堅物のキャリアウーマンが恋人の家に招かれオープンな家族の雰囲気に溶け込むことができずに苦悩する姿を描く、主演サラ・ジェシカ・パーカー、クレア・デインズ、ダイアン・キートン、クレイグ・T・ネルソン、ダーモット・マルロニー、レイチェル・マクアダムス他共演、監督、脚本トーマス・ベズーチャによるラブ・ロマンス&ヒューマン・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:トーマス・ベズーチャ
製作総指揮:ジェニファー・オグデン
製作:マイケル・ロンドン
脚本:トーマス・ベズーチャ
撮影:ジョナサン・ブラウン
編集:ジェフリー・フォード
音楽:マイケル・ジアッチーノ
出演
サラ・ジェシカ・パーカー:メレディス・モートン
クレア・デインズ:ジュリー・モートン
ダイアン・キートン:シビル・ストーン
クレイグ・T・ネルソン:ケリー・ストーン
ダーモット・マルロニー:エヴェレット・ストーン
レイチェル・マクアダムス:エイミー・ストーン
ルーク・ウィルソン:ベン・ストーン
タイロン・ジオラダーノ:サッド・ストーン
ブライアン・J・ホワイト:パトリック・トーマス
エリザベス・リーザー:スーザン・ストーン・トルースデール
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2005年製作 103分
公開
北米:2005年12月16日
日本:2006年7月15日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $60,061,760
世界 $92,283,850
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
キャリア・ウーマン、メレディス・モートン(サラ・ジェシカ・パーカー)は、クリスマス休暇に、恋人のエヴェレット・ストーン(ダーモット・マルロニー)の実家に招かれる。
大学教授の父ケリー(クレイグ・T・ネルソン)、母シビル(ダイアン・キートン)が待つストーン家に、家族が集まってくる。
そして、気さくな家族の元に、緊張したメレディスを連れてエヴェレットが到着する。
メレディスは、家族にぎこちない挨拶を始めるのだが、すぐさま嫌われていると思い込む。
スーツを着込み堅苦しい話を続けるメレディスに、家族は呆気にとられ、エヴェレットの妹エイミー(レイチェル・マクアダムス)は、ゼスチャー・ゲームで彼女をからかってしまう。 エヴェレットに慰められるメレディスだったが、翌朝、ついに彼女はエイミーにかみついてしまう。 エイミーは、何食わぬ顔でメレディスをあざ笑い、彼女は家を出てホテルに移ろうとして、エヴェレットも怒りを露にして家族を非難する。 エヴェレットの弟ベン(ルーク・ウィルソン)は、メレディスに同情する。 父ケリーは、メレディスのために我が家を訪れることになった、彼女の妹のジュリー(クレア・デインズ)を温かく迎えようとする。 しかし、母シビルは、祖母から受け継がれた指輪をメレディスに渡すことを拒否することをエヴェレットに伝え、再び彼の怒りを買う。 それでもメレディスは、ストーン家の役に立とうと少しずつ努力をする。 エヴェレットは、ゲイの弟のサッド(タイロン・ジオラダーノ)と結婚指輪を買いに行くが、彼に結婚は止めるべきだと言われてしまう。 陽気なストーン家だったが、実は、母シビルは乳癌を患い、かなり病状が悪化していたのだ。 それに気づいたスーザン(エリザベス・リーザー)や家族は悲しむが、シビルは、それをクリスマスまでは秘密にするよう、夫ケリーに伝えていたのだった。 エヴェレットとサッドはジュリーを迎えに行き、バスから降りる時に転倒してしまった彼女を、自宅で家族が介抱する。 ハッキリものを言うジュリーは、メレディスと違い家族に一目置かれる存在となる。 夕食の最中、サッドと恋人パトリック(ブライアン・J・ホワイト)に失言してしまったジュリーだったが、悪気もなく飾り気のない彼女は、益々家族に好かれる。 しかし、理屈をまくし立てるメレディスの失言に、さすがのエヴェレットも異論を唱えようとして、夕食の席は険悪な雰囲気になってしまう。 家を飛び出したメレディスを追ったのはベンで、車で自爆して最悪の状態の彼女を優しく労わり、バーに連れて行きリラックスさせる。 メレディスとベンは意気投合してしまい、2人を捜しに出たエヴェレットとジュリーは心を通わせ、やがて恋に落ちてしまう。 そしてシビルは、メレディスが、エヴェレットの運命の女性ではないと感ずることを夫ケリーに伝える。 クリスマスの朝、ケリーは、ベンのベッドにいたメレディスに気づいてしまう。 その後、シビルは祖母から伝わる指輪をエヴェレットに渡して癌の再発を伝える。 エヴェレットは母を抱きしめ、シビルは、当に欲しいものをみつけるようエヴェレットに助言する。 朝食の際エヴェレットは、ジュリーにシビルから受け取った指輪をはめてみる。 その指輪はジュリーの指にぴったりで、そして、それが外れなくなり、彼女は動揺する。 メレディスは、ベンのしたことに腹を立て、ジュリーの指輪を見て驚くが、昨晩のベンとのことを恥じてしまう。 その後、メレディスとベンのことが家族にばれてしまうが、家族のために用意した彼女のプレゼント、エイミーを妊娠中のシビルのポートレートに皆が感激する。 そして、メレディスは、エヴェレットとは結婚しないことを伝え、彼がジュリーに惹かれていることを知る。 侮辱を受けたと悲観するメレディスは、自分がベンと寝てしまったことを告白するが、彼はそれを否定する。 混乱したメレディスは、その場から立ち去る。 その瞬間、シビルやエイミーはメレディスを気遣い始めて、エヴェレットはベンを責め、家の中は大騒動になってしまう。 ジュリーの指輪は外れて、そして彼女は姿を消してしまいエヴェレットはそれを追う。 ようやく落ち着いたメレディスとベンは愛を確かめ合い、エヴェレットはジュリーを見つけ、大晦日に再会することを約束する。 1年後のクリスマス。
...全てを見る(結末あり)
再びストーン家に人々は集まり、飾られたツリーの横には、今はなきシビルの写真が飾られていた。
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
キャリア・ウーマンのメレディス・モートンは、クリスマス休暇に、恋人のエヴェレットの実家に招かれる。
大学教授である父ケリー、母シビルらが待つストーン家に、気さくな家族が集まり、緊張を隠せないメレディスとエヴェレットも到着する。
神経質なメレディスは家族に馴染めず、自分が嫌われていると思い込む。
そして、エヴェレットの妹エイミーにからかわれたメレディスは、ついにキレてしまう。
家族の態度を非難するエヴェレットだったが、弟ベンは、メレディスに同情して、彼女のために、妹ジュリーが訪れることになるのだが・・・。
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ロマンチック・コメディ風に始まるストーリーは、中盤から母親の病気の再発で、一気に深妙な雰囲気になり、さらに終盤は、家族内で大いにもつれる恋愛劇が展開する。
ラストでは、クリスマスが舞台の物語なだけに、一旦はギクシャクした家族の絆が、一枚の写真で固く結ばれていくという、心温まるファミリー・ドラマに仕上がっている。
多くの出演者の人物像を、それぞれ丁寧に描写しながら、人間の醜さや優しさを微妙なタッチで描き、角が立ちそうで結局は丸く収まる、よくあるパターンのストーリーではあるが、十分に楽しめる作品。
かなり平均的に描かれている出演者の中で、ぎこちない家族への接し方が、実に”才女”らしいサラ・ジェシカ・パーカーの熱演は際立ち、ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル/コメディ)にノミネートされた。
その妹で、型破りな感じで登場するが、姉の恋人に愛されてしまい、その後はしおらしくなってしまう、忙しい役のクレア・デインズ、家族の中心であり、愛を一心に受け、そして与えようともする母ダイアン・キートン、夫のクレイグ・T・ネルソン、婚約者を家に招待する息子ダーモット・マルロニー、その恋人をいびる妹レイチェル・マクアダムス、ルーズなようでなかなかのナイスガイの弟、ルーク・ウィルソン、ゲイの弟タイロン・ジオラダーノ、その恋人ブライアン・J・ホワイト、妹のエリザベス・リーザーなどが共演している。