最愛の妻を事故で亡くし2歳の息子の育児に追われる売れない俳優の厳しい現実を描く、製作、監督、脚本、主演マーク・ウェバー、シャニン・ソサモン、アマンダ・セイフライド、マイケル・セラ、マイケル・アンガラノ、ジェイソン・リッター他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:マーク・ウェバー
製作
マーク・ウェバー
エリザベス・デストロ
マット・スプレイグ
脚本:マーク・ウェバー
撮影:パトリス・ルシアン・コシェット
編集:スヴェン・ページ
音楽:ピア・カイザー
出演
マーク:マーク・ウェバー
アイザック:アイザック・ラヴ
リディア:シャニン・ソサモン
アマンダ:アマンダ・セイフライド
ジィソン:ジェイソン・リッター
オーブリー:オーブリー・プラザ
ジョスリン:ジョセリン・ドナヒュー
エヴリン」:フランキー・ショウ
本人:マイケル・セラ
本人:マイケル・アンガラノ
本人:アリア・ショウカット
本人:サラ・ラモス
本人:マイケル・バコール
アメリカ 映画
配給 Variance Films
2012年製作 92分
公開
北米:2013年3月1日
日本:未公開
製作費 $9,340
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
俳優として芽がでないマーク(マーク・ウェバー)は、最愛の妻エヴリン(フランキー・ショウ)を事故で亡くし、2歳の息子アイザック(アイザック・ラヴ)の子育てに追われる日々を送っていた。
アイザックを連れてオーディションを受けるマークは、主演のアマンダ(アマンダ・セイフライド)に相手をしてもらい、彼女に感謝する。
育児とオーディションで疲労困憊の日々が続くマークは、エヴリンの墓参りをしながら、アイザックがここに来る理由はまだ分からないと彼女に語りかける。
それが辛くてたまらないマークは、力を与えてほしいとエヴリンに伝える。
そんなマークは、アイスクリーム・ショップで見かけたリディア(シャニン・ソサモ)が気になる。 家をシェアしているティムとレイに話したマークは、受けたオーディションがいい感触なので、今週末までには借りた金をいくらか返せることを伝える。 俳優で友人のジェイソン(ジェイソン・リッター)に会うために撮影現場に向かったマークは、金を貸してくれた彼に感謝する。 遊戯施設でアイザックを遊ばせようとしたマークは、その場にいたリディアから声をかけられ、彼女が経営者だと知り、楽しい時間を過ごす。 車がレッカーされてしまったことに気づいたマークは、それをリディアに伝えて、送ってもらうことになる。 妻の話などになったマークは、今はいないことをリディアに伝え、彼女は気の毒に思う。 レッカーされた車を引き取ろうとしたマークは480ドルを請求され、仕方なくそれを払い家に戻る。 数日後、リディアの家に招待されたマークとアイザックは、彼女と娘のベベルに歓迎される。 4人は食事をして、年上のベベルはアイザックと楽しく過ごっす。 ベベルとアイザックを寝かせたマークとリディアは、愛し合おうとする。 マークから結婚してほしいと言われたリディアは、少し待ってほしいと言われる。 動揺して後悔したマークは、アイザックを連れて帰るとリディアに伝える。 翌日、ペットショップに向かい、アイザックに金魚を一匹選ばせて買ったマークは、名前を”パパ”にすると言われる。 その後、アイザックから、名前を”ママ”にすると言われたマークは複雑な気持ちになる。 ベビーシッターを雇い、マイケル・セラの家のパーティーに向かったマークは、その場にいたマイケル・アンガラノに迎えられる。 酒を飲みマリファナを吸ったマークは、現れた元恋人のジョセリン(ジョスリン・ドナヒュー)と二人で話す。 いい雰囲気になったジョセリンだったが、マークに子供がいることを知り、寄りを戻す気にならなくなったと言ってその場を去る。 寝過ごしてしまったマークは、翌朝、家に戻り、ベビーシッターに謝罪する。 リディアに電話をしたマークは、先日のことを謝罪して会ってほしいと伝える。 公園の遊び場でリディアに会ったマークは、アイザックが1歳の時に妻が事故死したことを話す。 マークの気持ちを察したリディアは彼を抱きしめ、まだ立ち直れないと言われる。 そのため、自分には関わらない方がいいと、マークはリディアに伝える。 その夜、居間のソファで眠っていたマークは、ティムとレイに起こされ、部屋を貸すことになったので月末までに出て行ってほしいと言われる。 酷過ぎると言って二人を批判したマークは、嫌がるアイザックを連れて車で出かける。 外で寝ようとしたマークだったが、家に戻りアイザックをソファで眠らせる。 金魚鉢の水を捨ててしまったマークは、金魚がもがくために水を入れる。 しかし、金魚は死んでしまい、後悔したマークは涙しながら眠っているアイザックに寄り添う。 翌日、金魚が死んだことをアイザックに話したマークは、生きることと死ぬことを教える。 紙袋で作った”棺”の中に金魚を入れたマークは、アイザックを連れてエヴリンの墓に向かう。 マークとアイザックは、金魚を埋めてその場を去る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス。
俳優として芽が出ないマークは、最愛の妻エヴリンを事故で亡くし、2歳の息子アイザックの育児とオーディションに追われる日々を送っていた。
エヴリンのことをアイザックに話せないマークは、立ち直れないまま辛い思いを抑えるしかなかった。
そんな、日々の暮らしが精一杯のマークは、遊戯施設を経営するリディアと知り合い、彼女と親交を深めるのだが・・・。
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最愛の妻の死の悲しみを乗り越えられない売れない俳優が、母親の死を理解できない2歳の息子の育児に追われながら、苦しい現実に直面する姿を描いた作品。
俳優としてキャリアを積むマーク・ウェバーが、製作と脚本を兼ねて自ら主人公を演ずる意欲作であり、妻の死と生活苦の中で子育てをしなければならない、売れない俳優の思いを切実に描くドラマに仕上がっている。
2歳の息子役のアイザック・ラヴは、当然、演技をしているわけではないため、マーク・ウェバー他の俳優が彼に合わせていることを考えると、撮影には苦労したと思われる。
無邪気なアイザックの自然な振る舞いが、悲しみを隠そうとする主人公の苦悩を際立たせる効果をあげている。
悲しみに耐えながら愛する息子を育てる売れない俳優マーク・ウェバー、母親の死を知らないまま父と過ごす日々を送るアイザック・ラヴ、主人公と親交を深める女性シャニン・ソサモン、俳優のアマンダ・セイフライド、主人公の友人で俳優のジェイソン・リッター、主人公の友人である本人役のマイケル・セラ、彼のパーティーの出席者で主人公の元恋人ジョセリン・ドナヒュー、パーティーの出席者オーブリー・プラザ、マイケル・アンガラノ、アリア・ショウカット、サラ・ラモス、マイケル・バコール、主人公の妻フランキー・ショウなどが共演している。