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戦争の犬たち The Dogs of War (1980)

1974年に発表された、フレデリック・フォーサイスの小説”The Dogs of War”を基に製作された作品。
アフリカ某国の鉱山採掘権を支配しようとする者に雇われた傭兵達の戦いを描く、製作総指揮ノーマン・ジュイソン、監督ジョン・アーヴィン、主演クリストファー・ウォーケントム・ベレンジャーコリン・ブレイクリーポール・フリーマン他共演の戦争ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・アーヴィン

製作:ラリー・デウェイ
製作総指揮
ノーマン・ジュイソン

パトリック・J・パーマー
原作:フレデリック・フォーサイスThe Dogs of War
脚本
ゲイリー・デヴォア

ジョージ・マルコ
撮影:ジャック・カーディフ

編集:アントニー・ギブス
音楽:ジェフリー・バーゴン

出演
ジェイミー・シャノン:クリストファー・ウォーケン

ドリュー・ブレイクリー:トム・ベレンジャー
アラン・ノース:コリン・ブレイクリー
ロイ・エンディーン:ヒュー・ミレー
デレク・ゴールドウィン:ポール・フリーマン
ミシェル・クロード:ジャン=フランソワ・ステヴナン
ジェシー・シャノン:ジョベス・ウィリアムズ
大尉:ペドロ・アルメンダリスJr.
ロックハート船長:ロバート・アークハート
オコーヤ医師:ウィンストン・ヌシュナ
セコウ・ボビー大佐:ジョージ・ハリス
テリー:エド・オニール
税関員:オルー・ジェイコブズ
ガブリエル・デクスター:マギー・スコット
撮影クルー:ジム・ブロードベント

パーティーの客:ヴィクトリア・テナント

アメリカ/イギリス 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1980年製作 102分
公開
北米:1981年2月13日
イギリス:1980年12月17日
日本:1981年3月28日
北米興行収入 $5,484,130


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1980年、中米
任務を終えた傭兵軍団のリーダー、ジェイミー・シャノン(クリストファー・ウォーケン)やドリュー・ブレイクリー(トム・ベレンジャー)らは、”DC-3”に乗り込んで混乱するその場から脱出する。

ニューヨーク
シャノンは、亡くなった戦友の子供の名付け親となり、ブレイクリーと共に洗礼に立ち会うが、未亡人からは、今後の付き合いを拒否される。

その後、イギリス人ビジネスマンのロイ・エンディーン(ヒュー・ミレー)の訪問を受けたシャノンは、アフリカ、ザンガーロの投資を考える彼から、革命が可能か、又はその可能性があるかの調査を依頼される。

シャノンは、報酬1万5000ドルの半額を前金で受け取る条件で依頼を受ける。
...全てを見る(結末あり)

野鳥観察家を装うためカメラを手に入れたシャノンは、現地に向かう。

ザンガーロ。
空港の税関員(オルー・ジェイコブズ)の取り調べを受けたシャノンは、ワインやタバコ、そして現金の一部を没収されて入国を許される。

首都クラレンスのホテルに向い部屋をとったシャノンは、現地のガイドに案内されて郊外の密林に向い町に戻る。

シャノンは、町角の撮影でトラブルを起こしたイギリスのドキュメンタリー映像作家アラン・ノース(コリン・ブレイクリー)と知り合う。

ノースとバーにいたシャノンは、軍の士官に探りを入れられるもののそれをかわし、ホテル経営者の娘ガブリエル・デクスター(マギー・スコット)から町の案内をすると言われる。

その後シャノンは、独裁者キンバ大統領がこの国を支配した経緯などをノースから知らされ、CIAだと疑われる。

翌日、ガブリエルに町を案内されたシャノンは、大統領が官邸には住まずに兵営で暮らし、クリスチャンであることなどを知らされる。

その夜、兵営に近づき見張りを倒し周辺を調べたシャノンは、翌朝、兵士に痛めつけられ、クラレンスに来た目的を聞かれる。

口を割らないシャノンは拘束され、大統領選に出馬した後に投獄されたオコーヤ医師(ウィンストン・ヌシュナ)の治療を受ける。

ガブリエルが大統領の女の一人であるが、裏切り者ではないことを知らされたシャノンは、その後、国外退去処分となる。

ニューヨーク
エンディーンの訪問を受けたシャノンは、報酬と報告書を交換し、クーデターの可能性を否定する。

キンバ大統領抹殺しか道がないと考えたエンディーンは、傭兵部隊による暗殺計画が可能かをシャノンに問う。

10万ドルの報酬を提示され復讐のチャンスだと言われたシャノンだったが、それを断りエンディーンを追い払う。

脚を洗う決意をしたシャノンは、別れた妻ジェシー(ジョベス・ウィリアムズ)に連絡してホテルに呼び、コロラドモンタナに住む考えがあることを伝える。

まともな仕事に就く考えのあるシャノンはジェシーを誘い、直ぐにでもその生活を始めるつもりがあることを伝える。

二人は愛し合い、今までのことなどについてを話し口論になり、結局ジェシーは、シャノンの説得に応ずることなくその場を去る。

帰宅したシャノンは、エンディーンに連絡を取り仕事を受けることを伝える。

ドリューと共に、仲間のテリー(エド・オニール)を誘いに行くものの断られたシャノンは、デレク・ゴールドウィン(ポール・フリーマン)とミシェル・クロード(ジャン=フランソワ・ステヴナン)に連絡を取る。

ロンドン
シャノンとドリュー、デレク、ミシェルは、計画の準備を始め、武器など調達する。

ノースに再会したシャノンは、自分に関わろうとする彼に危険だと言って警告する。

シャノンは、ノースが自分を尾行していることを知り、ドリューに追い払うよう指示する。

ノースに近づき話しかけたドリューだったが、殺し屋に命を狙われる。

殺し屋はノースを車で轢き殺し、ドリューはその男を捕える。

エンディーンは、キンバと共にザンガーロ独立時に戦った英雄セコウ・ボビー大佐(ジョージ・ハリス)とシャノンの会合をセッティングする。

シャノンは、現地で自分達に協力する兵士の確保を約束される。

それを拒んだシャノンは、自分達の手の内を明かさずにその場を去る。

大統領になる自分に服従しようとしないシャノンの態度を気にするボビーだったが、エンディーンは、作戦終了後に殺せばいいと助言する。

フランス
ミシャエルは、武器をドラム缶に隠してトラックで輸送する。

シャノンとドリューは殺し屋を拷問し、誰に雇われたのかを聞き出そうとする。

エンディーンは、やがて政権を握るボビーが契約にサインし、ザンガーロ全土のプラチナ鉱山の採掘権が手に入ることを、殺し屋の死体を確認しながら依頼主に電話で伝える。

スペインからロックハート船長(ロバート・アークハート)の船でアフリカに向かったシャノンらは、武器のチェックし、途中でザンガーロ人の一団を乗せる。

男達の武器の扱いなどを確かめたシャノンは、現地での作戦を説明する。

現地海域に到着し、ボートで岸に向い上陸したシャノンらは、クラレンスの町に入り兵営に近づく。

シャノンらは攻撃を開始して兵営に突入するが、ドリューは、見逃した女に背後から撃たれてしまう。

自分を拷問した士官を射殺したシャノンは、大金をブリーフケースに詰め込もうとするキンバを見つけて殺害する。

キンバの寝室にはガブリエルが隠れていたが、シャノンは彼女を確認しただけで立ち去る。

夜が明けて、ボビーとエンディーンを乗せたヘリコプターが到着する。

二人は、遅れて来たことをシャノンに非難され、大統領だと言うオコーヤがその場にいることに驚く。

エンディーンは、この国を買ったことを伝えるが、シャノンはボビーを射殺してその場を去る。

シャノンはドリュー乗せた車両に乗り、デレクとミシェルと共に兵営を離れる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
傭兵のジェイミー・シャノンは、アフリカの小国ザンガーロのプラチナ鉱山採掘権に投資する考えのあるイギリス人ビジネスマンのエンディーンから、15000ドルの報酬で国情の調査を依頼される。
野鳥観察家を装い、キンバ大統領の独裁政治下のザンガーロ入りしたシャノンは、軍に正体を疑われて痛めつけられ国外追放となる。
キンバ政権転覆が不可能だとエンディーンに報告したシャノンは、大統領抹殺を依頼される。
それを断り、足を洗い元妻ジェシーとの復縁を望んだシャノンだったが、彼女にそれを断られる。
エンディーンの依頼を受けることを決めたシャノンは、仲間であるドリュー、デレク、ミシェルと共にキンバ暗殺の準備を始めるのだが・・・。
__________

製作総指揮がノーマン・ジュイソンであり、フレデリック・フォーサイスの原作ということで、綿密に練られたサスペンスを大いに期待した作品。

しかし、これが劇場用映画デビューとなるジョン・アーヴィンの演出に切れもなく、緊迫感なども物足りない平凡な作品に終わってしまった。

主な舞台はアフリカの小国となっているが、ロケ地は中米ベリーズで行われ、撮影がジャック・カーディフというところは注目したい。
ニューヨークロンドンフランススペインなども登場しているのだが、ヨーロッパ各地の作戦行動の位置関係などが分かり難い。

ディア・ハンター」(1978)でアカデミー助演賞を獲得した直後であり、役者としては好演していると言えるクリストファー・ウォーケンだが、映画、ドラマとして考えると、歴戦の兵でタフな戦士役には無理があり、アクションよりも精神的に不安定な場面で彼の才能を発揮していると言える。

悪漢風の傭兵トム・ベレンジャー、ドキュメンタリー映像作家で、主人公の正体を追うコリン・ブレイクリー、謎の依頼人ヒュー・ミレー、傭兵ポール・フリーマンジャン=フランソワ・ステヴナン、主人公の元妻ジョベス・ウィリアムズ、冒頭に登場する傭兵ペドロ・アルメンダリスJr.、貨物船船長ロバート・アークハートアフリカ某国大統領選に出馬した医師ウィンストン・ヌシュナ、大統領の座を狙う大佐ジョージ・ハリス、作戦参加を断る傭兵エド・オニールアフリカ某国の税関員オルー・ジェイコブズ、大統領の愛人マギー・スコット、撮影クルーで若き日のジム・ブロードベント、パーティーの客ヴィクトリア・テナントなどが共演している。


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