”のヒュー・マクグラス(ダーモット・クロウリー)を歓迎する。 ヘネシーは、努力した和平を崩そうとする犯人を捕まえるために、考えられるすべてのことをすると伝える。 ロンドン警視庁テロ対策指令部。 クアンからの電話を何度も受けていたブロムリーは、彼に会い、最優先で捜査していることを伝える。 全財産の2万ポンドを差し出し犯人の情報を求めたクアンは、捜査は任せてほしいと言うブロムリーから、入国した時期を訊かれる。 1984年に入国し市民権を得たと答えたクアンは、故郷を出てホーチミン市で働き、シンガポールに脱出して入国したことを話す。 脱出中に娘二人が死に、妻はファンを産んで亡くなったことを知ったブロムリーは、クアンに同情する。 クアンは、親切に対応してくれたブロムリーに感謝してその場を去る。 事件から3週間過ぎても捜査の進展はなく、独自に調査していたクアンは、”シン・フェイン党”の顧問で元過激派メンバーだったヘネシーの存在を知る。 クアンからの電話を受けたヘネシーは、犯人に関する情報提供を求められるものの、何も話すことはないと伝えて、事件のお悔やみを言って電話を切る。 クアンは、二人の娘と妻の写真、そして、タイの海賊が移民の娘二人を殺害したという新聞記事を燃やす。 ラムから過去を忘れるようにと言われたクアンは、彼女に店の権利を譲り姿を消す。 造園業者を装ったクアンは、引き止めるラムの話を聞かずに旅立つ。 北アイルランド、ラーン港。 ヘネシーのオフィスに向かったクアンは、警護官のジム・カヴァナー(マイケル・マケルハットン)らに追い出されそうになる。 奥の部屋から出てきたヘネシーはクアンと話し、元UDIである自分に犯人の捜査を求める彼に、今では和平の橋渡しとして仕事をしていることを伝える。 デスクの上にあったメアリーと娘の写真を見せながら、家族が殺された場合の対処をヘネシーに尋ねたクアンは、正義を求めると言われ、犯人の名前の提供を求める。 知らないと言われたクアンは、考えは変わると言って感謝し、その場を去る。 トイレに向かったクアンは、持参したもので爆破装置を仕掛ける。 小規模な爆発が起きて調査を始めたヘネシーは、警察には犯人の心当たりはないと伝える。 クアンからの電話を受けたヘネシーは、憤慨しながら彼を責めるものの電話を切られ、彼の居場所を捜す。 ヘネシーは、ニューヨークにいるショーンを呼び寄せる。 クアンは、ニトログリセリンを使った爆弾を作り、ヘネシーの部下の車にそれを仕掛ける。 その報告を受けたヘネシーは、クアンの居場所が分かったことをカヴァナーから知らされ、捕らえて街から追い出すよう指示する。 爆破事件の件でデイヴィスから電話があったヘネシーは、恩赦のことなどを確認する。 居場所を知られたクアンは、押し入ってきたカヴァナーらと格闘になり、その場から逃亡する。 カヴァナーからの報告を受けたヘネシーは危険を感じ、農場に向かうことをメアリーに伝える。 帰国したショーンを迎えたヘネシーは、ロンドンの爆破事件を探り、自分たちの”セムテックス”(爆弾)と違うことをブロムリーに理解させるよう指示する。 ブロムリーらを味方につけて、裏切り者を見つけるのが目的だと言われたショーンは、ヘネシーの指示に従う。 ヘネシーを尾行したクアンは、彼がマギーと密会する現場を盗撮して、彼の携帯にその写真を送り、犯人の名前を教えるようにと言って脅す。 グリニッジ、王立海軍学校。 各指揮官にコードネームがあり、爆弾使用にはその入力が必要だと話すショーンは、それを確認するのはヘネシーだと伝える。 犯人の名前を教えるのが協力の条件だとショーンに伝えたブロムリーは、その場を去る。 農場に着いたヘネシーは、カヴァナーから、ニトログリセリンと除草剤を使った爆弾製造の痕跡が、クアンの部屋から見つかったことを知らされる。 クアンは、体を鍛えながら農場に向かい、付近の森に車を隠して敷地に侵入する。 警備する二人を叩きのめしたクアンは、納屋に仕掛けた爆弾を爆破させる。 メアリーは、ヘネシーに反対されるものの、ロンドンの娘の家に向かおうとする。 その頃テロリストは、ノートパソコンのバッテリーに爆弾を仕組み、疑われずに飛行機に持ち込ませる準備を進めていた。 パブで飲んでいたイアンは、マギーに声をかけられて親しくなる。 20人体制に警備を強化したことをカヴァナーから知らされたヘネシーは、部下が車を爆破されたために、メアリーを警護付きで空港に向かわせる。 森が怪しいと考えたカヴァナーは、それをヘネシーに伝えて、部下を連れてその場に向かう。 クアンを見つけたカヴァナーだったが逃げられてしまい、森に詳しいショーンに任せることをヘネシーに提案する。 ロンドン。 そこにヘネシーから電話が入り、ブロムリーの条件を飲むと言われたショーンは、クアンの行動を知らされて特殊部隊員だと考える。 それに対処することをヘネシーから指示されたショーンは、戻ることを伝える。 ショーンから、次回のテロで爆破が起きれば、コード名で裏切り者が分かると言われたメアリーは、夫がそれで終るか彼に尋ねる。 弟を殺した犯人が分かっていても手を下さなかった夫を恨んでいることを、メアリーはショーンに伝える。 傷を負ったクアンは、タイの海賊に娘を連れ去られ、妻も傷つけられた際の悪夢が甦る。 デイヴィスからクアンの情報を知らされたヘネシーは、彼がベトナム共和国陸軍特殊部隊の破壊工作員で、ベトコンであったことなどを確認する。 現れたマクグラスと話したヘネシーは、爆弾が消えていることを追及する。 ヘネシーは、正しく管理していると言うクアンを捕えるつもりのマクグラスから、昔の自分に戻り兵士を指揮するべきだと意見される。 今こそイギリスを叩くべきだと言われたヘネシーは、大衆を目覚めさせることが目的で銀行を狙うのは指示したものの、犠牲者を出してしまったマクグラスを非難する。 マクグラスは、きれいごとを言うヘネシーに、テロを選挙に利用し私欲のために行動し変わってしまった自分を恥じるべきだと伝える。 昔の自分に戻れるはずがないと言うへネシーから脅されたマクグラスは、仲間を説得してみろと伝えてその場を去る。 ヘネシーは、自分がメアリーをホテルに避難させたと言っていたマクグラスが、彼女の居場所を知っていたことを不思議に思う。 その後ヘネシーは、愛犬を眠らせ銃を奪ったクアンが忍び込んでいることに気づき、彼に銃を向けられる。 爆弾を身につけているクアンは、ヘネシーを脅して犯人が誰か尋ねる。 UDIを語る者で誰かは知らないと言うヘネシーは、犯行に使った爆薬が、かつてクアンも扱った”セムテックス”であることを確認する。 ヘネシーは、納得しないクアンに、実行犯に罠を仕掛けたので、犯行声明を出すためのコード名で、爆弾の管理者名が自分に知らされることにしてあると伝える。 24時待つと伝えたクアンは、その場を去る。 ブロムリーは、監視カメラの解析で爆破現場のバイクの男の手のヤケド痕が分かり、データベースで犯人を特定できることを知る。 その後、テロリスト一味だったマギーことサラ・マッケイは、爆弾を仕掛けてバスを降りる。 暫くしてバスは爆破され、多くの死傷者を出す。 到着したショーンは、爆破事件のことをヘネシーと話し、クアンを見つけるために森に向かう。 ヘネシーはブロムリーに電話をするものの、今回の爆破の犯行声明は来たが、コード名を言わなかったことを知る。 愉快犯だと考えたヘネシーだったが、テロリストと確信するブロムリーは、犯人かヘネシーがウソをついていると考える。 ヘネシーから、計画を知っているのは自分とショーンだけだと言われたブロムリーは、どちらかが裏切り者だと考えながら、連絡を待つことになる。 今回の爆破事件のことでデイヴィスから非難されたヘネシーは、爆弾騒ぎが収まれば、首相が恩赦を認める可能性があると知るものの、対処しようがなく動揺する。 48時間後に落下傘部隊が向かうことをヘネシーに話したデイヴィスは、これ以上、自分にはどうにもできないと言ってローマに向かうことを伝える。 窮地に立たされたヘネシーは、メアリーがショーンと密会し、マクグラスに電話をしたことを知る。 ノートパソコンのバッテリー爆弾が完成し、各国保安担当者が集まる会議がローマで行われ、それに出席するデイヴィスが搭乗する便に仕掛けられることになり、サラが行動を開始する。 手のヤケドからパトリック・オライリーの名前が判明し、実行犯と断定したブロムリーは、彼がマクグラスと接触し、バスから降りた女も特定したことを首相に伝える。 ブロムリーからの連絡を受けたヘネシーは、裏切り者はマクグラスであり、こちらに向かっていると言われ、上空のヘリコプターで待機する隊員が、30分後に彼を拘束することを知らされる。 自分の身も危険だと言われたヘネシーは、犯人全員の名前とアジトの情報提供を要求される。 ヘネシーは、到着したマクグラスの部下と森に向かうようカヴァナーに指示する。 マクグラスに銃を向けたヘネシーは、バス爆破の件で彼を非難し、実行犯とアジトの場所を聞き出そうとして脅し、脚を撃つ。 マギー/サラが犯人だったことを知ったヘネシーは、もう一度マクグラスの脚を撃ち、同志が捕らえられれば彼女が自分の名を出すことになっていると言われるものの、すべてテロ対策指令部に知られていると伝える。 メアリーのことを尋ねたヘネシーは、死んだ弟のことで自分を恨んでいると言われ、彼女から相談され手を組んだことを知り、マクグラスを射殺する。 イアンと愛し合ったサラは、ローマ行きの便に乗る彼のパソコンのバッテリーを爆弾を仕掛けたものと入れ替える。 ヘネシーからマクグラスの件を知らされたショーンは、クアンを片付けるよう指示される。 ショーンに気づいたクアンは、彼と格闘になる。 ヘネシーは、犯人が分かったことをブロムリーに伝える。 ショーンを叩きのめしたクアンは、彼を拘束して話をする。 ファンを殺したオライリーのことなどを聞き出したクアンは、ショーンも家族を失ったことを知り彼を解放する。 戻ったショーンに、メアリーを監視させてたことなどを話したヘネシーは、彼女とマクグラスが通じて実行犯につながっていたと伝える。 自分がメアリーに利用されていたことをヘネシーから知らされたショーンは、マクグラスを埋めるよう指示される。 最後に頼む仕事があるとショーンに伝たヘネシーは、その後はニューヨークに戻るようにと伝える。 テロリストのアジトはテロ対策指令部により監視され、ガス設備の作業員に扮したクアンは建物に侵入する。 イアンは、パソコンを疑われることなく搭乗手続きを済ます。 テロ対策指令部の隊員は行動を開始し、アパートの管理人のテイラー夫人(ロベルタ・テイラー)が、クアンを連れて犯人の部屋に向かい、ガスの点検だと伝える。 クアンを中に入れた犯人らは、彼の作業道具を確認しようとする。 ヤケド痕のオライリーに気づいたクアンは、隠していた武器を使い犯人と銃撃戦になる。 オライリーらを殺したクアンはその場から脱出し、突入した隊員は、傷を負ったサラだけが生存していることをブロムリーに伝える。 サラを拷問して首謀者と次の爆破を吐かせようとした隊員は、ローマ行きの便に搭乗するイアンのパソコンのことを聞き出す。 警官が自分を捜していることを知ったイアンは、パソコンを奪われる。 パソコンを運んだ警官は、それを投げ捨てて安全な場所で爆破させ、犠牲者がでる惨事は免れる。 ブロムリーは、60代の中国人がアジトを襲ったという報告を受け、指示を受けた現場の隊員はサラを射殺する。 その後ブロムリーは、クアンを指名手配する。 ヘネシーは、爆破される予定の便に乗る予定だったデイヴィスからの連絡を受ける。 ”マギー”との関係とマクグラスのことを、ブロムリーらの前でヘネシーに話すデイヴィスは、政治活動の継続を首相が了承して恩赦も出ることを知らせ、指示に従うことを強要する。 メアリーは、現れたショーンに射殺される。 現れたクアンから、実行犯サラとの密会の写真を見せられたヘネシーは、首謀者だと言われるものの、犠牲者が出るはずではなかったと伝える。 ヘネシーに写真をネット上に公開させたクアンは、テロリストであることが世界中に知られると伝えてその場を去る。 クアンが戻ったことを知ったラムは喜び、彼を抱きしめる。 その様子はテロ対策指令部に監視され、報告を受けたブロムリーは、借りのある彼に対し、これ以上の行動を取るつもりはなかった。
副首相のリアム・ヘネシー(ピアース・ブロスナン)は、愛人のマギー・ダン(チャーリー・マーフィ)と過ごしていた。
...全てを見る(結末あり)
リチャード・ブロムリー警視監(レイ・フィアロン)は、爆破現場の監視カメラ他に映るバイクの不審者の報告を受ける。
フェリーで到着したクアンは、下宿を探す。
ブロムリーに接触したショーンは、爆破事件を仲間の仕業と疑われ、それを否定する。
メアリーのホテルに向かったショーンは、関係を持っていた彼女と愛し合おうとする。
*(簡略ストー リー)
ロンドン。
中国料理店を経営する中国人移民のクァン・ノク・ミンは、テロにより最愛の娘ファンを亡くす。
過去と今回の悲劇により妻子を失ったクアンは絶望し、捜査が進まない中、独自で犯人を見つけようとする。
ベトナム共和国陸軍特殊部隊員だったクアンは、そのスキルを活かし、犯人と思われる北アイルランドのテロリストを見つけるため、副首相のヘネシーに接触するのだが・・・。
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1992年に発表された、スティーヴン・レザーの小説”The Chinaman”を基に製作された作品。
スリラー作家スティーヴン・レザーの原作を基に、イギリスと北アイルランドの対立の末に起きたテロの犠牲となった娘の復讐を果たそうとする男の孤独な戦いを描くアクション・スリラー。
”北アイルランド問題”が物語のキーポイントであり、テロリスト内部のイギリスに対する考えの相違などが複雑に描かれている。
マーティン・キャンベルが、製作を兼ねるジャッキー・チェンとピアース・ブロスナンと組んだことで話題になった作品ではあるが、やや荒唐無稽なご都合主義的な内容が気になる。
北米興行収入は約3400万ドルに留まるものの、全世界では約1億4500万ドル(中国市場で8100万ドル)のヒットとなった。
最愛の娘を失い復讐を誓う元特殊作戦部隊員を熱演するジャッキー・チェン、元テロリストであるもののイギリスとの和平の架け橋となる北アイルランド副首相のピアース・ブロスナン、その警護官であるマイケル・マケルハットン、主人公のレストランを共同経営しながら彼を支えるリウ・タオ、ヘネシー(ピアース・ブロスナン)の愛人となり利用するテロリストのチャーリー・マーフィ、テロに絡んでいたヘネシーの妻オーラ・ブラディ、主人公の娘ケイティ・ルング、ロンドン警視庁テロ対策指令部警視監のレイ・フィアロン、ヘネシーの同胞でテロの黒幕ダーモット・クロウリー、ヘネシーの甥であるテロリストのロリー・フレック・バーン、ヘネシーとの交渉役であるイギリス政府閣僚リア・ウィリアムズ、テロ対策指令部の刑事ピッパ・ベネット=ワーナー、MI5の尋問官サイモン・クンツ、テロに利用されるジャーナリストのルーファス・ジョーンズ、爆破テロ実行犯ニール・マクナミー、テロリストのアジトであるアパートの管理人ロベルタ・テイラーなどが共演している。