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ある公爵夫人の生涯 The Duchess (2008)

イングランドの実力者である貴族デヴォンシャー公爵夫人ジョージアナ・キャヴェンディッシュのスキャンダラスな人生を描く、主演キーラ・ナイトレイレイフ・ファインズシャーロット・ランプリングドミニク・クーパーヘイリー・アトウェル他共演、監督ソウル・ディブによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

レイフ・ファインズ / Ralph Fiennes / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ソウル・ディブ

製作総指揮
フランソワ・イヴェルネル
キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン

デヴィッド・M・トンプソン
キャロリン・マークス・ブラックウッド
アマンダ・フォアマン

製作
ガブリエル・ターナ

マイケル・クーン
原作:アマンダ・フォアマン”Georgina, Duchess of Devonshire”
脚本
ソウル・ディブ

ジェフリー・ハッチャー
アナス・トーマス・イェンセン
撮影:ギュラ・パドス
編集:マサヒロ・ヒラクボ
美術・装置
マイケル・カーリン

レベッカ・オールウェイ
衣装デザイン:マイケル・オコナー

音楽:レイチェル・ポートマン

出演
ジョージアナ・キャヴェンディッシュ/デヴォンシャー公爵夫人キーラ・ナイトレイ

ウィリアム・キャベンディッシュ/デヴォンシャー公爵レイフ・ファインズ
レディ・スペンサー:シャーロット・ランプリング
チャールズ・グレイドミニク・クーパー
レディ・エリザベス・フォスターヘイリー・アトウェル
チャールズ・ジェームズ・フォックスサイモン・マクバーニー
リチャード・ブリンズリー・シェリダンエイダン・マクアードル
グレイ将軍:ジョン・シュラプネル
ヒートン:アリスター・ペトリ
ネヴィル医師:パトリック・ゴッドフリー
ジェームズ・ヘア卿:リチャード・マッケーブ

イギリス 映画
配給
パラマウント・ヴァンテージ

BBC Films
パテ
2008年製作 110分
公開
イギリス:2008年9月5日
北米:2008年9月5日
日本:2009年4月11日
製作費 £13,500,00
北米興行収入 $13,848,980
世界 $43,306,330


アカデミー賞 ■
第81回アカデミー賞

・受賞
衣装デザイン
・ノミネート
美術賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1774年4月、イングランドオルソープ領地。
伯爵ジョン・スペンサーの娘ジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)は、母レディ・スペンサー(シャーロット・ランプリング)が決めた、国内一の実力者の貴族ウィリアム・キャベンディッシュ/デヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)との結婚を知らされる。

ロンドン
ウィリアムジョージアナは、祝福されながら挙式を済ませ広大なデヴォンシャー邸に向かう。

まず、世継ぎとなる男子を産むことを義務付けられているジョージアナだったが、何においても無関心なウィリアムについての愚痴を、母親にこぼす。

そんなジョージアナは、ウィリアムが他の女を抱いていることを知り、さらに、愛人に産ませた子の面倒を見させられることになる。

既に妊娠していたジョージアナは、愛人の子を育て、母親になる準備をするようウィリアムに命ぜられる。
...全てを見る(結末あり)

そして、ジョージアナは無事出産するのだが、産まれたのは女の子で、ウィリアムはそれに失望する。

6年後、バース
保養のため訪れたこの地のあるパーティーで、ウィリアムと言葉を交わしたレディ・エリザベス・フォスター(ヘイリー・アトウェル)に声をかけたジョージアナは、夫が浮気をしているという彼女に親しみを感じる。

後日、エリザベスと再会したジョージアナは、既に二人目の女の子も産まれていたのだが、彼女が男の子三人の母親だと知り、自分は、男子が二人死産だったことを伝える。

エリザベスが、夫に虐げられ、子供達にも会えない状態だと知ったジョージアナは、ウィリアムに、彼女をロンドンの屋敷に滞在させる許可を得る。

あるパーティーで、旧知の仲のチャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)に再会したジョージアナは、自分が彼に引かれていることをエリザベスに見抜かれてしまう。

ジョージアナは、政治家でホイッグ党に所属するチャールズを支援し、二人は愛を確かめ合う。

屋敷に戻ったジョージアナは、ウィリアムエリザベスと愛し合ったことを知り、唯一の慰めまでも奪った夫を責めて罵倒する。

ジョージアナは、エリザベスを追い出すようウィリアムに要求するが、彼にそれを拒まれてしまう。

苦しい胸の内を母親に話したエリザベスだったが、彼女はあくまで良妻を装うよう助言される。

エリザベスから、子供達に会うために仕方なくしたことだとの弁明を受けたジョージアナだったが、彼女はそれを受け入れられなかった。

その後、チャールズとの密会を始めていたジョージアナは、ウィリアムエリザベスの関係を許す条件として、自分のチャールズへの愛を認めるよう提案する。

それを許さないと言うウィリアムは激怒し、エリザベスまでも侮辱して強引にジョージアナを抱き、世継ぎを産み、自分に従うよう告げる。

そして、ついに男子を産んだジョージアナは、ウィリアムの留守中に、エリザベスの手引きでチャールズと関係を持ってしまう。

保養地のバースで、その後も密会を続けたジョージアナは、それを知ったウィリアムに、国内からチャールズを追放し、子供達にも会わせないと言われ、彼と別れることを強要される。

ジョージアナはそれを拒み、母親からも見放されてしまうものの、娘達からの手紙を読み、チャールズを諦めて屋敷に戻る。

チャールズは、デヴォンシャー邸に押し入りジョージアナへの愛を伝えるが、彼女は子供達との生活を選ぶことを告げるしかなかった。

ジョージアナチャールズの子を身篭り、田舎で出産することになり、それにエリザベスが付き添うことになる。

産まれた子供は、チャールズの父グレイ将軍(ジョン・シュラプネル)に託され、ジョージアナはその子を”イライザ”と名付けるよう将軍に伝える。

その後ウィリアムは、長年のジョージアナへの態度を彼女に謝罪し、全ての悪い噂を払拭するために、パーティーに出席することを提案する。

ジョージアナは、周囲の注目を浴びながらチャールズと再会し、彼が婚約することと、イライザが、姪として育てられていることを知る。
__________

ジョージアナは社交界に復帰し、時代を先導する女性であり続けた。

チャールズ・グレイは後に首相に就任し、デヴォンシャー公爵エリザベスは、その後も共同生活を続け、ジョージアナの死後に結婚する。

ジョージアナは、お忍びで娘イライザに会い、彼女は自分の娘を”ジョージアナ”と名づけた。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
伯爵ジョン・スペンサーの娘ジョージアナは、17歳で、イングランド一の実力者の貴族ウィリアム・キャベンディッシュ/デヴォンシャー公爵の元に嫁ぐ。
良縁に夢と希望を抱き、広大な大邸宅での生活を始めたジョージアナだったが、夫ウィリアムは、世継ぎとなる男子を産むことだけを彼女に望んだ。
ウィリアムは屋敷内で愛人を抱き、その子供までもジョージアナに押し付け、彼女の苦悩の日々は続く。
その後、ジョージアナは妊娠するものの女の子を出産し、ウィリアムはそれに失望する。
そんな時ジョージアナは、虐げられた生活を送り、子供達にも会うことができないレディ・エリザベス・フォスターと出会い意気投合する。
ジョージアナは、エリザベスを屋敷に滞在させることを考えウィリアムに許可を得る。
そんな時、ジョージアナはかつて心を寄せていた、政治家となったチャールズ・グレイと再会し、今でも彼に惹かれていることをエリザベスに見抜かれてしまう・・・。
__________

1998年に発表された、アマンダ・フォアマンによる、デヴォンシャー公爵夫人の伝記小説”Georgina, Duchess of Devonshire”を基に製作された作品。

ダイアナ元皇太子妃の直系祖先にあたる初代スペンサー伯爵/ジョン・スペンサーの娘であり、社交界、そしてイングランドのその時代の女性の先導者でもあったデヴォンシャー公爵夫人の人生を描く、人間ドラマとしても見応えのある作品。

広大なデヴォンシャー邸や、優雅な社交界の様子、18世紀のイングランドの社会情勢や文化を映し出す映像も見所の一つだ。

その絢爛豪華な衣装デザインは圧巻で、第81回アカデミー賞で見事に同賞を受賞し、美術賞にもノミネートされた。

この世のものとは思えないような優雅な暮らしの裏に隠される孤独、高貴な立場であろうとも、女性としての喜びを得られない苦悩する主人公を、キーラ・ナイトレイは繊細に演じ、20代前半とは思えない円熟の演技を見せてくれる。

その主人公を操ろうとする、デヴォンシャー公爵を演ずる、実は親子ほど年が違うレイフ・ファインズの抑えた演技も注目だ。

主人公と同じような立場でありながら、逞しく生き抜き彼女を支えるレディ・エリザベス・フォスターを演ずるヘイリー・アトウェルも、印象深い演技を見せてくれる。

主人公の母親シャーロット・ランプリング、主人公と愛し合う、後の首相チャールズ・グレイ役のドミニク・クーパー、政治家チャールズ・ジェームズ・フォックスサイモン・マクバーニー、同リチャード・ブリンズリー・シェリダン役のエイダン・マクアードルなどが共演している。


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